思考の整理学
PC vs 人間
勉強しない人は、
コンピューターやロボットに食われる。
自ら学習できる人は、逃げ切れる。
本書は、"考えること"について考える本であり、
"考える""思う""知る"との関係性に気づく本である。
小分けになってるので、忙しい人にも読みやすい。 (しかも、軽い)
外山滋比古さんの肩肘張らない文章から学べるのは、
こんな具合だ。
- 知の技法は編集力
- 溜めずに発酵させるテクニック
- 拡散と収斂(しゅうれん)の二面性を意識
- 褒められたい、という気持ちに潜む罠
- 目の前にあるのに、正しい姿が見えない"現代"のカタチ
中でも気に入っているのが、人間には拡散と収斂の2つの素養が
あるということ。言われてみればその通り、と腑に落ちる。
日常の些細なコトでも意識してゆこうと思った。
"現代"という流れを、人の意見ではなく、
自分の感覚で解剖すると、面白い文章が書けたり、
突飛なコンテンツが生まれたりするのだろう。
思考も悩みも、焦らず寝かし、安心感に包まれる。
P.40
人間には意志の力だけではどうにもならないことがある。
それは時間が自然のうちに、意識を越えたところで、
おちつくところへおちつかせてくれるのである。
生まれたばかりのアイデアは他言してはいけない。
P.156
話してしまうと、頭の内圧がさがる。
溜飲をさげたような快感がある。すると、それをさらに考え続けようとする
意欲を失ってしまう。
新規の、それも締切の決まっていない仕事の依頼があるとして、
受注のための打ち合わせを行った後、
相手からの連絡のペースが遅くなったり、
明らかにテンションが下がっている様子が垣間見える時がある。
安心してテンションが下降しているのか、
話してしまったことによって、頭の内圧が下がっているのか。
誰かに話を聴いてもらった時点で、話した本人のヤル気は
確実に損なわれている。
よく、悩み事を人に話すとスッキリするというが、
自分の大切なアイデアまで吐き出してはいけないのだ。
このコトを知っていると、相手のテンションが下落した時に、
間髪入れずにタタミ掛けることも可能になるので、大変お得だ。
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