2010年7月31日

インビクタス

インビクタス

スポコンではない

負けざる者たち

  • 監督 クリント・イーストウッド
  • 出演 モーガン・フリーマン マット・デイモン

自分自身で人生をコントロールする話。

ラグビーの試合が淡々と進み、ドラマチックな接点が少ない、
スポコンものだと思って観ると、期待から外れる。

2010年6月27日

父親たちの星条旗

父親たちの星条旗

祭り上げられた
映雄たち

観るの2回目。

交互に、過去や未来へ戻ったりするので、歴史を知らない人には辛いし、
何かこう、テンポが悪い・・・

アメリカと硫黄島、戦場への遠さが端折られているのも残念なトコロ。

進行するアメリカ艦隊から、人が落ちるけど、
誰も助けないという、無情なシーンは大好き。

2010年6月26日

アンヴィル

アンヴィル

今すぐやれ!

夢を諦めきれない男たち

ヘヴィメタルバンド「Anvil (アンヴィル)」、
夢追い人の幸せを記録したドキュメンタリー

夢と現実の落差、サポートする家族、呆れる周囲・・・、と悲喜こもごも。

本作を観て、勇気づけられ励まされる人もいるし、
やっぱり夢を諦めて正解、と安心する人もいるだろう。

売れて有名になった後、落ちぶれるのがイイのか。
ずっと有名になれないまま、夢を追い続けた方が幸せなのか。
何のためにやるのか、ただヤリたいだけなのか。

そんなコトを考えさせられた。

最後のシーンで、「あぁ、やっぱり、続けていて良かったな・・・」と感じさせられる。

2010年6月12日

パイレーツ・ロック

パイレーツ・ロック

イギリスの
乳首をいじる男達

監督は、リチャード・カーティス (『Mr.ビーン』 『ノッティングヒルの恋人』
『ブリジット・ジョーンズの日記』 『ラブ・アクチュアリー』等)

海に浮かぶ、海賊ラジオ局の話。

好きなコトをし続けるワクワク感や、結果のツケの支払いや、
人生の頂点、絶頂のタイミングと、その降り方について考えさせられる。

音楽好きに是非、と言いたいところだけど、
展開が一本調子で上映時間も長いのが残念。

2010年6月 5日

パブリック・エネミーズ

パブリック・エネミーズ

1シーン
1シーンが冗長

  • 監督 マイケル・マン
  • 主演 ジョニー・デップ
  • 出演 クリスチャン・ベール

全体的にダラダラ長いので、ラストシーン直前で観るのを止めた・・・

その時点で離脱しても、エンディングがどうなるか、
まったく気にならない作品。

2010年5月23日

フロスト×ニクソン

フロスト×ニクソン

予告編に騙された!

フロスト、頭がイイのか? マヌケなのか?
どっちつかずのまま進行するので、
観ていて不安定だった。

栄光の舞台から引き摺り降ろされる気持ち、
ショービズ (ショービジネス)の世界でシノギを削る雰囲気は
描かれているが、『アポロ13』の監督 (ロン・ハワード)とは思えない程
緊張感が無い

ウォーターゲート事件、リチャード・ニクソン元大統領、
人気司会者デヴィッド・フロストのコトを詳しく知っていれば
楽しめたのかもしれない・・・

2010年5月16日

おくりびと

おくりびと

普通って何?

職業に貴賎が無いってのは、嘘っぱちですが。
広末涼子さんが演じる、外面重視の女性が現実的。

本木雅弘さんの役も、夢追いがちな男性で現実的。

身近な人の死に直面した、様々な家族のそれぞれの別れ

「なんか嘘臭いなぁ~」 という設定もあれば、山田辰夫さんの演技にホロっときたり。

関連作品を売る思惑があるのか、
母と父の物語を、別バージョンで創るタメの脚本か。

あまり多くを語られない、母と父の恋愛物語の方に気を取られた。

2010年5月 9日

旭山動物園物語

旭山動物園物語

脚本も
キャスティングも微妙

行動展示で有名になった旭山動物園物語をベースにした物語

園長やスタッフの凄さは、わかったものの、フィクションの部分があったり、
ヒューマンドラマがアッサリしていたりで、ちょっぴり残念。

脚本というよりは、西田敏行さんの演技でどうにか牽引している、そんな内容。

2010年5月 8日

ブッシュ

ブッシュ 画像

バカ息子
ブッシュの話

オリバー・ストーン監督

鑑賞中、ジョージ・ウォーカー・ブッシュの体たらくブリに、
再び腹立たしさを感じた。
そこまで思わせてしまう、ダメ人間ブリの演出が高得点。

自分の器量を、自分自身で客観的に計測する、
その重要性を意識させられる。

石油利権、ドル基軸確保のためのフセイン追い込み (嘘かホントかわからんケド)
あたりの裏側のゴタゴタや、アメリカの暗部も描いてくれれば楽しめたのに・・・

2010年4月18日

モーガン・スパーロックの30デイズ VOL.1

モーガン・スパーロックの30デイズ VOL.1 表紙画像

最低賃金と
アンチエイジング

『スーパーサイズミー』のモーガン・スパーロックが監督をする
ドキュメンタリー。

  • 1話目は、最低賃金で1ヶ月間労働して生活
  • 2話目は、男性のアンチエイジング (モーガン・スパーロックが主演ではない)

