2010年2月26日

「クックパッド」というビジネス

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス 上阪徹 表紙画像

何が顧客のために
なるのか?

600万人の女性に支持される
「クックパッド」というビジネス

著者は、インタビュー形式の書籍が多い上阪徹さん。

料理という軸からブレない、美味しいと言って貰える
を満たすサービスとも言い換えられる。 ある料理レシピの話。

600万人という数字は、盛り過ぎだと感じつつも、
マザーズ上場直前の宣伝本という体裁を差し引いて、
お薦め本に加えることにした。

利用者に検索させたり、ユーザーに情報を掲載させるサービスを
考えている人にとって、大いに参考になる

現状のクックパッドが、カネに釣られ、
美学が崩壊してきているが、そんな裏側も考慮しながら読み進めたい。

クックパッドが力を入れている部分は、
コンテンツや宣伝を作る際の足掛かりに。

  • 検索キーワードを入力する時の状況を仮定する
  • 広告の取り込み方が上手い
  • 徹底的にこだわったユーザビリティ (使い勝手)
  • 8~13文字以内で伝える

サイト上に貼り付ける広告の是非、掲載形式、
クロスプロモーションの手法について、改めて考えさせられた。

創業者で代表執行役の佐野陽光さんによる、『星の王子さま』のような言葉
(話が逸れるけど、様々な意訳本が出続けているので、
読み比べるのも面白そうだ。『小さな王子さま』

便利なものって、実は信じられるものとは違うんですよ。

便利になって今はなんでも手に入るけれど、
それがいったいなんなのか
本当はどうやって作られているのか、
心の奥底では理解できていないんです。

本当に心から信じられているものって、
実はあまりないんじゃないかと。

ブラックボックスを消せるコトが、
本質を見抜いたサービス構築に繋がるのだろう。

マネジメントや職場の環境、便利の危うさ、会議のやり方や方向性、
自らのポジショニングや、残業代の出し方まで、
様々な種類が役立ち、嬉しい内容だ。

さらに、事務所移転後、漠然と準備されていた
引っ越しパーティーに、佐野さんは疑問を感じ、社員に問うた・・・

目的がないわけです。 危ないんですね。

ぼやぼやっとしていると、すぐに
手段と目的が入れ替わってしまう

顧客1人1人を意識し、丁寧に信頼を積み上げる、
クックパッドのやり方は、溜まったデータベースを、
単なる数字の集合体ではなく、ユーザーの欲求を読み解くツールとして活用している。

見栄えだけではなく、ユーザーにちゃんと振り向いて貰える広告作りを
どの方向でやっていけば、消費者の役に立つのか、色々な思考が浮かぶ。

おまけ

「ろでむ」さんという方のアマゾンレビューには、こんな風に書いてあった。

村上春樹氏の新作『1Q84』で出てくる
説明しなくてはわからないことは、
説明してもわからない

を思い出したのは僕だけだろうか・・・

  1. 『1Q84 BOOK 1』
  2. 『1Q84 BOOK 2』
  3. 『1Q84 BOOK 3』
  1. 『村上春樹『1Q84』をどう読むか』
  2. 『村上春樹の『1Q84』を読み解く』
  3. 『村上春樹を読むヒント』

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