類書と比べて
細かい説明が
高評価
発行日 2008年 4/4
著者 仲座恵美 宮永邦彦 監修 芝陽一郎
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)として
MT(Movable Type ムーバブル・タイプ)を使う際には、
ビジネスブログや個人ブログ、社内情報共有のイントラなど、
各々目的を持っていると思います。
冒頭で、MTの強みと弱みに触れているので、
記事のアップロードに幾重にも承認を重ねるようなサイトを
構築する予定があるなら、目を通しておくと良いでしょう。
MTだけでなくCMSのメリットについても
解説されているので、自社内で記事や写真画像、コンテンツを更新するサイトを
作りたいと考えている方には、導入へのきっかけになるのではないでしょうか。
導入の検討や、サーバー選びなど、MTを始める前に考えておくことは
山ほどありますが、データベースの種類による
性能測定比較など、
他書に無い細かさは、事前の手助けになると思います。
MTインストール時に生成されるディレクトリの内容や、
各種CGIの説明があるのは、他書と比べると踏み込んでいるので評価が高いです。
CMS、MTの概略を掴んでからではないと、
モヤモヤして先へ進めない、という方と相性の良い解説書です。
掲載画像にも、ちゃんと矢印を引っ張って説明が付いていたり、
MTタグの仕組みや関係性が、前もって解説されるので、
詳細を把握しながら、随時納得して物事を進めたい方にピッタリです。
MT内で使用頻度が高そうなCSS、
MTプラグインについてもページが割かれ、基本はカバーされていますが、
さらに、携帯サイトの歴史やマーケット、簡易的な使用についても
触れられているので、簡易的な構築までだったら対応できそうです。
ただし、携帯サイトの有料プラグインの宣伝臭もするので、
他の携帯用サイト構築方法があることも考慮しておいても損はないでしょう。
MTタグのリファレンスは、アルファベット順がメインではなく
「~を含む」(例えば、entryタグを含む)という表記でまとめられていて、
最初は把握しにくいかもしれませんが、
MTに慣れてくると、これはこれで使いやすいまとめ方だと感じました。
MTのバージョンアップに関しては説明がゼロなので、
これ一冊でMT導入後の運用をこなすのは厳しそうですが、
類書では省かれているような詳細な説明は、
導入前の検討期間、導入直後に重宝するはずです。