2008年10月31日

やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている

やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている

儲けを自動化する
ケーススタディ

前作、『結局「仕組み」を作った人が勝っている』の続編。

自分の適性に合致したスタイル(ビジネスモデル)が
見つかるかもしれない。

そのまま真似することはできないが、
何かヒントになるエッセンスは抽出できるハズ。

その仕組みは、後から聞けば簡単に思えるかもしれないが、、
ベラボウに稼いでいる人々が、その形態を構築するまで、
数々の試行錯誤をしていること。楽に儲かる話なんて幻想に等しい。

金の成る木を育て上げた方々に下記の
共通点があると読み取れたので、そのキーワード。

  1. 他力
  2. 継続
  3. 併用
  4. マメ

ネット文化の特性。

P.57
今の人って軽々しく友人・知人に
相談できないような問題は、
全部インターネットで調べて解決しようとするんですよ。

ネットで、リアル店舗、現実のサービスと同じものもあるので、
どちらが多い少ないは言い切れないが、
ユーザーの悩みや疑問、人知れずコッソリ探したい情報の
手助けをしてあげる、それだけで確固たるサービスに繋がる。

本書のエッセンスを凝縮。

P.282
「仕組み」思考 チェックシート

起業期→拡大期→安定期→衰退期・・・
時間軸に沿って、やるべきことのチェックリスト。

「他力」「継続」「即行」「複製」「多面」
「標準」「分身」「法則」「論理」

以上のように、体系別にまとめられているので、あなたの新ビジネスに役立つだろう。

2008年10月30日

経済は感情で動く

経済は感情で動く “後知恵”を
信じるな!

冷静に俯瞰するための最新行動経済学、
“感情の経済学”
真っ先に自分自身を疑え!

誰も信じられない、世知辛い世の中だが、
自分の脳ミソが一番信用ならない。

ギャンブル好きは論外としても、
まっとうな生活を送っていると思っているあなたが、
気付かぬうちに、日々ギャンブルをしていたとしたら?
自分が信用できなくなるテスト付き。

お金と経済の本音を、コラムと教訓、
心理学の視点で切り取る。
あまりに合理性とはかけ離れた人間的経済観。

信念と偏見、自惚れのコンピューターを通すと、
まったく非合理な結果が飛び出す

そこには数学理論、経済理論なんて微塵も顔のぞかせない。

抜け目なくリッチに儲ける。
儲かっている時こそ、働け!

価格設定のトリックと使い方を学んで、
騙されないような自分に仕立て上げる。

売上げを上げるために悪用するならば、
お客さんの葛藤をブチ破り、“選ぶ理由”を与えてあげる。

結果は同じでも、
「してしまったこと > しなかったこと」
で、後悔の度合いが違う。

客商売なら、その隙を突けっ!

愛すべきあなたのオンボロ・コンピューターを騙すクイズ。
身近な話題、例えば・・・

P.22
あなたは前から目をつけていた携帯電話を買いに行く。
行ってみたら値段は9,000円だった。

代金を払おうとしていると、歩いて10分の
「あっちの店では同じ製品を8,000円で売ってるよ」
と友だちに耳打ちされる。

さてどうしますか? 安いほうの店に駆けつけますか?

P.22
今度はテレビが買いたくなったとする。
ある店では19万9,000円の値札がついていた。

例の友だちが駆けつけて、歩いて10分の
「あっちの店では同じ製品を19万8,000円で売ってるよ」
とささやく。

さてどうしますか? 安いほうの店に走りますか?

脳が、使うお金の範囲をランク付けして
分類していたことに目から鱗。

人間がちょいちょい、エラーを起こすワケ。

P.78
簡単に無意識に認知できる方法で、
複雑な問題もときには、「手軽に」完璧に
解いてしまうが、はずれる可能性もそれだけ大きい。

P.81
過小のものから過大な推論をしてしまうのだ。
たとえば株の素人は(いやプロだって)、株価の動向は
実際以上に予測できると思いがちだ

まったく偶然に推移したものが私たちにはそう見えなくて、
あるモデルに従って推移していると解釈してしまう。
そのモデルに特別な意味や自分で見越した価値を付与してしまうのだ。

そんな意味が巣くっているのは、手もとのデータのなかではなく、
私たちの頭のなかだけなのに。
私たちは、統計的サンプルが少なくて判断が不可能な場合でも、
とにかく一般化しようとする

P.83
私たちは「平均値への回帰」の法則が正しく適用できなくて、
あてにならない直感に頼ってしまう。
だから予測が予想屋のそれのようになり、平均値から逸脱してしまう。

このようにして実際にはないことを
みんなそろって考えるようになったとしても、不思議ではない。

たんなる偶然でしかないことに
多大な意味を付与するという癖が、
いつまでも抜けないのだ。

世でまかり通っている与太話。後出しジャンケン。

P.83 【後知恵】

何か事が起こってから、後でその原因に言及すること。

事前には予測すらできなかった事象が、
事後には必然であったかのように
判断する心理的バイアスのひとつ。

「自動車事故を起こしてしまった。もっと慎重に運転していれば
よかった」。 一見、「正しい」原因のようにも読めるが、
その真偽を深く追究することもなく、そこで
「思考停止」してしまう。
自分や他人の行為に対しても、スポーツの結果に対しても、
普通によく展開される推論

質問や問題、現状の提示のされ方によって、選択結果が異なる。

P.98 【フレーミング効果】

これを投資の場合にあてはめれば、
確実に得をする確率が高いときには慎重になり、
確実に損をする場合は余計にリスクを負うということだ。

これはギャンブラーによく見られる現象で、
もうすぐ終わりというときに損をしていると、赤字で終わらせないために、
賞金は高いがリスクの大きい賭けに出てしまう。

悔しさを味わわなくて済む代償。

P.113 【後悔回避】

現在および将来における「後悔を嫌い、避けたい」
という人間の信念が、意思決定に大きな影響を与えている。

人は短期的には失敗した行為のほうに強い後悔の念を覚えるが、
長期的にはやらなかったことを悔やんで心を痛める。

マーク・トウェインの次の格言がそれを裏づける。
「20年たてば、したことよりも
しなかったことを嘆くようになる」

いつでも1円は1円、100円には100円の価値があると
どんな場面でも言えるか? 悔しさのバイアスに打ち勝つ。

P.117
要するにいろんなケースで、後悔したくないから
決心を後まわしにし、自信がないから縮こまって、
現状を変えることができても変えようとしない。

選択しないでいることも
それなりの選択であること
には気がつかない。

自ら手間をかけて、単位を置き換える。ラクをしない。

P.165
新聞やテレビの報道を見るときに、各種の統計数字については、
母体数がどれだけかを確認し、
%表示であれば実数に、
実数表示であれば%表示に、

置き換える頭をもとう。

そうすれば、最初に受けた印象と異なり、騒ぐようなことではない、
とわかるかもしれない。また、%表示を見たら、
残りの%が何なのかを問いかける
ことで、事の本質を見抜く眼をもとう。

プロの皆さんは、より慎重に。そして完璧の高みを望むなら。

P.167
測定が完璧になるような判断をする人は、
正反対で左右対称の二つのエラーを犯さない。

つまり、自分の仮説が正しい確率を、
過小評価も過大評価もしないのだ。

人びとが適切な判断を示すかどうかを研究する場合、
調査は広範囲に渡っておこなわれる。
(金融分析、ギャンブル、法律上の評定、臨床心理学、気象など)

大方のところ、適切な判断をくだす人はきわめて少ない。
いちばん多いのは、自分の仮説の信憑性を
つねに過度に評価してしまう例である。

エキスパートの判断は、ときに深刻な問題になることがある。
控えめな行動をとるべきだと直感でわかっていながら強行し、
困った事態を招くことがあるのだ。

たとえば金融界では、経験豊かな人ほど、
過大評価を抑えるどころかさらに高めてしまう。

真のエキスパートほど慎重な判断をするものだが、
自分の職業的能力の高さについては、
プロほど過大評価する傾向がある。

過信を抑えるには。

P.173
問題は、自分についてどれだけ知っているか、
ということなのだ。

それもとくに、知っているつもりでいること、
知らないということを
知らないでいること
なのである。

             (~中略~)

たしかに私たちは何もかも知ろうとは思わない。
しかし自分の
知識の範囲は自覚しておくほうがいい。
ある選択が適切かそうでないかの違いは、
まさにそこを参照点とするからである。

人垂らしの処世術。
信念を揺るがした方が良い成果を得るのか、それとも一時の快楽に浸るか。

P.178
「意見を変えるか、その必要はないか
の選択に迫られたとき、ほとんどの人が必要はないと考える」

つまりほとんどの人が、自分の信念を「イエス」と言ってくれるものを
好ましいとし、その反対のものは疎んじるわけだ。

私たちの多くが自分の政治的信条にそった新聞を読むのも、
その一つの現れである。

要するに、間違っていると言われるより、正しいと言ってもらうほうが
気持ちがいいのだ。

予測の無意味。「そんなの初めから分かっていたよ!」
という輩に対抗する技。

P.186
これから起こることを予測するのと、
すでに起こったことを解説するのとでは、大違いである。
あとから解説するのはだれだってうまくできるし、自信も満々だ。
証券アナリストの腕はその点で抜群である。

             (~中略~)

予言者より歴史家のほうが多いのもそのためであり、
試合の結果に賭けて暮らすより、
スポーツ解説者として稼ぐほうが楽なのもそのためなのだ。

             (~中略~)

前もって知っている情報があったのだから、
すでに起こった出来事も予測できたはずだと、
まっちがって思いこんだりする

             (~中略~)

そこであなたに入れ知恵したい。
次に新たな報告書を出したり経営会議に臨んだりするときには、
目の前にいる人に、これから説明する分析の結果がどんなものかを
先に推測してもらうのだ。
うまく行けば、そこでの結論の独自性を示し、
それが最初の直感とはどんな風に違うかも、
容易に示すことができるだろう。

情報を鵜呑みにしない。出所を疑う。

P.205
情報のほとんどは、いいかげんだったり、古かったり、
信頼できないものだったりする。

なぜなら、情報は確実な手がかりであるより、
風評であることが多いからだ。
情報が操作できるという錯覚を持つと、
重要でもない情報を重要視し、それに対して過剰な反応をしたり、
過度な行動に出てしまったりする。

復讐の醍醐味

P.242
事実私たちは、社会的な約束を破った人を罰することが大好きで、
そのために自分が得などしなくても、
それどころか約束を破ったことよりもっと高い代償を払うことになっても、
それでもへこたれずにその喜びを追究する。

するべき行動をしない、誠実で正しい行動をしない人を懲らしめる喜びを、
たとえ大きな犠牲を払おうと、あきらめようとはしないのだ。

自分の利益を最大限に引きだそうとする
経済的で利己的な計算などどこへやらである。

なぜ、こんなにもお金が好きなのか?
えっ!? 好きじゃない? またまたご冗談を・・・

振り込め詐欺に引っかかる理由が、分からなくなる。
お金は数値だけど、数字の羅列ではない。

P.288
お金の価値はそれで買えるものによって決まる、
と通常考えられている。

つまり、お金で手に入れたものを持つ喜びの程度による
というわけだ。

しかし、神経生理学から見たらそうではない。
それどころかお金は、それ自体が喜びになるのだ。

実際、お金が線条体の下部皮質を活発にする
「喜びのドーパミン系回路」は、食べ物やドラッグ
(それもとくにコカイン)による興奮の場合と変わらず、
その場でじかに満足感を与える種類のものである。

(すでに大金持ちである人でも、麻薬中毒のような中毒症状、
いわゆるワーカホリックにはまってしまう理由がここにある)

お金がそれ自体喜びであるなら、
お札を手放すことは苦痛に違いない。
さもなかったらどうしてクレジットカードという
プラスティックのお金を使ったり、ADSLをカード払いにしたり、
全額込みのパックツアーを選んだり、
その他もろもろのじか払いの苦痛をなくすシステムを使うだろうか。

財布を開けてお札を一枚一枚数え、そのあと彼らと別れるときの
つらさは、華やかなプラスティックカードを差しだすときの苦痛とは、
くらべものにならないものだ。

ウェブ担当は現金主義。クレジットカードやスイカ(パスモ)で
精算した時は、その履歴を一回一回書いて、把握している。

お金の計算が苦手な人は、このクイズをやってみて。
(ヒントはページ下部に)

P.305
サッカー用の靴一足と
ボール一個を合わせた値段は110ドルである。

靴はボールより100ドル高い。
ボールの値段はいくらか?