最低賃金での労働や生活環境は、未来の日本を考えさせられる。

続編
シーズン2も出てた・・・

2008年11月27日

ロード・オブ・ウォー

ロード・オブ・ウォー 需要と供給

武器商人の映画。
ニコラス・ケイジがハマり役。
オープニングの弾丸一人称視点が
よく作られているのでテンション上がる。

日本も武器を作って輸出し、外貨を稼いでいる以上、
単純に「戦争反対~」というのではなく、
もし、自分の周囲に死の商人がいたら? 実家が武器屋だったら?

などと、想像して観ると、今までとは異なる戦争感が味わえるハズ。

2008年11月25日

シリアナ

シリアナ いろんな横槍

石油利権をめぐるゴタゴタ。
中東、アメリカ、中国、そしてCIA・・・

情緒的なカットが間延びしていたのが気になる。
もっとハリウッドよりなアクション要素を多めにしてもイイと思った。

娯楽作品としてのバランスはアレだけど、実際にありそうな話。

同じ時間を消費するなら
元となった『CIAは何をしていた?』を読んだ方が楽しめそう。

2008年11月23日

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 魂を撮る写真家

被写体の"何か"を写真や映像に投影、
予算を考慮しない、ロックなフォトグラファー、
アニー・リーボヴィッツ。

フィルムを交換する動作に一切の無駄がなく、
行動派で力強い女性という印象を受けた。

ローリングストーン誌からヴォーグまで、
幅広いポートレートを撮影していて、映像に出てくるだけで、ざっとこんな感じ。

ジョージ・クルーニー ブラッド・ピット ウーピー・ゴールドバーグ ビル・ゲイツ
R2-D2 ジョン・レノン ボブ・ディラン ロッド・スチュアート ジミ・ヘンドリックス
ミック・ジャガー キース・リチャーズ パティ・スミス アンディ・ウォーホル 等々

ブッシュと、マイケル・ムーアを対比する写真は見物。

準備万端なんて、奇跡よ

と言いつつも、最大限の準備をする、アニー・リーボヴィッツ。

特に人物を撮影している人には、役に立つドキュメンタリーだと思う。

一見、何でもない物が意義深いことも学んだわ。

人物や記事について、現場に着く前に
決めつけるのは嫌いなの

最高の写真を撮るには、
その被写体に入り込む必要がある。
その場の一部になるの。

高潮した一瞬を切り取るものなの。

写真家にできるコト、できないコト、を自覚する。

"瞬間を切り取るだけ"と知るのも、すがすがしいわ

伝説的な雑誌編集者の先輩から得た機会を逃したり。

大きなチャンスを貰ったのに、
意味のある写真を撮れたかもしれないのに、
高い次元の写真を撮れたのにチャンスを無駄にした。

紆余曲折の経験から、反省し、学び取ったもの。

自分の気持ち次第で、意味のある写真が撮れるんだとね。

風景を撮影する場合、その風景の中に入り込めるのだろうか・・・

2008年10月11日

ファーストフード・ネイション

ファーストフード・ネイション 外食産業の
カラクリを勘繰る

感染パテ(バーガーの肉の部分)を追いながら、
食の安全、環境問題、外国人労働者、
大企業の隠蔽工作を浮き彫りにする。
原作は、『ファストフードが世界を食いつくす』

監督が『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイターだからって
騙されちゃいけない。イイ意味で期待を裏切られる作品。

完全ドキュメンタリーでいけば良かったのにと思えるほどの牛の屠殺シーン。
人間が食物連鎖の頂点を名乗るのならば、
その現場で働いてくれている人々がいるからこそだと感謝しながら観てゆきたい。

瓶に入った薬品の数々、大腸菌混入のバーガー、
低練度の従業員が繰り出す唾入りバーガー、
悪臭が立ちこめる工場の描写はあるものの、
工場周辺のサイドストーリー、人間模様に時間を割きすぎて、
メッセージ性が薄まってしまったのは、もったいない。

