2010年7月14日

劇的ワンペーパー

劇的ワンペーパー

アピールする力

稼げる文章能力を推すが、
著者の中野雅至さん自身が文章で稼げているかは疑問。

実用書からは、ほど遠かった・・・

企画の骨子を、以下のように単純にすると効果的。

  1. なぜ?
  2. 中身
  3. 今後の見込み

2010年2月25日

文章力の基本

文章力の基本 阿部紘久 表紙画像

文章の土台

著者は、文章指導員風な阿部紘久さん。

日常でも、述語の繋がりが無い、
"宙に浮いた言葉"は、気付かずに表記しがち。

修飾語の置き場所、読点の打ち方、文章のユーザビリティを
再考し、自分の癖を見つけたかったが・・・

本書には、助詞の「てにをは」に関しては、他の文法書をあたれ!
など、乱暴な箇所が飛び出すので、念頭に置いて活用したい。

2010年1月29日

「メール好感度」を格段に上げる技術

「メール好感度」を格段に上げる技術 神舘和典 表紙画像

痛いメール、
ウザいメール、
書いてない?

著者は、ライターの神舘和典さん。

格段にメール文章のスキルが上がるかは、人による・・・
メールの基礎から、くだけた感情表現までを解説。

男女間のメール、痛い文章例、ウザいメール、
ラリーメールの切り時など、実践的な内容もアリ。

2010年1月25日

書いて稼ぐ技術

書いて稼ぐ技術 永江朗 表紙画像

実践的 文筆生活

著者は文章術、読書術、インタビュー術などの
書籍が多い、永江朗 (ながえ あきら)さん。

本書は、ネット時代の文筆入門として適しており、
書くことを自分のキャリアデザインに組み込むための
指南書的機能も果たしている。

内容は、ライター、書評家、評論家、小説家はどうやって発生し、
どうすればなれるのか、根幹部分の考察から、
つい、疎かにしがちな肩書きの付け方、
気になる原稿料や印税の話にまで及ぶ。

ルポタージュの基本は、
ブログや興味を惹く文章を書く時に、必須の心構えになる。

ルポタージュの書き手は
幸福になってはいけません

少なくとも読者よりは。

私たちは他人の不幸が大好きです。

仕事や生活全般に該当するが、収入方法とジャンル、公開するメディアを分散し、
リスクを回避する必要性が高まってきてるように感じる。

著者は、物書き全般は、読者に変わって事物をなす代行業だと
言っているが、サービス業全般にあてはめられる考えだと思った。

好奇心代行業に終わりは無い。

著者の書籍で気になってるモノ
(タイトルに惹かれただけ、ってハナシも・・・)

2009年12月18日

大人のワザあり! 超メール術

大人のワザあり! 超メール術 石原壮一郎

必殺フレーズ

著者は、コミュニケーション関連の
書籍が多い石原壮一郎さん。

お笑いコンビ、アンタッチャブルの
山崎弘也さん (ケツアゴで太ってる方)のキャラみたいな
営業トーク全開のメール術。

受け手にとっては、バレバレのお世辞だが、
それが、相手を心地好くさせる。

普段、真面目な人も、不真面目な人も、
本書に書かれている文体と解説は、想像以上に役立つハズだ。

2009年10月26日

BRUTUS 美しい言葉

BRUTUS 美しい言葉 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

日本語が
好きならば

一言一言を、味わいながら
じっくり読みたい。

有名人の名言や、マンガの名台詞、J-POPの歌詞解説まで幅広いので
共感できる言葉が、きっと見つかる。

「使いたい美しい言葉集」では、
手持ちのフレーズを増やすことができる。

2009年7月31日

頭がいい人、悪い人のビジネスメール

頭がいい人、悪い人のビジネスメール 田村仁 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

送信ボタンを
押す前にやること

著者は、コピーライターの経歴がある、田村仁さん

ビジネスシーンに限らず、頭が悪い、とは思われたくないものです。

事例と回答(添削)という形式ですが、
一部、事例そのものに疑問符が付きます。

先方が間違っていても、そのコトを指摘しない、教育しない、
少しの嫌味も言わないという、事なかれ主義的な場面もあるので、
読んでいてモヤモヤしました。

それが真のビジネスメールだとしたら、嫌だな、そんなの。

言うべき時、相手にハッキリと言うスタンスの人は、
不愉快になるかもしれません。

取引先の力関係と態度が上で、
ビジネスパートナーとして一緒に成長する気がないなら、
このメール術でも間に合うのかもしれませんが・・・

しかしながら、本書で繰り返し述べられているのは

  1. 相手に不快感を抱かせない
  2. メールは相手の表情が見えない (対話にならない)