もう騙されない! 惑わされない!
深呼吸して脳のシステムを落ち着かせる。
クールダウンが肝。

P.314
困ったことになるのは、
私たちがものを知らないからではなくて、
知らないのに知っているつもり
でいるからだということが理解できたことだろう。

エラーを減らすためにエラーを認める
ということは、この世の生き物が持たない認知能力を持っている
つもりにならないで、
自分の限界を正直に認めるということだ。

それはまた、日々の感情がうまく解決したように見えるいろいろな
ケース(なかにはおもしろいものもある)を研究し、
罠を見つける術を身につけ、責任ある経済的および社会的選択を
きちんとこなすということなのだ。

それができれば、私たちの感情的弱みにつけこみ
合理性の限界を利用して
密かに利益を引きだそうとする輩の餌食にもならないで済むだろう。

クイズのヒント:10ドルではない。
数式にあてはめると簡単に解けるけど・・・
答えは本書の中に。

2008年10月29日

コミュニケーションをデザインするための本

コミュニケーションをデザインするための本 振り向いてもらう
かまってもらう

コミュニケーションを
正しく設計しないと商品は売れない。

キーワードは、"関係性の構築"
著者、岸勇希さんが携わった事例を解剖する。
仕組みに囚われない、気持ちのデザイン

  1. 話題を広げる
  2. 徹底的に尖る
  3. ニュースをつくる
  4. 売れる空気をつくる
  5. 気持ちをデザインする
  6. メディアを見つける
  7. メディアをつくる

広告について著者が抱く、
「生活者にとっては、鬱陶しいもの」
というイメージを払拭し、広告を見た人が、Happyに前向きに
何かを掴みとれるよう、マメに積み重ねたアイデアの解説は、
是非目を通しておきたいもの。

P.150
新聞とブログを組み合わせた実験的なメディアを通して、
情報の重み付けがレイアウトに反映される新聞という
媒体から改めて発見したコト。

ブログだと時系列で並ぶのが基本なので、
自分が一番伝えたい記事に優先順位を付ける重要性を再確認する。
(当ブログでいうと、「特におすすめ本」のページにあたる)

いったん、思い込みを捨て、
結果的に誰を、どうしたいのか?
自分に問い掛けてみる。

と、同時に自分自身の肩書き、役職、専門領域も
脇に置いて発想する。

P.170
誰を、どうしたくて、
そのために何をすべきかを考える

誰が、どのような状態になっていることで
課題が解決されるのか

ここでいう自分が動かないとは、
自分に刺さらない、自分が盛り上がらないアイデアである。
そして、自らアクションを起こし動き回ることができないと、
その熱意が伝わらないことも示唆している。

P.181
自分が動かないキャンペーンで、
人は動かない

5つの原則。メディアありき、新技術ありき、
メッセージありき、という場所から思考を始めない。

P.183

  1. 思い込まずにインサイト
    ・・・肌感覚に頼り過ぎない
  2. 課題解決のためにありとあらゆる手法、選択肢を考える
    ・・・メディアから考えない、メッセージから考えない
  3. メディアと表現を分離しない
    ・・・生活者が広告に接触する瞬間を大切にする
  4. 仕組みではなく、気持ちをデザインする
    ・・・技術や仕組みは目的ではなく手段
  5. 結果に固執する
    ・・・広告の本質を忘れない

客先の売上げを上げる。
という一点に集約。

P.183
広告は、そこになにかしらの期待があって
クライアントがお金を払って
打つものです。

私たちはその期待に応える必要があり、
いかなる条件であっても引き受けた以上、
その条件内ででき得る最大の成果を目指さなければなりません。

当たり前のことですが、この当たり前のことができていない
キャンペーンが数多く存在することも事実です。

話題になるだけ、創る側の自己顕示欲をアピールするために、
大切なのお金を浪費してはいけない。

2008年10月28日

Webマーケティング 広告戦略のセオリー

Webマーケティング 広告戦略のセオリー ネットで利益アップ

流行に乗ったタイムリーな情報より、
将来、検索されても
色褪せない記事
を掲載することを心がける。

そんなブログの記事は、
以下のユーザーへ向けて書くように意識するとイイようだ。

  • 見込み客
  • 検索エンジン
  • 記者

会社や店舗でブログをやっているならば、
強く意識しなければならない点として。

P.52
すべてのブロガーにはオンライン
広報担当者としての責任があります。

監訳者が述べる"平易な日本語"が裏目に出て、
読み辛いのは残念。
流れるような文章ではないので、文脈が途切れ途切れでもったいない。

インターネットを効果的に活用した売り上げアップの
入門書ではあるが、ある程度の専門用語やアメリカのサービスを
知っていないとスラスラ読めないので注意。

無料で本書をプレゼント

2008年10月27日

世界一利益に直結する「ウラ」経営学

世界一利益に直結する「ウラ」経営学 強気の値段設定

税金面から見た経営学、
自社製品やサービスの値段設定についても一計アリ。

『ラクをしないと成果は出ない』でお馴染みの日垣隆さんと、
『裏帳簿のススメ』の著者であり、経営コンサルタント、
税理士でもある岡本吏郎さんとの裏対談。

  • 既存商品で市場に切り込む
  • 小心者のほうが経営者として優秀?
  • 高級外車、別荘、持ち家と土地、法人化の無駄!
  • 地方税を計算に入れなかったために破綻?
  • 魅惑のかけ算収入の世界
  • アイデアのストックは、不安や恐怖心の裏返し?
  • アウトソーシングのヤバさ
  • 衰退産業に属しているコトがチャンスになる?
  • 飲食店の経営を3年でやめるのは大正解?
  • 新装オープンの店はクレーマー率が高い?
  • インターネットがクレーマー培養装置になってるってホント?
  • 税的メリットの日本版LLP(有限責任事業組合)
  • コンサルタントが門前払いする客とは?

これから独立して商売を始めようとしている方も、
先行き不安の会社勤めの人も、税金のことを知っておいて損することはない。

役人どものフォーマットに合わせる必要はない。
指摘し辛く、こっちは楽に処理を済ます。

P.20
日垣:
「交際費」でも「雑費」でも、ちゃんとスジが通っていれば
実際はどこに入れてもいいわけでしょう。

岡本:
関係ありません。
自分の観点でルールを作ればいい
だけの話なのです。

そういう面では、青色申告決算書というのは、よけいなお世話です。
税務署の側には、突出しているところに調査に入ろうとか
理由があるから細目分けをさせるのですけれど、
極端なことを言えば、「雑費」一本でいい

納税者と税務署の視点の違い。

P.20
日垣:
でも、確定申告で記入の不備があると、
細かく突っ込まれることになるでしょう。

岡本:
いや、彼らが実際に調査に来たとき、細かい項目を1個1個見て
どうのということはありません。
「これは、消耗品費に入っていますが、おかしいでしょう」
とは言わない。

というのも、みなさんが一所懸命項目分けしても、
合計しているんですから。
彼らはその分類が間違っているかどうかは見ないで、
請求書や領収書を1枚1枚見ていくだけです。

価格を上げて、自らプレッシャーを課す。

P.34 岡本:
高めにちょうだいしてお客様に借りを作って、
その借りを埋めると顧客満足、「ここまでしてくれるのか」となる。
それを繰り返すことで良循環に行くんです。

将来の顧客を入り口で、ふるいにかける。

P.37 岡本:
「何とかしてよ」と相談に来る人のなかには、
「別に今のままでいい」という人もいっぱいいます。

しかしそういう人たちにいくらアドバイスしても、
そもそも変わる気がないのですから、何を言ってもムダです。
言う側も聞く側も時間とエネルギーを消耗してしまいますから、
最初の時点でこういうムダは排除しなくてはなりません。

排除するためにはまず価格を上げて、
その値段でもいいからやってみたい
僕は変わります、変わる覚悟がある」
と意思表明できる人だけを入れるようにするのが大事なんです。

気になるお金の疑問。

P.54 岡本:
「岡本さん、お金ってどれくらい貯めなきゃいけないの」
と人からよく聞かれます。

そんなとき私は、「あなたの人生のなかであらわれる選択肢が
いくつかあるなら、それらを総取りできるくらい
あればいいでしょう」とお答えしています。
選択することはリスクですから、
選択しなくていい状態を作っておくのが一番いいのです」と。

ひとつの道しか選択できないのと、いくらでも選択できる場合とでは、
どちらがリスクが高いかというと、明らかに前者です。

忘れがちな商いの仕組み。

P.68
日垣:
そもそも商売の原則は、「安く仕入れて高く売る」。

岡本:
大原則ですね。それから、
人と同じことは絶対にしない

賭け事と経営に共通するポイント。指標をお金からズラす。

P.78 岡本:

  1. これだけの額を得たらやめると決める
  2. これだけの率を得たらやめると決めておく
  3. 時間制限をする

ブランディングというと敷居が高そうだが、
要は商品に中毒性があるか、ないか。

P.98 日垣:
世界的な有名企業でなければブランドではないという時代ではない。
やる側としては、その中毒性を商品なり
自社のブランドなりに埋め込んでいけばいい。

断る時の交渉術。説明責任を背負う面倒臭さ。

P.137
岡本:
一番ありがちなNGは、
断る理由を相手に言ってしまう
ことです。

日垣:
理由を言うと、立場が弱くなりますよね。

クレーマーに限らず、文句しか言えない人の程度の低さ。

P.142 日垣:
相手に文句をつけて
自己愛を満たそうとする人

2:6:2の正規分布で、あなたはどこにポジショニングされるか、正直に。

P.151

  1. 上位2割 自己成長モデル
    自ら問題に気づき、変化する意思を持っている人。
    自ら学び、成長していける人。
  2. 中位6割 コンプレイナーズレベル
    気づきはあるが変化できない人。
  3. 下位2割 疾患レベル
    気づきもなく、変われない人。

飲み屋でクダを撒かないように注意する。

P.183
岡本:マクロの話が好きな人はいっぱいいるじゃないですか。
日本経済がどうなるとか、やたら語る人がいます。
日本全体が不況になったからといって
自分も不況になるとは限りません。

全体がバブルだからといって、自分がバブルの
恩恵にあずかれる保証もない
基本的には、自分がどうするかという話ができないで、
全体を論じてもしょうがないと思うんです。

日垣:
問題の核心部分で解決能力がない会社員は、マクロが大好きですよね。
携帯ビジネスが伸びているとか、対前年度比で云々という話を延々と
するけど、最後に「じゃあ、僕はこうします」とは
決して言わない

過去が未来を縛る?

P.206 日垣:
過去の出来事とは独立して未来があるということ、
過去の結果として常に未来があるわけではない
ということを、人は「痛み」として知っておかなければ
いけないでしょうね。

今の自分は、過去からの積み重ねであることは疑いようがない。
しかし、そのまま、その先の未来に繋がっているかどうかは確定していない。

2008年10月26日

急に売れ始めるにはワケがある

急に売れ始めるにはワケがある 感情は模倣され
伝染する

伝染病のような速さで広まる流行や情報、
その発信源と仕組みを探る。

著者は、マルコム・グラッドウェル。訳は、高橋啓さん。
推薦帯は勝間和代さん。あとがきの解説は、小阪裕司氏。

誰も履いていなかった時代遅れの靴、
荒廃した街の安全、
ニュースキャスターの表情から読み取る大統領選の行方、
クチコミから始まったアメリカ革命。

上記の例を分析した結果、
人は気付かぬうちに自分の役割を担っているという、
メイヴン、セールスマン、コネクター等々、
あなたの特性はどれに該当する?

