2009年6月30日

ヤクザに学ぶ できる男の条件

ヤクザに学ぶ できる男の条件 山平重樹 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

デキる人も
デキない人も
気をつけるべき
落とし穴

著者は山平重樹さん。

義理や仕事を果たす、といった人間の器量や、
組織の長としての気構えを、様々な事例で紹介

飲む、打つ、買う(酒、博打、色恋遊び)の全てに
入れ込んでいると、足元をすくわれるという。
(どれか2つまでならOKとゆーのが、本書の良いところだっ!)

身を持ち崩す理由は、どの世界でも同じ・・・

  • ギャンブル
  • 借金
  • クスリ

組織を治める人に必要な3つの力

P.185
リーダーに大事なのは 目配り 気配り カネ配り

3番目は、疎かになりがちですよね。 よくわかります。

青幇(ちんぱん)の杜月笙(とげつしょう)さんを取り上げた話の流れで、
悪事を容認する言い訳にもなりそうな文章だが、
すくい取るべきなのは、何事にも自分自身の判断基準を持つべきだ、ということ。

P.226
悪は闇の社会にあるのではなく、
老いた祖母と親のない子どもを飢えさせる貧しさのなかにある。

善悪の判断は世の中の倫理道徳にあるのではなく、
自分自身の胸の中にある。

2009年6月29日

16歳の教科書2

16歳の教科書2 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

勉強と仕事の
結節点

ちょっと前に、数学のサイン、コサインに苦しめられました。
数式や曲線としてじゃなくて、あっ、こーゆー時に使うのね。
と、長い年月を経て、ようやく腑に落ちての理解。

前作『16歳の教科書』では、各教科の有用性について
掘り下げていましたが、続編の本作では、
そもそも、勉強って役に立つの? という大テーマ

  1. 綾戸智恵さん (ジャズシンガー/40歳でプロデビュー)
  2. 正垣泰彦さん (サイゼリアを大学在籍中に開業)
  3. 西成活裕さん (渋滞学の提唱)
  4. 水野和敏さん (日産GT-R 開発責任者)
  5. 李相日さん (映画監督/フラガール)
  6. 鏡リュウジさん (占星術研究家)

各々の体験を通して、下記のことが学べます。

  1. 突破するために準備するコト
  2. サービス業とは? サービスから得る喜びとは?
  3. 数学の強さと諦めない粘り強さ
  4. 適職とストーカー心理の共通点
  5. 歩み寄りとイメージの具現化
  6. 占いのポジティブな使い方

1時限目 綾戸智恵さん

「自分の人生を動かす」
思い立ったらスグ、行動に移す重要性についても語ってくれます。

P.16
人生って、大事なドアは自分の手で開けなきゃいけないの。
黙って待ってても誰も開けてくれない

自分で開けないと「向こう側」には行けないの。

才能や、自己表現について。

P.41
大切なのは「一生懸命生きること」なのよ。
生きていれば、表現するものの中に
その人の人生が映し出されるの

5時限目 李相日さん

できそうで、なかなかできない・・・

P.179
まずは自分から歩み寄ることです。

役者さんやスタッフそれぞれの性格を知って、
その興味や考えを知る。

僕自身のプランや意図を理解してもらうのは、
そのあとですね。

特別講義の6人が16歳の頃、学校の勉強が嫌い、みんなと同じコトが嫌いで、
"普通"というキャラクターからは逸脱していた様子。

本書を読んで、「自分はそんなに風変わりじゃないから・・・」
といって不安になるかもしれませんが、繰り返し言われる

  • 好きなこと
  • 与えること
  • 疑うこと

上記を、身に付けることができれば、"普通"という概念が
目に見えない、存在しないものであることに気が付くでしょう。

2009年6月28日

仕事ができる人の論理的に考え、書く技術

仕事ができる人の論理的に考え、書く技術 小野田博一  横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

何が
あなたの文章を
支えているのか?

著者は小野田博一さん

論理的に文章を書く技術を学んでいなかったり、
文章術の書籍を読んでこなかった人向け。

文章とマンガで解説されていて、作例もシンプル。
大変わかりやすいので、中高生~若手の新入社員にも、オススメできる。

2009年6月27日

4時間半熟睡法

4時間半熟睡法 遠藤拓郎 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

4時間30分
寝れば大丈夫

6~7時間あたりの睡眠時間が平均みたいですが、
残り少ない人生、寝て過ごすのもなんですよネ?

著者は遠藤拓郎さん。 タイトルそのままがアンサー

1時間半単位(90分の倍数)で寝ると、
脳にも目覚めにもイイと聞きますが、
何故、3時間睡眠じゃダメなのか? その理由も列挙。

どーして眠くなるの? といった身体のメカニズム解説と、
仮眠のタイミング、夜勤が多い方向けに、睡眠時間の調整法まで
載っているのも嬉しい。

2009年6月26日

すごい議論力!

すごい議論力! ロバート・マイヤー 内田和成 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

"意味のある勝ち"
を手に入れる方法

  • 著者 ロバート・マイヤー
  • 訳・解説 内田和成

議論や討論には勝ったけれど、精神的な利益
(論破してやった! 言い負かしてやった! 超気持ちイイ~!)
だけが手元に残り。

  • 初期に双方が思い描いていた理想と、かけ離れてしまった・・・
  • そんなつもりは無かったのに、つい喧嘩腰になってしまった・・・

幾度か、そんな経験がある人ならば、
本書のありがたみは倍増するはずだ。

議論好きや、クレーマー体質の人は、頷ける箇所もあり、
反省すべき点もありで、自省しながら読み進めるのはツライところだが、
相手の本音と建前が区別できるようになったり、
話の真意はどこにあるのか探知できるようになれるのは、理想的な姿。

なぜ、あなたが遭遇する相手は、
わからず屋で、融通が利かず、頑固なのか?