という点

誠意と熱意を込めつつ、不利な状況をどうにか回避する文章術と、
間違いやすい敬語集は、部分的に参考になりそうです。

2009年7月 6日

SALUS 2009 7月号 vol.100

SALUS 2009 7月号 vol.100 東急沿線スタイルマガジン サルース 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

フリーペーパーで
学ぶ 日本語講座

東急沿線スタイルマガジン「サルース」というフリーペーパー
(東急沿線の駅や、東急系のスーパーなんかに
置いてあると思います)

特集が「にほんご心得帖」と題してあったので手に取る。
ページ数が少ないながらも、内容が充実していたのに驚き。

  • 間違いやすい慣用句
  • これからの謙譲語、敬語
  • 日本語上達書籍の紹介

下記、今まで勘違いしてました・・・

  1. 「愛嬌を振りまく」 "愛想を振りまく"は間違った使い方
  2. 「怒り心頭に発する」 "~達する"は誤用
  3. 「さわり」 中心となる見どころ、聞きどころ(出だしという意味ではない)
  4. 「豹変」 はっきりと誤りを正すこと。
    (態度や考え方が瞬時に変わることではない)
  5. 「憮然(ぶぜん)」 失望してボンヤリしている様子
  6. 「やおら」 ゆっくりとした動作

いやぁ~ 勉強になります。

2009年6月28日

仕事ができる人の論理的に考え、書く技術

仕事ができる人の論理的に考え、書く技術 小野田博一  横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

何が
あなたの文章を
支えているのか?

著者は小野田博一さん

論理的に文章を書く技術を学んでいなかったり、
文章術の書籍を読んでこなかった人向け。

文章とマンガで解説されていて、作例もシンプル。
大変わかりやすいので、中高生~若手の新入社員にも、オススメできる。

2009年5月 9日

読ませるブログ

読ませるブログ 心をつかむ文章術 樋口裕一 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

ブログ初心者の
文章術

著者、樋口裕一さんと同じく、
ブログ初心者向けの内容。

この本を手に取る読者が期待しているコトは、3章~である。
それ以前のページは、味の薄い前菜に過ぎない。

"羊頭狗肉ではない文章術"を学びたいのならば、
このページの【文章術】という項目にランキングしている書籍が役に立つ。

2009年4月28日

伝わる・揺さぶる! 文章を書く

伝わる・揺さぶる! 文章を書く 山田ズーニー 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

書くことは
考えることだ

決めることだ

山田ズーニーさんによる、"書く気持ち"に触れた名著。

論理的だが、頭の回転が良すぎて、相手を威圧してしまう。
そんなゴリゴリでカリッカリな文章を書いている人にお薦め。

さらに、人と人との間に挟まれて、
四方八方に依頼や指示を出すような立場にいる人ならば必読度は増す。

はたして、信頼度が向上する文章を書くことは可能なのか?

皆さんも日々、お願い、議事録、たまにお詫び・・・
そして、人生や仕事の節目節目で必要になる、
志望理由や自分を売り込むメールなどを書きあぐねていることだろう。

つい、なんとなく書きはじめてしまうが、
自己成長の意味も込めて、文章に磨きをかけてみてはどうだろうか。

思い当たるフシはないか確認。

P.40
"なんとなく"で生きるということは、
自分の中にあるものと向き合わないことだ。

他人の言うことを仕入れては、切り分けて、外に出す。

そんな受け売りを繰り返していると、
自分の内面と、行動が離れていく
自分が、外界と関わっていることにならない。

これから、あなたが書こうとしている文章は、本当に自分の意見か?

さらに、その内容は、相手が欲しているものか?

P.60
自分が書いた文章を読み終えたとき、
読み手に、どう言ってもらいたいか
その言葉で結果をイメージするのだ。

P.62
踏みとどまって考えてほしい。

この文章が、何か価値を生み出すか?
この文章で状況は動くか? 自分の望む結果は何か?

