横浜公園には今の「横浜スタジアム」がまだ
今より小さく「平和球場」と呼ばれ
伝説のロック・コンサートを行なった「野外音楽堂」
銀色の大きなかまぼこ型でボクシングや
美空ひばり・島倉千代子など歌手の公演を行なったりする
「フライヤージム」、武道場、噴水、チャペル。
懐かしの「ミルクホール」などがあり
(今で言う喫茶店でミルクやジュース、パンやお菓子が有りました)
今でも5月の末から6月にかけて「開港記念バザー」は
行なわれていますが、昭和30年代には公園の中より、
外の露天で買い食いしたり、当て物と言われたゲームで賞品を
取るのが楽しみで、女の子達はプロマイド屋に群がっていました。
当時、市役所の前の海側には、未だ空き地が広がっていて、
「お化け屋敷」「サーカス」、 2軒程の
「見世物小屋」が立てられていて。良く出口から入ったり、
覆い幕の隙間から
只入りをしていました。
「見世物小屋」は宣伝用の絵がオドロオドロシく
飾ってあって、呼び込みのオジさんが長い棒で絵を
指し示しながら、名調子の解説で
お客さんの興味を惹いていました!
「牛女のハナちゃ〜ん〜ゃ!お客様に御挨拶!」
すると幕の内側から若い女の子が顔だけ出して、
集まった人達に不気味に微笑みます?!?
「顔は人、下半身が牛の珍しい生き物だよ!」
「さぁ、さぁ~!入って見てご覧!」と誘います。
絵では牛に美女の顔が付いていますが、実物は現代では
絶対許されないハンディを持った人達が
「改造」されていたのです!「牛女」は着物の裾から見せる、
多分足の指を切り落とし、二つに割った「蹄」に見せた足です!
蛇の顔が美女の「へび女」は舌を二つに切られた女性です!
筋骨隆々の男が口から火を噴いている「ガソリン男」は
ジョニー・ウインターの様なアルピノの老人で
「今日は消防署がうるさくて、少しだけ!」などと
「おがくず」にガソリンをしみ込ませ口に含み火をつけ、
チョロチョロとした「火の粉」が飛ぶだけでした。
「井戸」にいる「人魚」は、
一番の「楽しい想い出?」です!
「井戸」の中間に水槽があって、その下に「ブラジャー」を着け、
「魚のズボン」をはいた女が「雑誌」や「灰皿」置いて、
海の中で不貞腐れて、たばこを一服しているのを目撃しました。
この時から「インチキ」とは言い切れない、こんな「世界」に
何か不思議で好感的な感覚を覚えました。
露天で羽織袴に刀を持った「がまの油売り」も凄いです!
絶対に苦情が来ない様な、ボロ服を着た子供を見つけ、
「イボやホクロもとれる!」とワセリンたっぷりの
「がまの油」を付け、布で覆った指で
強引にホクロを引き剥がしていたのです。
子供は痛くて顔を引きつらせていました。
ワセリンが付いていたので、血が出ない訳なのですが、
「がまの油」が、その後、売れるのです!