実在する人物の例を紹介すると。こんな感じ。

P.269
メイヴン:
とても複雑なコンピューターのインストール方法なり、
操作方法なりを教えるために、わざわざあなたの自宅にまで
来てるくれるような人だ。

セールスマン:
きわめて難解な税法や年金プランに精通し、
それを顧客の心情に訴えかけるような言葉で包み直す。

コネクター:
政治、演劇、環境保護運動、音楽、法律、医学等々に
かかわっているが、重要な役割は、それらの世界を仲介することにある。

著者が分解する、モノが売れる、伝わる法則。
売れ始めるメカニズムの解明する。

  1. 少数者の法則
  2. 粘りの要素
  3. 背景の力

ティッピング・ポイント(臨界点)を超えた先にある状態を
持続させることも重要だと感じた。

大切なコトは、わかりやすく翻訳することであり、
誘発するシグナルを考えることである。

集団が巨大化する時の危険性や
バンドエイド的応急処置広告の利点。

ついでに、タバコで鬱に!? なんて話や、
毒煙の中毒(喫煙感染)から退散する2つの戦略など。

ほんのちょっとしたことで、結果に大きな変化をもたらせる場合もある。

P.180
誰しも、人に強い印象を与えるための鍵は、
提示するアイディアに一貫して備わっている
品質にあると思いたがる

             (~中略~)

そうではなく、いわば余白の部分で
提示方法にちょっとした工夫を加えることで
メッセージを一気に伝播させたのである。

脳で情報処理する場合の省略やエラーによって、
素因的>状況的 といった不具合が生じる。

P.218
人間は他人の行動を解釈するとき、おしなべてその
根本的な性格特徴を過大評価し、
状況や背景の重要性を過小評価する

性格は一つではない。

P.221
性格とはむしろ、習慣や志向性や関心の束のようなものであり、
それぞれゆるやかに結ばれ、時と場合と背景しだいで変わるものなのだ。

誰もが一貫した性格を持っているように見えるのは、
自分を取り巻く環境をたくみにコントロールしているからにほかならない。

SNSやブログを活用したマーケティングのヒントになるか?

P.239
誰かの親友であるためには、最低限それなりの時間が必要になる。
ところが、ある限度を超えると感情的負荷がかかる。
誰かを深く気づかうのはたいへん労力のいることだ。

10人~15人までの間のどこかで、
過剰負荷が始まる

家族の中で、自然とできた役割分担(あることの専門家)により、
生活の効率性を高めているという。

“別かれ”によって、その相手の外部記憶が使えなくなると、
辛いと感じるわけだ。
感情的に悲しいのは、情報が引き出せなくなったから
悲しくなると考えたほうが妥当なのだろうか。

おまけ 1990年に行われたアメリカでの医学調査の結果。

P.326
精神障害の程度が高くなる
につれて、喫煙との関係も密接になる。
アルコール中毒患者の80%
がタバコを吸っている。
総合失調症患者のほぼ90%
が喫煙者である。

P.327
鬱病の原因の一つとして、脳内のある種の化学物質を発生する
機能に障害が生じることが
考えられている。とりわけセロトニンとかドーパミンとか
ノルエピネフリンなどの神経伝達物質がそれにあたる。

これらの物質は気分を調節し、自信とか優越感とか
喜びなどの感情に関係しているという。

             (~中略~)

鬱状態にある喫煙者は、
鬱状態を治す安い治療手段として、
脳内の化学物質のレベルを正常にするためにタバコを
吸っているということになる。

くだらない憧れからタバコに手を出し、
今でも格好をつけている(と思っている)人は哀れだが、
一度、自分の鬱を疑ってみるのもよいだろう。

2008年10月24日

史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル 自分自身を騙して、
どこへゆくのか?

自分が正しければ、正当なら、
仕事、生活の諸問題は自然と解決する。
という危険な思い込み

思い込みに浸って、「現実が、まわりが間違っている!」
と叫びたいところだが、リアルに立ち向かうスキルを
著者フィリップ・マグロー氏が伝授してくれる。訳者は勝間和代さん。

本書は、自分自身を騙すのを止める指南書であり、
急に発生する責任や、人生を干上がらせる遅効性ウイルスに
対抗するための処世術であり、
他人の行動を予測し、コントロールするための、
人心掌握の画策本でもある。

これから先は、
“本当に生きる”人のみに読んでいただきたい。

あなたは、いつまで
敗者ではないフリをしているのか?
あなたは、犠牲者か?
自分自身に対する非道い仕打ちに気付く勇気はあるか?
古い手順を捨て、新しいコトを学ぶ気概はあるか?
いったい、どんなくだらないことから見返りを得ているのか?

意志や「やるつもり」ではなく、「結果」に基づいて
自らの人生と、その質を評価。
鋭い口調で言い当てられるので、1ページ1ページが重い。

見返り行動
人生の終わりに後悔する時が、きっとくる。
どうやら“人生の管理者”を構築しないと、エライ目に遭いそうだ。
自分のダメな部分を新しい環境に放り込んでやれ。

都合よく、自分で目隠しをして、
見えないように、見ないようにしているが、
本当は目先の小さな見返り
つられているだけだ。

「遊びのない人生なんて・・・」という視点ももっともだが、
テレビ、雑誌、ネットサーフィン、無駄な食事、飲まなくてもいい酒、
育ちの悪い女、マナーのない男、毒煙、金、見栄、自己欺瞞、
リスク満載だが快楽生活。
それらに囲まれた一時の安心感という中毒症状。
このまま操られるつもりか?

下記のような状況に至っている方は、
「こんな人生でイイや」と諦める前に一読あれ。

  • 今の仕事でもっとお金を稼げないことに不満を抱いている
  • 自分には今以上のことを成し遂げる能力がある
  • 型にはまってしまって、望むものが手に入らない
  • 自分にうんざりしている
  • 感情が欠けた不毛の生活あるいは結婚に黙って堪えている
  • 死ぬほど退屈でやりがいのない仕事を無気力にだらだら続けている
  • 目標達成に向けて努力を払っていない
  • 情熱も計画も目標もなく、人生を「おざなりに生きている」
  • 実際にはあなたの行動には信じられないほどの危険が伴うのに、
    空想の世界に生きて自分が失敗することはないと思っている
  • 苦労することも自分が望むものもろくになく、
    望んでいないものが多すぎる安全地帯に引きこもっている
  • 変わる見込みのほとんどない孤独な人生を送っている
  • 手に負えない金銭的負担に苦しんでいる
  • 罪悪感や不満、憂鬱をいつまでも引きずって生きている

体系化された各項目、身近なエピソードを例に、
今日明日の課題に落とし込まれているので、即実行できる。

目次に目を通すだけでも価値アリ。

第1章 問題がひとりでに解決することは、絶対にない
誰もあなたに代わって闘ってはくれない

第2章 本当に生きるということ
【人生の法則1】ものがわかっているか、いないか

第3章 自分の選択と態度に焦点をあてる
【人生の法則2】人生の責任は自分にある

第4章 「見返り」が行動を支配している
【人生の法則3】人はうまくいくことをする

第5章 問題は、あなたが認めるまで悪化していく
【人生の法則4】自分が認めていないことは変えられない

第6章 違うことを「する」
【人生の法則5】人生は行動に報いる

第7章 過去の出来事を言い訳にしない
【人生の法則6】事実なんてない。あるのは認識だけ

第8章 今すぐに人生計画を立てる
【人生の法則7】人生は管理するもの。癒すものではない

第9章 見返りを断つ
【人生の法則8】私たちは自分の扱い方を人に教えている

第10章 憎しみはあなたの心を変えてしまう
【人生の法則9】許しには力がある

第11章 あなたのゴールラインはどこか?
【人生の法則10】自分が求めているものを知り、要求する

第12章 ガイドつき人生の旅

第13章 目標設定の7つのステップ

第14章 自分の公式を見つけよう

認知の罠を認知行動療法で外す。
罠を解除するためのカウンセリング本でもある。

あなたは彷徨いたくて、フラフラしているのか?
正当か不当か、ではなく、「計画と地図」によって現実に対処する。
見返りシステムの功罪を暴き、
正しいか正しくないか、ではなく
「うまくいっているか?
いっていないか?」

を試験紙にする。

他人が自分に何かしてくれるという決めつけは、
自分の首を絞めるだけ、あなたは行動と同時に
結果も選んでいる

それは意欲的になった時だけに発生する果実。

P.110
私の人生で、「ノー」と言ったおかげで経験が豊かになったり、
人生の質が高くなったりしたことは一度もない。

逆に、「オーケー、いいとも。
試しにやってみよう
と言っただけで、人生の質が高められたことは何十回もあった。

素直になる。

P.174
認めるというのは、自分が今していること、していないこと、
あるいは自分の人生で我慢している有害なことについて、
冗談抜きに率直に誠実に現実的に、
自分自身と対決することだ。

P.180
自分が今どういう状況にいようと、
偶然そうなったわけではないということを「認める」必要がある。
言い訳無用。責任はあなたにある
あなたがそうした状況をつくりだしたのだ。

サービスの本質、その舞台裏。

P.175
たいていの人が求めているのは、真実ではなく
自分が正しいと認められることである。

正しかろうと間違っていようと、
自分の考えに対する裏打ちを求めているのだ。

事実に基づくものであろうとなかろうと、
自分がすでに出した結論を支持
してくれる人間や情報を求めているのだ。

こうした人たちが聞きたがっているのは、
気分を良くしてくれる言葉であり、
今の自分と現状について、さしあたり
心を慰めてくれるような言葉だけである。

評価基準。

P.194
単に結果という観点だけから成功や失敗を評価するということは、
自分を厳しい目で現実的に評価するということだ。
世間も同じ尺度であたなを評価
するのだから、あなたもそうしたほうがいい。

独自のルールや法則を作ることはできない。
すでに世の中が独自のルールや法則を持っているのだから。

それより大事なのは、世の中には、それらを
押しつける力があるということだ。

考えるだけ、意図するだけで終わっていないか?
行動しないと、まるで意味がない。

P.202
引き金を引け
知識を得るだけで終わらずに、
これまでとは違う何かをするのだ。

人生は流れや勢いに乗って進む。
運動することであれ、自分の感情を言葉にすることであれ、
もう一度学校へ行くことであれ、祈ることであれ、
新しい仕事に応募することであれ、何か違うことをはじめれば、
行動に弾みがつく。

宇宙で一番仲良しにならなきゃいけない相手とは。

P.353
こんな風に考えたことはないかもしれないが、
世界史の中で、あなたという人間は二人といない。
現在も過去も未来も、あなたという人間は他にはいないのだ。

あなたは生まれ、今生きており、いずれ死ぬだろう。
そして
二度とあなたという人間は
現れない。

あなたは独自の人間であり、この地球上の他の誰とも異なる。
そのあなた自身と親しい関係を築かずに人生を送るのは、間違いだ。

人間の全ての活動を裏側から観察した成功の定義。

P.142
成功するということは、自分がすることは
何でも他の人に受け入れられ、
認められるということだ

逆に失敗するということは、それは、
自分や自分が差し出さざるを得ないものが
何らかのかたちで世間に拒絶され、
世間からつまはじき

にされるという意味でしかない。

成功を妬んでいる暇で、行動に移す。

P.415
つねに成功している人は、
幸運なのではない。
突破口を自ら切り開いたのだ

P.55
ゲームはいま始まったばかりだ。
まだ手遅れではない。

             (~中略~)

泣き言はもうたくさんだ。
いまこそ、「あなたの時代」であり、
「あなたの番」である。

2008年10月23日

「無税」入門

「無税」入門 税金ゼロ風味

取られやすい立場からの脱却。
無税というのはおこがましいが、
節税ではない過激さが含まれている。
ひねりの利いた物言いにニヤリ。
自称、非エリートサラリーマンが体験してきた小技。

"税脳"が低下しているサラリーマンは、
税金のことにもう少し親身になろう。 (損したいのなら止めないが・・・)

著者只野範男(ただの のりお)さんが強調する
「無税装置」を組み上げればOK。

まず、申告納税制度であることを思い出す。
基本的には徴収されるのではなく、
自分から納めるもの、とされているが、
政治家や官僚どもが勝手に使う金を集金する、年貢と同じシステム。

搾取されている税金をスピード違反に例えてみる。
すっごく端折って言うと、税金の上限速度は厳密に決まっている
のではなく、ある程度納める側で決めてよい。

さすがにマッハ2の速度で税務署の前を駆け抜けたら
「コラコラ!」となるけれど、時速20kmでも、時速100kmでも、
時速200kmでも、明確に決まっていないので、納める人のサジ加減。

コツは事業所得と雑所得の線引きを自分で決めること。
金額ではなく、経費をどこまで含めるか、そしてその範囲は事業(副業)に
対する熱い想いと熱意だと著者は言う。

確定申告の手続きが面倒だと思っている方も多いと思いますが、
まったく簡単。税法が変わる前に、会社側に対策を打たれる前に是非。

勉強しない人は、損する。それだけ。

P.11
税法に限らず、法律は、知っていることを前提にしている。
知らなくて損をするのは、知らない人の責任というのが
国の本音だ

税務署の署員の貴重な時間を奪う。
という嫌がらせについて。

P.30
税務署は「公正・公平」を揚げる統治機関であるが、
同時にいくら締め上げたら、いくらの利益が返ってくるか、
という収益率を重視せねばならない機関でもあるはずだ。

私を説得して修正申告をさせたところで、
国家にとっては、せいぜい20万円程度の成果にしかならない。
数億円を飲み込んだ、怪しい大魚がウヨウヨ泳ぎまわっているのに、
ザコにかまっているほど、税務署は
酔狂ではないだろう

マルサと税務署では担当管轄が違うんだけど、
まぁ、暇ではないってこと。

本書では数カ所、疑問点があったけど、
あえてココでは書かないことにしておく。

2008年10月22日

THE21 1日30分の成功習慣

THE21 1日30分の成功習慣 1日が
あっという間に
終わってゆく

ジェットコースターのように
目まぐるしく1日が過ぎ去ってませんか?

