2008年5月31日

アルファブロガー

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ブログやったら人生何が変わる?
と質問を受け。

記事書かなきゃ!
って強制力が働くので
(好きで書いてるんだケド・・・)

日常の些細な出来事を凝視してみたり、
感情の起伏を普段より意識するようになりました。

自営をしている方は(会社内にいたとしても)、
自分のキャラやスキルをさらけ出せば、
営業ツールになる。かもと回答しつつ。
(サイトは静的な、ブログは動的な情報発信ツールとして)

嬉しい出会いのコトや、今回発見した
「その時代を生きていた実感」や「長々と説明できる」といった点も追加で。

11人の有名人気ブロガーとアフィリエイターが、
ブログを毎日続ける理由や、ブログの良いトコロ、
書くという行為で自分自身をハックすることや、
ネットの過去と未来について明かしてくれます。

皆さん、一言でいうと「面白いから」やっているようです。
結局やってみなきゃ、面白さはわからんと。

2005年(3年前)のアドバイスが中心ですが。
極東ブログのfinalvent(ふぁいなるべんと)氏は
これからブログをはじめる人にこう語る。

自分を見失わず、続けていくことだと思います。
人気が出たりすると、このネタは受けるのかとか、
こういう意見が支持されるのかとか、
あるいはこんな意見が期待されているとか、
そういう影響は受けると思うのですが、
それはやはりどこか自分を失っていく道のように思えます。

やってみないとわからないことが多いので、
とりあえずできるところまでやってみる。と行動を促す。

―――ブログを書き続けることにより何が得られるのでしょうか?

今という時代を生きていたなという実感
でしょう。
それと以前より社会の物事をクリアに見るようになると思います。

ウェブ担当もメールに始まり、メーリングリスト、掲示板、ホームページ作り、
SNS、ブログと一通りその時代の技術で遊んできたワケですが、
たしかに、後なって振り返ると、ツールのお陰でその時代を生きていたなという
実感が色濃く記憶に残っています。

マスメディア側にいて、表現の限界を感じていたR30氏は、
パブリックへ向け語ることについてこう話す。

やっぱり雑誌記者としてずっと思ってきたことなんですけど、
自分が物を書くことによって傷つく人が必ずいる、
っていうのを意識することかな。

自分の文章によって社会的地位を失ったり、お金を失ったりする人が出る。
自分が他人の人生を言葉一つで狂わせるかもしれない。
だから少なくともこれで誰かの人生が狂ったとしても、
「俺はこういう理由で書いたからそういうことが起こっても仕方がない」
と言えるだけの理論武装を持って書く
それがパブリックに書くということだと思います。

ブログに書く記事のジャンルは分散させた方がよいのか、
それとも、集中させた方がよいのか、
一つのジャンルを確立させた方がよいとも言われているが・・・

記事のジャンルに迷っている人は、
R30氏の「一人で編集長をやっている」概念がためになる。

意識的に複数のジャンルについての話を混ぜるっていう作業ですよね。
料理の話を書くときもあれば、政治の話を突っ込んでみたり、
人生論を語ってみたり。

要はバラエティがないと、メディアっていうのはある程度のマスを獲得できない。
読者からしても、自分が期待している記事と期待していなかった記事が
混ざって出てくるというところに、本当のメディアの快楽って
あると思うんですよね。

ブログは営業ツールになりうるのか?
磯崎哲也氏は自身の体験を語る

まったく見知らぬ人から突然仕事が舞い込んでくるケースが
増えたわけではないんです。
どういう現象が起きたかというと、知り合いの知り合いや、
一度名刺交換したくらいの方から仕事の話がくることが
非常に多くなったんですね。

というのは、私が一言では説明できない
「得体の知れない」仕事をやっているので(笑)、
ちょっと知ってる方でも、今までは「こいつは何をやっているんだ?」
とわからない部分があった。
それがブログによって「ああ、こいつはこういうことやってるんだ」とか
「こういう考え方をするやつなんだ」ということがわかってもらえるようになった。
「得体の知れない複雑なこと」を説明
するには、ブログは最高の媒体です。

軍人将棋と将棋を題材にして続ける。

専門家の仕事の本質的な部分がガラス張りになっていった場合に、
ビジネスにどういう変化が起こるのか、というのは、
非常に興味のあるところです。

磯崎さんが渡辺聡さんに教えてもらったという小話をからめ、
Googleで専門知識をサーチできる時代に
いったいどこで差別化をはかればいいのか、という話題。

アメリカのある相談サイトで法律部門の一番人気の回答者が
実は小学生だった。
っていうのがあったそうです。

(情報が)オープンになったら全員が同じ仕事ができるのかというと
そうではないですね。将棋は完全情報公開のゲームなのに、羽生名人と
四段の棋士では実力が雲泥の差なのと同じ現象が起こるのではないでしょうか。

一般の人がブログを書くという行為は、みなさん「人から人へ」の情報のオープン化
としてやってらっしゃるんだと思いますが、
もう一つ「人から機械へ」情報を移転していくという側面でもあります。

映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』、人形使いの台詞
「コンピュータの普及が記憶の外部化を可能にした時、
あなたたちはその意味をもっと真剣に考えるべきだった・・・」
について、今すぐ考え始めなければならないかもしれません。

ブログを楽しむ理由を、ミーム(模倣子、複製)にも話を振りながら

有名なリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』では、
生物が子孫を残すツールとして遺伝子を持っているんではなくて、
遺伝子が自分のコピーを残すための「乗り物」として生物の体を作っている
という考え方の転換が図られています。

遺伝子という名の生物(エイリアン)に、
乗り継がれて(乗り捨てられて)ゆくのか?

渡辺千賀さんがブログを始めた切っ掛け。

普段考えていること、感じていることが、
口頭では上手に伝えられない感じが常にありました。
いろいろと前提になることが私の中にあった上で、
特定の意見を言っているんですが、口で話すと最後の意見だけが
エキセントリックに相手に伝わってしまう感じ。

そうしたことを、書き文字という「長々と説明できる」
「読み手が自分のペースで理解しながら読んでくれる」という
メディアで伝えてみたい、とずっと思っていたので、そのためのツールが
ブログというイメージでした。

口ベタだったり、時間をかけて思考を煮詰めたい方に
つきまとう、もどかしい問題を解決するツールという位置づけ。

どういう読者を想定しているのか? という質問に対して

あんまり想定してないです。
せっかく誰にも文句を言われない
書きたいことが書ける自分のサイトなので、
他人のために書くのではなく、自分が面白いと思ったことを、自分が面白いと
思うように書くことにしています。

ITとバイオ、ヘルスケアを繋いで事業を立ち上げる渡辺さんが
もどかしい、歯がゆいと感じているコト

日本の企業の方、特に技術者の人たちは、
自社と他社を比較して考えたことがないことが多いので、
「あなたの会社の技術で、世界に誇れる点は何ですか?」
という、非常に基本的なセールスポイントを導き出すまでが結構大変なことです。

英語圏の(日常やブログに限らず)ディスカッション好きと
日本の相違点についての面白い切り口

「子供のころにじゃんけんを多用するか」が原因ではないか、
という仮説を私は持っているんですが(笑)。
「どちらがチャンネル権を持つか」という兄弟喧嘩でも、
最後はじゃんけんで決めませんでした?
でも、こっちの子供は、延々と「なぜ自分が見たいチャンネルを選ぶべきか」
と、へりくつをこね回して議論し続けます。
そういう訓練が、大人になってからのディスカッション力につながるのでは、と。

はてなの伊藤直也さんが、プログラミングやインターフェイスの開発、
サービス業の適性を見つめる。

「モテたい」ことと関係があるんじゃないかと(笑)。
モテたい人は他人からよく見えたいじゃないですか。
そうすると、自分がいいと思った服を着るんじゃなくって、
他の人がいいと思った服を着るようになる。

