2008年8月26日

思考のボトルネックを解除しよう!

思考のボトルネックを解除しよう! リミッター解除

「思考のボトルネック」が
あなたの頭の良さを決め、
あなたのアウトプットを制約し続けるとしたら?

「知識」「選択」「生/活力」の枠組みから
問題を探るが、なによりもその土台は好奇心から成り立つ。

「効率的にやみくもに」
自分に必要な情報を収集する。

「知識」のパートを【情報】【手法】【技術】に区切って
ボトルネックを見つけ出す。まずは【情報】について。

知るという、ちょっとした努力
大きな差を生みます。

       (~中略~)

自分に影響があることは、知って、知って、知りまくることです。
仕事、生活、投資、勉強、病気、何でもかんでも、
知っていないと高くつきます

       (~中略~)

くだらないことから大事なことまで、
知らないことは、あなたの人生のコストを上げていきます。

今後は、ある専門分野で突出しない限り、生き残れないと思います。
そうでなくとも、少なくとも人一倍の情報を持たないと、
いろいろ不利益を被ると思います。世界はどんどん複雑になり、
巧妙なからくりを持ちつつあります。
知らないと収入も頭打ち、高コストの人生で、収奪される側になってしまいます。

言葉を手に入れろ。

言葉は素材、言葉は道具、言葉は武器

「複利」は、「金利」という言葉(概念)の発明から、
さらに派生した言葉(概念)ですが、この発明された言葉どおりに
世の中が運営されていて、大きな影響力を持っているということです。

繰り返しますと、言葉は、世界を切り取り(認識し)、
再構成して操作することを可能にしました。
「複利」を知らないと、「複利」を知っている人との間に
大きなハンディキャップが生まれます。

「複利」で貸す側は大きな収入を得ますが、
借りる側は雪だるま式の利子を払う羽目になります。

つまり、言葉を道具として手に入れ、操作できる側にいると、
多大な利益を手にすることができるのです。

       (~中略~)

まず、言葉を知るべきです。言葉は世界を創り上げる素材であり、
世界を操作する道具なのです。世界を操作する道具とは、
あなたが世界でゲームを戦うための道具です。
多くの言葉を知っているということは、
多くの「武器」を持っていること
にも等しいのです。

ECRSのフレームワークにあてはめて、情報を得るための
行動を改善してみる。

  • E:Eliminate(やめる、なくせないか)
  • C:Combine(同時化、いっしょにできないか)
  • R:Re-order(順序変更、順番を変えられないか)
  • S:Simplify(単純化できないか)

情報のラットレースに捲き込まれないように、
著者である石川和幸さんが読書において順序付けているコト。

  1. 仕事に関する領域
  2. 一般的知識に関する(気になる、知識の幅を広げてくれる)領域
  3. 趣味の領域
  4. 時間があったら読む領域(流行の本等)

【手法】について。フレームワークの効能

競争状況の分析「五つの力」

  1. 自社
  2. 顧客
  3. 競合他社
  4. サプライヤー(供給業者)
  5. 代替品

経営分析の「3C」

  • Company(会社)
  • Customer(顧客)
  • Competitor(競合)

こうした決め打ち型のフレームワークは、たくさんあります。

  • マーケティングの4P
  • 現場改善の5S
  • 製造業のQCD
  • 株式評価のPER、PBR・・・・・・
  • 株価チャートテクニカル分析の13週移動平均・・・・・・
  • 財務分析のROA、ROS、ROE、EVA・・・・・・

推論により、フレームワークを自作する。

演繹法(三段論法)