自分の意見を言う機会は多くても、
自らのポジションを確立することは、疎かになりがち。

P.91
自分の立場を発見するとは、
世界の中の小さな自分を発見し、
その生かし方を研究することだ。

相手に影響を与えられないと寂しいものだ。

本書は、人や社会との繋がりを炙り出す文章が、いかに効果的か
理解できる一冊となっている。

2009年4月 1日

Associe 究極の書類術

Associe 究極の書類術 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 A4 1枚にまとめる

とは言いつつも、1枚に集約させようとすると、
ゴチャゴチャしてしまう。

A4書類術の書籍を眺めると、
1枚にまとめるコトが、目的化してしまっているものも多い。

そんな中、本書では、無駄な画像を省いた、
シンプルなA4書類の作成例を発掘できる。

2009年3月24日

PRESIDENT 書く力。

PRESIDENT 書く力 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 文章はデッサンだ

萩野貞樹さんの敬語テストは、
実際に遭遇しそうな状況を想定しているので、役に立つ。

勝手に、「やめるシリーズ」と名付けているが、
どこかで萩野さんの名前を見かけたら、一読あれ。

そこには恥をかかないための日本語クイズが
掲載されていることだろう。

文章に限らず、ウェブ構築、
そして、どんな仕事にも置き換えられる。

文章を書くプロセスは、鉛筆と消しゴムを手に
デッサンを描き起こしていく過程とよく似ている。

             (~中略~)

初めの構図が狂っていると
よい仕上がりは望めないところも、
自分の立ち位置を固定しないと、
その先に進めないところもよく似ている。

2009年3月23日

プロ編集者による 文章上達 秘伝スクール 参

プロ編集者による 文章上達 秘伝スクール 参 村松恒平 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 "問い"から
生まれた"結論"
それはやがて
消費されてゆく

セカセカ、カリカリしている物創り職人にお薦め。

読む気があるなら、一巻から始めるコト。
いきなり三巻目から読んでも身に付くことは少ない。

下記、本書のエキス

  • 視点の誤差を表現する
  • 外、中間、自分の中心点、どの場所へ目掛けるか意識する
  • 読み手のエネルギー消費を考慮する
  • ふくらし粉で膨れ上がった言葉を知る
  • 分析と総合の違い
  • (笑)を多用しない

巻を重ねるごとに、質問者の特徴もディープになり、
村松恒平さんの回答もスピリチュアル性を帯びてくる。

きわどい人達からの、
きわどい質問も掲載されるようになってきたが、
普段出会わないし、(ネット上では、たまに見かける・・・)
出会えないと思うので、そのあたりを察して楽しんだり、
物見遊山で覗いてみるもよし。

偽装された質問に、ズバッと斬り込んでいく姿は痛快。

ズバリ的中してしまった質問者は、恥ずかしさで顔が大出血だ。

P.154
何かをつかむためには
極度に緊張するか極度にゆるむかで、
その中間には答がない

「ミンナがそうしてるから」
「ミンナが言ってるから」は通用しない。

P.299
僕らは「みんな」だったことはないし、
真剣に「みんな」になろうとしたこともない

それが「みんなの」ふりをして語り合うのは
やめたほうがいいのではないかな

残念ながら、アクが取り切れていない読後感が残る。

FAQだったものが、続編を重ねるにつれて
少々の優越感が香る質疑応答になってきて悲しい。
先生面してる高飛車感(内田樹さんのような)が垣間見えてしまった。

そして、ここから得た教訓は自分にも注意できる。

梅田望夫さんが、文章は断言して書いた方が効果的と言っていたが、
そんなコトは一旦置いといて、
偉そうな雰囲気を出さない
ように気を付けたい。

物書きの自分という人格を分離させる。

意識して使い分けることはしていなかったけど、指摘されてみると確かに。

苦手な人や、嫌な出来事が発生した時、
自分の基礎人格で応対するのではなく、
"物書きとしての自分"を召喚し発動させると、
違った目線で出来事を眺めることができる。

