2009年1月16日

BRUTUS ブルータス大学開講

BRUTUS ブルータス大学開講 魅惑の講師陣

読んでいると、講義に参加したくなる。
数々の修羅場をかいくぐって来たであろう講師陣。

その経験値は、学者先生が理論を語るのとは次元が違う。
実践であり、実戦で得てきた出来事を、なるべく体系化した授業。
実際に受けられた人は幸せだ。

いとうせいこうさん

雑多な情報の中から、
自分が面白いからこそ紹介したいというトピックスに絞り込む。
編集の極意を話してくれる。

P.26
「自粛しなさが大事」だということ。
今って本当に自粛社会になってるから気をつけてほしい。

だって、ちょっとでも冒険しようとすると
「それ、やばいでしょ・・・」 って言ってる社会だから。

そんなの素人が決める話じゃないって。

深澤直人さん

デザイナーや物創りしている人は必見。

P.30
「だいたい、とか、たぶん、とか、曖昧なことを言うな・・・
頼むから世界をもっとはっきり記憶してくれ。

P.31
例えばひとつの言葉があるとして、
皆がその言葉を聞いて何を共通にイメージするか。

それを明確に、具体的に思い描いてみて。
そこを飛ばすから何をしたいか分からない。

あなたが何を、ではなく、
皆が何を、をまず探し、そこから
自分の中に浮いてきたものを理解していく

ブレないために、軸を確かめる。

P.31
あるものの何が"そのものらしさ"をなしているのか。
そのリアリティーに触れているのに、
余計なことをして離れてしまう

いいと言われるものに対して、
作っている本人が理解できていないと、
結局自分のものにはならないよ
逆に、最後に実感すれば、
もうすべてを取ってしまったみたいなもので、後はいかようにもなる。

バッティングセンターでとりあえず振って、
たまたま当たった時に先生が"今の感触だよ"
って言ってあげる時間はもう終わり。

そろろそ自力で真芯に当ててほしい。

教育とは。

P.31
学生はどうやったら打てるかの
ノウハウが知りたくて、マニュアルが欲しい。

けれどマニュアル化することは、その人を
作る人としてツール化するだけだから、
実は将来、彼らにとって何の役にも立たない。

西沢立衛さん

仕事に加熱すると、ついつい引き返すことができなくなっている罠。

P.77
プロジェクトを進めていくうちに、
合理化や正当化の理屈を考えすぎて、
理屈が理屈を呼んで、いつの間にか自分がやりたいことや
自分の実感から離れていってしまう
ということがよくあるから、それはぜひ避けてほしい。

学校に入って(入り直して)、表現やデザイン、創造すること
について学んでみたいが、予算も時間的余裕もない方々が大半だろう。
今号は、そんな知的欲求を抱えている表現者にお薦めの一冊だ。

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