自分がいいと思うインターフェイスを作るんじゃなくって、
他人がいいと思うインターフェイスを作るとか。
格好良く言うと、人の立場に立って考える。
簡単に言うと、モテたい(笑)。

ユーザビリティに配慮したければ、
モテたいと強く願っている人材を配置すればイイわけだ。

「キーボードで悪口を打たない」のは鉄則です。
という信条の橋本大也さんが、ブログをはじめて気付いたこと。

メルマガは僕の方から送っているので、
相手の領域に入っている感じがして、
こちらに責任が生じるような気がします。
ときどきすごく真剣な口調で怒ってくる人もいて、
僕が読者と取りたい距離以上に、遠すぎたり、近すぎたりしていました。
一方通行で投げているだけだと疲れちゃいますが、
あまりに密接すぎるコミュニケーションも疲れます。

それに対してブログというのは、僕の書くものが読みたくなければ
読まなくていいわけだし。
そういう発信している側の気楽さが最初は面白かったです。
「見たい人は見てよ」っていうことですね。
やっぱり読者とのインタラクションがよい感じでないと、
続けるのは難しいと思います。

書評をまとめる秘訣も興味大ですが、
情報源の活用方法がこれまた面白い。

面白いものを見つけたときにも、試しそうなヤツにメッセンジャーで
「これいいよ!」と(試してもいないのに)送ったりして、
向こうが「確かにいいね」と言ったら使うとか(笑)。

切込隊長こと山本一郎さん
アフィリエイトが儲かるかどうかについて。

もうほんとクソみたいなもんですよ(笑)。
僕も最後には全部外しちゃいましたからね。
自分の書いた本のまで外しちゃいましたよ(笑)。

MSNがスポンサーとなったGREEのイベントについて

会場の前まで行って帰りました。「ふざけんな!」と(笑)。
まあ自分が言うのもなんですが、ああいう「IT業界臭さ」ってのは
敬遠されるじゃないですか。

mixiもそうですけど、「mixi運営するのは大変です」というのを
公式に訴えて、はじめてお金を払う人が出てくるわけですから、
コミュニティの互助的な部分は、コア顧客を作る際に有効なのは間違いありません。
そこに「マイクロソフトでーす」
とかって出てきたらユーザーは
「なんだ、俺たちがお金払わなくてもいいじゃん」ってことになりますからね。

インフラになるものと、頭打ちになるサービスの違いについて。

逆説的なんですが、「連帯意識」だと思うんですよね。
「2ちゃんねる」や「ニフティ」をやっていたらわかるかもしれないんですが。
ライブドアのブログを使っている人たち同士が「俺たちライブドアだ」とは
言わないんですよ。でも、mixi使ってる人は「俺たちmixiだ」と言う

梅田望夫さんはブログをスタートし、
雑誌や新聞、書籍では直接得られなかった、裸で読者と対峙すること。
を経験してからの思考や行動の変化について教えてくれる。

あるときからネットの向こう側に「高校時代の教室」をイメージするように
なりました。16、17歳なのにあんな凄い奴がいたな、
こんな凄い奴もいたな、という昔のこと思い出し、
そういう人たちが、「高校の教室」を出て3年、10年、20年、30年という歳月を
過ごし、そして今ネットの向こう側にいるんだなと思いました。
人が一人生きているということはそれだけで凄いことであり、
こういうことを実感できたことが自分にとっての大きな財産になった。

自分だけが成長したり、進んだり、あれこれやってみたりしているんじゃなく、
方向性の近い友人たちが、共に歩んでいたことを知り、
それらが交わるコトが、興奮であり、楽しいことである。と

インターネットにおける競争の核が、ブラウザからポータルからサーチに
移行したことは、少し抽象的にいえば「いかに世界を理解するか」が
最も重要になったということです。

サーチの次はなんだろう? ブログやSNSの登場で
「いかに人の心と繋がるか」だったような気がする。

その先を想像することで、ネットの「次の10年」のヒントになりそうだ。

2008年5月30日

ネットで人生、変わりましたか?

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主婦やサラリーマン、地方に移り住んだ映像作家が
たまたまそこにネットがあったから・・・
気付いたら活用してた・・・
ネットを使えばいけそうだ・・・

各々ネットの専門家ではなかったけれど、
インターネットを活用して大活躍。
ITmedia Newsに掲載されていた記事をまとめた本書。

mixiやGREEの初期インタビューから、拡大過程の経緯も載ってます。

はてなの近藤淳也さん:
他の人がどうしているかとか、よくある製品がどうなっているのか見たら、
その時点で思考停止

そうではなくて、自分が欲しいものを自分の頭で考える努力をしないと、
いいサービスは作れない

みんなが不便に思いながらも、使い続けているものに
疑問符を持ち、サービスの基礎とする近藤さん。

ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」の森田太さん:
「いつか勉強する」「大人になったらやる」 そんなことを言って、
ダラダラなんとなく生きている人
って多いと思う。
そうでなくて、今日、今、この瞬間に動かないと
未来もないし思い出もないんじゃないかなって、伝えていければと

子供たちへ向けたメッセージだが、
ダラダラと大きくなり続けてしまった人たちへも届くはず。
”いつか”を言い訳にしていると、一生その機会は訪れない。

妄想クリエイター集団「宙プロ」内山洋紀さん:
ぼくら自身は1.0以前。0.3とか0.5ぐらいだと思ってる。
みんなが「2.0」と得意げに言うようになると、置いていかれちゃって困るから、
人々の歩みを止めようと思った

流行のweb2.0という言葉についてゆけないかも・・・
その置いてけぼり感がコンテンツの発想源

今さら”クールなホームページ”を作るのは、
今からスノボ始めるくらいキツい

お洒落なイメージの慶應義塾大学、湘南藤沢キャンパス(SFC)を
仮想敵に設定して、早稲田大学の連中が立ち上がった!

2008年5月29日

本を読む本

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正しい読書の方法を、教わったことがありますか?

「この本つまらないなぁ」という感想を持つ時、
もしかしたら理解できないアナタが悪いのかもしれない。

精神や心を成長させる。または実利に繋げる読書は、
初級読書→点検読書→分析読書→比較読書の手順を踏む。
仕上げに、著者の解決が何であるかを見いだし、
読者が自分の意見を述べる段階まで至る。

本は読んだら終わりではなく、
読み終わった瞬間に何かが始まっていなければならない。

外山滋比古さんの訳のお陰で、難解な内容もスラスラ読める。

私たちは、テレビ、ラジオ、雑誌から(情報を)受け取っている。
そこには気のきいた言い回し、選びぬかれた統計、
資料などがすべて整えられていて、私たちはいながらにして
「自分の判断を下す」ことができる。
だかこの知的パッケージがよくできすぎていて、
自分の判断を下す手間まで省いてくれるので、
読者や視聴者はまったく頭を使わなくてもすんでしまう。

自分の頭でものを考えなくてもよいような仕掛けに組み込まれてしまい。
考える必要がなくなってしまった。その結果はご想像のとおり。

自分の理解を超えた本を読むときこそ、
読み手はいっさい外からの助けに頼らず、
書かれた文字だけを手がかりに、その本に取り組まねばならない。

読み手自らを著者のレベルに引き上げてこそ、理解がすすむ。

「書物には味わうべきものと、呑みこむべきものとがある。
また、わずかだが、よくかんで消化すべきものもある」

分析的に読むことを、哲学者フランシス・ベーコンの言葉を引用して説明

本は一軒の家のようなものだ。
各階に大きさや形の異なる部屋がいくつもあって、
それぞれに外観や用途の違う大邸宅のようなものである。

例えが絶妙、本の骨組みがしっかり理解できる概念だ。

著者の問題としている点は何であるかを知る

著者の解決が何であるかを検討すること

本が読者に向かって語り、読者は本に語り返す。

もっとすぐれた本の場合は、再会したとき、
本もまた読者とともに成長したようにみえるものだ。

こんな優れた本達に囲まれて暮らしたい。
その資格を得るためにも、日々学んでいこう。

人間にだけ与えられたこのすぐれた精神も、
筋肉と同じで、使わないと萎縮してしまうおそれがある。
精神の鍛錬を怠ると、"精神萎縮"という代償が待っている。
それは精神の死滅を意味する恐ろしい病である。

読書をするようになって久しいのに、
改めて読書の仕方を習い直すなど・・・ 屈辱的か?

