2010年6月30日

21世紀の国富論

21世紀の国富論

本業をやれ!

著者、原丈人さん自身の宣伝と、
話題をアチコチから拝借してきているので、
言いたいコトが広く、とっ散らかっている。

ただ、指標、数字経営の功罪、株式会社や会計の嘘、
上層部の役割は、文字数も少なく理解しやすい。

結局は、「本業に精を出せ」という至極真っ当なアドバイス。

2010年6月29日

イノベーション・マネジメント

イノベーション・マネジメント

簡単に
イノベーション
できれば苦労しない

成功を持続させる組織の構築

  • 著者 トニー・ダビラ マーク・J・エプスタイン ロバート・シェルトン
  • 翻訳 スカイライトコンサルティング

著者達 (大学講師やコンサルタント)が、
有名なビジネスを立ち上げたわけではないので、
当然、コツは書かれていない。 後付で解説しているだけ。

戦略タイプ別に自社を当てはめることができるが、
必要なのは、背中を押してくれる励ましの言葉だと思う。

その重要成分は、本書から得られない。

2010年6月28日

ウィキノミクス

ウィキノミクス

繋がるか?
消え去るか?

マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ

必要なのは、素直、柔軟、拡張性。

社内で抱える垂直統合の崩壊にあたり、
外部との協創関係を築く必要性を語る。

実例を解説しているが、とにかく文章が長い。

箱からドアへ

捨てちゃいけないプライドと、
捨ててもよいプライドを吟味することによって道が開ける。

2010年6月27日

父親たちの星条旗

父親たちの星条旗

祭り上げられた
映雄たち

観るの2回目。

交互に、過去や未来へ戻ったりするので、歴史を知らない人には辛いし、
何かこう、テンポが悪い・・・

アメリカと硫黄島、戦場への遠さが端折られているのも残念なトコロ。

進行するアメリカ艦隊から、人が落ちるけど、
誰も助けないという、無情なシーンは大好き。

2010年6月26日

アンヴィル

アンヴィル

今すぐやれ!

夢を諦めきれない男たち

ヘヴィメタルバンド「Anvil (アンヴィル)」、
夢追い人の幸せを記録したドキュメンタリー

夢と現実の落差、サポートする家族、呆れる周囲・・・、と悲喜こもごも。

本作を観て、勇気づけられ励まされる人もいるし、
やっぱり夢を諦めて正解、と安心する人もいるだろう。

売れて有名になった後、落ちぶれるのがイイのか。
ずっと有名になれないまま、夢を追い続けた方が幸せなのか。
何のためにやるのか、ただヤリたいだけなのか。

そんなコトを考えさせられた。

最後のシーンで、「あぁ、やっぱり、続けていて良かったな・・・」と感じさせられる。

2010年6月25日

人を10分ひきつける話す力

人を10分ひきつける話す力

意味の含有率

著者は、齋藤孝さん。

相手 (読む人、聴く人)に、
新たな発見や気付きを提供できているか?

本書に例文として取り上げられている、下記の方々の小話を読んで、
話の構成を自分で解剖するば事足りる。

  • 小林秀雄
  • 宮崎駿
  • 永六輔
  • 古今亭志ん朝

イイ話をする、というよりは、
ダメな話をしないための本

2010年6月24日

ローリスク・ハイリターン起業法

ローリスク・ハイリターン起業法

能力より責任感

著者、松田綾子さんのセミナー宣伝本の印象や
登場する方々の胡散臭さは拭えないが・・・

起業家インタビューの中で、各々の仕事に対する意識が変化した、
スイッチングの瞬間が語られていて、
自分が起業可能な環境なのか? チョットだけ理解できる。

情報商材 (これも十分胡散臭いが・・・)を売り物にしている、
新井論之さんの部分だけを読めば事足りてしまう。

能力より責任感

人脈を作ろうと思ったら、作ろうとしている人としか会えない

競合他社と順位を競わない

簡単に起業できる思っている人は、
『起業バカ』から先に読んで、怪しい罠を回避すること!

2010年6月23日

起業バカ

起業バカ

起業幻想
死屍累々

英単語が併記されているので超絶読みにくいが・・・

著者の渡辺仁さんによって、どんな種類の落とし穴が、
どの辺に仕掛けられているのかが記載されているので、
変な起業啓発本より、役に立つ。

下記の創業期の罠話は、短いものの読み応えあり。

  • ジュリアナ東京
  • ユニクロ
  • クレイフィッシュ

マルチ、FC (フランチャイズ)、融資話は、
胴元が必ず儲かるようになってるという当然の仕組みも、
実例が出ているので、読み物として楽しめる。

  • 暗躍する怪しい仕事師
  • 自惚れからくる過信、自分が持つ実力の勘違い
  • 吸い上げられるフランチャイズ契約の実体
  • 著者が体験した雑誌創刊、不動産ブローカーの誘惑
  • ベンチャーの乗っ取り話

教訓は、他人が発信した情報 (世間体、マスコミも含む)は、
アテにならないこと、そして依存のリスクを常に感じていること。

以下の著書も面白そうだ!

