2008年7月29日

察知力

sacchiryoku.jpg 中村俊輔の
トラウマ

中3で背負った痛手。
それが切っ掛けで
無我夢中でサッカーに取り組む決意を固めた。

浮ついて、欲が薄れることを警戒する俊輔。

MVPを受賞する恐怖を越えて、兜の緒を締める。

未来を察知し、そのための準備を怠らない。
これは僕にとって、とても自然な気持ちの流れだ。

だって、そうじゃないと、
すぐ誰かに追いつかれ、
追い越されて
しまうから。

センスを盗み、考え、悩むことに楽しみを見出す。

細かいことを感じるか、感じないか、
考えるか、考えないかで、
人の成長は違ってくる。

感じて、考えて、悩み抜いて得た察知力は
自分を安心させる。

たくさんの引き出しがあると、
自分を信じることができるから、
相手が誰でどんな場面だろうと、
妙なプレッシャーを感じることはない。

“引き出し”に限界はあるのか?

僕は、とにかくたくさんの引き出し、
多種多様な引き出しを作り、身につけたい。

ひとつのことができれば、次のことへとステップを進めたい性格だから。
できたら、次、できたら、次・・・・・・と、
挑戦し続けて、ステップアップしていきたい。

ひとつのことで世界の頂点まで行くという選択肢もあるとは
思うけれど、違うシチュエーションやパターンが訪れたときに、
ポキッと折れるのはイヤだから。
いろんなことを体験して、引き出しを増やし、幹を太くしたい。

オシム監督下での初試合を振り返って。

やることがたくさんあり、難しい試合だったし、
自分の置かれた状況も難しいものだった。

でもそういうとき、いかに自分の力を証明するかが、問われる。
そこで、逃げ腰になったり、プレッシャーに押しつぶされて、
その作業を怠ったら、おしまいだ。

雀鬼の桜井章一氏も勝負の流れのイメージを
“円”に例えていたが。
ゼネラリストとしてのバランス感覚

僕は、様々な能力の軸をつなぐと“円”を描いている・・・・・・
というような選手になりたかった。

ある能力だけが飛び抜けているのではなく、
いろんなことができる選手というイメージ。
そしてその“円”を大きく、太くしたいと考えていた。

自分を追い込む姿勢

監督に認めてもらうという考え方ではなくて、
「ヤバイ、このままでは消えてしまう」
という危機感を持つようにすれば、頑張れる。

中村俊輔、成功の定義

出場数やゴール数、立ったステージの高さで、
成功かどうかは語れない。

10年前に掲げた目標や、子どものころの夢が叶えば、
成功というわけでもない。

目標や夢は、ひとつじゃない。
現状を察知し、軌道修正を何度繰り返してもいいはず。

どんな環境や立場であっても、100%の力で戦うことが成功へ繋がる。
厳しい現実のなかで、自分を知り、懸命に生きることが大事なんだ。

今の自分にできることを、手を抜くことなくやった、
という実感を持てる毎日を過ごすこと。

簡単そうに見えて、これが難しい。
なぜなら人には甘えがあるから。

「これでいいだろう」と思ってしまう瞬間。僕はそれが怖い。

なりたい自分になるため、100%で生きることができれば成功だと思う。
成功か失敗かなんて、誰にもわからないし、誰にも決められない。

今の僕に、自分が成功しているという気持ちはない。
ただ、成功させたいと願い、毎日を100%で生きようと務めている。

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