2008年5月28日

ポジショニング戦略

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消費者を混乱させた者から落ちてゆく

ライン数や製品を増加させる時に潜む罠を、飛び越える
ためには、絶対にしてはいけないネーミングがある。

70年代に発表されたコンセプトをまとめたものなので、
登場する企業名やサービス名が古く感じるかもしれません。

いや待て、そもそも大企業病がこの月日の間に
少しでも変化したのか? その納得先は本書にアリ。

商品や新規立ち上げブランド、開発チーム名に、
自社の冠をつけてはいけないワケ

No1企業を引きずり降ろす極意から、自分自身の立ち位置まで、
手広くやるなんてとんでもない!事例が山盛り

「馬なし馬車」がやったように。
「マーガリン」も「ソイバター」と名付けておけば
立場は変わっていたかもしれない、という身近な例

消費者の側から発想することを忘れ、
ネーミングによってチャンスを逃がしてしまったり、社長の首を吹っ飛ばしてみたり。
成功している企業の、実は成功していないサービスも存在し暴露される。

基本手法は、「消費者の頭の中に既にあるイメージを操作し、
それを商品に結びつける」というものだ。
誰の頭にもない新奇なイメージをつくりだすことではない。

人々がメッセージを「どう」受け取るのかに集中するのである。
立候補者や商品そのもののありようは関係ない。

売り手や、広報担当者は間違っている。
時には、傲慢さによって見えなくなる。
消費者にどう見られたいのかは一切関係ない。
消費者がどう見るのか?をよく考えよ。

メッセージを届けるのではなく、市場を凝視せよ

人は見たいものしか見ない
ためしに、二枚の抽象画を用意しよう。
そして一枚にシュワルツという名前を、
もう一枚にピカソという名前を書き入れ、
誰かに感想を聞いてみよう。

きっと予想どおりの答えが返ってくるだろう。

たとえば、民主党員と共和党員を呼んで、
議論が分かれる問題について書かれた記事を読んでもらおう。

そして、記事を読んで考えが変わったか尋ねてみよう。
(~中略~)おそらく、二人の心は変わらない。
人は見たいものしか見ないのだ。

今や天に召された昔日の偉大なるコピーライターたちが、
もしも今日の広告キャンペーンを目にしたら、
ショックでもう一度死んでしまうかもしれない。

あるがままの自分を表現することを忘れ、
遠回しな言葉でお茶を濁しても無駄である。

消費者が常に理性的だったりしたら、
今日の広告は意味をなさないのだ。

偉大な広告人、ハワード・ゴーセイジはよく言っていたものだ。
「広告の目的は、消費者に働きかけることではない。
ライバル商品のコピーライターたちを攻撃することだ」。
的を射ている。

コミュニケーション産業は、ゴシップに似ている。
よいニュースではなく、悪いニュースを糧としている。
この世のあるべき姿ではない。と思うかもしれない。
だが、これが現実だ

多くの人々が、大企業や成功した企業ほど優れた人材を有し、
中小企業や苦戦している企業には残り物がいると想像している。

コーラを売るにせよ、会社や国を売りこむにせよ、
忘れられたらおしまいだ。これは、ビジネスにおける大原則である。

ポジショニングの問題を解決したいなら、
『商品』ではなく、『消費者の頭の中』を見つめよ

言葉は、人の頭の中でやりとりされる通貨である。
概念的な思考をするために、人は言葉を操作する。
だから言葉の選び方によっては、思考プロセスそのものを左右できる。

さあ、自社にピッタリ合った広告を創りはじめよう

2008年5月27日

私塾のすすめ

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ネット世界の指標でお馴染み、梅田望夫さんと、
フィジカルな(肉体的にもガチンコな)齋藤孝さんの
目指すところは同じだが、アプローチがお互い真逆な教育対談

梅田:
偉人でも自分にぐっと引き寄せて、その人が現代を生きていれば、
自分と同じようなことをしているのではないかとか、誤解であれ、錯覚であれ、
エネルギーが湧くもとになるのならいいんだ。 (~中略~)
ロールモデルを自分のために消費していいんだと。

齋藤:
僕にとっては、そういう偉人な人の人生が
日々を生きるための燃料みたいなものです。

ロールモデル(行動の規範となるお手本)をただ眺めて浪費して
満足するだけではなく、ちゃんと自分の行動に影響を与えるように、
きっちり消費させる循環を提唱する。

梅田:
「縁を的確に感じる力」を磨くことは本当に大切ですね。
自分の専門や仕事というのは常に順風満帆なわけではないから、スランプあり、
いくらやってもブレークスルーできない時期がある。
でもそういうことを相当長くやり続けないとプロになれないから、
対象が自分と合っていないことだと辛い。

継続は力なり。ではあるが、闇雲に手を出したり、流行っているから、
みんながやっているからと、錯覚のレールに乗ってしまう危険性を指摘。

齋藤:
「重要なことは、
けっして使い尽くすことのない資本を身につける」

『ゲーテとの対話』から引用し、生涯すり減ることのない資本を生み出すことを
アドバイス。日々勉強している人に、あぁ、間違っていなかったんだな。
と爽やかな風が吹く。

梅田:
人間が人間を理解するとか、ある人が何かをしたいと思ったときに、
相手がきちんと受け止めてくれるということのほうが、めったにおこることではない。

梅田:
自分がやりたいと思っていることに対して、面白いからどうぞ、
と言ってくれる人とのマッチングは、砂金を探すようなものです。

売り込みは数をこなしてこそ、いきなり特殊能力が身に付くような類のものではなく、
「ノー」と返されても、へこたれない。地道な試行錯誤の繰り返し。

齋藤:
読書というのは、自分のなかに、自分の味方となる他者を住まわせること
だと思います。 (~中略~) 語り合う相手が現実にそこにいるかいないか
というのは、必ずしも絶対的なことではありません。

現世にいない人とも、会ったことの無い偉人とも
交流することができる。さらに、本を読むための技術が
備わっていると尚良い結果をもたらす。

齋藤:
「なんとか職人」という感じの自己規定をしてみると、
腹が決まるというか、逃げ出せなくなって、そうなると、
細部に楽しみを見いだすことができるというメリットがあります。

職人であるかどうかは、周囲の評価によって決定されないと
(自分から言い出すには)格好悪いと感じていましたが
なんか、言い切っちゃってみても面白そうですネ

梅田:
本を読むときに、「頭で読む人」と「心で読む人」がいると思っています。 (~中略~)
僕は「心で読む」というのがとても大事だと思っています。
言葉を大事にして、それを励ましにして、それを生きる糧にするとか、
本のなかに出てくる人の時間の流れ方がいいなと思うことや、
その本の中の何に自分は魅かれているのかということから、
自分の志向性を発見しようとするとか。

「知」に捕らわれない。「生きるために水を飲むような読書」を薦める。

「人間が軽薄である限り、何をしても、何を書いても、
どんな立派に見える仕事を完成しても、どんなに立派に見える人間になっても、
それは虚偽にすぎないのだ。

その人は水の枯れた泉のようなもので、そこからは光の波も射し出さず、
他の光の波と交錯して、美しい輝きを発することもないのだ。
自分の中の軽薄さを殺しつくすこと、そんなことができるものかどうか知らない。
その反証ばかりを僕は毎日見ているのだから。
それでも進んでゆかなければならない」

梅田さんの座右の書、『森有正エッセー集成』から
梅田さん自身が打ちのめされた一節を紹介

梅田:
自分という固有な存在に、最も向いた仕事は何か、向いた生き方は何か、
今こうすごしている時間というのが自分にとって正しいのかどうかとか、
そういうことだけを考え続けていました。

ハイリスクでも己を徹底的に掘り下げてきたお二人が
過去を振り返る。果たしてそれは無駄な行為だったのか?

