コンサル各社のトップインタビューと
併せて実際に働いている人からのアドバイス、
さらに、ファームをスピンアウトした方々の言葉も掲載。
それぞれのファームがどんな組織を目指しているか、
各々違うが、どこへ行きたいか参考になると思います。
巻末に掲載されている関連書籍も
コンサル業界へ就職、転職を目指す人は見ておくと吉。
コンサルタントの機能
- 頭脳レンタル
- 触媒
- 情報提供
- 外圧
- アウトソーシング
外圧機能の中には、外からの新鮮な風とか
いけにえ機能、なんてのもあったりして物騒・・・
アクセンチュア、ドリームインキュベータがどのような
関わり方をしているのか。だったり。
大手コンサルをスピンアウトした方々、
DeNAの南場智子さんは
- コンサルの実行支援のキモについて
- コンサルは「偉大な経営者」になれるか?
- 起業に役立った2つのこと
- コンサル業界では人脈はつかない!
- 必要な資質とは?
ネットエイジの西川潔さん
コンサルでは起業の実用的な知識は身に付かない
大手企業で活躍するには、組織の遊泳術
がうまくないとダメです。もちろん一定以上の能力は前提ですが、
「この部長に取り入ったほうがいい」とか
「この人が有望だから近づいておこう」など、
社内人脈が決め手になります。
愚直に目の前の仕事だけをこなしていても
浮かばれない人は多いですね。
僕が組織で一番嫌だったのは、結局こういうことに
左右されてしまう点だったんですよ。
波頭亮さんの、若いコンサル志望者へ向けたアドバイス
誠実さ、真面目さ。
どれだけ本音でクライアントのことを思えるか。
そしてそれを言ってあげられるか。
ファームがお金儲けをしようとすると、おかしくなるコトを
医者と患者に例えて。
医者から「こういう病気だ。この手術と薬が必要だ」と
言われれば、患者は言う通りにするしかない。
そこで医者が金儲けに走ったら、
不要な手術をしたり無意味な薬を出す
といったことが起きかねない。
構造的にはそれに近いことをやっているファームが
ないと言い切れるか、疑問です。
コンサルに限らず、社外へ出している仕事、
全てにおいてもいえるので、今すぐチェック。
日本で世界と正面から渡り合って勝っている唯一の
産業はメーカーです。一方、コンサルティングファームや
金融は外資にボロ負け状態。
どうしてそんなところに入りたがるのか。
日本で唯一、世界で通用する水準の仕事をしているのは
製造業であって、そういう会社のトップ集団は30代前半で
並のコンサルティングファームのコンサルタントでは
まったく歯がたたないほどに優秀な人材が育っています。
グローバルに通用する人になりたいなら、
そういう選択肢のほうがいいと思いますね。
コンサル側から見ると、メーカーの人材が増えるほどありがたい
ワケだけど、間違っていないかもしれない。
コンサルの資質について、
アーサー・D・リトル、原田裕介さんのポイント
本人にとって、「世の中」や「事業・組織」
あるいは「新製品・新技術」などが、
興味の対象であるかどうか。
そして、こういった新しいことを知ること、
そしてそれを問題解決につなげていくことに、
無条件に喜びを感じることができるかどうか。
IBMビジネスコンサルティングサービスの
金巻龍一さん。短期間で実施する重要性に関して
時間があると、人はいろいろなことを考えて、
どんどん不安が募ってくる。
そうであれば逆に短期間で一気に進めるほうが
いいスタートが切れる
ブーズ・アレン・アンド・ハミルトンの
澤田宏之さんの格言
ビジネスとか人生は
じっとしていたら何も生まれない。
人とぶつかったり、誰かのために自分が動いたり、
それで物事が変わるわけです。
動かずにじっとしている人に問題は解けません。
経営共創基盤の冨山和彦さん
「合理」と「情理」の絡み合いについて。
経営者が論理的に矛盾したことをやっても、
うまく行ったら勝ちです。
有名大学を出た秀才タイプの人は
何でも論理的でパシッと通っているのがうまくいく
ことだと考えがちですが、そういうア・プリオリな美しさは
現実の経営の世界では
役に立たないことが多いんです。
冷静に俯瞰的にものを見る視点だけでは、
前線の兵隊さんは真剣に取り合ってくれないから、
苦楽をともにして、生死は諸君とともにあるという感じも必要なわけです。
サラリーマン生活が、後々役立った話
「あいつら働かない」「やる気がない」などと決めつけて
しまったら、彼らを動かすことはできません。
なぜ立派な大学を出た人材がああなって
しまうのか。
この人たちのモチベーションの構造がわかっていないと、
彼らを封じ込めるにしても、
機能させるにしても、
何もできないんですよ。
仕事以上に面白いエンターテインメントはないという
冨山さんが考える仕事の意義。
地位やお金は仕事をする手段なんです。
仕事とは何かといったら、
自分の作品を世に残すことです。
そこの目的と手段を取り違えると、
だいたいどこかで人生がおかしくなる。
特に、ある程度偉くなってから良くない展開が起きます。
ベリングポイントの新井元行さん
「自分がやりたい仕事」とか「やりたいと思っていること」なんて、
この世には存在しないということです。
就職や転職をする時には、どうしても「自分のやりたいことをしている
会社に勤めたい」という考え方をしがちです。
でも、そんなものはどこにもありません。
自分でやりたいこと、
やりたい仕事は自分で創り出すしかない。