P.13
双方が自分の立場を死守し、
自分の意見を変えることをかたくなに拒絶する。

人間心理と交渉決裂の関係

P.27
あなたが持論を盾に強行突破をこころみればみるほど
相手は身構え、可能な限り陰険なやり方で
あなたの持論の根拠を突き崩そうとする。

P.33
人は「知っていること」を過信し、
自分の「知らないこと」を軽視する傾向もある。

大切なのは、自分の熱意や、相手に近付こうとする態度

P.61
議論において、過ぎたことにこだわる理由はただひとつ、
相手に批判するために他ならない。

「議論の目的は間違いを認めさせたり
謝らせたりすることではなく、合意を形成することにある」

「合意できなかった理由」ではなく、
「どうすれば合意できるか」に的を絞る。

「正しいコトを言っているように聞こえる。 けど・・・」
と含ませ気味に受け取られるより、
正しいと納得してもらうために何ができるのか?

個人の好みや性格が多様化している社会だからこそ、
トラブルの頻度や種類が増えていると思う。

一時の快楽で双方が破滅に向かうのではなく、
新たな道を模索する方法を、是非学んでおくべきだ。

2009年6月25日

本田宗一郎の見方・考え方

本田宗一郎の見方・考え方 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 明日への仕事

トヨタとの確執、
中島飛行機 (後の富士重工業/SUBARU や
日産など)との取引の流れ。

他にも、下記のコトが学べる。

  1. ホンダ流、"2階に上げて梯子をはずす"方式
  2. 超体験主義者
  3. スピードとサービス精神

ホンダを語るうえで外せないのは、
本田宗一郎さんと、盟友の藤澤武夫さんのコンビ。

これ以上の関係性を作るのは、
世界の有名企業でも難しいと思われるほど、羨ましい関係だ。

二人の間で交わされた取り決めは、
欲望が邪魔して、到底自分ではできなそうだな、と感じる。

ホンダという乗り物(会社)にまたがって、
駆け抜けた日々が目の前に広がる。

こちらも併せて一読あれ。
本田宗一郎 wiki

本書を読んでいると、本田宗一郎さんは、
他人を褒めるのが苦手な照れ屋さんだと見受けられるが、
引き際に見せたこんなシーン。

本田「まあまあだな・・・」

藤澤「そう、まあまあさ」

本田「幸せだったな」

藤澤「本当に幸せでした。 心から御礼を言います」

本田「俺も御礼を言うよ。 良い人生だったな・・・」

遊びと仕事の線引きなどできず、
一時代を駆け抜けた2人の男の話に目頭が熱くなる。

2009年6月24日

完全網羅 起業成功マニュアル

完全網羅 起業成功マニュアル ガイ・カワサキ 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

他とカブらない

著者は、「アップルコンピュータ → 色々あって →
ベンチャーキャピタル (未上場企業に投資を行う会社)」
という経歴を持つ、ガイ・カワサキさん

大小問わず、新規事業の立ち上げ前に読んでおいて損はない。
だが、本書の半分は、資金調達やそれに付随するプレゼンテクニックなどに
費やされているので、日本で起業する方々に
全てのページが役立つワケではない。

社内向けの標語(マントラ)と、
お客様向けの"うたい文句"(タグライン)の違いを明確にする。
混同しがちなので重要なところだ。

頭の良い人が、ついウッカリやりがちな
長ったらしい事業計画書や理念、ミッションステートメントなんてウンザリ・・・

だとすると、ここから練り直さなければならない新規事業が多々あるだろう。

建前 vs 本音
そして、言うべき答

投資家や面接者に言わなければならない模範解答が記載されている。

投資家からどうやって、お金を引っ張るか?
ベンチャーキャピタルの心理が覗ける。

個人宛のニーズを明言する前に・・・

P.67

  1. あなたの製品・サービスを使っているときの「顧客体験」を
    ワンパラグラフで記述する。
  2. 顧客に頼んで、あなたの製品・サービスを使っているときの
    ようすをワンパラグラフで書いてもらう。
  3. ふたつを比較せよ。

下記のようなスキルも理解できる。

  1. 短い時間での売り込み方法
  2. ビジネスパートナーと、いつでも契約解除できる緊張感
  3. 人材採用の奥義

シンプルで最も困難なコト。

P.222
アイデアは簡単です。
難しいのは実行です
そこにこそお金が落ちています。

何故実行に移さないのか?
自分自身で思考する切っ掛けになる。

2009年6月22日

現代人のための瞑想法

現代人のための瞑想法 アルボムッレ・スマナサーラ 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

迷走している人の
瞑想法

周囲が自分の理想と違う、
思った通りに動いてくれない。

幼い頃って、こんなに悩んだり、怒ったりしてたっけ?
というトコロから、話は始まる。

逆元気玉 瞑想法

慈悲の瞑想 (サマタ瞑想のひとつ だそうだ)
自分や周囲の人、生き物などが全て幸福であるように念じる。

ドラゴンボールで例えると、「元気玉」
(生きとし生けるものから、ちょっとずつエネルギーをわけてもらう技)
の逆バージョン。 こっちが与えてあげるイメージ

思考しない 瞑想法

ヴィパッサナー瞑想 (感情を生まない瞑想法)
感情を捨てる。

例えば、音楽や雑音を聴いたり、
人の言葉の意味を感じたり (考えたり) するのではなく、
単なる「音の発生」としてとらえる。

真実、悟り、ブッダの話とかは脇に置いて、
瞑想法の具体例だけを読んでもイイ。

実際試してみたら、落ち着きを得られた。

2009年6月21日

Power up Your Life

パワー・アップ・ユア・ライフ 力強く生きるためにブッダが説いたカルマの法則 アルボムッレ・スマナサーラ 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

自分で操縦する

  • パワー・アップ・ユア・ライフ
  • 力強く生きるためにブッダが説いたカルマの法則
  • 著者:アルボムッレ・スマナサーラ

「何故?」に対する回答が曖昧なので、信憑性は低いが、
精神エネルギーを浪費しない過ごし方が、身に付くかもしれない・・・

行為や、存在そのものを愉しむために。
行為と結果の因果関係を、スマナサーラおじさんが解説

積み重なる粒子のカルマ、蓄積されたエネルギーは
どのようなカタチになって、発散されてゆくのか?