梅田:
「決め事」というのは、人間の有限性対しての自覚
だと思うんですよね。

梅田:
「義理」とかそういうものを捨てる。これは一番大事ですよね。

イチロー選手を例にも出し、情報の無限性と、時間の有限性を
対比し、無限と有限のマッピングに関する重要性を説く

梅田:
ところで、戦っている相手たる「まったく同じもの」があまりにも強敵だと冒頭で
述べました。日本社会を閉塞させる大きな原因たる「まったく同じもの」は、
本書を読んでくださった読者の皆さんの外部にあって批判するものではなく、
皆さんの内部に根強く存在している。

そしてそれが強敵の強敵たるゆえんです。
齋藤さんと私は、本書を通して、皆さんに真剣な戦いを挑んでいるのです。

おわりに――― より抜粋しつつ
「ウェブの細道」で横浜へ旅する時には、是非ともお立ち寄りください。
横浜市は独立国家なので、全国47都道府県のカウントには入りません。

2008年5月26日

神奈川新聞 祝横浜開港

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本日、5/26(月)発売の神奈川新聞に「しゅうまいドッグ」が掲載されました。
(新聞自体は100円で買えますが、月額3,100円で定期購読もあります。
購読期間によっては、横浜ベイスターズや、横浜F・マリノスのスポーツタオルが
もらえちゃうようです。夏に向けてイイですね。タオル)

6/2(月)の横浜開港記念日にあわせて、「祝 横浜開港 記念メニュー」の特集です。
来年、2009年には開港150周年を控えているので、盛り上がっている横浜。

柔らかく、ほんのり甘いパンに、しっかりした味のシューマイが合い、食べ応え満点。
しょうゆはもちろん、からしマヨネーズをかけても味が引き立つ。
新たな"ハマの味"の誕生だ。

「舌で開港を楽しんでみては」 という素敵なコメントを再現したい
お客様へ向けて、「しゅうまいドッグ」は、330円で絶賛発売中ですっ!

2008年5月24日

受託開発の極意

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受注時にしっかりと要件定義しておくことで、
後々お互いの間でモメることがない。

見積の基礎から、要件定義の方法、
設計、実装、テストの流れから、メッセージ性のある
スケジュール表の作り方。トラブル時の心構えまで。

見積の手法も、ユースケースポイント法、
ファンクションポイント法、タスク分解法など、色々あるんですね。

システム要件での定義も、機能性、信頼性、効率性、使用性、保守性、
移植性とわかれている。細かくまとめておくことで、穴に気づきやすい

決まらないくせに変わりやすいのが要件

クライアントに想像力がないのか、受注側に確信がないのか。
どちらのせいとも言えるが、うなずいているアナタが、ガッチリとした要件定義を
構築してみよう

ウェブ担当のスキルの一部として、繊細な要件定義や
行程の詳細を弾き出しての予算交渉などもありますが、
最近、先方も漠然さを理解している案件の見積提出を求められました。
こういった場合、本書のような細かい計算から概算見積を出す時もあったり、
状況によっては、フェルミ推定を使って、概算の概算。

つまり、1億かかるのか、5000万円なのか、1000万円以内で収まるのか。
大まかな単位を算出することにより、短時間で発注側とのズレを無くすコトができる。

すげぇ細かく。概算で3333万円です。とか息荒く言っても。
お客様側から「100万もあれば十分かと思ってた・・・」
なんて返されることもあるから、お互いの時間の無駄を排除するやり方も大切

Excelを使う前提なのですが、「1行1テストケース」を徹底

セルの結合を使ったり、2行にすると、コピペの時や
スタッフ間で混乱が発生するのでやめておいたほーが吉とゆー話

受託開発の場合は、「開発終了」=「プロジェクトの終了」と
なる人が多いからです。しかし、特に運用を担当されるお客様にとっては、
開発が終了してからが仕事のスタートであり (~中略~)
あなたの作ったプログラムはいつか実際に運用され、
誰かが保守することになるのです。

先の先までイメージして、お客様との信頼関係も保守しよう

記憶に残る「意志決定の癖」を持ったリーダーになるために

【バリバリ・リーダー】 トップダウン型プランニング重視
事前の計画とそれに従った意思決定を好む
バリバリといいつつ意外に慎重な行動が特徴

【サクサク・リーダー】 トップダウン型アドリブ重視
その場その場の素早い意思決定を好む。軽やかな行動が特徴

【よしよし・リーダー】 ボトムアップ型プランニング重視
事前の計画に従いことを運ぶが、重要な局面ではメンバーの意見を取り込む。
ただし、メンバーの意見ですら事前に織り込み済みの場合もある

【ふむふむ・リーダー】 ボトムアップ型アドリブ重視
ほとんどの場面でメンバーの意見を重視する。
優柔不断にとられがちな部分もある

あなた自身や、まわりのリーダーはどのタイプ?

変わったとしても、ほかの人に影響を与えないと意味がありません。
人が自分を変えたいと願うとき、奥底では他人や社会との関わりを変えたいと
考えているはずです。

環境に文句を言うのではなく、自分を変えてみる

普段は淡々と仕事をこなし、定時帰りをモットーとしているメンバーが
いわゆる「火消し」としてチームに加わり、ほかのメンバー以上に遅くまで
頑張ってくれる姿を見るとき、そこには行動によって何かを示す彼の哲学が
宿っていると思うのです

こんな、イイ人がチームにいますか?

付録のプロジェクトファシリテーション入門
朝会や、プロジェクトの見える化促進の「かんばん」
改善のための「ふりかえり」など、今すぐにでも導入したいテクニックが満載

解説付き参考文献も、片っ端から目を通しておきたい。


【追記】 解説付き参考文献の中で気になったもの

「アート・オブ・プロジェクトマネジメント」
「ソフトウェア見積り 人月の暗黙知を解き明かす」
「失敗のないファンクションポイント法」
「成功する要求仕様 失敗する要求仕様」
「ユースケース実践ガイド」
「基本から学ぶソフトウェアテスト テストのプロを目指す人のために」
「アジャイルと規律 ソフトウェア開発を成功させる2つの鍵のバランス」

2008年5月23日

ブログを本にする本

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本にする本なので、
製本代なども掲載されています。
自ら本を作りたいと思っている方にも向いていますが
前半の文章組み上げ視点がためになる。

(素人に本を出版させて、利益を得るような
ビジネスモデルも流行ったが
少しだけ、それに近い営業記事もあり)

アクセス数が気になりますか?
ブログやSNS(mixiとかね)をやっていると、どうしても気になるアクセス数

本書では、アクセス数を気にかけない。
文章を書く、何かを表現する目的としての
閲覧者の数というのは、根本的に切り離して考えるべきである、と。

目に見える成果として勘違いしやすい数字や、
文才といった目に見えないものまで、意識することはないと断言する。

これまで読み手主体だった出版業界が
書き手主体にシフトしている状況を受け。

ブログやSNSでは、創造者(書き手)が1人、
それに対してコメントを出す議論者が9人いれば、
場の外側に90人程度のロムっている(見ているだけの)参加者が
発生する。適正人数というか適正比率のようなものがあるようです。