2008年9月30日

スーパーサイズ・ミー

スーパーサイズ・ミー 洗脳
マクドナルド

量産型ファーストフードを使った人体実験。
30日間食べ続けたら、メタボリック以上に悪健康。

マック大好き、ファーストフード大好きな人が観たら、
寿命が縮まる映像群。

利益のためなら、子供から大人まで、
客の肉体、精神を崩壊に招いてもなんのその。
劇中のアニメーションカットが秀逸な出来で、
「マック腹痛」「マック嘔吐」「マック倦怠感」「マック頭痛」
「マック性欲減退」などを盛り上げてくれる。

日本マクドナルドも藤田田帝国の洗脳の上に成り立っている店舗であり、
幼い子供を中毒症状に陥れ、未来の顧客にするのは得意中の得意。

使用する場合は注意が必要だが、
食べないのが一番イイ。

2008年9月29日

ダーウィンの悪夢

ダーウィンの悪夢 その食材
どこでどうやって
捕れたの?

アフリカのタンザニア、ヴィクトリア湖で外来種の
巨大肉食魚「ナイルパーチ」が放流された。

「ナイルパーチ」によって儲かった人、とばっちりを食った人、
幸せになった人、不幸になった人。

タンザニアで発生している問題が全て「ナイルパーチ」のせいだとは、
言い切れないのだが、この映画の視点は偏っている。

昔、フィリピンにナタデココ御殿が建ったりして、
現地の人々を、日本の一過性ブームが翻弄した模様が思い出される。
映像通りに、グローバリゼーション=悪魔かどうかは、各々の立場次第。

切り身として世界中に輸出されているようで、
主にヨーロッパと日本が送り先。
日本では、「スズキ」「白スズキ」の名で販売され、
レストランや給食、お弁当、場合によってはファーストフードなどで
お目にかかれそう。(悪質な回転寿司ではスズキの代用にされているとか・・・)

ダイヤなどの装飾品から、身の回りの生活雑貨、
自分が食しているモノが、どんな環境で作られ、地元にどんな影響があり、
どういう手段で手元の届くのか、商売と物流のメリット、デメリットを
意識するいい機会です。

2008年6月10日

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

charlie_wilsons_war.jpg

同名のノンフィクション小説を原作とした物語

フィリップ・シーモア・ホフマンの
喜怒哀楽が激しく
狂ったようなキャラに見せかけて・・・
いや見せかけてないけど、
実はクレバーなところとか、
そのギャップが好きだ。

予告を観た時、「世界情勢には、まったく関心のないドジな議員が、
気付いたらうっかり世界を変えてた!
でも、平和になったから、めでたしめでたし!」
みたいなコメディ色濃いめの内容かと思った。

ところが、全然そんなことはない、社会派映画。

ソビエト連邦がアフガニスタンに侵攻した際
アメリカ、CIAがアフガン側を支援して、結局は代理戦争に
突入するのですが、この武器供給、軍事支援、戦闘訓練が
後々どういう一大事を引き起こすかというと・・・

近年の世界的事件と、アフガン侵攻がどう繋がっているのか、
1979年まで遡って歴史の皮肉を把握しておくと、
作品の深みを味わえます。

中国の故事成語、「人間万事 塞翁が馬」の意味を
知っていると、映画のラスト近くでの言葉の掛け合いの意味が
スッと頭に入ってきて、よりお得。

笑いの要素はあるが、コメディではなく、
希望的観測や、単なるイイ話では終わらない。

はたして行動して良かったのか? 悪かったのか?
後悔しているのか? 仕方がなかったのか? あと少しだったのではないか?

目の前の問題を解決してゆくうちに、
未来から観測したら、とんでもないコトをしでかして
いるのではないか?

普段の生活や仕事でも、予測できない未来を
少しでも意識して、自分の詰めの甘さを見過ごさない。
そんなコトを考えさせられました。

最後の一言で、この映画はビシっと締まります。

そして、映画が終わっても、現実世界は続く・・・

2008年5月13日

ハンティング・パーティ

hunting_party.jpg

ボスニア・ヘルツェゴビナや
ユーゴスラビアでの民族紛争
宗教戦争をジャーナリストの視点から扱った映画

立場によって解釈が違うので
戦犯とも英雄ともいわれている
ラドヴァン・カラジッチ
彼の逮捕には500万ドルの懸賞金かかっているが・・・

命をギリギリまで削ってこそ、生きているといえる。そんな奴らが
5億2千万円の賞金首を追う!

リチャード・ギアの狂気っぷりと、落ちぶれっぷり。
『Ray/レイ』にも出演していた、テレンス・ハワードの笑顔がたまりません。

現場から離れて、管理職になったり
楽で美味しいポジションについてはいるものの、
仕事に対するやりがいを感じられなくなってしまった方に観て欲しい。