自立するということ。

P.111
どうでもいい感じで流されるままに生きることを、
ブッダは厳しく戒めます。

「一つひとつの行為に慎重に責任を持って、
判断して行動するように」と言われます。

そうすると頭がいつでも明晰で理性を保てます。

常にものごとを判断して
「これはこういうわけでやります」
「こういうわけでやりません」と言える。

理性的な生き方を推薦しています。

「生かされている」というフレーズは人気があります。
そのような実感もあります。 しかし、仏教では
「生きている」と言えるようにと薦めます。

肉体という器の状態。

P.116
身体という物体はかわいそうで、
心にいじめられて苦しんでいます。

ですから、唯物論に洗脳されている状態を
少しの間でも休息して、客観的にものごとと命を観察すると、
「身体」と「心」は別なシステムであることも、
「心」が優先であることも、簡単に理解できるのです。

自分や他人へのお節介が、こんなことに・・・

P.159
人間はよかれと思って悪いことばかりをして、
せっかくの人間生を棒に振るのです。

精神と貴重な時間を、何に使えば良いか?

P.166
幸福で生きるために、怒り、憎しみ、競争、争い、攻撃、差別、搾取などの
よけいなことを導入して
よけいな問題をつくって、よけいに苦しんでいるのです。

未来に対する、都合のイイ勘違い。

P.259
我々は将来を予測するのではなく、
将来はこうあってほしいという自分の希望、期待を
将来の予測だと勘違いしています。

一瞬を大事にしつつ手放す。 その例え

P.286
シャボン玉はきれいであろうとも、
大きくても、小さくても、瞬間の命です。

壊れても誰も悩まないのです。
美しさに惹かれて家に持っていって
置物として飾っておこうと思わないのです。

一度、一回だから、別にどうってことはないのです。
煩悩、感情をつくって不善行為をして苦しむことはなくなるのです。

若い頃には、無限の時間と命があると思っていても、
時間が経つと、そうではないことに気付かされます。
それは、大人になるってコトの一要素なのでしょう。

手持ちのカルマを無駄にせず、人に迷惑をかけず、
楽しく生きてゆきたいものです。

2009年6月20日

ほぼ日刊イトイ新聞の本

ほぼ日刊イトイ新聞の本 糸井重里 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

おとなの文化祭
そのワクワクを
解析

1990年、バブルが弾けた頃を境に、糸井重里さんは変わり始めたそうだ。

広告業界が悲鳴をあげている現在と似た状況に、
今を突破するためのヒントが詰まっている。

『ほぼ日』が生まれた過程を振り返り、当時の熱や、
糸井重里という看板があるから出来たコト、逆にスレスレだった日々など、
ひとつの成長物語として、読み進めることができる。

そして、下記の方々にオススメ

  • 他人に自分の人生を預けている
  • コンテンツ創りに悩んでいる

思考するほど、知識があるほど、見えなくなるモノがあるという。

P.18
小さくて見過ごされそうな、しかもチャーミングな考え方は、
プロフェッショナルを自称している人間には
だんだん見えにくくなっていくものなのだ。

企業やメディア、大衆のパトロン化について。 上手いコトを言うなぁ~

P.33
しかし、パトロンが無数に増えたことは同時に、
「口を出す財布」も限りなく増えたということだ。

財布を持った変態もいれば、
口先だけのつまらない文句
を言う人間も混じる。

しかも、パトロンの数にあわせてクリエイティブの数も多くなるから、
一個のクリエイティブの値段は低下せざるを得ない。

必要なサイト、それがダメな理由

P.159
アクセス数の増加を自己目的化すると、
どうしても「必要」なホームページになろうとするからだ。

「必要」なものとは検索、ニュース、便利なリンク集、
常連の掲示板、性欲、賞品などなどだが、
いずれも資本でつくりだせる。

こいつらしかできない
と思えるものをつくるには、「必要」の助けを借りないほうが練習になる。

他にも、こんなコトが学べます。

  • 多忙は怠惰の隠れ蓑
  • メールあたり (送り手の感情に影響され、受け手の体調が狂うコト)
  • ルーティンワークの落とし穴

モノ創りの気概

P.187
『ほぼ日』は工業製品ではないのだ。

間違いなく誰でもが大量につくれるものが、
ぼくらのつくる商品ではない。

まちがいなく同じことをしているのは罪である。

本書では、自身の大御所時代も回想し、客観的に解説している。
糸井重里さんは、良いコトも、不快な出来事も含めて、
自分をさらけ出すのが上手い。
日本語と文章表現が話言葉に近く、共感も得やすいのだろう。

糸井さんが巧みなのは、親近感を抱かせること。
恥ずかしいけど、ぶっちゃける姿勢や、人懐っこそうな性格、
そのエキスを吸収すると、人付き合いにも役立ちそうだ。

2009年6月19日

第1感

第1感 マルコム・グラッドウェル 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

長考したから
良い選択だとは
限らない

  • タイトル:第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
  • 著者:マルコム・グラッドウェル

第一印象や、ひらめきの凄さを知る読みものであって、
第1感と呼ばれるものを、鍛える本ではない。

期待している、「素早く無駄のない思考法」
上達させる方法は断定されていないが、無理にまとめると、こんな具合。

  1. 対応する分野の経験を積む
  2. 無意識の扉を、ちょっとだけ開いてみる
  3. 言語化しようとしない
  4. ゆったりとした時間を確保する (落ち着く)
  5. 自分の心拍数を把握する

判断のプロセスに組み入れて、気付くこと。

新しい出来事(人やモノ、場所)に遭遇した時は、
最初に頭に浮かんだ言葉や、イメージ、感覚を
書き留めておく習性を身に付けるべきである。

何かを判断したり、好みのモノが目の前に現れた時、
下記のことも留意しておく。

  • 人は飽きるのではなく"元に戻る"
  • 説明できないことを、無理に説明しようとする弊害

目の前に広がる、膨大な情報とどう向き合うか?

