2008年8月 8日

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

now_discover_your_strengths.jpg 才能の痕跡を
発掘する

強みを磨き、違いを活かす。
弱点の克服は成長に繋がらない。
ダメージコントロールに無駄なエネルギーを使わない。
弱点を隠しても何の役にも立たない。

脳のシナプスは、日々、瞬時に決定を下している。
そのシナプスのラインが太くなっている部分が
自分自身の個性であり、才能である、と。

ニューロン同士の結合の話も含めて、
脳医学からのアプローチがあるところが、たんなる自己啓発書と異なる。

「強み革命」によって「偽りの切望」を炙り出す。

人材採用側の募集要項の書き方、
管理職のパフォーマンス管理システムの構築など、
組織として活用する方法も掲載されている。

本一冊一冊にIDが付いていて、ネットを使って自己診断ができる。
それによって判定される34のタイプ、各タイプ別の使いどころガイドもあるので安心。

(ただし、診断は一度だけしか行えない。
2つの設問の答「どちらでもない」は、両方にあてはまらない場合に選ぶものであって、
「どっちもあてはまる」ではないので注意すること)

先に本書に目を通して、自己診断してみると二度美味しい。
ウェブ担当は、回復思考、規律性、内省、分析思考、ポジティブの
5つを重視しているかと思いきや・・・

(他にもあてはまりそうだったのは、学習欲、コミュニケーション、
自我、社交性、慎重さ、責任感、調和性)

個別化、戦略性、学習欲、達成欲、原点思考の5つが
ストレングス・ファインダーによって判定された。

この34の資質は、ピアノの88の鍵盤に似ている。
鍵盤を一つずつたたいているだけでは、弾ける曲はかぎられるが、
いくつもの鍵盤を組み合わせれば、モーツァルトからマドンナまで、
あらゆるジャンルの曲を演奏することができる。

34の資質もそれと同じだ。この資質を踏まえたうえで、人を観察し、理解すれば、
その人が奏でる独自の旋律
聞きとることができるはずだ。

投資家ウォーレン・バフェットの才能

彼が特別な人間になりえたのはその行動パターンのおかげだが、
まず最初に、彼は自分にはそうした行動パターンがあることに気づいた
(ここが大切なところで、われわれはこの最初の段階にも達しないことが多い)。

次に彼は、(ここがもっと大切なところだ)弱点を克服することに重きを
置かなかった。それどころか、彼がやったのは正反対のことだった。

最も強力な自らの特徴を特定し、教育と経験によってその特徴を補強し、
それを今日だれもが認める最も大きな強みに成長させたのである。

日頃、ゴチャ混ぜにしてしまっているが。

  • 才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンである
  • 知識とは、学習と経験によって知り得た心理と教訓である
  • 技術とは、行動のための手段である

3つの革命ツール

  1. 「才能」と「経験によって身についた能力」
    区別する
  2. 才能を特定する
  3. 才能をことばで表す

使われなくなった回路によって
選ればれた回線がより強調される。

自らの永続的な独自性をなかなか信じようとしない人は存外多い。
才能は実に簡単に手に入るものである。

だから、みんなも私と同じように世界を見てるんじゃないのか、
みんなもこのプロジェクトを立ち上げたいと思ってるんじゃないのか、
みんなも衝突を避け、共通基盤を見つけたいと思ってるんじゃないのか、
今のまま進むと障害が待ち受けていることぐらいだれだってわかってるんじゃ
ないのか、などと誤った安心感を持ってしまうのだ。

才能というものはあまりにも身近にありすぎるので、
あたかもそれが常識であるかのように思ってしまうのである。
ほかの人々も自分と同じ意識を持っているものと信じたほうが、
ある一定のレベルでは確かに安心なことではあるが。

しかし、実際には、われわれの意識はみな一人ひとり異なっている。
だから、世の中の事象に対する考え方、感じ方も当然一人ひとり異なってくる。
それは、われわれの意識――繰り返し現れる思考、感情および行動パターン――
がその人独自の脳内回路によって生み出されるものだからだ。
脳内回路がフィルターの役割を果たし、
日々出会う出来事をふるいにかけ
集中すべき対象と切り捨てるべき対象を分類しているのである。

