ウェブはバカと暇人のもの
集合愚ってホント?
著者、中川淳一郎さんが推す
ネットでB級なコンテンツを創る理由とは?
そう聞くと、生真面目な方は驚かれるだろう、
焦って、著者にB級なモノを創ってくれ! と頼むかもしれない。
だが、ウェブ担当やあなたのように、
真面目人間にこそ、じっくり考えながら読んでいただきたい。
日本での正しいネットの使われ方を
話し言葉のような、読みやすい文体で紹介してくれる本書は、
著者のビジネスモデルや、立ち位置を差し引いても面白い内容だ。
以下、本書がネタとして扱う対象者
- 普通の人
- バカ
- 怒りの代理人
日本人の嫉妬深さに斬り込み、
交流か泥仕合か?
ネット登場以前は、棲み分けがされていた者同士が、
対峙する時、いったい何が起こるのか?
著者が繰り返し強調するのは、商品やサービスに
突っ込みドコロがあるかどうか、
それによって広範囲に宣伝できる。 ということ。
中でも、テレビ小判鮫宣伝法は
PVを上げるには、もってこいのスタイルだ。
下記、ネット向けコンテンツかどうかのリトマス試験紙が
あるので是非チェックしていただきたい。
- 話題にしたい部分があるもの、突っ込みどころがあるもの
- 身近であるもの(含む、B級感があるもの)
- 非常に意見が鋭いもの
- テレビで一度紹介されているもの、テレビで人気があるもの、
ヤフートピックスが選ぶもの- モラルを問うもの
- 芸能人関係のもの
- エロ
- 美人
- 時事性があるもの
で? ネットとは、結局何なの?
ネットは暇つぶしの場であり、
人々が自由に雑談をする場所なのである。放課後の教室や、居酒屋のような場所なのである。
広告業界の堕落
広告制作の世界では、「考え抜くことが重要」との風潮がある。
その考え抜いたレベルが消費者にとって
あまりにも複雑であろうが、どう評価されようが、
制作者(クライアントと広告代理店)の間で
「考え抜いた」共通体験と合意
があれば、仕事はなかば終わったようなものだ。
企業の広報担当で、特に真面目な人に響く事実。
自分の身の回りのことを考えるのがもっとも重要なことで、
自分の楽しみのためだけ
にネットを使っている人の心に、
企業がそこまで介入できるわけがないのである。
インターネットを過大評価も過小評価もせず、
実情を切り取って、暴露し、
「雑記、雑談」という判断をしているのだが、
B級コンテンツが増えると、テレビのような末路になってしまう。
その時になって(PVは稼げなそうだが・・・)
初めてA級以上のコンテンツが求められるのだろう。
それとも、今よりもっと愚衆が賢くなっているのだろうか?
自前のネットコンテンツの、バカ度、賢度(かしこど)が
世論に適合しているか、日々意識するだけでも、価値がある。
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