毎日、10分のイメトレと、10分の振り返り、
やっぱり朝型生活がイイらしい。

日本の街ごと創りなおす話や、
“カワイイ市場”についての情報を掲載。

柳生博とグルになって、マルチの広告を載せているところがたまにキズ。

日本の英語環境、
丁度良い湯加減にしてもらっているコトを忘れずに。
その環境を意識することで、得られる、変われる何かがきっとある。

P.66 茂木健一郎さん
世界とは多言語な場であり、そのための
公用語として英語が選ばれ、存在しているということ。

そして日本は、そのような事実を
つい忘れさせてしまう環境が整っている国だということ。
これらの事実に、僕たちはもっと敏感になってもいいのではないでしょうか。

子供が母国語を覚える過程から、
語学習得の本質を探る。

P.67 茂木健一郎さん
最初は口真似です。
言葉の意味はわからなくても、それは「音」として脳の中に入ってくる。
そして反復する。意味を知る。

つまり、世界中のどこを見回しても、
単語の意味を前もって辞書で調べてから
会話に使った、という幼児はいないのです。

1985年を境目に、それまでの「実体経済」に下記の3つが
加わって合計4つ。経済が複雑化したという。

P.70 大前研一さん

  1. ボーダレス経済 金や情報が国境を越えて自由に流通
  2. サイバー経済 インターネットを媒体としたもの
  3. マルチプル経済 自己資金の百倍、千倍の資金が動く

日本経済が閉塞感に覆われている原因となった三拍子。

P.71 大前研一さん

  1. 「新しい経済」のわからない政府
  2. 改革意欲のない(逃げ切り世代の)高齢者
  3. やる気の欠如した若者

閉塞感を打ち破るための策は、
北京政府のコントロールすら及ばない、中国での
街単位の産業政策を見習い、日本各地域の独立採算制を
取り入れることだと言う。
中央政権から脱出し、地方に権限を与えることで、生き残ることができる、と。

ただし、大前さんの策の中で、高層ビル建てまくる話には、
突っ込みドコロがある。大地震があったらどうするの?
過去に何度も震災でヒドイ目にあっているコトを
忘れたわけではあるまい。

先行き不安の世の中だからこそ、自分を信じる。
成功か失敗かの二分法で切り分けない意欲。
心臓外科医からのアドバイス。

P.85 須磨久善氏
自身をもつには、成功体験を重ねていく以外にありません。
しかし、
多くの人がここを勘違い
しているのですが、この世には、
完全な成功も完全な失敗もないのです。

6対4で失敗だったとすれば、4つは成功しているわけです。
そこを術後に自問自答しながら、
きちんと評価してやる
失敗したから俺はダメだと投げてしまうのではなく、
結果は失敗でも、この部分は成功しているということを
きちんと拾い出してやる。
そうやって、自力で自信をつくり上げていくのです。

自信を過信しない。

P.85 須磨久善氏
起こり得る事態をすべて洗い出し、それに対する対策をすべて考える。
停電が起きたらどうするか?
地震が起きたらどうするか?
看護師が機械台をひっくり返してしまったらどうするか?
ありとあらゆるアクシデントを想定して、
それに対するオプションを考えておくのです。

心臓外科医は自信をもつことが大切だといいましたが、
状況判断のオプション
をどれだけもっているかも、非常に重要です。

よく、手先が器用だから手術がうまいのだといわれますが、
手先の器用さよりも、もっているオプションの数を増やすほうが
はるかに重要です。

オプションが自信を支えてくれるんはわかったが、
それで慢心しないのか?

P.85 須磨久善氏
自分が一番だと思うことは大切ですが、
自分は100点満点だと思ってしまった瞬間に
成長は止まってしまう。

ですから、自信をもつと同時に、
自分に100点満点をつけない
ことが大切です。

様々な人が教えてくれる30分の習慣特集でしたが、
たがか30分と思っている人は、後になってから気がつくでしょう。
どれだけ差が開いてしまったか、ということに・・・

無料で本書をプレゼント

2008年10月21日

PLAY JOB

PLAY JOB (プレイ・ジョブ) 他人の言いなりに
なってる
暇なんてない!

ルールに縛られる仕事、生活。
それらは、あなたが大人と呼ばれる立ち位置につく前、
本当に求めていたものか?

人の言うことを聞かない、
ロックな人生についての物語。

肉体的にも精神的にも疲れている、最近なんだが元気がない。
そう思った時に一読すると、本書の価値はハネ上がる。

2008年10月20日

サラリーマン「再起動」マニュアル

サラリーマン「再起動」マニュアル 代理店が消滅

恐れおののいている方も、バンザイしてる君も。
Googleやアマゾンが社会に必要とされている、という
ユーザー主体の事例や心理状態を切り口にして、
従来の広告代理店、ネットの広告代理店が
崩壊してゆく様子を説明

嗅覚の鋭い人ならとっくに察知しているし、
実際に動き出している。高齢者相手の商売やペット産業への参入。

あわせて、今までインターネットに興味がなかったり、
外部からの情報を取り入れてこなかった人向き。

読み解いてゆけば、今から
時代のニーズに沿ったビジネスのヒントを思い付くかもしれない。

2008年10月19日

勝間和代の日本を変えよう

勝間和代の日本を変えよう 小洒落た世間話

活力ある日本を切り口にした、勝間和代さん。
女性が接するテーマが多いので、ワーキングマザーにもオススメ。

今回の対談で初めて、雨宮処凜さんの活動内容を知った。
アクティブで興味が湧く。

日本の金銭的下層の世界を知るには、その現場に飛び込むのが手っ取り早いが、
そうも状況が許さない立場の人が、最下層近辺の現状を撫でるにはちょうどいい。

雨宮処凜さんは、自分に都合のイイ言い訳をして自己防衛する
下層貧民群のコトを、現状を受け入れたくないのでは?
と分析し、その心理描写を、鋭い言い回しを使って説明する。

ワーキングプアに対して、自業自得と言う人もいるだろうけど、
それって競争主義者の視点であって、ハナっから競い合いたくない人へ向けた、
選択権としてのセイフティーネットの必要性も知っておかなければならない。

最低限の生活環境じゃ納得できない、上昇志向の人と、
最低限の生活で、上手くやり繰りして楽しく過ごせる人に善悪の隔てはない。

健全な競争は良いと思うが、競争させたくない人まで強制的にラットレースに参加させる
ことはアメリカの二の舞にならないのか? そういった視点が掴めます。

NYの都市整備って、意外とガタガタなんですね。
イメージと乖離していたので新鮮。
アメリカ型経済が胡散臭いことを再確認。
日本も後追いするとなるとゾッとする。

日本のバブル崩壊から、今のアメリカが学ぶべきコトもあるだろうし、
アメリカ社会の容赦ない格差から、日本が学ぶべきコトもある。

“高度な世間話”で終わるか、
変革のための小さな一歩を踏み出せるかは、読み手次第。

2008年10月18日

Webプロジェクトマネジメント標準

Webプロジェクトマネジメント標準 真のwebプロマネ

PMBOK(ピンボック)という知識体系の型と、
ウェブ制作現場のリアル。

本書ではウェブ用にPMBOKが簡略化されカスタマイズ
されているようだが、ウェブに限らず
ハッピーエンドを迎えるプロジェクトを量産したい
管理職の方々は手元に置いておくべき。

値段は「2,180円+税」だが、
プロジェクトの規模によっては、200万、2000万、2億にだって化ける。
このポテンシャルで、この価格は超お買い得、激お薦め書籍。

  • 1章:PMBOKの考え方
  • 2章:ウェブ・プロジェクトにおける活用法
  • 3章:プロジェクト・マネジャーの心構え、リーダーシップについて
  • 4章:現場で活用できるテンプレート集

プロマネのフレームワークを活用し、人材が流動する環境の中で、
いかにして、失敗を知的資産にするか。

アウトプットがインプットとなる仕組み。
「終わりをつくる」とは?
ライン・マネジメントとプロジェクト・マネジメントの決定的な違い。

あなたは信頼されているか?
尊敬されているか?
プロジェクトメンバーが離れていかないためにも、
先人が創り上げ、練り上げた体系的な知恵を活用しよう。
(テンプレートがメチャメチャ役に立つ!)

2008年10月17日

弾言

弾言 ずっと自分のターン

小飼弾さんの新書。対談などを聞いていると、
人の話をあまり聞かなそうな印象が・・・
その一方的な勢いや熱さが、
イイところでもあるんだけどね。

インタビュー形式の書籍や、勝間和代さんとの読書対談、
ブログに掲載している書評などは刺激的だったんだけど、
本書では扱っている幅が広いため、少し散漫になっているかも。
様々な本のまとめ的内容でもあるので、
普段、読書をまったくしない方にお薦め。(弾さんのブックガイドもあるよ)

他人のせいにしている暇などない!
時間という資源が一番大事だと強調する。

仕事とカネの流れ、人と人の関係性を
バランスシートで説明しているのは上手い。
会計用語を耳にしただけでゲンナリしちゃう人でも大丈夫。

カネがモノを生んでいた時代から、
カネがカネを生む時代になり、崩壊したりもした。
ざまぁみろっ!と思っている人も、火傷しちゃった人にも。

そんな時代に自分の業界ルールや立ち位置をどう捉えるか、
本書は考える方向を教えてくれる。

エネルギー問題の解決策には驚きだったり、
「インターフェースが開いてる人材」に興味が湧いたり。

相変わらずテレビ漬けの人が多そうなので。

P.3
テレビや新聞を見ているといろいろなことが
わかったような気になりますが、
そこにあるのはあなたの「なぜ」に対する答えではありません。

くだらないワイドショーや、それに付随するコメンテーターもどき。
本当に必要な情報は、そこにはない。

自分の身の丈にあった、身近な情報を取捨選択する。
他人や他国のことを気にするのは、金と時間があり余っている人が
余力でやるべきものだと思う。

P.36
地球の裏側のことまで気にし出すと、
自分のことがおろそかになります。
情報の押し売りを断れない人は「負け」ですよ。
知らなくてもいいことを知り、欲しがらなくていいモノを欲しくなり、
買わなくていいモノを買ってしまう。

日本の外交にしても、他国に力を注いでいる場合じゃないだろ! と。
まずは日本国内に山積みになっている問題を解決していただきたい。

コンビニや飲食店、身近な場所にも外国人労働者の波は押し寄せている。
あなたの代役はいるか?

P.54
あなたが経営者だとして、100万円のお金を持っていたとします。
このお金で、日本人のアルバイトを1人雇いますか、
それとも10人の中国人を雇いますか?