P.142
余計な情報はただ
無用なだけでなく、有害でもある。

後半は、心拍数の変動や、時間が少ない場合、
人間の判断にどのような影響が出るのか、サラっと学べる。

戦争の経験値や、戦略シミュレーターの話は、
混乱しているビジネスや商売の現場でも活かせるだろう。

また、消費者が味覚や、製品パッケージ、売れる音楽を判断する時の
具体例が出てくるので、マーケティングが好きな方にもオススメだ。

2009年6月18日

Web Designing 2009年7月号

Web Designing 2009年7月号 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

Webばっか
創ってないで
外へ出ろ!

今月号は、ウェブに限定せず、もの創りをする人達にオススメです。

「中村勇吾さん×松本弦人さんの対談」は、
松本弦人さんのキャラが、
Web Designingとは違ったテイストなので、面白い。

対談の流れは、デザインやモノ創り、
新しいモノを投下することについてですが、
何かをクリエイトしている人にとって、励みにもなります。

松本弦人さんの本音に、中村勇吾さんが落ち込んだ?

P.84 松本弦人さん

新しいものを作ろうっていう時は、そういうもんだって。

最初からみんなに受け入れられるってことは
新しくないんだよね

多くの人が共有してるんだけど、まだ気づいていない、
刺激されてないツボを誰かが刺激する。
最初は小さくて気づきにくい。

でも、嫁さんとか恋人とか、
まず身近な誰かが言うんだよね。
「なんか私、これ好きかも」って。

その「好きかも」が伝播すると、あるクリープ点を過ぎてから
「新しい」ってことになって今につながる。

グラフィックデザインは外と肉体で、
ウェブデザインは、内と精神?

P.85 中村勇吾さん

密室でしか作れないもの
があるんじゃないか、と思うんです。

絶対に人に読まれてはいけない日記があったら、
やっぱり読んでみたくなる。

そういう密室感が、Webにはあると思う。

ヒリヒリするような、
コイツおかしいんじゃないか
みたいな感覚。

狂気ってのは、端から観てたら面白いし、
その人のコアになる、大切な部分ですよね。

「WordPressを選ぶ理由」

折角、MT(Movable Type)を覚えたのに・・・
ってのはあると思います。

そして、MT→WordPressに移行した他のブログのコトを聞く度に、
取り残されたようで、ソワソワします。

P.91 Matt Mullenwegさん

僕がWordPressを作りはじめた頃、
米国では9割のユーザーがMovable Typeを使っていました。

でも、どのユーザーもMovable Typeの
再構築の遅さにはイライラ
していましたし、遅々として進まない開発にも不満を持っていたようです。

だけど・・・ 移行めんどくぇせ!
って感情も真実でしょう。

特集では、大藤幹さんが、MTとWordPressを比較、
そして、WordPressへの移行の手順まで・・・

さてあなたのブログはどーする?

デザインエンジニア、田川欣哉さんへのインタビュー

将来創りたいモノ、作るべきもの

P.141
この世界はテクノロジーの進歩のスピードが速い。

ですから、何をつくりたいか、つくるべきかは
時代によって変わるわけで、今決めても意味がないと思うんです。

それよりも、常に自分に幅を持たせておいて、
"その時"に、ものづくりの現場にいられるように
することが大事だと思います。

スペシャリストになるか、ゼネラリストでいくか、
自分としては、どうしたいの? どっちが儲かるの?

など、正直な気持ちと、不純な動機が混沌するものです。

そんな悩みや、背中をポンと押してくれるような、アプローチ。
今月号では、そんな話が多かったな、と思います。

2009年6月17日

Webディレクション標準ガイド

Webディレクション標準ガイド 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

ポータルな一冊

  • 企画 制作 スマートイメージ
  • 発行 ワークスコーポレーション

ウェブサイト構築の各フェーズを掘り下げているようで、
漠然とした表現が多く、モヤモヤする・・・
まぁ、全体の流れを把握するには丁度良い書籍。

解説部分の段落分けが半端なので、
途中で途切れて読み難く、さらに誤字脱字が多すぎる。
内容と可読性を考慮すると、この価格は高い。

2005年発売なので、情報としては古いが対象者は下記

  1. 異業種から転職して、ウェブディレクターになる人
  2. 専業性の高い会社でコーダーやデザイナーをやっていて、
    これからディレクター的役割になる人

プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、ディレクターが
網羅すべき情報が掲載されている。

漏れや抜けがないように確認するコトであったり、
ディレクターの心・技・体のうち、本書で扱っているのは「技」の部分

この一冊を丸暗記したところで、プロマネやディレクターの実用力が
上がるワケではないが、月刊のウェブ専門誌が掘り下げられない部分まで
情報が整理されている。

ディレクター経験があるなら、知っている内容だが、
ウェブ関連の書籍では、フォローしきれない範囲(KJ法など)での解説も多い。

  • ウェブディレクターの仕事
  • プロジェクトマネジメントについて
  • マーケティング
  • フレームワーク
  • 新規案件の見積書フォーマット
  • 運用更新の見積書フォーマット

過不足なく表記してあるので、初めてディレクターをやる人が読むと、
その膨大な範囲にウンザリしてしまうが、流し読みするだけでも価値がある。

ディレクターは翻訳者

P.18
クライアントは諸条件を度外視して、
要望や理想を述べることが少なくない。
(悪気はないが成果とそれに必要な工数との関係が理解できていない
場合に特に多い)

制作者は自分の作りたいものを提案したり、
面倒だという理由で手を抜いたり
逆に、必要以上に過剰なサービスを制作したりしがちだ。

巻末の関連用語集は、的確な情報量で
各用語が解説されているのが嬉しい。

  1. プロジェクト管理用語
  2. マーケティング用語
  3. CSR、サステナビリティ関連用語
  4. 情報セキュリティ、個人情報保護用語
  5. インフォメーション・アーキテクチャ用語
  6. ユーザビリティ用語
  7. アクセシビリティ用語
  8. アクセスログ解析用語
  9. WebとHTML用語
  10. Weblog (ウェブログ)用語