村上春樹さんは、このあたりの技術のことを、
自分が住んでいる家に例え、屋根裏のさらに奥に入っていくコト。
と説明していた。

芸人は、生活全てがネタになるように、
芸人としての人格発動時間が長いのだろう。

"~という自分" ラベリングは、
枝分かれした仕事の分野でもあるし、趣味にもあてはめられる。

基礎人格 + 「没頭できる何か」

があると、深みが出て、周囲の人に重宝がられるはずだ。

2009年3月13日

プロ編集者による 文章上達 秘伝スクール 弐

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 プロ編集者による 文章上達 秘伝スクール 弐 村松恒平 自分の心を動かす

前作のように淡々としたFAQではなく、
濃いめの質疑応答になっている。

質問者からの返信、引用、お礼の言葉が長ったらしいので、
忙しい人や、馴れ合いの時間が無駄だと考える方は、
巻末インタビューから読み始めるのをお薦めしたい。

インタビュー形式で話が広がっていくのが、村松恒平さんの真骨頂。
巻末の35ページにエキスが濃縮されている。

本書で学べるコト

  1. 言葉=召喚魔法
  2. 言葉にまとわりつく既存のシステム
  3. 文章に暗号を埋め込む
  4. "ご意見"を語ってしまう恥ずかしさ
  5. 自己完結している文章は面白くない?
  6. 起承転結 不要論
  7. 他人との"関係の固定"を壊す
  8. 自己探求と、自己開示は同時に進める
  9. 言葉のレッテルに縛られず、思考を分離する
  10. 読者の喜びを引き出すために、すること
  11. 留まるコトで生じる軋轢(ストレス)

章ごとに区切られているワケではないので、
目次を開くだけで開放感と自由度がある。

質疑応答の中には、他の文章読本にはない
"流れ"があり、せき止められていない、この活きた流れからは、
印刷してある文字以外の何かを体感できる。

宿主の人生を喰い尽くす"才能"という生き物の話は
生々しくて興味をそそるだろう。

神や美は、細部に宿る。

P.63
重箱の隅なんかないよ。
どんな小さいところも重要でないところなんかない。

教育についての話だが、自分自身にもあてはまる。
さて、今と3年前はどう繋がっているのか?

P.236
今、起きていることは、
三年前に仕込みが終わっている

独創性と等身大の表現

P.358
「なりたい自分」と「本当の自分」が
ピントが合うように一致してきたときに、
人は物書きになるんだ

以下の"作家"という言葉は、あなたが取り組んでいる
仕事や趣味にも置き換えられる。

P.362
作家は人間としての総力戦です。
自分のありったけのものをさらってきて
表現にぶちこむ覚悟
と姿勢があるか、ということですね。

書き続けている人がブチあたる壁や悩み。
それらを突破するための普遍的な思考を、本書からすくい取りたい。

2009年3月10日

文章の書き方

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 文章の書き方 辰濃和男 文は心
心は文

文章の区切りに活かせる言葉探し、
見物人を飽きさせない。
秘伝"玉と竜"の技法とは?

暖房のきいた道場で、辰濃和男さんから
流れる文章術を教わっているようだった。

  • 目の当たりにする
  • 錯覚を引き起こさないために、事物を観察する
  • 匂いや、皮膚感覚、聴覚、味覚の表し方

均衡から観る、自分の後ろ姿。
この後ろ姿という単語は、文章だけでなく、
仕事、生活、生き様にも置き換えられる。

自分の文と他人の文章、言葉と言葉の谷間を読み解く際の注意点。

P.196
一見、切れ味が鋭い文章は、
実は正確さを犠牲にしている
場合が少なくありません

自己防衛もしない、言い訳もしない。
使われなかった文字列に謝りながら、文章を削って引き締める。

しかし、ただ削ぎ落とせば善い、というのではないのが難しいところ。

ここから、さらに観察眼を活かさねばならないようだ。

2009年3月 9日

プロ編集者による 文章上達 秘伝スクール

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 プロ編集者による 文章上達 秘伝スクール 錬金術 言葉篇