昔ならこんな質問は単なる思考実験にすぎませんでした。
しかし、今や経営者なら、コンビニエンスストアの店長だって
こういう選択を常に迫られています。

すでに、日本人労働者は中国人やインド人と
直接競争しているのです。

いつの時代もだけど、国が自分を救ってくれたことなんて、
ただの一度もない。年貢泥棒に矛先を向けるもよし、
自分に向けるもよし。

P.55
今は国や他人に救ってもらうのではなく、
自分が自分を救うこと
を強制されている時代なんですよ。

目的の定義。なるほど新しい考え。

P.62
目的を設定することは、手段です。
目的を設定することで、視野は狭くなります。
これが重要です。「目的」は、自分の
視野を狭くするためにあります。

             (~中略~)

「ちょうどいい狭さ」というのは確かにあります。
狭すぎればつまらない。広すぎればなかなか達成できない。

エコノミストや証券会社の予測が大きく外れる理由。

P.97
自然からモノを取り入れ、それを
カネというファンタジー
に結びつけて経済を循環させる。

当たり前のことに思われるかもしれませんが、
われわれはこのことを忘れ、
経済と環境を別々の議論として捉えがちです。

自分という人間の棚卸しをしてみる。

P.118
自分が勝てるゲームとは何か。
それは考えない限り見つかりません。
自分は何ができて
何ができないのか、
客はどこから呼ぶのか。

ゲームを作るなら、自分が勝てるだけでなく、
客も楽しめるもの
にする必要があります。

相続先が社会になる「ベーシック・インカム」
日本で実施したらどうなるのかな。
興味があるシステムなので、是非とも行政は考えてみて欲しい。

P.191
世界から借りたモノを世界に返す

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2008年10月16日

対立からわかる!最新世界情勢

対立からわかる!最新世界情勢 世界のゴタゴタを
立体的に掴む

世界の動きに興味がない方も、この手の会話になった時に、
何も発言できないのは、
大人として取り残されてる感
があるので、本書でこっそりお勉強。

下記、1章~7章の中に各々9つほどのテーマが入っていて、
全てに3つの見解を提示。

  • 1章:環境と資源
  • 2章:民族・宗教の勃興
  • 3章:テロとの戦い
  • 4章:グローバル化の諸相
  • 5章:国際機関と地域主義の動態
  • 6章:開発途上国の貧困
  • 7章:世界の中の日本

対立意見を、「対立説1」「対立説2」に分け、
両方の主張を取り入れた中間的意見を「有力説」として解説。
おまけに、用語解説までついていて、なおかつシンプルな
図解なので読みやすい。

新しい冷戦の始まり、
世界が変化してゆく模様を
日本の立場、国益にフォーカスして読み進めると理解が深まる。

国連の通常予算て、約19億ドルと、意外に少なかったんですね。
ちなみに、米国政府の予算は約6073億ドル。
東京都の予算は650億ドル。 沖縄県の予算は56億ドル。

テロによる攻撃の犠牲者割合。
軍関係者が1人犠牲になるのに対して、
民間人はその10倍の人数が犠牲に。

P.26
イデオロギー対立で押さえ込まれていた民族・宗教対立が
顕在化する様相は、「文明の衝突」と呼ばれます。

これらの対立は、権力や資源を奪い合うための
支持基盤強化へ向けた演出に過ぎない。という側面もある。

P.36
少数民族の独立運動の活性化で
中国は分裂するか?

多民族国家中国が抱える民族衝突、
漢族が自治区に流入して問題に。
沿岸部と内陸部の開きすぎた格差も原因となり、
本当に分裂するのか。

安保理(安全保障理事会)、WTO、IMF、世界銀行、
NATO、SCO(上海協力機構)、ASEAN+3、
開発途上国を騙る(自認する)という戦略・・・

いつの間にか、あたりまえのように存在していた
様々な(中には胡散臭い)組織の設立理由を探る。
いったい誰に利益があるのか?

2008年10月15日

紀元前1万年

紀元前1万年 マンモスと
最後のアレ

途中までは、紀元前1万年という設定じゃなくても
イイんじゃないの?

と思っていたけど、さらわれた人々が行き着く先を観て、納得。
テンション上がる。 (くれぐれも、最後だけね・・・)

合成がバレてしまうカットもあるけれど、背景はキレイ。

2008年10月14日

SAPIO 吉か凶か!?

SAPIO 吉か凶か!? 麻生
虚の手口

公明党がキャスティングボードを握れない理由や、
永田町の不動産屋こと小沢の中身も掲載。

サピオ政界特捜班が言うように、
自民vs民主、官僚vs小沢一郎の対決も見物になるか?

立場を明確に。各国の議会モデルを再確認し、
日本の各党、本来の立ち位置を探る。

P.15 山口二郎氏
二大政党制の世界標準モデルとは、次のようなイメージだ。

経済効率や強者の自由を尊重する保守政党が右側に、
分配の公平や弱者も含めた平等を尊重する社会民主主義系、
あるいはリベラルな政党が左側に立ち位置を定め、
政権をめぐって競い合う。

イギリスでは保守党と労働党、
ドイツではキリスト教民主党と社会民主党、
アメリカでは共和党と民主党
という大きな2つの軸がある。

ヨーロッパには階級社会の伝統があり、
左右の対立の図は明確だ。

アメリカでも、共和党は富裕層、宗教的右派、
白人の保守層を支持基盤とし、自由経済優先、
小さな政府路線を志向する保守政党。

民主党はマイノリティや中間的労働者、
インテリ層を支持基盤とするリベラルで、
両者には明確な違いがある。

また、イタリアやスペインのように、
複数政党が左派、右派の大きなブロックに分かれ、
連立政権を組む二極的政党制の国もある。

北欧諸国も比例代表制で政党の数は多いが、
基本的には右のブロックか左のブロックのどちらかが
政権を担う形だ。

二大政党の国でも、単独で過半数に届かない場合は、
トップをとった政党が軸になり、路線の近い政党と
連立政権を組むのが普通である。

             (~中略~)

もし次の選挙で民主党と自民党の双方が
過半数に届かない場合、共産党が
キャスティングボードを握る可能性もある。

そのときには共産党にも
共産主義の看板を下ろし
市場の行き過ぎや格差の是正で協力してほしいと思う。
でなければ政治が前に進まない。

公明党も、生活者重視を党是とするなら、
自民党と連立を組んでいること自体が不自然だ

小沢一郎、解剖。

P.18 伊藤惇夫氏:
かつてカート・キャンベル元米国防次官補代理は、
田中角栄、竹下登、小沢一郎の3人について、
物事の決め方に違いがあると指摘した。

「田中は仲間を集めて意見を言わせ、その場で自分が決める。
竹下も仲間の意見を聞くが、その場では決めず、後で勝手に決める。
小沢は誰にも相談せず、自分1人で決める
言い得て妙だと思ったものだ。

P.18 山際澄夫氏:
民主党の代表となってからは子ども手当の拡充、
所得補償など税金をばら撒き、使う話ばかりだ。
消費税増税などどこかへ吹っ飛んだ。

いつも言うこととやっていることが違う
というのが、この政治家の大きな特徴である。

P.18 平野貞夫氏:
小沢氏には昔からとても根強いファンがいると同時に、
同じくらいの「小沢嫌い」がいる。

彼らが小沢氏を嫌う最大の理由は、彼の主張する
『日本改造計画』が本当に実行されたら大変困るからだ。

とくに政界では、張り巡らされたしがらみの中で
利権を貪る連中が政治の主流に
居座り続けている。

竹下登氏をはじめ、橋本龍太郎氏、森喜朗氏、小泉純一郎氏に
いたるまで、政・官・財の癒着の構造の中で情報を不公平に流し、
偏った政策で一部の人間を儲けさせて
票と金に結び付けてきた。

自民党の旧態依然としたこの手法が、
小沢氏の手によって潰されかねないのだから
必死にもなる

甘い汁を吸っている政治家を一掃できるなら・・・

ジャーナリストの笹幸恵氏が
第二次大戦中の日本軍の遺留品を、私費を投じて集めたタイ人、
チューチャイ・チョムタワット氏に聞いた「3つの魂」の話。

P.41
1つは、それを作った人の魂です。
日本人は何をするにも一生懸命に打ち込み、
細かな作業に精魂込め、
より美しいもの
を作り上げる。
すると、ものには魂が宿ります。
日本には針供養という伝統があるでしょう? それと同じことです。

2つ目は、それを使っていた人の魂です。
日本人はものを大切にして、
それとのつながりを大事にする
これまで博物館に訪れた日本人の中には
飯盒を見て泣く人もいたんですよ。

そして3つ目は、それを見る遺族の魂
遺留品に向かって手を合わせる日本人の姿を見たこともあります。
遺族はそこに、父の姿を見出しているのです。

情報化社会になって、不労所得やサービス業が増えても、
モノ創りの姿勢は、忘れたくない。

無料で本書をプレゼント

2008年10月13日

椿三十郎

椿三十郎 刀と鞘

黒澤明監督作品のリメイク。
豊川悦司、目当ての鑑賞。
森田芳光氏の作品が好きな人には、
面白さ見出せるのかもしれない。

中村玉緒の台詞、
「本当に良い刀は、鞘に収まっているものですよ」の
場面がピークだと感じた。

ラストシーンは、黒沢監督の方が緊張感があって好き。
両方を見比べて観るのも楽しみ方のひとつ。

と、ここまで書いてみたけど・・・ なんでリメイクしたの?

2008年10月11日

ファーストフード・ネイション

ファーストフード・ネイション 外食産業の
カラクリを勘繰る

感染パテ(バーガーの肉の部分)を追いながら、
食の安全、環境問題、外国人労働者、
大企業の隠蔽工作を浮き彫りにする。
原作は、『ファストフードが世界を食いつくす』

監督が『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイターだからって
騙されちゃいけない。イイ意味で期待を裏切られる作品。

完全ドキュメンタリーでいけば良かったのにと思えるほどの牛の屠殺シーン。
人間が食物連鎖の頂点を名乗るのならば、
その現場で働いてくれている人々がいるからこそだと感謝しながら観てゆきたい。

瓶に入った薬品の数々、大腸菌混入のバーガー、
低練度の従業員が繰り出す唾入りバーガー、
悪臭が立ちこめる工場の描写はあるものの、
工場周辺のサイドストーリー、人間模様に時間を割きすぎて、
メッセージ性が薄まってしまったのは、もったいない。

2008年10月10日

ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 汗臭く、泥の中を
這い回る
フレームワーク

自分に都合のイイ言い訳をして、
行動しないなら読まなくてもよい。
遊んでいれば、その間に格差が広がる。ただそれだけ。

頻度の高いフレームワーク×21選は、カタログとしても重宝する。
お薦め書籍、アイテム紹介はカラーページでとても見やすい。

書籍から得た知恵をフレームワークにブチ込んでみる。
「健全な疑い」や、使いやすいデザインにまで話は広がる。

フレームワークからハミ出たモノこそ、
思考のスキを突いた旨み成分である。

なぜその能力が必要なのか?
といった根本的な問いに対して、親切丁寧に実践方法まで解説されている。
本書で勝間和代さんが紹介する、ベンジャミン・ブルーム博士の
「思考の六段階モデル」をブン回そう。

アクションに繋げれば、その時点で差が広がる。

P.24
実際に行動を起こすことが、多くのビジネスパーソンにとって、
いちばん難しく、欠けがちな部分ではないかと思います。

どんなにいい推論をしても、それをもとに何かを実行して、
その実行の結果を着実に成果につなげないと、意味がありません。

ところが、多くの人が、
ここの実行の部分をさぼるのです。
それはやはりみな、結果がうまくいかなかったらどうしよう
と迷うからだと思います。

しかし、このことを逆に言えば、行動さえできれば、
圧倒的に他者より優位に立てる
ということになります。

お金は汚いものではない。

P.29
お金は、
「相手から自分への感謝の表れ」
だと思っています。

だれしも、お金は大事です。だからこそ、それを使うということは、
対象とするものに強く価値を感じているということです。
すなわち、時給が上がるということは、より高い感謝を
相手からもらえるようになったということなのです。

フレームワークを使って、楽ができると思ったら大間違い。

P.75
フレームワークは思考をより活発化し、
助けるために存在するのであって、
思考をさぼるために存在するものではない
ということです。その点を勘違いすると、
また、さまざまなフレームワークだけを集めて暗記するような
「教えて君」メンタリティになってしまうので、
それだけは注意してください。

ロジカル・シンキングより、ラテラル・シンキングの方が得意だと
気付いたウェブ担当。勝間さんが机の前に貼っていた標語。

P.125
抜け道はないか?
見落としはないか?
前提に間違いはないか?