2010年6月22日

高学歴ノーリターン

高学歴ノーリターン

学歴と犠牲

著者、中野雅至さんの経歴もあって、
役人の労働環境の話が多いので、
ソッチ系へ進む人は参考に。

学歴と金儲けの相関関係を探りつつ、
学歴を盲信するリスクの恐怖、
実力主義のプロフェッショナルと、売り込み能力の必要性を説く。

当然、具体的な方法は書かれていないが、
少しばかり、背中を押してくれるハズだ。

結局、人との出会いと、周囲の好環境によって触発されるかどうか、
それが一番重要になる。

2010年6月21日

社長の値打ち

社長の値打ち

社長を分析

「難しい時代」にどうあるべきか

著者の長田貴仁さんに社長経験が無い (と思われる)ので、
説得力が薄く、形容詞がとっ散らかっていて、もの凄く読みづらい。

ジャーナリストの視点というよりは、終始、交友関係の自慢が続く。

社長になれなかった嫉妬からなのか、
「老婆心ながら・・・」と言い訳しつつ、上から目線なのも痛々しい。

多くの事例を出すあまり、内容が薄っぺらいので、
本書を読む時間で、有名創業者の自伝を読んだほうがイイ。

どうにか良い点を探すと・・・

常に創業者でいること、最低でも創業者精神を持つコトの重要性。
そして以下の点を、常々意識していたい。

  • 愛嬌
  • 謙虚
  • 礼節
  • 正直
  • 衆知の収集と分析
  • 他者と自己のベンチマーク

2010年6月19日

Web Designing 2010年7月号

Web Designing 2010年7月号

UI新時代

特集1は、ユーザーインターフェース。

ついつい、使い慣れた型を使いがちだけれど、
ユーザビリティも考慮しつつ、ユーザーに新たな体感を与えたい。

特集2は、Webを絡めたアートの話、この分野に興味があれば・・・

連載の読みモノの中に、結論が出ず、言いたいことがウヤムヤに
なっている文章が多くなってきたのが残念。

2010年6月18日

生涯現役

生涯現役

老いへの心構え

  • 著者 吉本隆明
  • 聞き手 今野哲男

本書は、吉本さんの著書の中でもハズレの部類だが、
老いの入り口での見込み違いや、
自分の課題と宿題をヤリ続ける必要性などが語られている。

技術力やテクニックへの過信。

技術的に微分した答を積み上げていって、
精神性とか全体性にからむ何かに出会えると思ったら、
それは錯覚に過ぎないということになります。

流行廃りも加速度的になったネット時代の今、
うっかり油断しないように、理念を持ち続けたい。

2010年6月17日

グーグル・アマゾン化する社会

グーグル・アマゾン化する社会

グーグルもアマゾンも
信用するな!

著者は、ライターの森健さん。

一極集中に関して書かれているが、考察というより、
データを羅列しているだけ。

グーグルとアマゾンに、自分の好みを把握されたり、
他社の無料サービスに頼り切らない、
そんな危険性への注意や主張は得られなかった・・・

2010年6月16日

ウェブ2.0は夢か現実か?

ウェブ2.0は夢か現実か?

2006年 シャバに
いなかったなら・・・

テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力

著者は、IT系ライターの佐々木俊尚さん。

出版された2006年 (4年前)の一部のIT事件簿と
ウェブ四方山話なので、今学ぶべき物は得られなかった。

あれこれ出版しているだけに、他書との重複や内容の希薄さがあり、
書籍を乱発する著者の文章には、青臭さも漂う。

当時、日本に、娑婆にいなかった人向け。

2010年6月15日

グーグル 既存のビジネスを破壊する

グーグル 既存のビジネスを破壊する

Googleを
信用するな!

