2010年5月 3日

菜根譚

菜根譚 画像

バランス思想と
八分目

ディスカヴァー・トゥエンティワンの"賢く見える風シリーズ"
中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

  • 著者 洪自誠 (コウ・ジセイ)
  • 翻訳 祐木亜子

本書は、巻末の原文記載と目次で、
約25%程のカサ増しをしているのが残念なところ。

以下を補った人生訓。

  • 儒教 (律する)
  • 道教 (気楽に)
  • 仏教 (宇宙観からくる悟り)

心を乱さず、シンプルに生活するための心構えが書いてある。

  • 楽しみながら我慢する
  • 無欲で素朴、平穏な生活を送る
  • 物質や精神的に雑多なモノを抱え込まず、日々減らすための指針
  • 度量を広げる方法

ホントかよっ!? と感じるアドバイスもあるが、
自分が気に入った部分を吸収することから始めればイイと思う。

人徳が一家の主人だとすれば、
才能は、その主人に仕える使用人のようなものである。

一歩譲ることが、結果的には自分が一歩進むことにつながる。

耳に痛い忠告や小言を常に聞き、
心の中に思い通りにならない物事が常にあってこそ、
自分を磨き、大きく成長できるのだ。

世の中には汚いものや、けがれたものがたくさんあるが、
それらをすべて受け入れるだけの度量が必要だ。

名誉や財産は、時代とともに移り変わるが、
人間の信念や志は、後の世までずっとたたえ続けられるものである。

この世は汚れてもいないし、苦しいことばかりが起きるわけではない。
そうさせているのは、自分自身の心である。

故事を解説した『菜根譚 中国の処世訓』も併せて読みたい。

シリーズ物を読むなら、下記のお薦め順を参考に。

  1. 『中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚』
  2. 『賢く生きる智恵』 (イーストプレス)
  3. 『賢人の知恵』
  4. 『超訳 ニーチェの言葉』
  5. 『アランの幸福論』

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