ディレクションの入り口として観ると、
全体的な情報が掲載されているところが本書のウリ。

2009年6月16日

ソフト契約と見積りの基本がよ~くわかる本

ソフト契約と見積りの基本がよーくわかる本―実践・ソフト取引契約文書作成の手引き 谷口 功 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 契約締結は
お互いの利益

重要なのは、お互いの合意を証明してしておくこと。

  • 著作権の全貌
  • プログラム内部(モジュール)に対する著作権
  • 請負契約と委任契約の違い

契約書の各項目について、図解で解説されているので
大変わかりやすい。

実用性は乏しいが、各事項の読み取り方が
個別にアドバイスされているので、"基本"以上に役立つ書籍。

2009年6月15日

Dreamweaver 虎の巻

Dreamweaver 虎の巻 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 ドリーム
ウィーバー
効率化

今から、Dreamweaver(ホームページ作成のための高機能ソフト)を
使おうと思っている方がメインの読者だと思いますが、
さらに効率化を推進したいドリウィ使い向けの書籍でもあります。

周囲で、Dreamweaverを使っている人がいるならば、
ツールを知ることによって、
その人達への理解が深まることに繋がるので、
コミュニケーションツールとしても、本書は活用できます。

2009年6月14日

THE21 残業ゼロのスピード判断術

THE21 残業ゼロのスピード判断術 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

直感重視の
判断術

記事のように見せかけた巧妙な広告が目立つが、
羽生善治さんへのインタビューを筆頭に、
実用的判断スキルの特集もあり、今号は買い。

結局のところ、最善の判断を素早く行うコツって、いったい何なのよ?

ってのを、手っ取り早く知りたいワケだが、
どうやら、人生観や人間観に思いっきり左右されるようだ。

そして、共通して提示されていたのが・・・

  1. 思い込みを無くす
  2. 考えたり、迷ってないで、実行してみる
  3. やりながら軌道修正
  4. ダメなら潔く撤退 (もしくは成功するまでやる)

事務屋(ホタル)暮らしに、浸っていないか?

P.11 吉越浩一郎さん

「迷ったら現場に戻りなさい」ということです。
現場にすべての答えがあるわけですから。

経験不足や知識不足の他に、思い込みという落とし穴がある。

P.12 渡邉美樹さん

思い込みというのは片側の視点からしか
物事をみていないわけですから、
さまざまな視点で物事をみることが大切ですね。

「思考の三原則」と私が呼んでいる考え方をご紹介しましょう。それは、物事を

  1. 多面的にみること
  2. 根本的にみること
  3. 時間軸を伸ばしてみること

インタビューは、コンサルタントの技能についての流れで、なんとも耳が痛い話へ

P.15 大前研一さん

事実やデータを集めるといっても、慣れていないと
自分の思い込みを証明するのに
便利なものだけを集める
ようなことをやりかねない。

グレーゾーンのグラデーションを知る。

P.23 小宮一慶さん

世の中は、白か黒かはっきり分けられるものばかりではありません。
しかし、論理的思考力のない人ほど、すぐに白黒をつけたがる。

論理的思考力のある人は、その白と黒のあいだにある
灰色の層をいくつも見分けることができる

論理的思考と、直感力の他に必要なモノ

P.25 細野真宏さん

100%正しいと思えることであっても、「8~9割は正しいかもしれないけど、
1~2割は外れているかもしれないな
と考えていたほうがいい。

ここでは、思考停止を理由としているが、
人当たりがソフトになるという利点もあるはずだ。

どうやって最善手を判断しているのか?

P.28 羽生善治さん

最後は直感です

瞬間的にこれが正しいと感じるというのは、要するに、
それまでの経験の積み重ねから
脳がそう判断したということですから、
ああでもないこうでもないと理屈で考えた結果よりも、よっぽど信頼できます。

経験に安住せず、局面の流れを観て、リスクを把握しながら、挑戦する。

P.29 羽生善治さん

安全運転ではなく、意識して
アクセルを踏み込むようにすべきなのです。

そうやってアクセルの踏み加減
リスクの按配を覚えていくのが
ほんとうの成長であり、正しい判断ができる
ということにもつながるのだと思います。

ミスとどう付き合うか?

P.30 羽生善治さん

同じようなところで同じようなミスを繰り返すのは
仕方のないことだと思うようになりました。

それに、ミスを犯さないようにしようとすると、
かえって自分の長所まで消してしまうということにもなりかねません。

たとえば、つい攻め込みすぎて逆襲されるというミスを
よくする人が、そうならないようにと慎重に指すようになったら、
おそらく別のところでミスを犯すようになるはずです。

だから、ミスをなくすというより、
自分のミスの癖を知っておけばいい
と思います。

ここまでが、総力特集の第1部、インタビュー記事。
第2部は実践的な手法や、すぐに活用できる判断術を紹介。

2009年6月13日

シド・ミード その創造と秘密

ビジュアル・フューチャリスト シド・ミード その創造と秘密 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

工業デザインに
存在する
官能性

ビジュアル・フューチャリスト
シド・ミード その創造と秘密

現在を観て、未来を描くアーティストでもあり、
工業デザイナーでもあるシド・ミード先生

SF映画のコンセプトアート (世界観の視覚化)から、
サウジアラビアの王室自家用機ボーイング747の改装、
大富豪ドナルド・トランプのヨット、果ては缶切りのデザインまで。
仕事の幅広さと、仕事量で他を圧倒する。

映画のイメージ、劇中のカーデザイン、アイテムデザインなど、
代表作を並べれば、先生の名前を知らない人も、膝を打ってくれるはず。

映画の制作費を傾かせるほどの高級取りであることは、
緻密な絵を見れば納得してもらえるだろう。

コンセプトアートや、ビジュアルイメージというと、
背景だけを描く方々が多い中、(それでも十分スゴイけど・・・)
シド・ミード先生は、人物や動物も一点一点描き分けているところが、
他者とは違う部分