都合よく生成される記憶

人間は、言語化するよりも先に、体感覚として記憶することを主体とし、
そのせいで事実としての鮮度が違ったり、実際の時間軸とは異なる事象を記録

上記を踏まえて物語を紡ぐ手段を解説する。

ブログやSNSで日記を書く上で、気にかけておくと
表現が広がりそうな思考法

Aさん(ブログの書き手)、Bさん(閲覧者)がいるとして、
AさんがBさんについての記事を書いたり、やりとりした瞬間に
下記の4つの視点が発生

「Aさん自身の視点」と相容れない「Bさんの視点」

本人の思考内では発見できない、ズレの感覚
「Aさんが見てきたBさん像」「Bさんが見てきたAさん像」

もしかしたら、このズレの開き具合によって、感動を揺さ振られるのかもしれない。

事実と物語を様々な視点から把握しておくと
広がりもできるし、自分でさえ知らない物語が
自分の文章の中に存在することに気付く。

2008年5月22日

「仕組み」仕事術

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日々の雑用ルーチンワークを
とっとと片付けて、知的生産の時間を創造しましょう
とゆー本書

部下や、一緒に働くスタッフ用に
マニュアルを作って、
空いた時間で他人じゃできない仕事に
取りかかることを提案している。

ウェブ担当も色々なスケジュール管理ソフトや
TO DO タスクをまとめるための方法を試していますが、
著者、泉正人さんのオススメは、「アウトルック」での
メール、スケジュール、タスクリスト一元化

グループウェアや手書きだと面倒に感じる方や、
まだTO DOリスト(やることリスト一覧)を作ったことがない人に
参考になると思いました。

2008年5月18日

アルファギークに逢ってきた

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ライブドアの前身、オン・ザ・エッヂ時代に
CTO(最高技術責任者)を務めていた小飼弾さんが、
様々なギーク(技術中毒者)と対談したもの

はじまりから、あとがきまで、
濃厚ギトギトの豚骨会談
プログラミングやスクリプト系の用語を知っていると
より一層味わえます。

はてなの伊藤直也さんとのトークセッションにて。
トンズラできることの機敏性と、戦略性、
言いたいことを言う担保としてのお金の価値について

「いつでもケツまくれるんです。
『俺で嫌だったらいいんだよ。他に注文すれば
っていうのが、言えるわけですね」

プログラミング言語、Perl(パール)の開発者
ラリー・ウォール氏との対談の結果
プログラマーの三大美徳として
怠惰、短気、傲慢をあげる

矛と盾のどちらが善で、どちらが悪か
を定義することに意味などあるのでしょうか」

プログラミング、エンジニアリング世界での話が軸ですが、
一般的な仕事でも、しょっちゅう矛盾する条件のせめぎ合いが
発生するので参考に。

ライブドア事件のまっただ中、
同社に入社したma.la(まら)さんは、
弾さんに「身体を張ったギャグを一年続けてみた感想は?」
と突っ込まれつつ。

特定の会社が無くなっても困らないが、
当事者だったら寂しく、存在意義を問われてしまう。
とか、ブログを通じた人々の生活や繋がり、
ネットの功績など、ハートウォーミングな話

Twitterを作ったエヴァン・ウイリアムス氏
「テクノロジーはアイディアを実装する手段」
技術を学ぶことにより、ものごとの構造や
可能なこと、何が簡単で何が難しいのか、価値までもを
見抜けることができたという。

プログラマー向けの書籍を手がけるデイブ・トーマスさんの
「それは私の才能ではない」という台詞が印象的。
弾さんは、「自分の得意分野に自信があるからこそ言える」と分析。

Mozillaに在籍するジョン・レッシグさんは
JavaScriptをこよなく愛し、凄いエンジニアの定義を
あえて機能を追加しないことができる人が
すごいエンジニアだと思います。
すなわち具体的に何が重要であり、かつ何が重要でないか
ということを理解したうえで、その理解のもとで最適化ができる人」

これは、デザインやサイト構築全般にも言えることです。
その後のメンテナンスを視野に入れ、行動を小さく収めるコトを心がけよう

Perlプログラマーのジェッシー・ヴィンセントさん
「新しいことを学んでいきたいという姿勢とか、
実際に自分が今やっていることに没頭する姿勢とか」
上記をハックへの愛に昇華できる人が、優れたエンジニアだと言う

「いまどき正気の人はいません。みんなどこか狂ってます。
だから大事なのは、正気か狂気かじゃなくて・・・
役に立つ狂気か、役に立たない狂気か
の違いであると。

弾さんの感覚。Perlはユニクロで服を買う、
JavaScriptは手編み感がある。って表現が面白かった。

mixiを騒がせた、はまちちゃん達との回では、
勢いの重要性で盛り上がる弾さん一同。

作って出しちゃうっていうのは、本当重要だよね。
それが本当に肌でわかったのは、ブログを書き出してから。
変なクオリティのものを人様に出せるかい!ではなくて、
出してもいいんですよ。人に突っ込まれたらそのときに直せばいい」

プログラマの妻たちをメインとした夫婦対談、その設定が秀逸
「行動を起こしたほうに
どんどん情報はついてくる」

とは、はてなの代表、近藤淳也さん

マンガやイラストも描ける、異色のプログラマー
きたみりゅうじ氏との会話の中で

他の人は何をしていないか、
何がないのかを嗅ぎ分ける弾さんは、
ピラミッド型の受託から、ネットワーク型受託になっていくと予想

自分がいなくなったら、この職場は
どうなるだろうというのを、定期的に考えておくといいと思います」
と、自分をクビにする状況を想像しろとアドバイス

「何でみんな、同じところにたかるのか。
何でネコも杓子もPHP、
何で猫も杓子もRuby on Rails
なんだって。バカかと」

「どういう技術が向上すると自分は不要になるのか。
もしそれが見つかったら、自分が作っちまおうよ。
自分で作って最高値で売って、次にいけ

2008年5月17日

バフェットの教訓

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バフェットおじさんの行動指針を
元義理の娘(ややこしい・・・)メアリーと、
バフェット家と友人関係にあるという
デビッド・クラーク氏が解説したもの

手痛い失敗から教訓を得たおじさんの
投資先を理解する技と、消費者独占型ビジネスの選び方
お金にまつわるあんな話やこんな話。
オマケにウォール街大嫌いなキツイ解説付き。

「自分で投資する金もないような
貧しい株屋の助言を受け入れてしまう状況に」

チェリーコーク大好き
世界長者番付で1位に返り咲いたウォーレン・バフェットおじさんは・・・

地下鉄で通勤している連中の助言を、
ロールスロイスで乗りつけてきた連中が、
ありがたく拝聴するような場所は、
ウォール街以外には存在しない』と表現

占いまがいの複雑な投資戦略は、
ウォール街の連中にまかせておけばよいのだ」

イギリスの哲学者、バートランド・ラッセルの言葉を引用し
習慣という名の鎖は、抜け出せないほど重くなるまでは、
軽すぎて存在を感じることができない』と警告

『今日、誰かが木陰で涼をとれるのは、
ずっと昔、誰かが木を植えておいてくれたからである』

「社会全体が賢くなって困るのは、
何かを隠そうとするウソつきと、泥棒と政治家だけである」

「挑戦しがいのある仕事は、人生をおもしろくし、
自尊心と創造性をはぐくみ、世界一流の人々を引きつける。
逆に、挑戦しがいのない仕事は、人生を退屈にし、
自尊心の芽生えを阻み、モチベーションの低い人々を引きつける」

アナタは、どっち派?

