2010年3月29日

賢く生きる智恵

賢く生きる智恵 バルタザール・グラシアン 表紙画像

生真面目だけだと
頼りないので、
小狡く生き抜く知恵を

  • 著者 バルタザール・グラシアン
  • 訳者 野田恭子
  • 出版社 イーストプレス

ライバル出版社、ディスカヴァー・トゥエンティワンの
賢く見える風シリーズ(勝手に命名)の装丁や内容を丸パクリ。

と思いきや、後出しジャンケン手法で本家を越えた。

著者は、17世紀スペインの哲学者、修道士、著述家という
色々やっていた山師的な人。

狡猾さが満載で、真面目な人は、ご立腹だろう。

名言集というよりは、油断せず、狡賢く生きるための実用書であり、
メリルリンチ証券(ウロ覚え)の生活で目立つな
(派手な暮らしを自慢するな)という標語に近い。

中には「うーん・・・」と否定したくなる文章があり、
同じ話だったり、強引な箇所も目に付く。

一貫して提言しているのが、
余計なコトに首を突っ込むな
という姿勢であり、感情が渦巻く世界で、
悪知恵と誠実さを使い分け、世渡りしてゆくための提言集になっている。

あなたの人生は誰のモノか?

穏やかに生きていくためには、
人の人生に干渉しないようにすればいい。

穏やかな人は、ただ生きるだけでなく、人生を自分のものにする。

聞きもするし、見もするが、沈黙を守る
言い争いをしないので、夜はぐっすり眠れる。

             (~中略~)

自分に関係ないことで心を悩ませるのは、
自分に関係あるだいじなことに無関心なのと同じくらい、
愚かなことなのである。

想像力でカバーする。

自分の持ち物が良く見えるのは、手に入れた最初の一日だけで、
あとはよその人の目を楽しませることになる。

ところが人の持ち物ならば、壊す心配もなく、
いつも新鮮な気持ちで見られるので、より楽しむことができる。

本家ディスカヴァー・トゥエンティワンのシリーズものとパクリもの。
読むなら、下記のお薦め順を参考に。

  1. 『中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚』
  2. 『賢く生きる智恵』 (イーストプレス)
  3. 『賢人の知恵』
  4. 『超訳 ニーチェの言葉』
  5. 『アランの幸福論』

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