2009年4月13日

記憶に残るウェブサイト

記憶に残るウェブサイト 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 記憶を創る

ウェブ業界の先輩方が何を考え、
どんな生活リズムで現在に至っているのか。
是非、知りたかったので手に取りました。

1度読んだ後、再度開くような書籍は少ないのですが、
珍しく、何度か読み返しました。

インタビュアー も作り手なので、深めの質問ができるのでしょう。
良質の答えが導き出されています。

自分で作業エリアの制限をしてみたり、
あえて壁や限界を作って、それを越えてみたり。

また、スタンスの取り方ではなく、視点の置き方などを、
本書に登場する様々な方から読み解けます。

各々が共通のアンケートに答えているのですが、
「集中できる 好きな時間帯」 という項目があるのも珍しい。

早朝が好きだったり、真夜中が気に入っていたり、
答えは千差万別ですが、きっと共感できるハズです。

自分では的確に言葉に出来なかった感情を、
裏表紙で如実に表現してくれていた・・・

作られては消え、消えてはまた作られるウェブサイト

その速い流れの中で、
人の記憶に残り続けるために必要なものとは何なのだろうか?

そのためのエキスを、本書から抽出すると。

  • シンプル
  • 素直
  • 誰もやっていない
  • 振り切る狂気

上記の3番目までは、意識するかもしれませんが、
意図的に振り切っちゃう。 ってのは、なかなかできないものです。

メーターを振り切った狂気、それらが生み出すものに、
みんな感動したり刺激されるのでしょう。

P.113
伊藤直樹:
途中のプロセスはどうでもよくて、
上のレイヤーと最後のレイヤー
を一番気にしているんですよ。

出口がもやもやしていたら、
そこが抜けるまでやめないですよ、僕はね。

後は、狂気が重要なんです。
密度とか強度とかいうものには、人間の狂気を感じるんです。
この狂気ということは絶対に重要なんですよね。
やっぱりいいデザインはどこかに必ず狂気がある。

川上俊:
狂気ですか。 つまり・・・ メーターを振り切っている感じ?

伊藤直樹:
そう、振り切っている感じは、絶対に重要なんですよ。
どんなものにしても、です。

平和だったら平和でもいいんだけれど、平和の中に狂気がある、
平和の狂気みたいなものがあるから、
その狂気の振り幅について、
ピーンと針が振れちゃっているかどうか、
そこが重要だというような気がするんですよね。

果てしない世界を表現する。理由とは?

P.140
西田幸司:
俺が作るサイトには目的があんまりなくて、
何か目的を持って訪れて、それが解決されて帰っていく・・・
みたいな、そういう行為はここでは絶対に発生しない。

要するに遊びに来るためのサイトなわけでしょう。
遊びに来たのに、いっぺん見ただけで
全体がパッと分かっちゃって
それでパッと帰られたらもう二度とは来ないだろうから、
そういうサイトにはしたくないと思う。

ユーザビリティを保持したまま、
訪問者が持つ予定調和を裏切ったり、一筋縄じゃいかないサイト
という印象を与えて、ユーザーの感情を揺さ振るのも大切なことですね。

ウェブサイトに限らず、
何かを創り始めようとする直前に、読んでおきたい一冊。

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