賢く生きる智恵
生真面目だけだと
頼りないので、
小狡く生き抜く知恵を
- 著者 バルタザール・グラシアン
- 訳者 野田恭子
- 出版社 イーストプレス
ライバル出版社、ディスカヴァー・トゥエンティワンの
賢く見える風シリーズ(勝手に命名)の装丁や内容を丸パクリ。
と思いきや、後出しジャンケン手法で本家を越えた。
著者は、17世紀スペインの哲学者、修道士、著述家という
色々やっていた山師的な人。
狡猾さが満載で、真面目な人は、ご立腹だろう。
名言集というよりは、油断せず、狡賢く生きるための実用書であり、
メリルリンチ証券(ウロ覚え)の生活で目立つな
(派手な暮らしを自慢するな)という標語に近い。
中には「うーん・・・」と否定したくなる文章があり、
同じ話だったり、強引な箇所も目に付く。
一貫して提言しているのが、
余計なコトに首を突っ込むな
という姿勢であり、感情が渦巻く世界で、
悪知恵と誠実さを使い分け、世渡りしてゆくための提言集になっている。
あなたの人生は誰のモノか?
穏やかに生きていくためには、
人の人生に干渉しないようにすればいい。穏やかな人は、ただ生きるだけでなく、人生を自分のものにする。
聞きもするし、見もするが、沈黙を守る。
言い争いをしないので、夜はぐっすり眠れる。(~中略~)
自分に関係ないことで心を悩ませるのは、
自分に関係あるだいじなことに無関心なのと同じくらい、
愚かなことなのである。
想像力でカバーする。
自分の持ち物が良く見えるのは、手に入れた最初の一日だけで、
あとはよその人の目を楽しませることになる。ところが人の持ち物ならば、壊す心配もなく、
いつも新鮮な気持ちで見られるので、より楽しむことができる。
本家ディスカヴァー・トゥエンティワンのシリーズものとパクリもの。
読むなら、下記のお薦め順を参考に。
- 『中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚』
- 『賢く生きる智恵』 (イーストプレス)
- 『賢人の知恵』
- 『超訳 ニーチェの言葉』
- 『アランの幸福論』
コメントする