2009年5月13日

ウェブはバカと暇人のもの

ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言 中川淳一郎 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

集合愚ってホント?

著者、中川淳一郎さんが推す
ネットでB級なコンテンツを創る理由とは?

そう聞くと、生真面目な方は驚かれるだろう、
焦って、著者にB級なモノを創ってくれ! と頼むかもしれない。

だが、ウェブ担当やあなたのように、
真面目人間にこそ、じっくり考えながら読んでいただきたい。

日本での正しいネットの使われ方を
話し言葉のような、読みやすい文体で紹介してくれる本書は、
著者のビジネスモデルや、立ち位置を差し引いても面白い内容だ。

以下、本書がネタとして扱う対象者

  • 普通の人
  • バカ
  • 怒りの代理人

日本人の嫉妬深さに斬り込み、
交流か泥仕合か?

ネット登場以前は、棲み分けがされていた者同士が、
対峙する時、いったい何が起こるのか?

著者が繰り返し強調するのは、商品やサービスに
突っ込みドコロがあるかどうか、
それによって広範囲に宣伝できる。 ということ。

中でも、テレビ小判鮫宣伝法
PVを上げるには、もってこいのスタイルだ。

下記、ネット向けコンテンツかどうかのリトマス試験紙が
あるので是非チェックしていただきたい。

  1. 話題にしたい部分があるもの、突っ込みどころがあるもの
  2. 身近であるもの(含む、B級感があるもの)
  3. 非常に意見が鋭いもの
  4. テレビで一度紹介されているもの、テレビで人気があるもの、
    ヤフートピックスが選ぶもの
  5. モラルを問うもの
  6. 芸能人関係のもの
  7. エロ
  8. 美人
  9. 時事性があるもの

で? ネットとは、結局何なの?

ネットは暇つぶしの場であり、
人々が自由に雑談をする場所なのである。

放課後の教室や、居酒屋のような場所なのである。

広告業界の堕落

広告制作の世界では、「考え抜くことが重要」との風潮がある。

その考え抜いたレベルが消費者にとって
あまりにも複雑であろうが、どう評価されようが、
制作者(クライアントと広告代理店)の間で
「考え抜いた」共通体験と合意
があれば、仕事はなかば終わったようなものだ。

企業の広報担当で、特に真面目な人に響く事実。

自分の身の回りのことを考えるのがもっとも重要なことで、
自分の楽しみのためだけ
にネットを使っている人の心に、
企業がそこまで介入できるわけがないのである。

インターネットを過大評価も過小評価もせず、
実情を切り取って、暴露し、
「雑記、雑談」という判断をしているのだが、
B級コンテンツが増えると、テレビのような末路になってしまう。

その時になって(PVは稼げなそうだが・・・)
初めてA級以上のコンテンツが求められるのだろう。

それとも、今よりもっと愚衆が賢くなっているのだろうか?

自前のネットコンテンツの、バカ度、賢度(かしこど)が
世論に適合しているか、日々意識するだけでも、価値がある。

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