制作途中でのラフデザイン提出はあっても、
基本的には、出来上がったモノを買い取ってもらうようなスタンスであり、
デザイナーでありながら、発注主にあまりお伺いを立てない姿勢に
アーティストっぽさを感じる。 その格好良さに痺れる、憧れる。

そんな先生ですが、ダメ出しをされたり、騙されたり、
採用されずに凹んだりする時もあるそうで・・・
本DVDは、そんなマイナス面も赤裸々にしているところが凄い。

先生本人のキャラがそうさせるのか、DVDの制作者が上手いのか、
巨匠というより、仕事を愉しみ、苦悩する、一人のデザイナーの姿が映っている。

人を煙に巻くような芸術家ではなく、
あくまでデザイナーだというシド・ミード先生

精密機械みたいな絵を描く先生ですが、
「自分には才能がないのでは・・・」 と悩む時もあるそうです。

制作費の都合といったビジネス面の話、大金の支払いが消えた話、
自分のデザインは庶民に消費されるものだと、理解している立場からの話など
今までの良い体験、悪い体験が披露されていて共感できる。

私は、独創的でありつつも
分かりやすいものを作りたい

注意して観ないと見落としそうなところまで表現に加える。

"精巧に描く"とは
周囲を記憶にとどめることだ

世界を観察し、再現することにディテールに魂を宿す

"緻密さ"とは
再現することだ

『トロン』のスティーブン・リスバーガー監督のシド・ミード先生に対する印象。
(続編のトロン2 『TR2N』も公開されるとか! ネットで映像流出中!)

シド・ミードは、創作物の過程のために生きているという。

"創作"とは
創造力という病気の症状なんだ

自宅でパーティーを開いても、パーティーそっちのけで
仕事に没頭する先生。
この領域まで踏み込まないと、ここまで到達できないんだな、と。

未来に強い関心を持つということは、
今、自分が取り組んでいることが、
後々まで影響を与えるものだと 信じることだ

シド・ミード

2009年6月12日

アート・オブ・プロジェクトマネジメント

アート・オブ・プロジェクトマネジメント 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 プロジェクト
大災害で
大炎上

・・・しないために。 疑問を投げかけ前提に挑む。
そんなプロマネの存在理由が明らかに。

機能的な書籍というよりは、如才無いプロマネの心構え。

著者のScott Berkun (スコット・バークン)さんは、
マイクロソフトで、OfficeやVisual Basic、IE等の
プロジェクトに関わってきたようだ。

プロマネの経験がある人なら、それらのプロジェクトが
どれほど壮大か想像できるだろう。
その場で、吐き気をもよおす人もいるかもしれない。

プロセスに取り憑かれ、方法論への執着が
間違った方向へ行っている場合、力が大きいほど、修正はきき難い。

チームメイトに心配を抱かせないためにも、
プロジェクトマネージャーだけではなく、チーム全員が読んでいただきたい。

スケジュールが狂うのは何故か?

スケジュールが遅延するということは、
誰も把握していないコストが隠されていた、
あるいは無視されていたということを意味しているわけです。

以下の2つ、笑えるけど、自分がやっているとしたら、
まったく笑えない。 その詳細も解説

  • 「よく見かける悪い手段」
  • 「質の低いビジョンのドキュメントに見られる特徴」

大胆さ、図太さがプロジェクトを邁進させる。
あなたへの命令が大切なコトか試す方法

私は、自分が理解できない、遠回しで曖昧かつ官僚的で組織的な
プロセスは無視するようにしています。

無視した事案が大事な場合、偉い人がスッ飛んでくるハズ。
重要でない場合は、当然、誰も来ない・・・

現場を守る、プロマネの領域

誰かが優先順位を無視した指示をしてきたと思った時には、
「ノー」と言ってください。

あるいはその指示をした人に対して、私が「ノー」と言っていたと伝えれば、
その人は私のところに来るはずです。

もし彼らが文句を言ったとしても、
議論して時間を無駄にしないようにしてください。

とにかく私のところに来るように、その人に伝えてください。

"計画すること"が目的ではない。

計画に従うことで勝利できるような戦いはないが、
計画なくして勝利できるような戦いもない。

ドワイト・E・アイゼンハワー

(ドワイト・D・アイゼンハワーのこと?)

それでは、何故計画をするのか?

戦闘というものは計画通りに行えるものではない。
計画は変化に備えた共通の基盤
でしかないのだ。

重要なことは、全員が計画を知っておくことで、
容易に変更が可能になるということなのだ。

近代戦は非常に流動的であり、
意思決定は迅速に行わなければならない。

そしてそのほとんどは計画に従ったものとはならないのだ。

しかし全員が少なくとも、
自分はどこから来て、
(その後)どこに向かっていくのか

ということを知っているのだ。

イスラエル防衛軍司令官 ダン・ラネル陸将補

つい、行うタイミングを逃しがちな、プロジェクトの検死報告(反省会)

打ち上げの偉大性、組織を構成するメンバー、個別の利害にも目を光らせる

皆さんが気になるのは、16章の「社内の力関係と政治」ではないだろうか?

  • 「政治的な理由で・・・」
  • 「大人の事情で・・・」

と言った言葉は、逃げの言葉だ。
語る者同士の思考を停止させてしまう魔力がある。

2009年6月11日

お金があふれる会社の法則

お金があふれる会社の法則 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

言い訳するな
お金が無い
とも言うな

著者、白鳥光良さんによって、
様々な文献が49+1個の地雷としてまとめられている。

フレームワークに頼り過ぎると、
本書の地雷No.19「ニ項対立」に陥りやすい。

会社を分析したり、数字を観て、
つい言い訳を作りがちだが、気を付けたいポイントだ。

2009年6月10日

だましだまし人生を生きよう

だましだまし人生を生きよう 池田清彦 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

自分の趣味で
泣いたことが
あるか?