改訂新装版
『秘伝〈プロ編集者による〉文章上達スクール(1)』

アマゾンの評価が豊富な旧版
『プロ編集者による文章上達秘伝スクール』

なぜ言葉にするのか?
という素朴で大きな疑問。

村松恒平さんによって進行される質疑応答形式が
この難題をわかりやすく噛み砕く。
多様な人々からの質問は、どれも切実なものばかりだ。

特に本書が冴えるのは下記のような人々だろう。

  • 文筆業で生きてゆきたい
  • ライターをしているが色々迷っている
  • 小説家になれるかどうか正直不安だ

欲望から発せられる"書くエネルギー"
それは自分を助けるだけでなく、人を癒すこともあるという。

肝をまとめると、こんな具合だ。

  • 観察と行動
  • 思考をカタチにする言葉の機能
  • 忘れていた、"書く"という行為
  • 自分自身のココロも観察対象にする
  • 書くコトの責任と無責任加減
  • 熱く語った後は、心を残さない

文筆の概念や心構えだけではなく、
テクニックも教えてもらえるので、かなり実務的ともいえる。

P.355
「思う」と書くとき、重心は現実世界の私にかかっています。
「思う」を削ったときには、
重心は文章の中に移動します

リアリティへの力配分。

P.88
知・情・意といいますが、
文章とは、作者の思考・感情・意志が
バランスがとれて反映しているのがいいのです。

文章術の先生という大上段からではなく、
言葉という限定された表現方法と、日々格闘し、
悩んでいる人々へアドバイスが送られる。

村松恒平さん自身が直面し、くぐり抜けてきたからこそ、
その助言には現実味があり、解決策としての安心感があるのだろう。

書き記すという行為の骨子となる、独自の意志。
少しだけ忘れていた、
あるいは関係性が途切れていたことに気づかせてくれる。

2009年3月 7日

非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 飯間浩明 クイズ文で
読者を迷わせない

忙しくて、文章術の本を読むのが、
後回しになってはいないか?

そんな状況ならば、本書がピッタリだ。

なぜなら、覚えることは1つだけで、
その内容もシンプルだからである。

著者の飯間浩明さんが薦める、
相手に伝わりやすい文章の書き方は単純な型をしている。

  1. 問題
  2. 結論
  3. 理由

"クイズ文"と命名されたこの構成のメリットは下記。

  • 相手が答えたくなる
  • 普段目にする文章の優劣が判断できる
  • 印象深い自己紹介にも転換できる

文章を書くのが苦手だったり、評価からの恐怖心を感じる人は、
これで克服できるかもしれない。

非論理的になってしまっている崩壊文の
ダメな部分を検証するのにページを割いてくれているので、
読み進めるうちに、"問題"を作る楽しさを覚える。

クイズ文が活用できれば、周囲から、
問題提起が素晴らしい、と一目置かれるようになるだろう。
 (おまけとして、ディベート入門まで付いているのがお得)

どうか怯えないで、安心してほしい、
"結論"や、それに至る"理由"にはも、キラリと輝るあなたの個性が
内包されているのだから。

2009年3月 5日

すぐに稼げる文章術

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 すぐに稼げる文章術 読む必要のない
文章術

読者へのメリットというベクトルではなく、
俺って凄いだろう自慢の臭いがする。

素人の文章を添削気取りな箇所は、スマートではない。
批判がスパイスではなく、悪口になってしまっている。

P.46
「この本は買うな」と言いたいのであれば、
わざわざレビューなど書くなということです。

と、著者の日垣隆さんは防衛線を張るが、
この本は読まないでOK

どうせ日垣本を読むなら下記のほうが役に立つ。

文章術に関して、あなたの貴重なお金や時間を注ぎ込むなら、
以下の書籍が断然お薦めだ。

読むなと言われると、益々中身を見たくなるのが人情だろう。
内容は問わないが、文章術というジャンルに興味がある、
という貪欲な方なら、以下のような学びが眠っている。

  • 自分が使う言葉をしっかり定義する
  • 異なる出来事への相互リンク

本書を反面教師とすると。

読者を不快にさせる文章 = 面白い文章
ではない。

言い訳と、事前の防衛は格好悪い。
ということ。

無料で本書 『すぐに稼げる文章術』をプレゼント

2009年3月 4日

文章のみがき方

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 文章のみがき方 辰濃和男 伝えたいコトを
心で掴む難しさ