経験を積むほど陥りやすい落とし穴。
明日から、いや、今すぐ意識したい。

P.128
コンサルタント時代、しつこく
「ゼロベースでものごとを考え直せ」
といわれましたが、それは視野を広く持つための前提です。

また、「成功は復讐する」ということも
繰り返し習いました。これは、それまでの成功体験があればあるほど、
環境変化に気づくのが遅れて、
新しい動きについていけず、
失敗してしまうことが多いということです。

アイデアやビジネスモデルの発掘場所。
自分の特技をブランディング化するのにも役立つ。

P.134
最近はすばらしい
つぶつぶの技術や情報
には事欠かないため、いかにそれを組み合わせるか、ナビゲートするか、
パッケージ化するか
ソリューションにまで高めるか、いずれにせよ、
既存のもので、一見関係なさそうなものを組み合わせて、
新しい考え方をつくるのです。

他人が考えた“最良”を使わせてもらう。

P.143
私たちはこれまで得られた知識・経験から、
その時点で最良と思われる結論を生み出すことができます。

これを複数の人に尋ねてみるということは、
すなわち、複数の人たちの経験を生かすことができる
ということなのです。

説明のため、図表、グラフ、イラスト、写真等を使うワケ。
テレビや映像にすると、相手の思考がフリーズしてしまうので、
行き過ぎてしまうだろう。

P.182
相手の無意識の中に、あるいは、
相手がこれまで経験値として蓄えてきているものに、
いかにきっかけを与えて働きかけ、それを
呼び覚ますことができるかです。

数字自体に囚われて、つい忘れがち。
パッと見、30秒でわからせる資料の極意。

P.225
数字を使って人に説明するというのは、
数字を説明することではなくて
数字の結果がイメージできるように
相手を説得するということなのです。

自分というフィルターで濾過してからの、ラベリング。

P.239
多くの知識、多くの説明を知り、
その説明に、言葉でラベリングをし、
そのラベルを用いて、その知識を人と共有する。
その繰り返しを行ってみてください。

仏教でいう三毒の追放。
怒りを忘れるのが一番難しそうだ・・・

P.283
妬む、怒る、愚痴るというのは、
やはり体に毒を回します
いずれも、ネガティブな考え方ですので、その分、頭と身体が傷むのです。

物理的、精神的に身体に悪いものを避ける。

P.286
どうしても自分が
無理をしないとつきあえない人
とはつきあわないことにするのも、一つの方策です。

そして、いっしょにいて気持ちのいい人、
たとえば裏表がないとか、嘘を言わないとか、言ったことを守るとか、
誠実であるとか、そういう人たちとの関係を中心に生活するのです。

             (~中略~)

自分が気持ちのいいものに囲まれる生活を目指して、
一日、一つ二つずつでいいですから、いろいろなものを組み変えて
いってみてください。いろいろなものとは、洋服もそうですし、
家もそうですし、人間関係もそうですし、食べ物もそうですし、
あるいは、仕事の仕方もそうです。

迷ったときの指針。
取らなくてよいリスクもあるので、
そこは惑わされないように。

P.293
結果が不確実なものをやらないとしたら、場合によっては、
やらないということ自体が失敗
につながります。

リスクをとって新しい行動を起こすことで、その行動から
次の行動への勉強ができます。
そして、行動の勉強を重ねていけばいくほど、私たちは賢くなります。
たとえ失敗しても、次に同じようなリスクをとったときは、
成功する確率が上がりますし、逆に何がとるべきリスクで、
何がとらざるべきリスクかということを学んでいけます。

したがって、偶発性、偶然性を生かすためには、
迷ったときにはリスクをとる
方向で考えることです。

迷ったら、ツライ方、厳しい方に進路を取る人もいるようです。

建設的な意見には耳を傾ける。

P.306
これらの意見により、ああ、次はこのあたりをもう少し深めれば
よいのだなとか、こういったところをもっと追究して勉強すべきだなとか、
あるいは新しい金融商品として、このあたりに今ニーズが生じているのだな等々、
いくつも新しい考え方がどんどん浮かんできました。

私が本で勧めたアイデアどおりに、
手放しで「はい、素晴らしい」
と言われても、私にとってはセレンディピティにはならないわけです。

それよりは、もっと新しい見方があるのではないかという新しい声、
新しい情報に触れていくことで、また、新しい知識・アイデア・展開が
生まれますし、その新しい情報を受けて、次の行動に進むことができます。

批判や批評に晒されると辛いものだが、
モノ創り、制作者の役に立つ、後に続くようなアドバイスとして、
素直に受け入れる視点を持ちたい。

2008年10月 9日

SAPIO 巨大な世界的バブル崩壊

SAPIO 巨大な世界的バブル崩壊 家業政治家の
無責任

みんなが気になる、彼らの
役得リスト+おいしい副収入。

アメリカ発の景気後退が日本に与える影響、
世界に広まるカネ余りの加速。
その結果、日本の生活水準が下がりはじめる
危険があると、真壁昭夫氏は説明する。

P.9
日本以上にアメリカへの輸出依存度が高い中国
(GDPベースの輸出依存度が30%台で日本の約2倍)も、
アメリカ経済減速の影響をダイレクトに受ける。
すると、中国経済の悪化がさらに
日本に波及してくる。

             (~中略~)

注意が必要なのは、12月末にかけて
ヘッジファンドの解約がかなり集中することだ。
運用委託者がサブプライムで傷を負ったヘッジファンドから
資金を引き揚げようとしているからだ。

             (~中略~)

問題はそのあと、この膨大なマネーがどこへ向かうのか、
ということだ。これは誰にもわからない。要するに、
「儲かる」と思われるところに行くわけだが、それが
どこかを誰もが探しているのだ。

はたして、ピンチをチャンスに変えられるのか?
いや、変えるしか道はない。

アメリカに仕掛けられた、
数々の爆弾

なんと、サブプライム危機の後に
「インタレスト・オンリー・ローン(IOローン)の
焦げ付き問題や、他の金融派生商品の破綻が控えているとか。

金利分だけ払う住宅ローンの一種であり、
不動産価値が購入した時より、上がっていることが前提。
そうすれば、ローンを組んだ購入者が儲けることができる
投機的ローンらしいのだが・・・

簡単に泡銭が手に入るほど、経済はシンプルではなく。
当然、損をする人間が出てくる。

P.13 吉崎達彦氏
日本と違ってノンリコース・ローン(非遡及型融資)なので、
購入者は家を手放せば借金は残らないが、住宅価格の下落分は
金融機関がそっくりかぶる
ことになる。

外資の中国離れ(不利な法律に、すぐ変更されるしね)によって、
中国の労働者が仕事にあぶれ、しかも、時限爆弾はもう一つあるという。
それは、中国の年金問題。

P.15 浜田和幸氏
1兆8000億ドルもの外貨を貯め込みながら、
格差問題や農業問題の改善に取り組んでこなかったツケを、
中国はこれから払わされる。

“バブル転がし”の種銭、
消えたバブルマネーの行方。
6000兆円の投機マネーはどこに消えたか!?

IT→住宅→商品相場、に突っ込んできた、
レバレッジの魔法が解けている。

P.20 入江一氏
(大手ファンドを指して)
図体が大きくなりすぎたために
機動的な運用ができなくなり、
みすみす損失を拡大させてしまっているというのだ。

秀逸な例え。とんでもない博打だという様子が目に浮かぶ。

P.20 草野豊己氏
世界のマネーの潮流というのは
“子どものサッカー”
みたいなものです。

ひとつのボールしか見えていなくて、
みんながそこに群がろうとする。
そこでボールを見失えば、どう動いていいのか
わからなくなってしまう。それが実態なのです。

投機マネー=巨大な借金が種銭

P.22 入江一氏
2006年末時点では世界のGDPが50兆ドル弱であるのに対し、
世界の金融資産は150兆ドル超とGDPの3倍以上にまで
膨れ上がっている。

実体経済をはるかに上回るマネーが世界中を
駆け回ってきた様子が窺える。

             (~中略~)

結局、消えた投機マネー行き先は借金返済というのだ。
振り返れば、1990年代、日本経済は金融危機に見舞われ、
銀行は自らの体力を回復するために、
“貸し渋り”や“貸し剥がし”を続けた。

その結果、企業の破綻も相次いだ。
あれと同じような状況が世界的規模で
起ころうとしていると予測するのだ。

隠れた火種。

P.22 草野豊己氏
今後は『クレジット・バブルの崩壊』まで予想されます。
そうした状況下では、もはや投機マネーの行方を論じている
段階ではないのです。

今回の原油価格下落に伴う、“世界同時不況”は、
米国のITバブル崩壊や日本のバブル崩壊の比ではない。

1929年に始まった世界大恐慌以来となる
“100年に1度の危機”といえます。

             (~中略~)

それは『CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)』
と呼ばれるもので、企業が破綻して社債などが償還されない場合、
その保証をするデリバティブ(金融派生商品)商品を指します。

その規模は62兆ドルにも上っている。
今後、企業破綻が相次ぐような事態に陥れば、
この仕組みまで崩壊するのは時間の問題です。

消費することで助かる。
(とはいえ、自分だけ貯蓄し、他の人が消費一辺倒になって
くれればな、と思っている人が大多数だろう)。

P.23 ビル・エモット氏
2008年6月以降、原油価格は市場では25%も下落している。
また食糧価格も、世界市場では下がってきている。
なぜかと言えば、供給量は増えているのにもかかわらず、
先進国の経済成長がスローダウンし、
価格高騰に対する危機感とも相まって、
需要が下がってきているからだ。

             (~中略~)

食糧価格について言えば、大半の責任は、
実はわれわれ自身にある。

本来食べるべき穀物を、自動車の燃料に使おうなどという
誤った構想に夢中になったり、
量産を目的とした遺伝子操作による食糧生産に真っ向から
反対したことが、食料価格高騰を招いた1つの要因になっている。

             (~中略~)

日本にとって重要なことは、生産性を向上させ、
競争力を高めるための広範囲な経済改革を推し進めることだ。
とくにこれから先は、革新的な産業分野での能力を
いっそう高める必要がでてくる。

日本は2002年から2007年までの経済成長で、
戦後最長の景気拡大と企業収益をもたらした。
しかし、企業が利益を労働者に還元しなかったため、
消費の伸びに結びつけることができなかった。
日本経済の弱さは、
消費の弱さにある。

今後は、企業中心の経済政策を改め、
規制緩和を進めて企業間の競争力を高める方向に向かうべきだ。

また、輸出に代わる経済の牽引役として、
消費意欲を高める努力を行うべきだ。
そうすれば、他の製品やサービス分野でのコストを下げることが
できるし、原油や食糧の高騰によるインパクトを和らげることができる。
イノベーションを進めることが、今後の日本経済成長の鍵となるだろう。

最強国家日本を目指す、人材のリーダーシップについて。

P.28 大前研一氏
最も重要なリーダーの役目は、
まず「方向を決める」こと、
次が「程度(スピード)を決める」ことだ。
ところが日本企業では、
方向がないのに程度だけを言う
経営者が多い。売り上げを1.5倍に増やせとか、
経費を2割削れとか、数字だけを目標に揚げる。
そういう経営者はリーダーとしては失格だ。

さてさてお待ちかね、アノ家業の役得リスト。

  • 【政治家】 1人につき血税3億円以上
  • 【官僚】 ケチな小遣い稼ぎ、役得手当、天下り
  • 【テレビ局員・新聞記者】 没落の様子は真っ先にカネにきてる様子
  • 【医者】 黒い謝礼
  • 【坊主】 今も昔も丸儲け、ボッタクリと墓石販売のキックバック
  • 【教授】 学生をタダ働きさせる、教材の押し売り

ご存じ、宗教法人には税金がかからない、
新興宗教が休眠中の宗教法人格を血眼になって探す理由が窺える。
珍力団との黒い繋がりがあるのは昔から。

宗教にハマっている人は、一度、自分のお布施がどう使われているのか、
教祖と呼ばれる人間の生活を覗いてから判断してはどうか。

さて、無宗教な方々の防衛策としては、
安易に冠婚葬祭にカネを吐き出さない。
おみくじ・お守り・賽銭などのグッズ販売に加担しない。
葬式や墓石にカネを出さない。そんなんで良いかと。

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2008年10月 8日

日経TRENDY 住宅「買い」を見抜く

TRENDY 住宅「買い」を見抜く ベストバイ
UMPC選手権

日経トレンディの、お宝住宅情報。

不動産不況、だからこそ、家が安い、と言われているが、
盲目的に飛びつくのは危険。

持ち家に縛られて、その土地から身動きができなくなるリスクや、
この先、希望の値段で売れるのかも含めて、
浮かれないで、長期的なデメリットを考えるべき。

UMPC(ミニノート、ネットブック)、激安小型パソコンの比較。
コストパフォーマンス的に、やっぱりASUS(アスース)の
「Eee PC 901-X」に軍配があがった。

UMPC先駆けのASUSだが、最近「Eee Box B202」に
ウイルス混入騒動があって、踏んだり蹴ったり。
ライバル会社の嫌がらせだったりして・・・

パソコン雑誌で、比較記事をみかけると
やっぱり「Eee PC 901-X」がトップ。駆動時間もダントツの8.3時間。
SSDも体感してみたいし、SSDの容量拡大交換も簡単にできそうだし、買いの一品。

2008年10月 7日

感情暴走社会

感情暴走社会 「心のムラ」と上手につきあう 感情と認知の
コントロール

些細なコトで怒ったり、自分のコトを自ら「器が小さい」と
言う分には全然構わないけれど、
人から言われるとカッとなるくらい器が小さい、
と自己認識している方向け。

キレやすい頭について、行動心理学の専門家と
いわれる和田秀樹氏が語る。

感情、衝動を制御して、突発的な暴走を抑えるテク。
怒り、嫉妬、感情のムラを表に出さない。
暴発させない、溜め込まない。
○○は心の調子を崩す?

