原始社会2.0到来
解放せよ!
無料からお金を生みだす新戦略
本書は、分厚いし、価格も高いので、小林弘人さんの
巻末解説を読んで、概要を掴んでから購入を検討するコト
著者は、ワイアード誌の編集長クリス・アンダーソンさん。
(ネイチャー誌やサイエンス誌でも勤務していたようだ)
ロングテール理論の名付け親、とされているので、
こちらもどうぞ、『ロングテール (アップデート版)』
監修・巻末解説は、ワイアード日本版、サイゾーなどを
創刊した小林弘人さん。 近著は下記
『新世紀メディア論 新聞・雑誌が死ぬ前に』
無料を活かすか?
無料に喰われるか?
GoogleのChrome OSリリース、
Twitterの課金 (「有料つぶやきサービス」と「コンテンツ課金」の予定)
ニューズ・コーポレーションは、コンテンツ(新聞サイト)が
グーグル検索されるのを拒否し、
マイクロソフト検索サービス(Bing/ビング)だけに検索を許諾するそうだ。
このような話がニュースとして取り上げられている今、
無料サービスについて考える、丁度良い時期だろう。
無料戦略を取り入れないで、高級嗜好やオーダーメイドにするか?
タダにするならば、そのタイミングをいつにするか?
あるいはハイブリッドにしておくか・・・
本書では、タダという価格と非貨幣経済圏
についても述べられているので、
自分の商売や職種を見つめ直すための書籍として参考にしたい。
自分の業種のライバルが、
サービスや製品を無料で提供しはじめる恐怖の世界
回避するためには、上流工程、著者が高次のレイヤー
言っている場所に登って、オーダーメイドや個別の解決策で対応、
他には無い付加価値が必要とされるが、他の方法は無いのだろうか?
その部分の情報量が本書の肝である。
商売人としては最も気になる、
タダで提供して儲かるのか?
無料提供は、
肉を切らせて骨を断つマーケティング
とも言い換えられるが、無料という潮流にいかに乗れるか、
無料競争を味方にするか、敵にするかは、本書を読んだ後のアナタの決断次第だ。
偽物、不正コピー、オープンソース、果てはSFまで話の幅が広過ぎるが、
読み物としては面白い。
他にもこんな話題
- モノ時代のタダ商法と、情報時代の無料商法では、何が違うのか?
- 課金して良い場合と、課金しないで効果的な事例を紹介
- 認知作業(ユーザーに考えさせる)コストの発生を意識する
- 過去のメディアや広告手法の考察
- フリーの概念や成り立ち、歴史、分類
無料になったり、市場を縮小させることで、発生する
富の再配分に気づけるかどうか?
注目と評判(信頼)の数量化と有形化、それを意識したほうが良さそうだ。
売り手も買い手も、無料には代償がある、これを強く理解したい。
フリーの周辺でお金を稼ぐ
巻末付録の「フリーを利用した50のビジネスモデル」は、
無料の商売を形ごとに分けている。
- 直接的内部相互補助
- 三者間市場あるいは市場の
二面性
(ある顧客グループが別の顧客グループの費用を補う)
- フリーミアム
(一部の有料顧客が他の顧客の無料分を負担する)
何か新しいしいビジネスモデルを模索している人に役立つ資料となっている。