望む仕事の潮時と、毎朝ウキウキ気分でベッドから起きる方法

『履歴書の見栄えを良くするために、
好きでもない仕事を続けるというのは、
わたしに言わせれば愚の骨頂である。
たとえるなら、老後に精力を残しておきたいからと、
若いころにセックスを我慢するようなものだ』

解説
「毎朝、いやでいやでたまらない仕事に出かけ、
尊敬できない人間たちに囲まれて働く者は、
つのる鬱憤と不平不満を自宅へ持ち帰り、
家族全員に不幸のお裾分けをすることとなる」

ビジネスと男女間の共通点
「相手の持ち物を売ってもらうことと、
自分の持ち物を買ってもらうことは、別次元の問題である」

「相手のニーズを満たすことが、
あなたの売るべき商品となるからだ。
この点を忘れてしまっている人々は、
ひとり寂しくバーの片隅で長い時間を過ごすことになる」

「予測を生業とする者たちは、
未来が映し出される水晶玉を持っているわけでもなんでもない。
彼らが持っているのは、毎月の支払いに追われる住宅ローンと、
大学への進学を控えた子供たち
だ」

「ウォール街は顧客の金をあちこちに移動させることで
儲かるしくみになっている」

中世の哲学者、ビリー・オッカムの考え方
「往々にして最も簡潔な説明が、最も良い説明となる」

「極言すれば、あらゆる職業は素人をだますことで成立している」

「ブローカーたちの計略は単純明快だ。
~中略~ 投資ゲームはあまりにも複雑なため、
素人がひとりで手を出すのは無謀であると、
あらかじめたっぷりと刷り込んであるからだ」

「あなたに広範な分散をすすめてくる投資アドバイザーは、
自分は株にくわしくないと告白しているにひとしい」

「ウォール街で繰り広げられているのは、
“顧客の資産をがっちりつかんで、手数料をどんどんしぼり取ろう”
という名のゲームだ」

『あなたが車を一台持っていて、
一生その車にしか乗れないと仮定しよう。
当然、あなたは大切に取り扱おうとするだろう。
必要以上にオイル交換をしたり、慎重な運転を心がけたり。
ここで考えてほしいのは、あなたが一生に
ひとつの心と、ひとつの体しか持てないということだ』

『相手を変えようとする手法は、
投資でも結婚でも、事態を悪化させるだけである』

「社会に対して自分のミスを潔く認められる経営者は、
ミスから教訓を学びとる可能性が高い。
逆に、自分のミスを誰かや何かのせいにしようとする経営者は、
ほかの重要な事柄についてもみずからをあざむく可能性が高く、
株主に対して正直な対応を行なう可能性は限りなく低い」

泥船に乗船してしまった場合は、どうすればよいのか?
『浸水部を塞いでまわることにエネルギーを費やすのではなく、
船を乗り換えることにエネルギーを費やすべきである』

「世の中には、はた迷惑な勘違いをする金持ちが多い。
彼らは金で知性を買えると考えており、
あらゆる事柄について専門家気取りの発言をするのである」

愚行は参加するものではなく、利用するものである』

『成就までに一定の時間を必要とする事柄が存在する。
早く子供が欲しいからといって、九人の女性を妊娠させても、
一ヵ月で赤ん坊は生まれてこないのだ』

「投資と投機のうち、片方はあなたを超大金持ちにする。
そして、もう片方はサイコロを振るファンド運用者を
超大金持ちにする」

「金は人を変えない。金は人の本性を浮き立たせるだけである」

2008年5月15日

読まれる文書、バカにされる文書

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バカにされる文書を書くと
切ないばかりか、
コミュニケーションの妨げになる。

新社会人の皆さんも
そろそろ、社内メールや書類を書き始める時期だと
思うので、文書術や敬語の使い方をバカにされない
ようにケアしておこう。

状況別に添削例が載っているので
これ一冊でビジネス書式の概要が掴めます。
業務での使用頻度が高い文章は、専門書を参考に掘り下げればOK

齋藤孝さんのスラスラ書く技術
「普通の人が目にしないような場所や媒体から、いかに人と違う情報を
引っ張ってこられるか」
という、個人のアンテナ感覚がポイントであると説く

ビジネス現場を戦場に例え、ゲリラ兵士と大規模部隊に所属する兵士、
どちらら優秀であるか? も教えてくれます。

小論文の添削指導でお馴染み、樋口裕一さんの「書く」というコトについて。
「自分なりのフレームに沿って、他の価値観を切り捨てる
ことです。これは生きるという行為そのものでもあります」

住友信託銀行会長の高橋温さん、断り状に関しては、
「断らざるをえないような依頼は、そもそもその誤解が出発点
であることが多い」
先方の依頼が真剣なのか、ダメもとなのか、保険をかけているだけなのか
見極めが重要であると。

無駄に動いて損したくない方は、
案件を頼まれる瞬間に、相手に確認しておきたいところ。

起訴休職外務事務官の肩書きを持ち、作家でもある佐藤優氏は
日本と諸外国の秘密情報保持体制の違いを、
性善説と性悪説にわけて比較する。

ここだけの話が、ここだけでは済まない理由と、
情報を聞き出したい相手を挑発し、リークさせる
ワルの殺し文句とは?

ひねくれた政治家や、陰険な官僚が使う、
表面的なフレーズが面白い。額面通りに受け取るとヒドイ仕打ちが・・・

常用漢字に新候補218字が追加されましたが、
敗戦直後、当用漢字と呼ばれていた時代まで遡って、
高島俊男さんにウンチクを教えてもらおう。

ローレン・ケラー・ジョンソン氏が、弱点を叩くより
長所を強化して高パフォーマンスをブチあげろ!と叱咤激励
自分の特性を見いだすことの痛快さをススメてくれる。

司馬遼太郎先生の代表作、『竜馬がゆく』に登場する言葉
「志士不忘在溝壑」を、書道家である、婁 正綱(Zhenggang Lou)さんが画く。
坂本龍馬が好きなら、目につくトコロに貼っちゃうかも。

2008年5月14日

そんなんじゃクチコミしないよ。

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意図的に画策されたネットの
クチコミによって、売上げは増えるのか?

企業とブロガー、アフィリエイターは、今後
どうお付き合いしてゆけば良いのか?

「世の大半の人は、ネット情報を読み解く能力がない」と
断言されてしまった皆様が、クチコミが効くと言われて、
代理店やマーケティング会社にダマされないために。

コミュニケーションコストを下げることが、インターネットの本質でもあり、
「消費者との距離を縮め、より深いコミュニケーションを可能にすること」
という作者の考えを活かし

広告と広報の領域を飛び越える方法とは?

田舎に住む、河野武さん(作者)の父親は、
SNS(mixiなど)のことを、ネズミ講の親戚くらいにしか思ってないそうだ。
それは、MLM(マルチレベルマーケティング)だろ!
と突っ込みつつも、ジャスコの折り込みチラシが大活躍する理由も教えてもらおう

クチコミの動機付けを以下のように列挙する
 ・共有したい
 ・誉められたい
 ・羨ましがられたい
 ・人気者になりたい
 ・道連れにしたい
 ・広めたい
わかるわかる。つい、頷いちゃいますよね

「ブロガーを広告塔として使うのではなく、
これまで建前しか聞けなくて、ほとんど意味がなかった
グループインタビューの代わりに使うのがいい」

広報活動の効果測定について
 ・何人に届いたか
 ・誰に届いたか(狙った層に届いたか)
 ・何が起きたか(狙った行動が起きたか)

偶然、今日の打ち合わせで、
何が起きたかについての、わかりやすい指数というか
仕組みを教えてもらった・・・

「その人の行動や発言の実績と、
発言内容の信憑性がセットで捉えられているんです。
ブログのクチコミの場合、それがどこまでセットになっているのか疑問」

辛口コメント満載なので、それだけでニヤニヤできました。

2008年5月13日

ハンティング・パーティ

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ボスニア・ヘルツェゴビナや
ユーゴスラビアでの民族紛争
宗教戦争をジャーナリストの視点から扱った映画

立場によって解釈が違うので
戦犯とも英雄ともいわれている
ラドヴァン・カラジッチ
彼の逮捕には500万ドルの懸賞金かかっているが・・・

命をギリギリまで削ってこそ、生きているといえる。そんな奴らが
5億2千万円の賞金首を追う!