著者は、IT系ライターの佐々木俊尚さん。

ネット広告の様々な形態を、実例を交えて紹介。

ユーザーは、アテンション (注目)を目指し、
Googleは、その流通の仲介屋をするという視点で捉える。

Googleの存在を知らない人向け。

2010年6月13日

ワイルドボーイズ 1stシーズン

ワイルドボーイズ 1stシーズン

わくわく動物ランド
危険版

jackass (ジャッカス)のスティーヴォーと、
クリス・ポンティアスが野生動物相手に悪ふざけ。

ホオジロザメと海水浴したり、夜にワニと戯れたり、熊に大接近したり。

危なっかしさは満載だが、ジャッカスのように気楽に笑えない・・・

2010年6月12日

パイレーツ・ロック

パイレーツ・ロック

イギリスの
乳首をいじる男達

監督は、リチャード・カーティス (『Mr.ビーン』 『ノッティングヒルの恋人』
『ブリジット・ジョーンズの日記』 『ラブ・アクチュアリー』等)

海に浮かぶ、海賊ラジオ局の話。

好きなコトをし続けるワクワク感や、結果のツケの支払いや、
人生の頂点、絶頂のタイミングと、その降り方について考えさせられる。

音楽好きに是非、と言いたいところだけど、
展開が一本調子で上映時間も長いのが残念。

2010年6月11日

新訳 経験経済

新訳 経験経済

経験中毒市場

脱コモディティ化のマーケティング戦略
  • 著者 B・J・パインII J・H・ギルモア
  • 翻訳 岡本慶一 小高尚子

自社製品やサービスに、「~経験」という売りがあるか?

無い場合は、"変化したい"と思う顧客の心を、
場と絆によって繋ぎとめることができれば、解決に近付きそうだ。

経験とエンターテインメントの相違点、
陥りやすい罠などが、漠然と解説されている。

顧客は選択肢が欲しいのではなくて、
自分の欲しいものが欲しいだけだ。

真面目過ぎる日本人が苦手とするところではあるが、
フラッグシップ・サービスの実例も挙げられている。

全部読むより、訳者の1人、岡本慶一さんのあとがきを読めば事足りる。

2010年6月10日

101人の起業物語

101人の起業物語

へそ曲がりで
頑固なオリジナリティ

彼らはなぜ成功したのか?

  • 著者 竹間忠夫 大宮知信

起業に必要な独自性、劣等感、怒りの源泉、失敗談を短く紹介。
数が多い分、1つ1つの情報量が少な過ぎるのが残念・・・

アメリカのビジネス小話が1番役立った。

「みんな」でやらなければならない、重要な仕事がありました。
「みんな」は、「誰か」がきっとやるだろうと思いました。

しかし、「誰でも」やることができるはずなのに、
「誰も」やりませんでした

「誰か」が「みんな」の仕事なのにと、腹を立てました。
「誰もが」、「誰でも」できると考えていたからです。

しかし、「誰も」やらないんだろうとは、「誰1人」気づかなかったのです。
「誰か」にそれを頼んだ人は、1人もいかなったのに、
最後はみんなが「誰か」のせいにしました

2010年6月 9日

生きていくのに大切な言葉

生きていくのに大切な言葉

生きて
考えて
死ぬ

吉本隆明さんという、美味しい部分も不味い部分もある、
思考の断片と屁理屈でコネくり回された食材があるとして。
その食材を、著者の勢古浩爾さんが食し、排泄しただけの本。

抽象的な言葉を身近なものに当てハメて解説しているが、
始めから著者のコトが好きか、読みながら好きにならないと、文字を追えない。

どうやったら変わるのか。
変わらなければならないと思わないことだ。

その上で、黙々とひとつのことを継続することだ。
自分でできることはすべて自分ですることだ。

           (~中略~)

いいところまで変えてしまわないように。

自分自身が目撃したかどうか? そうでないのなら、語らない。
その規範を、益々守りたくなった。

2010年6月 8日

勝つための状況判断学

勝つための状況判断学

経験から得る
バランス

軍隊に学ぶ戦略ノート

著者は、元自衛隊の幕僚、松村劭 (まつむら つとむ)さん。

目的からのアプローチ (何をすべきか?)と、
可能性、現実性からのアプローチ (何ができるか?)、このバランスの解説。

歴史上の戦争、戦略、戦術を分析しているが、それは後付けに過ぎない。
話もアチコチに飛ぶので、まとまりが無く、
漠然とし過ぎているので、ビジネスシーンでの応用も利かない。
なので、本書は地政学と国民性の関係を探る方面の読み物として楽しみたい。

色々こねくり回しても、結局、経験の蓄積でしか解決しない、
というコトだ。

2010年6月 7日

「ここだけの話」が「ここだけ」なワケがない。

「ここだけの話」が「ここだけ」なワケがない。

口癖では見抜けない

口グセから相手のホンネを読む本

著者は、ライターの下関マグロさん。

『相手のホンネをズバリ見抜く本』のタイトルをすげ替えたもの。
(いい加減、こういうセコイ商法は止めていただきたい!)

口癖から、性格や心情を察し、ラベリングをして言い切っているが、
その分析も感覚的でアバウト、決め付け調が後味悪い。

イラつく口癖に対抗したい時、
人間不信になりたい時の読みモノ。

2010年6月 6日

アマルフィ女神の報酬

アマルフィ女神の報酬

宣伝に騙されたよ
オイッ!

