2008年10月17日

弾言

弾言 ずっと自分のターン

小飼弾さんの新書。対談などを聞いていると、
人の話をあまり聞かなそうな印象が・・・
その一方的な勢いや熱さが、
イイところでもあるんだけどね。

インタビュー形式の書籍や、勝間和代さんとの読書対談、
ブログに掲載している書評などは刺激的だったんだけど、
本書では扱っている幅が広いため、少し散漫になっているかも。
様々な本のまとめ的内容でもあるので、
普段、読書をまったくしない方にお薦め。(弾さんのブックガイドもあるよ)

他人のせいにしている暇などない!
時間という資源が一番大事だと強調する。

仕事とカネの流れ、人と人の関係性を
バランスシートで説明しているのは上手い。
会計用語を耳にしただけでゲンナリしちゃう人でも大丈夫。

カネがモノを生んでいた時代から、
カネがカネを生む時代になり、崩壊したりもした。
ざまぁみろっ!と思っている人も、火傷しちゃった人にも。

そんな時代に自分の業界ルールや立ち位置をどう捉えるか、
本書は考える方向を教えてくれる。

エネルギー問題の解決策には驚きだったり、
「インターフェースが開いてる人材」に興味が湧いたり。

相変わらずテレビ漬けの人が多そうなので。

P.3
テレビや新聞を見ているといろいろなことが
わかったような気になりますが、
そこにあるのはあなたの「なぜ」に対する答えではありません。

くだらないワイドショーや、それに付随するコメンテーターもどき。
本当に必要な情報は、そこにはない。

自分の身の丈にあった、身近な情報を取捨選択する。
他人や他国のことを気にするのは、金と時間があり余っている人が
余力でやるべきものだと思う。

P.36
地球の裏側のことまで気にし出すと、
自分のことがおろそかになります。
情報の押し売りを断れない人は「負け」ですよ。
知らなくてもいいことを知り、欲しがらなくていいモノを欲しくなり、
買わなくていいモノを買ってしまう。

日本の外交にしても、他国に力を注いでいる場合じゃないだろ! と。
まずは日本国内に山積みになっている問題を解決していただきたい。

コンビニや飲食店、身近な場所にも外国人労働者の波は押し寄せている。
あなたの代役はいるか?

P.54
あなたが経営者だとして、100万円のお金を持っていたとします。
このお金で、日本人のアルバイトを1人雇いますか、
それとも10人の中国人を雇いますか?

昔ならこんな質問は単なる思考実験にすぎませんでした。
しかし、今や経営者なら、コンビニエンスストアの店長だって
こういう選択を常に迫られています。

すでに、日本人労働者は中国人やインド人と
直接競争しているのです。

いつの時代もだけど、国が自分を救ってくれたことなんて、
ただの一度もない。年貢泥棒に矛先を向けるもよし、
自分に向けるもよし。

P.55
今は国や他人に救ってもらうのではなく、
自分が自分を救うこと
を強制されている時代なんですよ。

目的の定義。なるほど新しい考え。

P.62
目的を設定することは、手段です。
目的を設定することで、視野は狭くなります。
これが重要です。「目的」は、自分の
視野を狭くするためにあります。

             (~中略~)

「ちょうどいい狭さ」というのは確かにあります。
狭すぎればつまらない。広すぎればなかなか達成できない。

エコノミストや証券会社の予測が大きく外れる理由。

P.97
自然からモノを取り入れ、それを
カネというファンタジー
に結びつけて経済を循環させる。

当たり前のことに思われるかもしれませんが、
われわれはこのことを忘れ、
経済と環境を別々の議論として捉えがちです。

自分という人間の棚卸しをしてみる。

P.118
自分が勝てるゲームとは何か。
それは考えない限り見つかりません。
自分は何ができて
何ができないのか、
客はどこから呼ぶのか。

ゲームを作るなら、自分が勝てるだけでなく、
客も楽しめるもの
にする必要があります。

相続先が社会になる「ベーシック・インカム」
日本で実施したらどうなるのかな。
興味があるシステムなので、是非とも行政は考えてみて欲しい。

P.191
世界から借りたモノを世界に返す

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