才能が発揮される具体例

六人の仲間がお気に入りのレストランで夕食をとっているとしよう。

このような場面で、共感性にすぐれた人は脳内フィルターの作用によって、
ほかのみんなはその夜の会食をどのように感じているか考え、
一人ひとりに笑みを向け、問いかけ、本能的に脳内回路の周波数を
相手に合わせ、相手から発信されるシグナルを正確に受け取ろうとする。

そして、全員がだいたい同じ気持ちでいることがわかると、
自分も愉しい気分になれる。ありていに言えば、この人はそうして
安心感を得るのである。

しかし、もちろん
全員が同じ気分でいることなどありえない
なかに一人遅れてきた人がいたとしよう。
その人はそのことを気にかけ、食事代を持つことで埋め合わせをしようかと
考えている。くわしくは後述するが、これは<責任感>という才能のなせるわざだ。

また別の人はみんなが何を注文するか考えている。
これは<個別化>という才能による。ある人は一番親しい人の横にすわり、
その人の「近況をどうしても知りたい」と思っている。
これは親密な人間関係を築こうとする<親密性>という才能。

また別の人は同席している二人が、前回同じ顔ぶれで食事をしたときのように
口論を始めないかと心配し、二人が激しやすい話題にならないよう気を配っている。
これは<調和性>という才能だ。

残る一人はまわりのことなど眼中にない。
食事のあとでみんなに披露しようと思っている、ジョークを心の中でただひたすら
練習している。これはことばでドラマをつくり上げようとする
<コミュニケーション>の才能である。

劇的に異なるフィルターを理解して、仕事に活かす。

みなさんにはこんな経験はないだろうか。
わかりやすい簡単なことばで説明して、自分の考えをできるかぎり明確に伝えた
つもりなのに、まったく理解してもらえていなかったという経験だ。

どのように仕事を進めるべきか、順序立てて懇切丁寧に説明したにもかかわらず、
自分が伝えたのとは異なるやり方で、まったく別のことをされてしまった。

こういうときにはだれしもいらだってしまう。
ちゃんと話を聞いていたのか。承諾できなければ、どうしてそう言わなかったのか。
どうして何度も同じやりとりを繰り返さなければならないのか。

しかし、フィルターは一人ひとり劇的に異なるということを心得ていれば、
相手が話を聞いていなかったわけでも、故意に別のことをしたわけでもなく、
ただ、指示を与えた人間の考えが読み取れなかっただけなのだということが
わかるはずだ。要するに、問題はフィルターの相違ということである。
ことばの意味は理解できても、
そこに込められた意図

くみとれなかったのである。

色覚障害のある人に、紫色をことばで説明しようとするとどうなるか。
もうおわかりだろう。どれほどことばを尽くそうと、
その人が紫色を見ることはないのである。

才能の愉悦

才能は持ち主に、その才能を「活かしたい」と思わせる力だけでなく、
活かして「愉しい」と思わせる力も備えている。
どういうわけか、最強の脳内回路は、この「活かしたい」と「愉しい」と
いう二つのシグナルがズムーズに流れるようにできているのである。

才能をどうやって特定するのか?

才能はあなたが下す決定すべてに影響を与えている。
ということは、あなたはすでに才能と親しくつきあっているということである。
確かに、才能は人生という布地にあまりにしっかりと織り込まれ、
あまりに絶大な影響力を持つので、一つひとつのパターンを認識するのは
案外むずかしい。しかも才能というやつは
自己主張をしない。目立たないやつだ

それでも、必ずどこかに痕跡を残している。
その痕跡を見つけ、才能を突き止めるには、われわれはみな
自分自身を見つめ直す必要がある。

無意識の反応でも才能の源泉は探れるが、
それ以外にも三つの手がかりがある。

  • 切望
  • 修得の速さ
  • 満足感

ジョブズのスピーチでもあったような「切望」

どんな人にも長いあいだ胸に秘めた願望があるはずだ。
切望というのは、脳内回路の中でもとりわけ強力な回路が
引き起こす自然現象である。

だから、外界からどれほど抑圧されていても、その強力な回路は
その人に気づいてもらえるよう常に訴えつづけている。
自分の才能を本気で見つけたいなら、
耳をすましてその声をとらえてほしい。