ゆとり教育の"競争させない罪"を皮切りに、若者、中高年、高齢者と、
各世代ごとに異なる、キレる理由についても探る。(大まかな世代分けをすると以下)

  • 10~20代 競争なし、ゆとり教育
  • 30~40代 お客様体質、モンスターペアレント
  • 50~60代以上 セロトニン不足、周囲が年寄りを立てない

顧客の親身にならないと、食っていけなくなってきている時代。
著者が語る「感情労働化」
の先にあるものは、いったいどんな現象か?
「感情労働化社会」という概念が的を射ていて面白い。

気付かぬうちに、「注意と感情の悪循環」にハマっている
っていったいどういうこと?

強引に行動し、"良い依存"
に持っていくスキルは必須だと思われる。

P.40
カッとなったり、怒った時は。
「感情の強いテンションはずっと続かない」という法則を理解して、
怒りを思い出さず、頭を使うような別作業に取りかかる。

P.42
誰かに対して怒りを感じたときに、
その人のことを考え続けると
なかなか怒りの感情は収まらない。

しかし、別のことに取り組んで、「気づいたら時間が経っていた」
という状況を作り出すと、「そういえば、さっき怒っていたんだ。
忘れてた」というように、
怒りの感情もどこかへ消えてしまうことが多い。

不安への対処も同じ。

P.44
つまり、自分の注意をどこに向けるかによって、
感情は変化するということである。

感情そのものや、感情の
原因となっているものから目を離し
別のことに目を向けることが、
感情をコントロールすることにつながっていく。

自分自身や部下のモチベーションを上げる時に注意すること。

P.62
賞罰を付けるときに重要なことは、
結果ではなく、自分の行動に対して
賞罰を付けることである。

「行動目標」を達成できたら、結果が出ていなくても
賞を与えないといけない。

物事を決めつけず、複眼的に観る。
「複眼思考」を身に付けて、頑固になったりしない。

DTR(非適応的な思考の記録)を活用したり、
以下のリストから、認知の歪みを発見する。

P.82

  1. 二分割思考
  2. 過度の一般化
  3. 選択的抽出
  4. 肯定的な側面の否定
  5. 読心(どくしん)
  6. 占い
  7. 破局視
  8. 縮小視
  9. 情緒的理由付け
  10. 「~すべき」という言い方
  11. レッテル貼り
  12. 自己関連づけ

P.110
セロトニンを補給するために、
バランス良くお肉を食べてアミノ酸とコレステロールを吸収。
イライラを無くす。お肉を目の敵にしないってのは、イイですね。

さて、負の感情が発生して、ダークサイドに落ちそうになったら
コフート学派の理論を呼び起こす。

P.145

  1. 自分が上だと考える
  2. 自分を認めてくれる人を持つ
  3. 怒りを毒と考えてみる

ウッカリやっちゃいそうな、謙遜の罠。

P.188
日本社会の処世術として、他人に対して
「私なんて全然ダメですよ」と言うのは上手い方法だと思うが、
自分に対してまで「私なんて全然ダメ」と
思い込ませる必要はない

九回裏、ロスタイム
どんな逆転劇が待っているのか、誰にも予測できない。

P.208
一時点での成功、失敗は、
人生全体にはあまり大きな影響がないということだ。

老人相手の臨床をやっていると、特にそのことがよくわかる。
大手企業の社長をやっていた人や高級官僚をしていた人たちでも、
寂しい晩年を送っている人がいる一方で、
名もない普通のサラリーマンだった人が、
80歳、90歳になってから、千客万来で楽しそうにしていることもある。

己の心と上手に付き合って、最後まで勝負を投げ出したり、
悲観することのないよう、コツコツと積み上げていきましょう。

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2008年10月 6日

読書進化論

読書進化論 読書で自分の
世界に革命を

本好き、読書好きとしては、
本を読むための本が大好物。

他の本を読む前に、こういった書籍に目を通さないと
損をしそう、見落としをするようで落ち着かない。

本から刺激を受けて、考え、生活、行動を変えるため、
勝間和代さんの書籍に対する想いと、それを取り巻く環境を考察。

そして、自己体験を伝えるとは、どういうことか?
仕事の関係者や部下に伝えなければならないコトが
山ほどある状況で、何から伝えればよいのか?

鍵本聡さんも『16歳の教科書』の中で、
「この作者に会ったらどんな話をしよう?」と妄想しているが、
漠然と読書するのは実にもったいない。

P.72
本を読むときには、その本の著者と
どういう話をしたくて
何を質問したいのか
という意識を持つことが重要なのです。

丸善丸の内本店、高頭佐和子さんの話。
人々が期待している本のタイトル、キャッチコピーとは?
表紙がしっかりしていないと、手に取ってもらえない。

P.76
タイトルは王道すぎてもだめですが、
意味がわからなくてもうまくいきません。
「何だろう?」とひっかかる程度の新しさ
がいいと思います。

             (~中略~)

まずお客様が手に取る本は、
「リアリティのある意外さ」
のあるものかなと思います。

経験にコピーを付ける。

P.77
本は、わかっていることばかりで組み立てられていても面白くなく、
「ちょっとずれている」くらいがいいのです。
あるいは、自分が今まで体験してきたことに対して、
「ことば」のラベルをつけてもらえると、
すごくうれしいと感じます。

自分が経てきた経験で、もやもやとしていることや、
もう少し知りたいなと思っていることが、きれいにことばや
フレームワークになって、整理されて出てくるかどうかで、
本を読んだときに(=著者と会話をしたときに)、
ああよかった、という体験につながるようなイメージです。

メール、ブログを含めた、魅力的で伝わる文章の書き方。

P.132
最初の2~3行に相手の心をとらえる文章があり、
そのあとに伝えたい内容があって、
最後に相手にどういうアクションをしてほしいのか、
というガイドがあるものです。

最初と最後の部分が抜けているビジネスメールになっていないか?
相手の心を揺さ振って、その結果、何をして欲しいのか、
というところまで、きっちり伝えきろう。

先に、井上ひさしさんの心構えを紹介。
(五木寛之さんが法然、親鸞、蓮如のことを示した言葉も
同じような表現に辿り着いたとか)

むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
そしてゆかいなことをあくまでゆかいに

そして本題、書くための4つの技術。

P.135
書く技術というのは、「相手がわかりやすく
読みやすく書く」ための技術です。

読みにくい本は、
本人だけがわかっているように
書いてしまっているものです。

そうではなく、わかっていない他人にも
わかってもらえるように、やさしく、面白く、
しかし深く書くことが技術になります。

私はこれを、「難しいことはわかりやすく」
「わかりやすいことは面白く」「面白いことは深く」
という表現で習ってきました。

  1. 「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して
    親しみを持たせる
  2. 「役に立つフレーズ」を必ず入れ、
    読書だけに体験を閉じない
  3. 「共通体験」や「流通していることば」を使って
    行動を促す
  4. 「コンテンツ力」と「編集力」で
    進化していく

では、いったい何を書けばいいのか?
それは描写力というテクニックだけがあってもダメである。

P.137
私はこういう考え方で、こういう経験で、こういう人です。
ということを上手に伝えないと、読み手にとって、
「そんな抽象的なことはわからないよ」か、
あるいは「そんなことは知っているよ」という
中途半端な本になってしまう危険があるのです。

読者にアクションを起こしてもらってこそ。
行動の指針に落としてあげるサービス精神と表現力。
これは、プロジェクトリーダーにも必須の技術。

P.143
大事なことは、
「目標を明日できる行動に落として明示する」
ということです。

「目標」ではなく「行動の指針」に落とす。
本を読んでも、「では、明日私は具体的に何をするんですか」
という疑問に答える必要があるのです。

             (~中略~)

単なる思想の伝達で止まってしまっては、
私たちの体験は相手に伝わりきれません。
相手が行動を起こしてくれて、
初めて疑似体験として伝わり
実感してもらえるのです。

もちろん、思想は大事なことなのでしっかりと伝えますが、
このような思想を伝えた後に、
行動を常にセットで説明し、
実行してもらう必要があります。

まず、読者にとって、現状に対して目標があり、
現状であり続けることによるデメリットを説きます。
そして目標に到達することのメリットを説きます。

そうすると、普通の人は必ず「目標に向かって動きたい」
と思いますので、「どうすればいいか」という気持ちに答える
ことができる具体案を用意して、提示するわけです。

「明日」ではなく、“今すぐ”“Now!”に置き換えてもよい。
今の世の中は、それぐらい切羽詰まっている。緊張感を持って。

アクション、行動には簡単に繋がるわけではない。
楽して何かを得ようとしても徒労に終わる。

P.145
行動を起こすときは、時間的なコストもお金のコストもかかりますから、
それに対する見返りが想定できないと
始められないのです。
その見返りのイメージを、しっかりと伝えていくわけです。

理屈では見返りがわかっていても、ある行為を止められなかったり、
ある行動ができなかったりする人間もいる。
良いか悪いかはさておき、この先ますます貧乏になる。それだけ。

人に面白いと思ってもらるコンテンツの入手先と
「自分メディア」で濾過してからのアウトプット。

P.146
人に聞いたり本で読んだりした体験は、
いったん自分の体験に落とし込まないと、
借り物の体験のままで、
咀嚼できず、人に聞かせてもまったく面白くありません。

広告やネット業界では、すでに取り入れられている方法。
重要性を再確認して、他の業界でも活かす。

P.172
私が本を出すときにはいつも、出版社の方にお願いをして、
編集・販売・マーケティングなど一連の方々と
キックオフ・ミーティングを開催してもらっています。

そして、情報を共有するためのメーリング・リストを作り、
店頭での評判や初速の売り上げデータ、パブリシティ販促情報などを
いつも共有し、そのチームで作った共通の売り上げ目標に向けて、
自分たちができることを極力、行うような仕組みにするのです。

本をリリースすることの喜び。

P.227
本には、もちろん印税が入るという金銭的な
インセンティブ(動機)もあります。
しかし、それよりも、自分の意見が人に対して影響力を持つとか、
その結果として自分に対してより大きなチャンスが来て、
より大きな成長の機会を得ることができる、という好循環が
本を出すことの大きな見返りだと思います。

新しいことを学べる、新しい仕事のチャンスが来る、
新しい人間関係が広がる、
しかも、この市場はすごくフェアで、楽しくて、
まっとうなことをやれば、まっとうに売れるのです。
ビジネスの世界で、ここまで平等で魅力的な市場はなかなかありません。

本書を読んでいると、本を出版したくなるかもしれないが、
簡単に刷れるワケでもなく、幻影かもしれないが、
コツコツと行動していれば、いつか現実になるかもしれない。

2008年10月 5日

他力本願 仕事で負けない7つの力

他力本願 仕事で負けない7つの力 映画の格は
「時間」と「世界」で
決まる

精神的に“リッチな映画”創りを目指す押井守監督が、
「映画とは何か?」という疑問を通して、仕事の本質を語る。

押井さんがコミュニケーションの重要性に気付くまでに経過した、
独自の紆余曲折、迷い、悩みの過程が紹介されています。

マニュアル本を読んだだけで、身体と脳がすんなり理解できるワケもなく、
我々は経験を通じてしか、アウトプットできない生き物である。

集合知としての映画創りを模索する氏が、
ひとつの方法として「劣化=変化」を楽しむ仕事術、統括術のまとめた本書。

数多く別案、別アイデアを提案することに、自分以外の可能性を見出し、
有能なスタッフの条件と位置づける。

組織のマネジメントをしたり、部下や外部と連携する、
人と人との中継点で指示を出す職種についている方、
映画を創りたいと思っている人にオススメ。

意識する人と、流される人。習慣の差異。
本質を知ることが、イノベーションに繋がる。

P.17
僕は何事においても、常に本質的に物事を考えるように努力している。
なぜなら、いつもそのように物事を考えるようにしないと、
どんどん仕事が本質から離れてしまい、
いつの間にか、自分が何をしているのか、
本当は何をしたいのか
が分からなくなってしまうからだ。