小さい頃から虫が好きで、昆虫採集に没頭してゆく著者、
池田清彦さんの自伝『生物学者』を改題したもの。

人との出逢い、虫との巡り逢い、そして、別れ・・・

自分が入れ込んだ趣味やライフワークがあるとして、
それは、楽しいから、面白いから、興味があるからという、
なんとも理屈では説明できない感情で接しているし、接していたと思う。

後でやろうと思っていたコト、心底挑戦してみたかったこと、
先延ばしにしておいた愉しみ、本当に好きだったモノ・・・

本書を読むと、それらを、今スグに始めたくなる。

科学者を例に出し、タコツボ化を危惧するが、
これは、専門職に置き換えられる話でもある。

ジャンルを越えた繋がりを持つことや、自己PRが必要なことも。

文中に、頻繁に出てくる言葉。

人生は短い。
忙しくしているヒマはない

仕事が忙しいのはイイことじゃない? 多忙って、なんか格好良くない?

そーじゃない。 "忙しい"という字が、
"心を亡くす"と書かれているように、
忙殺されている時間など、微塵も無いんだよ! ということ。

2009年6月 9日

他人と深く関わらずに生きるには

他人と深く関わらずに生きるには 池田清彦 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

したたかに
しなやかに

2002年に発売された書籍が文庫化
著者は池田清彦さん

濃厚な付き合いは、人間関係のバランスを崩すという。
話は、バブル崩壊直後から始まるが、状況的に、今現在の日本にピッタリだ。

目を惹く内容

  • 恋愛
  • 結婚
  • セックス
  • おせっかい主義
  • 法律は便宜上のモノに過ぎない
  • 他人と付き合う醍醐味
  • 病院と医者に騙されない

歯に衣着せぬ物言いで、
乱世を生き延びるための生活習慣が理解できる。

  1. 前半 原理主義 vs 他人と深く関わらない (他者の自由も認める)
  2. 後半 社会システムの再構築

後半は、国家(政府、役人、公務員)は道具なんだから
調子にのるなっ!って話が主体

基底にある考えは、国家は
人々が自由に生きるための道具
だという、ごく当たり前で、とても簡単なものだ。

これは、本書に限らず、家族問題や組織論としても使える言葉

改革で一番大事なのは
物事の順序である

次のは、難しそうだ・・・

相手の生き方や生活の干渉をしない。
聞かれもしないのに意見をしない。
自分の流儀を押しつけない。
要するに、相手をコントロールしない
ということが他人とつき合う上で一番大事なことだ。

身の回りの大きなお世話さんや、
テレビを含む多くの俗悪メディアに騙されないように・・・

世間というのは、
あなたをコントロールしようとする
最もたちの悪い、見えない権力であるから、
くれぐれもだまされないようにね。

頼まれもしないのに、つい、人にお節介を焼いてしまう方々に
読んでいただきたい。 (と言うウェブ担当は、やっぱり、お節介である・・・)

2009年6月 8日

東洋経済 広告サバイバル

東洋経済 広告サバイバル 電通vsリクルートvsヤフー 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

生き残る広告

電通 vs リクルート vs ヤフー

2社間での業務提携もおこなっているので、
一見、対立構造では無さそうな3社。
今回は、この3社の生業を広告業とし、比較。

電通が販促市場(広告市場に比べて1件あたりの予算が低い)に
ドブ板営業を展開しはじめたとか・・・

組織力、営業力ではリクルートも強そうだが、
最大手が参入してくるのは、恐怖。

オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン(外資の広告代理店)の
小田桐昭さんは、広告効果を明示できない日本の代理店、
企業側宣伝部の丸投げ体質、民放の価値、CM復活の兆し等
電通OBという目線で問題点を指摘する。

  • スポンサー=後援者
  • クライアント=お得意様

この2つの言葉、意味のジャンルは似ていても、解釈は大違い。
なんとなく使っていたな、と考えさせられる。

日銀→長銀→セブン銀行 と渡り歩いてきた安斎隆さんが持つ
セブン&アイ会長の鈴木敏文さんへの印象。

うまくいくと思っていたのは鈴木敏文だけ。
あの人は狂気だから。
経営者の才能というのは狂気だから

安斎隆さんからは抑制力の重要性も学べる。

人はなぜ、失敗するのか。
バブルの中で舞い上がるからだ。

身の程知らず。これほど恐ろしいものはない。
突拍子もない投資はしない。 本当のニーズにこちんと当たったときは
賭けてもいいが、それも体力の一部。 全部を賭けるバカはいない」

デジタルサイネージ(電子看板)をはじめ、
新しい広告媒体についても解説されているので、目を通しておいて損はない。

2009年6月 7日

地球が静止する日

地球が静止する日 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

おっと、ビックリ

期待せずに観るとイイ、とか
鑑賞前に期待値を下げて、とか
暇で暇で死にそうな人向け・・・、とか

そんなレベルじゃないと思った。

  • 兵器シーンの少なさ
  • アクションシーンの無さ
  • 人間ドラマの寒々しさ

もし、劇場に観に行ってたら、同伴者とケンカになってた。

もちろん、物語の解釈の違いをめぐって、
とか、そんな理由じゃなくて・・・

2009年6月 6日

ハッピーフライト

ハッピーフライト 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

仕事とは?
サービスとは?