どうやって「修得の速さ」を体感するか。

新たな職務のためにしろ、新たな目標のためにしろ、
新たな職場のためにしろ、動機はなんであれ、
新たな技術を学びはじめたとたん、配電盤のスイッチが
すべてオンになったかのように、まさに脳の中で光がともったかのような
経験をした人は、みなさんの中にもいるはずだ。

そうした技術は、新たに開かれた脳内回路を通してあまりにすばやく伝わるので、
技術を習得する段階そのものが消えてしまう。
初心者特有のぎこちなさはあっというまになくなり、
巨匠の優雅ささえすぐに漂うようになる。
そして気がつくと、勉強仲間を引き離し、教わらなくとも次にやるべきことを
やろうとし、鋭い洞察力で次々に質問を投げかけるものだから、
場合によっては、指導者に快く思われなくなってしまうこともあるかもしれない。

しかし、あなた自身はそんなことはまったく気にならない。
新たな技術のほうからあなたに手を差しのべているのである。
それを修得しない手はない。

「満足感」を手繰る

自分はどのような状況で満足を覚えるか、それを仔細に観察してほしい
ということだ。それがわかれば、才能のありかを必ず突き止められる。

       (~中略~)

とりすまして言えば、
「感じているか、感じていないか」
ということだろう。

どの時制を意識してるか。

「これはいつ終わるか」と考えているようなら、
おそらくそれは才能を活かしていないからだと思う。

一方、将来を見据え、「いつまたこれができるか」
考えているようなら、あなたはそれを愉しみ、
なんらかの才能を活かしていると考えてほぼまちがいないはずだ。

客観視の困難具合

われわれはあまりにも忙しすぎ、客観的になるには
自分という対象はあまりに自分に近すぎる

弱点、失敗に対する恐怖、
批判に対抗するカール・ユングの言葉

批判は何かを破壊したり、打破したり、屈服させたりするときには
有益な力を持つが、何かを築こうとするときには害にしかならない

人の不幸は密の味

断言してもいい。自信満々の人が失敗するのを見て、
少しも喜びを感じないと言いきれる人はまずいまい。

人間の性とでも言おうか、われわれはだれしも多かれ少なかれ
他人の不幸を喜ぶ卑しさを持っている。

そして、その喜びは失敗した人の自己主張の強さに正比例する。
つまり、失敗した人間が自信家であればあるほど、まわりの人の
喜びは大きくなるのである。

自暴自棄にも物笑いの種なってしまうこと。
この二つを恐れるあまり、自らの強みをあえて前面に押し出そうと
しない人は多く、そういう人たちはただひたすら弱点を繕う作業に没頭する。
そうしていれば、まわりは勤勉で謙虚な人と評価してくれる。

しかし、残念ながら、弱点を繕うだけでは、めざましい成果は決して得られない。

「感じる」ことを疎かにしていると・・・

錯覚と拒絶のために感覚が鈍ると、真の強みを探す気力も失せ、
結局のところ、だれかの二番煎じのような人生しか生きられなくなる。

世界クラスの人生ではなく、どこにでもある月並みな人生しか
送れなくなるのがせいぜいだろう。

本書の才能診断、その必要性
場面にあわせて「意識的に有能になる」

だれしも成功を収め、達成感を得た瞬間が人生に少なくとも一度はあると思う。
強固な人生を築けるかどうかは、
そのときの瞬間が再生できるかどうか
にかかっている。

おまけ

顧客をどのような気持ちにさせたいのか?
大規模調査から得た質問

  1. 全体的に見て、期待どおりのサービスが受けられたと思いますか?
    それは期待をはるかに上まわるものでしたか・・・・・・
    期待をはるかに下まわるものでしたか?
  2. このたびの製品またはサービスをほかの方にも勧めたいと思いますか?
    ぜひ勧めたいですか・・・・・・絶対に勧めたくないですか?
  3. このたびの製品またはサービスを今後も継続して利用したいと思いますか?
    ぜひ利用したいと思いますか・・・・・・二度と利用したくないと思いますか?

スタッフにぶつける質問

  1. 今後三ヶ月、何に一番力を入れるつもりか?
  2. 何を発見しようと(学ぼうと)しているのか?
  3. どのような(協力)関係を築きたいと思っているのか?

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