リチャード・ギアの狂気っぷりと、落ちぶれっぷり。
『Ray/レイ』にも出演していた、テレンス・ハワードの笑顔がたまりません。

現場から離れて、管理職になったり
楽で美味しいポジションについてはいるものの、
仕事に対するやりがいを感じられなくなってしまった方に観て欲しい。

2008年5月12日

彼女があのテレビを買ったワケ

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先日、リファイン・レコーディングスの
サイトを気に入ってくれた
女性ディレクターとメールでやり取りしていて、
自分の好みの偏りや、
好きなものを、好きと言うことの困難さの話題が出た。

デザインに関わるディレクターやデザイナーは、
何故そのデザインにしたのか、理由を理屈で説明しないと
いけない場面があるが・・・

本書を読んでいて思った。
ターゲットが女性客である場合
女性スタッフが、「カワイイ」や「キレイ」、「好き」と言ったら
それ以上説明は不要なのではないか?

男性スタッフやクライアントに、女心を説明できた方が
イイに決まっているが、そこには理屈ではない何かがある。
当然、男性側は、女性側に感性をシンクロさせつつ、
「カワイイ」や「好き」を掘り下げて分析しなければならない。

スペックにこだわる男性 イメージにこだわる女性
勝負にこだわる男子 共感したい女子
結果がよければいい男 買い方にこだわる女

仕事で女性とのやり取りに悩んでいる方や、
女性をターゲットにした商売人は一読あれ。

女性がストレス発散に買い物をするのは、
行為自体に快感を得ているのではなく。
「好きなものが揃っているお気に入りの空間で
自分が主役になり、人と共感し合える時間を楽しんでいる」

「あなたが射止めたい生活者は、どんな暮らしをし、何が好きで、
どんなことにワクワクし、何を不安に思い、どんなことに困っているのか?」

女性が物品を購入する理由を、
「私が幸せになるための手段に過ぎない」
と断言し、同時に周囲との絆を深めたり、幸せな気分を分かち合ったりするとも説明

深く実感する幸せや、全身が震えるほどの幸福に
触れる機会が少ないコトを察している彼女らは、
「日常の中のラッキーな気分なら、ちょっとした努力
手に入ることを知っている」

「女性はコツコツ育てるのが好きだ。成長するプロセスを見守るのが好きだ」
ジャニーズや人生銀行などのヒット商品を例にあげて解説

女性がポジティブなクチコミをする場合
 ・よかった、感動したコトは人にも伝えたい
 ・一緒に喜んでほしい
 ・遭遇したモノや出来事をちょっと自慢したい
 ・共通の悩みや問題を抱えている人の役に立ちたい

女性がネガティブなクチコミをする場合
 ・期待を裏切られた腹立ちに共感してほしい
 ・大切な人に同じ経験をさせたくない
 ・ストレス発散

「世界基準でどうだとか、
知らない国に寄付だとか、
文化的にどうだとかいわれても
ピンとこないし、共感しにくい」

カルチャースクールなどに女性客が多い理由
「褒められたりする機会が少ない場合、習い事は
がんばれば着実にステージが上がり、評価され、資格という称号まで
与えられる。まさに自分の達成欲を満たしてくれるものだ」

ステージを上げるのも、作られた資格をあたえるのも
それがカルチャースクール系の商売だから。そりゃうまくやる。
そのビジネスモデルの是非は置いといて、学ぶこともありそうだ。

wiiがヒットしているワケは
「家族の絆を深める」「母親を味方にする」ことに成功したから。
これが、いままでのゲーム機と違うところ。

「男性は情感に左右されず客観性が高い。公平さや正義感があるため、
絵や詩の鑑賞では、その内容や構図、形式を大事にする。
機能や経済性を優先し決断する」

「女性は情感に影響を受けるので、主観性が強く、
感情的で気分に左右されやすい。
絵や詩の鑑賞では、インスピレーション(直感)や、
それが訴えるものを受け取り、気分が動く。
デザインや色合いなどを優先して決断する」

前にも紹介した個人個人が重視する感覚の見抜き方を補完

視覚 Visual
 「話が見えない」「見比べる」「目を通す」「イメージを描く」など
 視覚的な言葉を頻繁に使う。
 話が長く、話すテンポも速くなる

聴覚 Auditory
 「耳に入らない」「聞き覚えのある」「聞こえがよい」「調子が良い」など
 聴覚的な言葉を使う。

身体感覚 Kinesthetic
 「つかめない」「頭に入る」「腑に落ちる」「感じる」「しっくりくる」など
 体に感じる感覚や気持ちを重視。話すテンポはゆっくり。

以上を活用、五感を研ぎ澄まして、日々の物事に接し、
昇華できたら女ゴコロの達人

2008年5月11日

知識ゼロからの経済学入門

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今更、人には聞けない、世界経済の基礎知識
漠然とした「大人」のイメージに、株や為替、資産運用を
ひっくるめた経済に詳しいって印象がある。

本書を読むと、マクロ&ミクロ経済のなんたるかを
若い子に語ってデキる自分をアピールしたり、
ビジネスシーンでポロっと出た
景気の話について、一言意見を言えるようになったりして。

勉強になったのは、価格弾力性の計算式
需要の変化率÷価格の変化率


300円のホットドッグがあったとして
セールで240円(20%引き)で販売したら、通常の2倍売れた。(100%増)

この場合の価格弾力性は、100÷20=5
20%引きで5倍の効果が得られたことになる。

次に100円のコーヒーを、80円(20%引き)で販売したら
1.5倍の数が売れた。(50%増)
この時の弾力性は、50÷20=2.5

つまり、ここでのホットドッグはコーヒーより弾力性がある商品といえる。
この価格弾力性は顧客満足度をはかる目安にもなるらしい。

価格弾力性の低い商品を値下げしても、売上げ増にも
顧客満足にもつながらないそうな。

価格弾力性の高い商品を値下げすることで、
需要が伸びて顧客も満足。そんでもって「いつでも安い店」を演出できる。

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弘兼憲史のイイ感じの挿し絵が、ナイスなタイミングで笑いを誘う。

2008年5月10日

Webデザインの「プロだから考えること」

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友人がWeb Designing(ウェブデザイニング)っつー
業界月刊誌にコラムを書いていたのですが、
多忙につき連載終了。

ションボリしていたところに、
同じよーにコラムを書いていた
中村洋基さんの書く文章が気になり、
本書を購入。


鎌田貴史さん
「商品が持つ力をしっかりと伝えること、あわよくば二割増しで」
作り手の作家性が商品とマッチするかどうかも含め、
ユーザーの感情を「動かす」
そのため、構成要素はシンプルで明解に。
サイト独自のオリジナルルールは使用しない。とのこと


中村洋基さん
「ボタンが10個、並んでいないか?」
俺ってカッコイイ?的なコトが見え見えのサイト創りを、
勘違いの恥ずかしさという視点で語る。

客観視を持つ大切さと、「つかみ」
「○○だから、おもしろいよ!」と、
一言で、そのサイトが言え。また誰かに言いたくなるか?