  • 監督 西谷弘
  • 出演 織田裕二 天海祐希

予告編を編集した人が一番上手い。
腐臭を嗅ぎ取れませんでした・・・

出演者が多いように錯覚させておいて、
本編内で動いているのはパラパラと2~3人。 あとは客引き用のチョイ役。

脚本にいたっては、恥ずかしくて観ていられない以上のベタさ加減。
世界観の広がりも、抑揚もなく終わってゆく。

どうせ同じ時間を浪費するなら、
『virtual trip アマルフィ』の方が健康的な気がする・・・

2010年6月 5日

パブリック・エネミーズ

パブリック・エネミーズ

1シーン
1シーンが冗長

  • 監督 マイケル・マン
  • 主演 ジョニー・デップ
  • 出演 クリスチャン・ベール

全体的にダラダラ長いので、ラストシーン直前で観るのを止めた・・・

その時点で離脱しても、エンディングがどうなるか、
まったく気にならない作品。

2010年6月 4日

V字回復の経営

V字回復の経営

社内政治を
ブッ壊せ!

2年で会社を変えられますか

2001年発売のハードカバーを、2006年に文庫化したもの。
著者は、コンサルタント兼物書きの、三枝匡 (さえぐさ ただし)さん。

自身が経験した事例を混合させた経営物語の中で、登場人物たちの本音が
インタビュー形式で挿入されるという、珍しいカタチ。

だた単に、皆で頑張りましょう、という内容ではなく、
足の引っ張り合いや、部署間のゴタゴタ、欲の暗部が描かれている。

わざとらしい表現や、過去の著書宣伝、著者自身の売り込みを差し引いても、
組織に属しているなら、読み物として楽しめる。

組織の壊死は、とっくに始まっているので、
変化への後押しをしてくれるかもしれない。

たった一回しかない人生を、そんな
張り合いのない毎日で埋め続けて
いくつもりなのだろうか。

本書では、「創って、作って、売る」とあるが、
職種によっては、以下の方がしっくりくる。

創って、売り込んで、売る

下記も気になる、三枝匡さんの書籍。

2010年6月 3日

勝利のチームメイク

勝利のチームメイク

チームメイクは
自分メイク

2003年4月に刊行された『勝利のチームメイク』が文庫化。

ラグビー、サッカー、野球、異なるスポーツの組織論から、
ハイブリッドな組織論を生み出したい。

サッカーのワールドカップ (南アフリカ共和国大会)が迫る今、
読んでおくと、気軽に岡田監督や選手批判ができなくなる。

一瞬、一瞬を全力で
長所を"本当に"活かす対談集。

古田敦也×平尾誠二

思い込みでもイイから、勝つ自信を付ける、余裕と楽観、
意思疎通を円滑に行う理解力。

平尾誠二×岡田武史

最低限の人間関係について。 好き嫌いではなく、
相手の得意技を認めて託す
職場のチームが噛み合っていない時に参考になる心構え。
システムと感覚の併用観も。

古田敦也×岡田武史

宇最後には吹っ切れる。

岡田武史

「開き直り」の境地に行くまでって、やっぱり苦しいんだよ。
どうしても逃げたくなって「投げやり」になってしまうんだ。

「放任と管理」の話は、ビジネス組織でも活かせるハズだ。

2010年6月 2日

広告批評 2007年11月号 No.320

広告批評 2007年11月号 No.320

心を捉える魔法

後半に掲載されている、海外の広告屋さんへの
インタビューが読み物として面白い。

ジョン・ヘガティ (Sir John Hegarty)

インテリジェンスを"マジック"に変えること

ユーモア、ウイットの必要性、
相手との感性のズレを掘り下げて楽しむこと、
エゴとクリエイティブの関係も語っている。

アレックス・ボガスキー (Alex Bogusky)さんは、
尊敬されるようになると、進化が止まる?
など、裸の王様にならないような心がけについて。

全体を通して、他人や同業者と意見交換する重要性を再確認できる。

2010年6月 1日

広告批評 2007年10月号 No.319

広告批評 2007年10月号 No.319

前向きエネルギー

海外の広告制作者へのインタビューがメイン。

物創りについて、 広告コミュニケーションについて、
前向きなエネルギーを、お裾分けしてもらえる。

正直で誠実、他人と同じアプローチはしない。
というのが全体的な共通点。

マイク・スカリット (Mike Schalit)

広告は、一般的に消費者の失礼にあたるものだから、
自分は招かれざる者の立場にいながら、
消費者に見返りがあるような表現になるようにエネルギーを注ぎ、
人びととクライアントをエモーショナルに結びつけたいと考えています。

ニック・ロウ (Nick Law)
人生で最も大切にしているもの。

今日