アクションシーンは、観客にカタルシスを与えるサービスだと言い切る。
時間を伸縮自在に操り、同時に精神的な奥行きや広がりを持たせるために
スケールを演出する。

P.18
「時間」を支配できることこそ映画作りの醍醐味

P.20
奥行きのある「世界」が、画面の外にある物語まで語る

映画の価値は監督それぞれ。その価値を認められるかどうか。

P.30
「原作が大ベストセラーだから、きっと当たると思う」
などという理由では、僕は映画化の価値はないと思う。

自分で「この作品は世に問うべきだ」という確信があり、
それを他人にも説得できるかどうか
それが大事なのだ。

説得できなければ「原作がヒット作」などという理由を使って、
「きっと儲かるに違いない」と出資者を説得するしかない。
そんな志の低い映画を僕は作るつもりはない。

何のため? 誰のため? どうして今?
「大人の事情」が入ってきた時のための予防線としてのブレない軸。

P.42
企画を詰めていく段階で、
“この作品は何のために作られようとしているのか”
“誰のために作られるべきなのか”
“どうして今、世に問われようとしているのか”
という部分、要するに作品の哲学を、しっかり固めておきたかった。

制作の途中で道に迷うようなことがあったら、
いつでも戻ってこられる場所を作っておきたかったのである。

3DCGでは、リアルな表現に近付ければ、近付けるほど偉い。
などといった信仰があるのは確かであって・・・
それを目的にしてしまうと、メッセージが曖昧になってしまう。

P.55
僕が強調しておきたいのは、「世界をリアルに描く」こと自体を
僕は目指しているのではない、ということだ。

「リアルに描いたことで得られる表現の幅
を目指しているのであって、「リアルな描写」はその単なる手段に過ぎない。

下記作品から、押井監督が言っているコトを掴み取ろう。

実写撮影と、アニメのロケハンの違い。

P.59
アニメーションのロケハンは、
その場所で何を感じたか
という点が重要になる。

アニメーションというのはつまり、制作者が体感した記憶を、
再び絵にして再現する行為なのである。
実はそれだけでは不十分である。

妄想力が必須であると続ける。
それは地に足の着いたベースを基にした妄想である。

キャラクターに魂を吹き込む方法。

P.77
観客にその人物へ感情移入までさせるにはどうしたらよいか。
これが、人の手が描いた絵で世界を表すアニメーションの
究極の目標でもある。

それには二つの方法がある。
キャラクターを初めからリアルに描く方法と、
キャラクターの動きをしっかり描く方法だ。

パトレイバーの後藤隊長や、攻殻機動隊のバトー。中年男性の片想いが、
巧みに表現されていたのに。

最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』ではキャラクターの
動きをしっかり描く表現(その代わり、人物はリアル表現ではない)を
使ったせいか、脚本家がいつもと違ったせいか、
恋愛の深みが表現されていなかった、映像としてのカットはあったものの、
もどかしさが伝わってこなかったのは残念でならない。

それにしても、止め絵で堪えうるほどリアルに描かれた人物のほうが
感情移入できたのは何故か?

それは、動くモノをリアルに観ていない。細かく観ていないのではないか。
表現する側が「キャラクターの動きをしっかり描いて」いても、
動くモノとして、脳がある程度補完してしまうので、
観客側は、動きの全てを拾って観ていない、のではないか。

もしかしたら、インプットする情報量が圧倒的に増えている現代では、
情報の補完化が急激に進化したために、
リアルではないキャラクターには、感情移入できなかったのではないか。

キャラを動かし、描写を簡略化したことは、間違いだったと思う。
それ以前のリスクヘッジ法は、結局、最善策だったのではないか。
(その最善策も、今回のように逆のパターンがなければ、
最善と判明しないのだが・・・)

理想論ではなく、現実を見る。

P.77
僕はどちらかというとこれまで、キャラをあまり動かさない監督だった。
キャラを動かすという事は、それだけたくさんの原画を描かなくてはならないし、
スタッフの力量によっては破綻する可能性がある。
その方法はかなりリスキーだ。

僕はよく映画制作を戦争に例えるのだが、机上演習によるシミュレーションでは、
この方法は負ける可能性が高いと判断してきたのである。

それで、「キャラは動かさなくてもいい」という指示を、
これまでもよく出してきた。途中で投げ出すくらいなら、
初めからやらなければよい
その見通しが大切だ。

毎日が訓練の場。日々積み重ね。

P.138
同じ量の仕事をしていても、意識して取り組む人間と
そうでない人間との間には、少しずつ差が生まれ、
それが蓄積していくものなのである。

ムダな仕事というものは存在しないが、
仕事をムダにしている人はいる。

楽しく努力できれば、継続に繋がる。

P.140
演出というものはほとんどがテクニックの積み重ねなのだと
分かってもらえたのではないだろうか。
センスや感性などというものは
最後ににじみ出るもの
で、
基本は技術の蓄積である。

自身で納得のいかない『うる星やつら オンリー・ユー』公開後、
宮崎駿監督にもボロクソにけなされ・・・
自己評価が低かったワケ。何が足りなかったのか。

P.234
自分の才能はこんなものじゃないはずだ。僕はそう思おうとした。
原作者やファンや配給が褒めてくれても、
自分が納得できなければだめなのだ。
同時上映作は相米慎二監督『ションベン・ライダー』で、
これほど身勝手な映画はないと思ったが、
だけど映画としては数倍面白かった。

明らかにこれを作った相米慎二という男が
スクリーンの向こう側にいる
と感じさせる作品だった。

彼の自信が映画に現れていた。
それは、彼以外の誰も作れない作品だった。

それは他の作品にも言えることだ。『勝手にしやがれ』にしても
『ブレードランナー』にしても『2001年宇宙の旅』にしても、
それを作った人間の「どうだ」という快哉が
聞こえてくる作品であり、そういう作品が歴史に残るのである。

虚構は現実より真実を語る。

P.241
虚構に真実がないというのは、それこそウソだろう。
湾岸戦争の報道など、現実のようでいて実はアメリカの都合による
虚構の映像ではなかったか。戦争の真実は、戦争の悲惨さ過酷さは、
実際に戦場に立った兵士にしか分からないはずなのだ。

僕はドキュメンタリーなど
最もいかがわしいと思っている。
真実に対して、ドキュメンタリーとエンタテインメントと
どちらが真摯に向き合っているだろうか。

3年間、仕事を干された末に気付いたコト。

P.243
僕は全然分かっていなかった。
自分の主張だけ貫けばいいというものではない。
自分の正義だけ声高に訴えていれば
良い仕事ができるわけでもない。

大事なのは、相手の言い分に耳を傾けるということだ。
相手の要求を満たしながら、その上でなお、
自分の要求も満たしていくべきなのである。

お気に入りのミュージシャン、アーティスト、作家、
監督、マンガ家、等々が有名になってしまうと、
昔の作品のほうが良く思えたりするのは・・・

P.247
世の巨匠たちが晩年になって
駄作を発表するようになるのは、
才能が枯渇したからではないと僕は思う。

偉くなって、人の意見を聞けなくなったからなのだ。
誰も意見をしてくれなくなるからなのだ。

人の話は聞かないわ、周りはイエスマンだらけだわ、で。
巨匠たちの病は、本人が気付かぬところで進行してゆく。

流行の先端(といわれる場所)

P.250
絶えず時代の先端にいて、その空気を吸っていないと
感性が養われないとか、鈍ってくるとか、
そんな言い方がなされるが、それは本当だろうか、と。

渋谷や六本木に住んで、それでいったい何が分かるというのだろう。
物事の渦中にいる人間というのは、むしろ外で眺めている人間よりも
鈍感であることが多いのではないだろうか。

愛犬との出会い、別れが教えてくれた大切なこと。

P.254
別れを恐れて出会わなければ
人生は何も始まらないように、
僕らはしょせん出会いと別れを繰り返す存在なのである。

最近の若い人たちは、別れを恐れて出会いを避けるような傾向が
あるように思うが、傷つくことも大事な人生の要素である。
人生の実相とも言える、そのことを今の僕なら
嫌味なく彼らに伝えられるかもしれない。
近ごろはそういう気がしている。

物事を一歩引いて観察する力、
日常生活には出会いが溢れていること、
日々研鑽すれば、いつかは未来が開けることを本書は語っている。

2008年10月 4日

Web Site Expert #20

Web Site Expert #20 コンペを
駆け抜ける

「SEM」の質感がたまらない表紙。

SEO、SEM、リスティング広告、LPO、行動ターゲティング広告
等の情報がまとまっている。

勝ったり負けたり、その原因すらわからなくなるコンペ。
勝つためのポイントを実例で紹介。
クライアントの立ち位置に近付ければ、勝ち取れるというが・・・

プロジェクトマネジメントの特集では、
PMBOK(ピンボック)の、ド・プロ達が、その効用を解説してくれます。
『Webプロジェクトマネジメント標準
PMBOKでワンランク上のWebディレクションを目指す』

の著者達が話を展開してゆくので、内容に間違いなし!

付録の小冊子は、ネットビジネス戦略の立て方。
Webコンサルタントの立場から見て、マーケティング、サイト制作の
流れまで集約されているので役に立ちそう。

複雑化するSEO、SEM対策を、この際、
一気に勉強しちまいましょうっ!

2008年10月 3日

BRUTUS 釣りはともだち

BRUTUS 釣りはともだち 餌は?
何にする?

ブルータスの釣り特集。ベイト(餌)、ルアー、フライ。
目的は同じだが、よく観てみると釣り人同士仲違い。
魚を釣り上げる手段が違えば、思想も違う。

三者対談でも、お互いの良い部分をガッチリ主張していて微笑ましい。

John Johnに来る釣り人のお客さんから聞いた話、
「あんなモン、餌付けりゃ誰でも釣れる・・・」
と、やっぱり仲が悪いらしい。

餌無しで魚を釣る気概を、オネェちゃんを口説くコトに例えて
「金があれば、誰でもチヤホヤしてくれるんだよっ!」
の台詞に、なるほどねー、なんつって盛り上がってました。

さて、人生という広い海を前にして。あなたは、
どんな餌を付けて勝負する?

2008年10月 2日

クローズZERO

クローズZERO 若い頃に
ヤリ残したこと

黒木メイサが登場するカットは、
特典映像として、どこかの片隅に入れておけばよかったのに・・・
本編に挿入せざるを得なかったのは大人の事情か?

学ランの着こなしが胸キュンな感じ。
中でも山田孝之、高岡蒼甫、大東俊介の制服姿は
観るだけで、排卵を通り越して妊娠する具合。

監督の三池崇史氏が、
「観客に"簡単に越えられそう"と思わせたらダメ」
という画創りは、一触即発の緊張感に活かされている。
廃墟の様な校舎の屋上、プール、工場地帯や
背景のグラデーションが深くて美しい。

努力もしないで、いつの間にかヒーローになっているのは憧れだけど、
劇中も現実もそんなに甘くはない。

今いる場所から、コツコツ頂点(てっぺん)へ昇っていく、
そんな過程を大事にしたい。

2008年10月 1日

Movable Type 4.x 新・100の法則

Movable Type 4.x 本格的CMSサイトを構築するためのMTスーパーテクニック クリエイターが身につけておくべき新・100の法則 管理者の
運用効率を
高める

『Movable Type 4.x 本格的CMSサイトを構築するための
MTスーパーテクニック クリエイターが身につけておくべき新・100の法則』

Movable Typeを使ってCMSを構築する際に
かゆいトコロに手が届く100のテク。

以下便利そうな小技リスト

  • 複数のブログで使える共通モジュール=グローバルテンプレート
  • 自動的に下層ページの記事が読み込まれるSSI(サーバー・サイド・インクルード)
  • 絵文字を使う
  • カスタムフィールドで表を自動的に作成
  • Copyrightの年号を自動更新
  • サイトマップの自動更新
  • 複数のブログから、同じタグのブログ記事を抜き出す
  • タグを利用して関連記事へのリンクを自動表示
  • 同じカテゴリの前後のブログ記事へリンクを作成
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  • 一定時間で消えるNewマーク

年末年始でバタバタしている時期に、Copyrightの年号(フッター、サイトの下段)が
自動更新されちゃうのは便利そう。
手作業で修正したり、スクリプトを通して変更する手間が省けますもんね。

一定時間で消えるNewマークってのも、ニュース記事やコンテンツの更新時期が
バラバラなサイトでは重宝しそう。
「半年前の情報なのに、Newかよっ!」とか突っ込まれなくて済みそうなのが嬉しい。