鑑賞する前に・・・

「日本航空123便 ジャンボ機墜落事故」に関する、音声や映像
(テレビ的解説が入っていない、ボイスレコーダーのみのヤツ)を
ネットで探して、見てからにすると、より緊迫感が出て、意味が深まります。

矢口史靖 (やぐち しのぶ)監督作品
『ウォーターボーイズ』 『スウィングガールズ』では、
学生時代特有のドキドキやワクワクといった
どちらかというと、楽観的な気分、純粋な楽しさを表現していましたが、
本作は、社会人、仕事人としての話がメイン。

よくぞココまで詰め込んだな、と唸れる作品です。

上司、先輩、後輩、新人・・・
各個人を描くことによって組織を描く

特に、各チームのリーダー(ベテラン組)の描写が素晴らしいです。
各部署とのバランス、業務に対する理念、部下へのフォロー、
経験によって裏付けられた自信・・・

演技も含めて、存在自体が素敵だったのは、

  • 寺島しのぶさん (チーフパーサー)
  • 田中哲司さん (ライン整備士)

仕草と表情が豊富だったのは、

  • 肘井美佳さん (オペレーションコントロールセンター 無線担当)
  • 田畑智子さん (グランドスタッフ)

ドタバタコメディかと思いきや・・・
プロフェッショナルとは? 仕事とは? サービスとは?
そもそも、働くとは? それらの行為や行動が
いったいどういうことなのか、改めて考えさせられます。

2009年6月 5日

脳から変えるダメな自分

脳から変えるダメな自分 築山節 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

脳を
ボンヤリさせない

『フリーズする脳』が面白かった
築山節(つきやま たかし)さんの最新作

もう少し、タイトルが脳科学っぽく知的な感じだったら、
書店のレジ(ギャル2人)の思考を勘繰らずに済んだのだろう・・・

脳のバイオリズムを把握してコントロールし、
やる気、集中力、抑制力などを高める。

より合理的に脳を使い倒す原理を学ぶ。

  • 砂時計で物理的な時間量を把握する
  • 誰かの脳に依存していないか?
  • ネガティブ思考克服
  • 同じ失敗を繰り返さないための、客観的自己分析法

このあたりは興味を持って読めたが・・・

小分けにされているので読みやすい反面、
流れるようなダイナミックさが途切れ、物足りなかった。

2009年6月 4日

web creators 2009年7月号 vol.91

web creators 2009年7月号 vol.91 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

トラブル予測

「WEB制作 トラブル速戦即決術」
下記の技術で、頻発しそうな事柄と
解決策を掲載。

  • Webデザイン
  • CSS
  • Flash
  • ディレクション
  • JavaScript
  • PHP

各トラブルのタイトルだけを流し見するのではなく、
内容を読み進めておくと、どの技術を使うとどんなトラブルに
見舞われそうか、将来への予測になる。

本格的な携帯サイトを作る予定があるのなら、
今号の特集が役に立つだろう。

+100円増しになった今号の付録は
「CSSプロパティデザイン ミニ辞典」
内容は、2007年5月号のものを再編集した模様・・・

2009年6月 3日

自分の答えのつくりかた

自分の答えのつくりかた 渡辺健介 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

常識を捨てる

『世界一やさしい 問題解決の授業』の第2弾
著者は渡辺健介さん

難しい話をわかりやすく。 過度な説明を省き、
生活や仕事で活用できるフレームワークの
重要な部分だけを伝える、というシンプルさ。

1作目と同じく、小学生以上の全ての人にお薦めだが、
本作は、外国へ留学したり、異国での生活経験がない方が、
疑似体験できるような物語にもなっている。

各章は、このような流れで進む。

  1. 判断の質を上げる
  2. 考え抜く力をつける
  3. 集団での問題解決

情報を咀嚼する能力と、アクティブさが大事。

  • 純度の高い情報を仕入れる
  • 仕掛ける
  • たたみ込む力をつける (思ったらスグ行動する)

自信はどうすれば、身に付くのか?

自信は、日々の生活の結果として、
自然にそのコップに溜まっていく。
でも、溜まるだけじゃなくて、蒸発もする
時には、自ら誤ってこぼしてしまうこともある。

             (~中略~)

意識すべきなのは、自信をつけようとすることではなく、
自信が自然に溜まるような環境や体験に
自らを置くこと。

放っておくと、蒸発したり、無くなってしまうことがあると
指摘している部分が、自分を戒めてくれる。

学生と社会人(大人)との境目に気づけるかどうか。

社会人になるまでの間は、大人が設計してくれた「甲子園」で、
無我夢中に踊り、青春を謳歌できる。
自分のため、チームのため、力を出し切ることに専念すればよい。

しかし、大人になったら、自分が心の底から熱くなれる「甲子園」は、
誰も与えてくれない

大会もコンテストも、誰も用意してくれない。

日本を担う子供たちに読んで欲しい。
もちろん、うっかり大人になってしまった人にもお薦め。

なぜなら、あなたが大切にしている人も、部下も、あなた自身も、私も、
まだまだ成長していけるのだから。

2009年6月 1日

怒らないこと

怒らないこと アルボムッレ・スマナサーラ 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

10分でデキる
幸福の秘訣

とか言っちゃうと、怪しいですけど
まぁ、聞いてください。

前に、アマゾンで「怒り」に関する書籍を調べて、
15冊ほど目星を付けた中で、評価が上々だったもの。

著者は、スリランカ仏教の長老、アルボムッレ・スマナサーラさん

「カッとなって、つい・・・」 「ムシャクシャして・・・」
という事件が起こる時、
あなたは怒る側にもなれば、怒られる側にも簡単になってしまう。
その状況を避けるためには、いったい何を準備しておけばよいのか?

釈迦の教えと聞いて、身構えたけど、
現実に沿って、「時間の浪費」「無駄なこと」「短い人生」を
念頭に置いているのが新鮮だった。

怒りの正体を知るために、ジャンル分け。
下記の症状に思い当たる方々にお薦め。

  • 怨み
  • 軽視
  • 張り合う
  • 嫉妬
  • ケチ
  • 反抗的態度
  • 反省ではない後悔
  • 激怒

精一杯努力しつつも、結果を求めない姿勢や、
怒りが役に立たない理由、
そして、怒りを捨てる方法を教えてくれます。

簡単に捨てられたら世話ねーよ
と、お考えでしょう。 よくわかります。

  • エゴを捨てる
  • 面子やプライドを捨てる
  • 余計な概念を捨てる

段階的視野で捨てていくと、
最後に残るのは、自分の名前だけ・・・

というトコロまで行き着くらしいです。

私は「忘れないで覚えておくのなら、
勝手にどうぞ。けれどあなたは不幸になりますよ」
としか言えません。

大上段からのお説教ではなく、
人間には、どうしようもない感情があることを
理解したうえでの話に、身近さを感じました。