2009年7月 8日

インテル戦略転換

インテル戦略転換 アンディ・グローブ 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

気配の無い敵に
襲われる恐れ

アンドリューとかアンドルー・グローヴとか表記法は数あれど、
インテルの立役者、アンディ・グローブさんの危機管理論です。

インテルというと、パソコン関連のメーカー?
CMで名前を聞いたことがあるような・・・ ないような・・・ といったところでしょう。

インテル製品を単体で購入する人は、PC好きな人くらいですが、
皆さんが使っているパソコンの心臓部も、きっとインテル製です。

さて、この会社、日本との因縁も深く、
80年代に日本起業の猛追を受けて、事業転換するハメに。

がしかし、日本に追い回されたコトが転機となり、
会社を拡大してゆきます。

壮大な決断のプレッシャーと、修羅場をくぐり抜けてきたからこそ、
論理的思考と、感情の挾間を体感している著者。

それだけに言葉に説得力があり、経営が好調な企業も、危ない会社も、
好景気でも、不景気でも、いつでも読めるのが本書の素晴らしいところです。

何故かNTT横須賀研究開発センター図書館から流れ着き、手元にありますが、
1996年(13年前)に書かれたものが参考になるのでしょうか?

現在の日本の状況は、説明するまでもなく、中国やインド、
その他諸々の国から追い回される立場に変わっています。

今だからこそ、インテルが崖っぷちに立たされた時の教訓が、
活かせるハズです。

原書のタイトルは 「Only the Paranoid Survive」
「病的なまでの心配性だけが生き残る」

本書の中心は、"何かが変わってきた"という流れを
察知できるかどうか? この一点に絞られていて

日々の些細な出来事から、長期的な落とし穴を感知したり、
偏執症ならではのアクションが描かれています。

さらには、自社の戦略を練るにあたり、ヒントも盛りだくさん。

  1. 無闇に差別化しない (互換性を大切にする)
  2. 最初に行動を起こす
  3. ユーザと自社にとっての適正価格をつける

不安定な将来に対する備えのスキル

  1. 心配性である
  2. 情報を追い続ける
  3. 成功の惰性に気付く
  4. 専門性を派生させて手広く展開させておく
  5. 社長に届く情報は、すでに手遅れな事態である

どの程度資源を割くか? どのくらい手広くしたほうが良いのか?
単なる分析ではなく、実体験と実企業から著者が学んできた
失敗や成功をベースに記述されています。

対象読者としては、
経営者、幹部、管理職、一般社員・・・ 全て。
肩書きやポジション、部門を問わず、読んでおくべき一冊です。

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