2009年1月30日

アンガー・マネジメント

アンガー・マネジメント アメリカ・エグゼクティブの間で爆発的に普及! イライラ、ムカムカを一瞬で変える技 "怒り"を矯正

生真面目な方にこそ、読みこなしていただきたい。

間違っていても、間違っていなくても
まず、「自分が勘違いしているのだから変えてゆこう」
という気概が、取って置きの方法のようである。

刺々しい感情や、ストレスをマネージメントする本書。
著者は安藤俊介さん。

常に下記の様な症状に悩まされている方、
こんな上司や同僚が目の前にいる方は、必読だ。

怒りは、あなたの選択結果でもあるのだから・・・

  • 怒りっぽい
  • イライラする
  • 不機嫌
  • ムカつく
  • 対人関係にストレスを感じる
  • 頭にくることが多い
  • カチンとくる
  • 自分の言っている正しいことが、相手に理解できていないようだ
  • 独りよがりになっている

いつも怒っている人より、
穏やかな人の方が、他人からの印象は良い。

そんなコトは、とっくに体感している。

肝心なのは、フトした切っ掛けで、煮えたぎってくる
このエネルギーを支配して、
違う方向へ向けられないものだろうか・・・ と思案することだ。

書店に並んでいる心理学関連の書籍は、怒りという感情の区分や
状態説明のみに終始しているだけだし、
メンタルトレーニング本だと、「怒っちゃダメ、取りあえず落ち着け」
とか、どうにも分かりきっていて、実際の現場からは、ほど遠い。

「ポジティブ・シンキングだぜ! イェーイ!」
とか、うるせぇっ!

知りたいことは、そんなコトじゃない。

社会心理学の本を紐解いてみると、
人と人とが遭遇する場所で怒りは発生している、という。

人間のエゴやワガママが衝突し、
今尚、各地で"怒り"が生産されていて。

遠くで聞こえる砲弾や弾幕の音は、
そのドン詰まりの工場から発射されている。

大自然に向かって、「縄文杉! コノ野郎!」とか、
「やいやい青空! 青いんだよ! バカヤローッ!」
とか怒鳴っている人を、あまり見かけない理由でもある。

アンガー・マネジメントは辛く、孤独な作業だ。
自分の嫌な内面、思い出したくないトラウマ、
性格の歪みと向き合う、という工程を避けて通れないからだ。

あなたの信念と価値観は、いつも正しい。
しかし、正しいと信じているからこそ、
自分勝手でわがままな人々と、激突してしまうのも知っている。

相手に正論をブチ込んで、徹底的に追い詰めるのも良いだろう。
お互いにボロボロに消耗して、結果的に物事が上手く進行しなくても、
勝利を手に入れられたのだから、スカっとする

だが、それで、完璧に満足したと言えるだろうか?
本当に最善の手順だったのだろうか?

その相手やプロジェクト、仕事と初めて巡り逢った時、 キラキラと輝いていたものは、
そんな散々な結末を向かえて良かったのだろうか?

自分が正しいと思う人こそ、トラブルに柔軟に対応できるような
器になってほしい、出発点はここからだ。

P.18
感情がジャマだと思っても、
なくなることはない。

P.23
出来事そのものは
あなたを怒らせることはできない

             (~中略~)

あなたの選択が
あなたを怒らせているのです

あなたが抱いている「~べき」は、
立場の異なる人から観た場合、はたして正しいのだろうか?

本書ではこの「~べき」=欲求
と解釈し、「怒りのままに行動してしまう」ことを押さえる。
価値観の相違、認識のズレを埋めるために努力するのだ。

何故、自分が怒っているのか、原因を探ったり、
相手をとっちめて、悦に浸るより、
「怒りをコントロールして、どのようになりたいか
を意識する。

秘訣のまとめ。

  • 憎悪、怨恨を思い出さないで、未来へ向ける
  • 怒りの"見える化"
  • 自己の感情をレベル分けする
  • 自分の中に発生する"怒りのリンク"を切っていく
  • 脳の思い違いエラーを修正する

感情は目に見えるわけではないので、
可視化し、客観的に眺め、
怒りを分析することによって、
感情を収めるスキルを習得することができる、ようだ。

P.155
長期的な視点から見たとき、自分やまわりの人にとっても
健康的でプラスになるために
できることはなんだろうか

ドカンと暴発する前に、
自分の"怒りの地雷"の場所を把握しておくことも勘所だ。

毎度の怒りパターン=あなたの特徴 なのである。

小さな行動ひとつが、
周囲を変化させる力を持っている。

と感じた時、気づいたら怒りが収縮しているかもしれない。

大人だからこそ、掘り下げるし、
深読みしてあげる余裕を引っ提げたい。

P.190
怒りの後ろには、伝えたい気持ちがある

怒りの矛先を無視するなんてことは、できない。無理。
そんな方に朗報。
後半は、たとえハラワタが煮えくり返っていても、
表に出さないテクニックがまとめられている。

P.206
誰も好きで責められたい人はいません。
責められた側は、本当のところ
自分に責任があろうがなかろうが
気持ちいいものではありません。

             (~中略~)

誰かを責めて状況を悪くすることはできても、
状況をよくすることはできません。

P.209
自分が怒っている、困っている、悲しんでいるのに
他の誰かに責任を押しつけ、
それをわからせようとします

毎回正しいあなたの、心の炎上。
それを素早く消火できるのは、あなたしかいないのだ。

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