THE OUTSIDER 獣たちの凶宴
逃げる
逃げない
THE OUTSIDER (ジ・アウトサイダー)というのは、
前田日明さんがプロデュースする、アマチュアや
セミプロ選手による総合格闘技大会のようです。
本書は、氏によって見出された5人の若者が
THE OUTSIDER に参加するまでの半生記
- 吉永啓之輔 魔璃闇薔薇(マリアンローズ)8代目総長
- 黒石高大 横濱ギャング連合、義道会初代総長
- 高垣勇二 濱の最狂ギャング
- 渋谷莉孔 狂気のリアル刃牙
- 与国秀行 生きる都市伝説
多くの人々の人生とは、違う道を辿っているワルな5人が、
掲載可能な範囲で、自分史を赤裸々に語っています。
(竹書房だけあって、そのへんの器は大きいです)
横浜、栃木、杉並など、地元で暴れていた彼らの
勢いを感じられます。
同じ地域で、同じ時間を共有した人にとっては、
共感できる部分や、新情報に出会うこともあるでしょう。
彼らが、共通して言っているのが、"逃げる"か"逃げないか"について。
これは、大人の社会になっても、常に付きまとう問題です。
その場面を、どうやって突破してきたか、彼らから
リミッターを外したヒント、
というものが学べるかもしれません。
渋谷莉孔さんの"心のズレ"には驚きました。
(もしかしたら、キャラクターを演出している可能性もありますが・・・)
誰でも、自分は特別な存在だと思いたいけれど、
そうでも無いシチュエーションに出くわす回数の方が多いでしょう。
その、"途中で気付く"という過程が
スッポリ抜け落ちているような気がしました。 グロ注意です。
全体的に、中高生が読んでドキドキするような武闘派な物語ではありますが、
子供を不良(本人達が苦しむ、という意味で)にしたくない
親や先生方にも読んでもらいたい、そんな内容でもありました。
コメントする