ブレーン 2009年12月号
輪廻するデザイン
広告クリエイティブデザインの専門誌
特集の「戦略的カラークリエイティブ」では
色彩潮流の今を把握できる。
「三人が見るデザインの輪郭 深澤直人×藤井保×副田高行」
この鼎談だけでも、買い。
深澤直人さんは、焦点をあてるコトによって、
逆に見えなくなるものがある、という。
デザインや物創りの際、創作物全般で、つい過剰になりがちだが、
新たな視点を持って注意を払いたい。
そこでは、あえて輪郭をボカすことによって、
人間の心理や生態まで考えたデザインが閃くかもしれない。
副田高行さんの言葉も印象に残る。
形は環境が決める
シーンをデザイン
進化論や生物学、生態学というと、過去→未来へ、
なんだか大掛かりになってくる印象があるが、
人間の行動の今を捉える
という、身近な例に活かすことも可能だ、と思った。
(行動心理学の逆アプローチとも言えそうだ・・・
行動心理学が、人間の内なるエネルギーから発生するものだとすると、
副田高行さんが言っていることは、外的なチカラが作用している現象)
深澤直人さんの言葉
何かを作り込もうとすると、その分だけ意思が浮き出てしまう、
それは後で消せないんです。
無駄に、過剰になりすぎないように、後々のことまで考えていかなきゃなー
と、改めて考えさせられる。
デザイナーや、クリエイター、作り手が無意識のうちに、
作品や制作物に込めてしまう自意識。
この署名のような、サインのような、自分のセンスの自慢のような、
自分自身の存在証明そのもののようなエゴ。
作り手にとっては、愛着があり、
ユーザーにとっては、ウザいだけ、ってコトもあるかもしれない。
その存在を客観認識する勇気を持つところから始めたい。
深澤さんが言っているデザインの輪廻
という概念は、逆張りに動くことや、螺旋の概念に通ずるモノがあった。
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