演繹法は、前提を置いて結論を出すだけです。簡単です。たとえば、

  • 大前提 SEの仕事は過酷
  • 小前提 私はSEに転職した
  • 結論  したがって、私の仕事は過酷になる

といった感じです。

これは定言的三段論法です。有名な例はこんな感じで、言い切る論法ですね。

  • 大前提 すべての人間は死ぬ
  • 小前提 ソクラテスは人間である
  • 結論  ゆえにソクラテスは死ぬ

ほかには、次のようなものがあります。

仮言的三段論法

  • AならばBである
  • Aである
  • ゆえにBである

線形三段論法

  • AはBよりも大
  • BはCよりも大
  • ゆえにAはCよりも大

帰納法

帰納法はもっと単純で、複数のことから普遍的なことを導く手法です。

  • りんごには種がある
  • 桃には種がある
  • 葡萄には種がある
  • ゆえに、果物には種がある

といった内容です。

こうした論理展開は、思考の基本となるもので、この展開に乗せて
論を整理するだけで、ふつうに思考が整理されます。
(帰納法は結論に至るときに、ちょっとした論理の飛躍があるので、
使うときはご注意を。反例がないかよく検証しましょう)

また、他人をだますときやマスコミ報道の誤謬などでは、
この推論を悪用していることが意外とあります。

MECE(ミッシー、ダブりなし、モレなし)の前提条件

全体の範囲をどう設定したかです。これをスコープといいます。
「議論のスコープは、営業部だけにします」とか、
「今日は電車の話をします」とか、議論の範囲を絞ることです。

つまり、議論の対象となる
「全体」を最初に定義
するのです。
議論の土俵を設定するのです。

スコープを設定しないと、MECEの設定はできません。
全体を定義するから、その中の要素をモレなく、ダブリなくあげられる
のであって、全体が定義されていないと、要素が次から次へと出てきてしまいます。

       (~中略~)

MECEかどうかは、スコープの設定に依存します。
スコープを広げた途端、MECEは成り立たなくなるのです。
常にスコープを意識し、スコープから逸脱しないように気をつけることが重要です。

【技能】について。

基礎練の目的

練習とは、リスクのない安全な状況下で、擬似的実践を繰り返すことです。
練習問題を何度も解くということです。

学校ではドリルや練習帳で何度も繰り返して学んでいったと思います。
その後、テストで本番を迎えたはずです。
社会に出てしまうと、なぜかみな、
練習をやめてしまい
、それどころか、
情報や手法を収集することすらやめてしまう人まで大勢いますが、
やはり「練習」は必要なのです。

「練習」内容をさらに分割する。

机上練習は次の三つです。

  1. 何度も「練習」する
  2. 「シミュレーション」する
  3. 「ケーススタディ」で現実に当てはめてみる

実地練習は次の四つです。

  1. 楽しみながら一人でもできる「ゲーム」
  2. 一定のルール下で行う「ディベート」
  3. 複数で役割分担する「ロールプレイング」
  4. 師匠について本番で学ぶ「見よう見まね」

本番の仕事は、最大の学ぶ機会。以下を意識して試す。

  1. 新しい知識をどう組み合わせて見せればわかりやすいか
  2. チームをどう説得するか
  3. 自分は何に貢献できるか
  4. どうすれば作業中も仲よくできるか

「選択」のパート

「選択」のボトルネックは、あなたの「居場所」と「向かうべき場所」を
決めてしまいます。あなたの今と今後の活躍の場を選ぶということなのですから、
この「選択」が、あらゆる努力の開花の場所を決めてしまいます。

       (~中略~)

「自分はこの程度だ」と認識して、妥協した選択をしている人がいるとしたら、
もったいないことです。せっかく学んでいることは、たんなる暇つぶしでしょうか。
あるいは、少しでも自分を向上させたいと思ってのことでしょうか。
「選択」がボトルネックになっていないか、きちんと検証すべきかもしれません。

