2008年10月 7日

感情暴走社会

感情暴走社会 「心のムラ」と上手につきあう 感情と認知の
コントロール

些細なコトで怒ったり、自分のコトを自ら「器が小さい」と
言う分には全然構わないけれど、
人から言われるとカッとなるくらい器が小さい、
と自己認識している方向け。

キレやすい頭について、行動心理学の専門家と
いわれる和田秀樹氏が語る。

感情、衝動を制御して、突発的な暴走を抑えるテク。
怒り、嫉妬、感情のムラを表に出さない。
暴発させない、溜め込まない。
○○は心の調子を崩す?

ゆとり教育の"競争させない罪"を皮切りに、若者、中高年、高齢者と、
各世代ごとに異なる、キレる理由についても探る。(大まかな世代分けをすると以下)

  • 10~20代 競争なし、ゆとり教育
  • 30~40代 お客様体質、モンスターペアレント
  • 50~60代以上 セロトニン不足、周囲が年寄りを立てない

顧客の親身にならないと、食っていけなくなってきている時代。
著者が語る「感情労働化」
の先にあるものは、いったいどんな現象か?
「感情労働化社会」という概念が的を射ていて面白い。

気付かぬうちに、「注意と感情の悪循環」にハマっている
っていったいどういうこと?

強引に行動し、"良い依存"
に持っていくスキルは必須だと思われる。

P.40
カッとなったり、怒った時は。
「感情の強いテンションはずっと続かない」という法則を理解して、
怒りを思い出さず、頭を使うような別作業に取りかかる。

P.42
誰かに対して怒りを感じたときに、
その人のことを考え続けると
なかなか怒りの感情は収まらない。

しかし、別のことに取り組んで、「気づいたら時間が経っていた」
という状況を作り出すと、「そういえば、さっき怒っていたんだ。
忘れてた」というように、
怒りの感情もどこかへ消えてしまうことが多い。

不安への対処も同じ。

P.44
つまり、自分の注意をどこに向けるかによって、
感情は変化するということである。

感情そのものや、感情の
原因となっているものから目を離し
別のことに目を向けることが、
感情をコントロールすることにつながっていく。

自分自身や部下のモチベーションを上げる時に注意すること。

P.62
賞罰を付けるときに重要なことは、
結果ではなく、自分の行動に対して
賞罰を付けることである。

「行動目標」を達成できたら、結果が出ていなくても
賞を与えないといけない。

物事を決めつけず、複眼的に観る。
「複眼思考」を身に付けて、頑固になったりしない。

DTR(非適応的な思考の記録)を活用したり、
以下のリストから、認知の歪みを発見する。

P.82

  1. 二分割思考
  2. 過度の一般化
  3. 選択的抽出
  4. 肯定的な側面の否定
  5. 読心(どくしん)
  6. 占い
  7. 破局視
  8. 縮小視
  9. 情緒的理由付け
  10. 「~すべき」という言い方
  11. レッテル貼り
  12. 自己関連づけ

P.110
セロトニンを補給するために、
バランス良くお肉を食べてアミノ酸とコレステロールを吸収。
イライラを無くす。お肉を目の敵にしないってのは、イイですね。

さて、負の感情が発生して、ダークサイドに落ちそうになったら
コフート学派の理論を呼び起こす。

P.145

  1. 自分が上だと考える
  2. 自分を認めてくれる人を持つ
  3. 怒りを毒と考えてみる

ウッカリやっちゃいそうな、謙遜の罠。

P.188
日本社会の処世術として、他人に対して
「私なんて全然ダメですよ」と言うのは上手い方法だと思うが、
自分に対してまで「私なんて全然ダメ」と
思い込ませる必要はない

九回裏、ロスタイム
どんな逆転劇が待っているのか、誰にも予測できない。

P.208
一時点での成功、失敗は、
人生全体にはあまり大きな影響がないということだ。

老人相手の臨床をやっていると、特にそのことがよくわかる。
大手企業の社長をやっていた人や高級官僚をしていた人たちでも、
寂しい晩年を送っている人がいる一方で、
名もない普通のサラリーマンだった人が、
80歳、90歳になってから、千客万来で楽しそうにしていることもある。

己の心と上手に付き合って、最後まで勝負を投げ出したり、
悲観することのないよう、コツコツと積み上げていきましょう。

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