スラムダンクのその後キャンペーンの話は、思わず目頭が熱くなる。


水藤祐之さん
プロジェクトを頓挫させないために、引き受ける前に
必ず相手と直接会う

「すべての仕事は、クライアント
担当者の力量を超えられない
嗅覚を研ぎ澄ませ、統括者は誰で、どんな人かを探る。

「仕事は、なにをするか、ではなく。誰とするかである」
これは、なにを言うかではなく、誰が言うか、
といった考えに似たものがある。

組織をむやみに拡大してゆくことの
デメリットについての考察もあるので、
規模を大きくしようとしているデザイン事務所の方は、目を通しておくと吉
外部に仕事を振るときの方針についても触れることができるので併せて。

「いったい誰が、貴重な時間を割いてまで、自分が望みもしない
企業からのメッセージに耳を傾けるというのか?」
つくり手の論理や感覚に染まりすぎてしまう危険性を指摘


遠崎寿義さん
インターネットの魅力であり、本質は
「Webサイトを通じて、別の人がそこにいることが感じられる」
ことだと言う

想像力を総動員して、コンテンツを発想する重要さ。

情報過多の時代にメッセージを届けるために
覚醒度の高い経験、感情を動かすような経験をつくればいい」
ユーザーの感情を揺さ振り、興奮状態にしてあげる

閲覧者をドロップ(サイトからの離脱)させないための、
ユーザー登録画面での試行錯誤は大変勉強になりました。
人間の心理を上手く掘り下げています。


佐野勝彦さん
他の広告媒体では味わえない楽しみ。
それは、「インターフェースを自由に考えられること」だと。
そこには、理論では説明でいない気持ち良さや
感性の部分で伝わる展開があるはずだ。と

ウェブに限らず、
「多くのサービスが、誰かのために利用される
その「誰かに対する思い」をサイト構築の足がかりとする。

2008年5月 9日

科学で見る!世界史

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科学は得意だけど、世界史には興味をそそられない。
世界史は好だけれど、科学は苦手。
そんな方々に大オススメ
どちらも、チンプンカンプンって人は
ちょっと、向こうに座ってて・・・

今を観るには、過去を勉強するのが手っ取り早い。
人間の行為、その動機はいたって単純で、
二足歩行になる以前から、たいして変わっていない。

隣の芝が青く見えるから。
快楽に溺れながら、楽したい

門外不出の製法で作られていた絹(シルク)が、
ローマ帝国を弱体化させるまでに至ったワケ

争いの陰に資源あり
侵略と戦争を、発明と発見の視点から読み解く本書には
地形学の要素も詰まっている

国家機密の科学技術を駆使して製造された
青銅器(銅とスズ)、鉄鋼、銀、金

貴重なレバノン杉や香辛料、砂糖、紅茶、ゴム、石油、
数少ない資源を巡ってドンパチやってるのは、現在と何ら変化ナシ

日本近海の天然ガスやメタンハイドレード争奪のための
前哨戦はとっくに始まっていて、
この先、中国やロシアと一戦交える可能性は高いです。

中国は原子力潜水艦を泳がせて領海侵犯したり、
日中間ギリギリの海域で資源採掘施設を建設したり。

石油や天然ガス採掘「サハリン2」での出来事。
ロシア政府 vs ロイヤル・ダッチ・シェルと三井物産、三菱商事。
出資当初と話が違ってきて思いっきり冷遇。

ロシア政府のイカサマによって、巨大商社が一杯喰わされた。
「チョンボだよ!」って騒いでも後の祭り。

船に伴う航海技術、紙と印刷機、
火薬、大砲、機関銃に核融合

時計、蒸気機関、飛行機、パソコンとインターネット
科学技術の進歩と、移動手段の発達は
地球や世界にどのような影響を与えたのか。

人類と共に頑張ってしまっている疫病や、
環境破壊によって崩壊した文明も紹介

多くの商人や職人によって、
技術情報が他国へ漏れ出してしまい
結局、自らの国を滅ぼすことになった例が多く登場。
技術空洞と叫ばれる日本と重ねて考える必要がある。

今現在のあなたが何を大切にしなければならないのか?
その答が世界史から発見できる。

2008年5月 8日

大富豪のマネー習慣

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セブン&アイ・ホールディングス、会長
(平たく言うとセブンイレブンの偉い人)
鈴木敏文さんは、先進国の中でも消費が飽和してしまい、
未知の領域に突入している日本では・・・

景気が回復したと言われようが、言われまいが、
消費(サービス関連への消費は増えているらしい)は
振るわないとおっしゃる。

さらに、「ガソリン1リットルあたり150円を超えた時、
多くの消費者が車の中で一本150円のミネラルウォーターを飲んでいた。
水道水に戻そう(飲もう)と考えた消費者がどれだけいたか」
と、価値の歪みを指摘

タダ同然の水やお茶が、ペットボトルや缶に詰められて
売られるようになった直後は、見向きもしなかったんだぜ
(当時としては衝撃。そして絶対に売れないな、とも思った)

ビル・ゲイツをブチ抜いて
世界一の金持ちとされるウォーレン・バフェットおじさん。
(余談ですが、チェリーコークを一日に6本飲むらしい・・・)

その堅実な投資方法を
レンタカーを洗車する人なんて、いるでしょうか?」
と問い返し、語る

ちなみに、ゲイツ氏はマクドナルド大好きっ子。
ジャンクフードを食していれば、世界一、二を争う大富豪になれそうだ

同じ雑誌内で、石原慎太郎のコラム(歴史雑文)があるのに、
新銀行東京のP/L(損益計算書)を、
「このようなP/Lには、100年に一度お目にかかれるかどうか」
と、言い放つ柴山政行さん。
当然悪い意味で、皮肉を込めた会計考現学が熱い

年収116万円の人が、500万円分、飲み食いしているのと同じコト。だって。
都民の方々はお気の毒。とか言ってる場合じゃないみたい

エリザベス・コリンズの、「自分の師匠」の探し方や、
師匠が不用になった時の、フォロー手順とか。一読の価値あり。
「あなたのキャリア開発に積極的に関心を
寄せてくれる5~6人のネットワークを築こう」
って。現実的な数値ですネ

2008年5月 7日

無料で本あげます!

多くの方々に来店して欲しいので、
興味ある人にタダで、無料で差し上げます。コメント、メールでご連絡ください。
一定期間が過ぎたら、処分してしまうので早いモノ勝ちです。

John Johnに置いておくので
受け取り日時が決まったら、再度メールにてご連絡ください。

2008年5月 6日

時間を売るな!

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時間は、切り売りするものではなく
使うものだと言う飯塚哲哉氏の時間論

ネガティブな人か、リアリズムな人かを
見分ける方法、頭を使わずに湯水のように使われる
税金についての話

誰もが一度は体験したことがある、
フロー状態(極度の集中状態)
お母さんの「ご飯よぉ~」の声が聞こえないアレです。

作者は、この状態での高い成果、疲労感の減少、癒し効果を
味わうために仕事をしているようだ。

目に見えない時間を、「硬いタイルのようではなく、
弾力性のあるゴムやスポンジのようなもの」という
概念で示しているところは興味深い

「仕事に対する熱意や責任感が強い人ほど、
判断がシビアになる」

ここでいうシビアとは、ネガティブな思考ではなく
経験に裏打ちされたリアルを見ること。

「どうせ誰かがこれを壊しにやって来るからだ」
と言って、自社製品のシェアを奪うインテルのパラノイアの話題

創造的な仕事をしてきた著名人の
心の中は、相反する要素でいっぱいだ。とか

「仕事を信頼して任せられる人間と出会えないのであれば、
無理にチームをつくる必要はない

「厳しい競争を生き抜くためには、自分の得意な領域を
注意深くつくり上げ、それを大事にすることが必要」

本書に出てくるダーウィンの言葉から
「生き延びた種とは、賢いとか強いとかではなく、
適応することができたものだ」

2008年5月 5日

クローバーフィールド

clover_field.jpg

ゲームのバイオハザードから着想を得たのかと
思ったら、原宿のキディラインドに置いてある
有名なフィギュアがアイデアの基らしい。

大盛りポップコーンと相成って
すっげぇ映像酔い

ダイでハードなおっさんが、悪者をぶっとばしたり、
トムdeクルーズなパパが、殺人トライポッドを爆破したりする
アクション映画ではないので、小さなお子さんや、三半規管のバランスに
自信の無い方が観たら、ゲボしちゃうかも・・・

手持ちカメラ風なので、それがやっぱり
単調になってしまうなー、と感じつつ。

主力の激突は、アメリカ軍vs敵なんだけど、
主人公達の外側で作戦が行われている感じが
よく表現されていた。

疎外感の演出が上手いなぁ

戦闘機からの爆撃や、戦車からの砲撃の
音だけしか聞こえない。とか

実際、手持ちのカメラでドキュメント撮影したら
あんな様子なんだろーな

今から観る人がいたら・・・
ラストシーンをじっくり注意しておくと、イイものが発見できるかもヨ