自分が今どこにいるのか。そして、どこを目指すのか。
その前提は何か。検証してみるべきだと思うのです。

選択の視点マッピング

短期的視点では、以下の三つの視点があります。

  1. 「重要」と「緊急」の軸
  2. 「好き」と「得意」の軸
  3. 今いるところで真剣にがんばる軸

長期的には、以下の二点の視点があります。

  1. 自分を「たな卸し」する
  2. 未来を夢見る視点、未来から見る視点

自分だけの「選択」

もっと大切なことがあると思うのです。それは「思い」です。
「自分の人生のテーマ」といってもよいでしょう。
目先の作業や会社のことは自分の外にありますが、
「思い」は自分の中にあります
人生とはすなわち、たくさんの選択の集積です。
その集積が、目先の短期的な功利性だけで判断してきたものだとしたら、
人生は、「都度判断」の集積、小手先の人生になってしまいます。

もっと骨太の「選択」、人生で達成すべきことは何かという「選択」をして、
そこに、自分の時間とお金をかけるべきではないかと思うのです。

「たな卸し」の際に参考になる、著者の項目分類。

  1. 仕事
  2. 家族
  3. 人間関係
  4. 健康
  5. 趣味・ライフワーク
  6. 財産

たまには、立ち止まって振り返る。

「選択」は「認識」同様に過去を引き継いでいます。
自分を「たな卸し」するとは、自分も含めた過去を引き継ぎ、
夢へとつなげることなのです。
「あなたはどこから来たのか」
という問いは重要です。このような問いをせずに、
自分の道が決まっている人には、不要な問いかもしれません。

しかし、職業も住む場所も自由に選択できる今、この問いは重要です。
そして、この問いは、そうそうできるものではありません。
おそらく、行えて一生に一度とか、そういった回数かもしれません。

生まれてから今まで、どんな環境で育ったのでしょうか。
親は、家族は、何を支えてくれたのでしょうか。
町内会・子ども会など地域の人々や学校、塾、クラブの友達などと、
どんなやりとりがあったのでしょうか。
偶然出会った多くの人々は何をしてくれたのでしょうか。

育てたペット、植物、捕った虫、登った山、水遊びをした海や川。
本、絵画、音楽、映画、漫画、芸能、スポーツ。

見たこと、やったこと、聞いたこと、怒ったこと、泣いたこと、笑ったこと。

風景、風の音、雨のにおい、鳥や虫の声、雪の色、花の色、空の色、雲の色・・・、

たくさんの善意と少しの悪意、たくさんの生活の命の営みの中で、
いろいろな人の思いが注ぎ込まれて
きたのだと思います。
私たちはその思いを受け継いでいます。

仕事の世界に入り、多くの人々に出会ってきました。
目の前の仕事に集中する人、仕事の質にこだわる人、グループを取りまとめる人、
出世を目指す人、あきらめた人、どのような思いを受け継いだのでしょうか。

もし、過去にいやなことがあっても、そのいやなことさえ、
とらえ直すことができます。
過去の出来事は変えられなくても、
出来事の意味づけは変えられる
のです。

未来を見ること、未来から見ること。

私は今の知的な思考法を伝える書籍等の意義を認めつつも、
一方で、今の世の中が単なる知的スマートさだけでは、解けない問題に
直面しつつあると感じているからです。

つまり、頭だけでは全然だめで、そもそもの志、夢、情熱があってこその
知識であり、思考のフレームワークであり、それがなければただの頭の
お遊びになりかねない、あるいは、血も涙もない結論を導くおそれもある
と思うようになったのです。

       (~中略~)

そこでは、知的作業による結論の細かな違いよりも、思い、志、ミッション、
価値観が決めてとなると思うのです。そこには、単なるロジックや
損得勘定を越えた決断があります。

何に基づいて「選択」するのか、その基準、すなわち、自分の中の思い、志、
ミッション、価値観、目指すものを持っていること、
そして、常にそこに立ち戻ることが大事だと思います。

「選択」するということは、責任を引き受け、
未来を引き受けることだと思うのです。

「生/活力」における、石川さんの3Sルール

  1. Simple(単純)であれ
  2. Small(小さく)あれ
  3. Sustainable(永続的)であれ

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