文章を作るコツは、細密でいてシンプルを心がけること。
書くことは削ることなのだ、とも学べる。

読者が忙しい時代だからこそ、
不要な装飾を刈り取ることを覚えたい。

「天声人語」の筆者、辰濃和男さんが
センテンスごとに様々な作家を取りあげる。

名文を通して、解説される文章表現には、
目にうっすらと涙の膜が張られ、鳥肌が立つ。

文章表現論のような堅苦しさも無く、
マニュアルのような薄っぺらさも存在しない。

タイトル通り、自分の文に磨きをかける本である。

学校の先生や、年齢を重ねた人達が「天声人語」をしきりに薦めていたが、
いまいち価値がわからなかった。

だって文章が短いじゃん。

内容は二の次で、文章を長く積み上げれば(作文用紙の数が多ければ)、
偉いのだと思い込んでいた。

言葉を圧縮すればするほど、表現が難しくなる、
ということに気付いたのは、
キャッチコピーや宣伝文を作るようになってからだった。

(とは言っても、ウェブ担当の文章は未だに長々しい)

気取っていない文体。 と褒めるのが申し訳ないほど
見栄を張らず、ありのままを描いているように見える。

話の脱線や、話題の転換がポンポンとリズミカルであって、
デザインとしての文章や、動詞を多く使っているか、
推敲の方法まで、優しい口調で教えてくれる。

文章に現実感を持たせるには、
それぞれに合った泥を付けること。

泥といっても、汚れる内容を付け加えるのではなく、
細部にリアリティを出すための演出である。

戒め。

P.86
私たちのまわりには
「なにを読み手の心に届けよう
としているのか」がさっぱりわからない文章が少なくありません。

             (~中略~)

安易な言葉に寄りかかるな
ということです。
そういう決まり文句を使わずに、
読む人が「あ、そういうことなのか」と合点できるような文章を
書いてくださいといいたいのです。

ものを書くという行為だけに止めておくのはもったいない。
日々の仕事や生活の心構え。

P.219
一方で厳しい批判を受け入れるやわらかさをもち、
一方で、厳しい批判、注文、悪口にさらされても
自分を失わない強さをもつ。

自分は、いいものをたくさん吸収してより大きく成長しているのだ
ということに自信をもつ

速読や、機能的な読書など糞くらえ!
とまでは書いていないが、
いつから、読書そのものが目的ではなく手段になってしまったのか?

精読、遅読の贅沢さ、
言葉との遊び方。

言葉の森を駆け抜けてしまうのではなく、
じっくり彷徨い、寄り道をして味わうためだったのではないか?

本書は、喜びを見失ってしまった時に、道標となる。

2009年2月26日

講談社 類語辞典

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 講談社 類語辞典 日本語表現の肥料

大人たる年齢になっているのに、
「楽しい」や「すごい」などの表現だけを、固定で使っていると、
人間性の奥行き感を疑われます。

今回は、そんな不安を払拭するアイテムをご紹介。
使いこなせれば、周囲から一目置かれることでしょう。

ネットの類語辞典サービスを使った方が速いので、
実務で使えるのか? とゆーと、チョイ微妙なトコロですが。
パソコンを開きたくない気分の時や、
パラパラとページをめくって、探す喜びを得たい人にはオススメの商品。

毎日のようにブログを書いていて、
ネタに詰まったり、文章化することに飽きたりってのはないのですが。
我ながら、使う単語や用語の種類が少ないなぁ、と。
顔が赤くなる時は多々あります。

本書は、巨大な『類語大辞典』の軽量版。
日常的に使う語句のカテゴリーが、100個に分類され、
利便性も向上されているので、恥を垂れ流したくないならピッタリ。

本書以上にコンパクトだと、類語の数が少ないし、
このぐらいのサイズが、機能的にも優れているのでしょう。

使い勝手に注文をつけると・・・

50音順の索引ページ(サブ)から、各類語ページ(メイン)へ飛ぶのですが、
入り口たる索引ページには、リンク先のページ番号しか表記されていない。

1つの語句に1つのカテゴリーならよいのですが、
同じ語句で、カテゴリーが複数に振り分けられている場合に困る。

索引ページに、リンク先の語句のカテゴリーまで表示されていれば、
いちいちメイン・ページへ飛んでから、またサブ・ページに戻る、
といった手間が省けるのに。

カテゴリー毎の識別番号は併記されているものの、
それだったら、直でカテゴリー名書いちゃえよ、と。二度手間ですぞ。

まずは小分類一覧(100個のカテゴリー)から
普段使う分類を選んで、眺めてみる。

うっすらと自分の幅が広がったことに、気づくでしょう。

2009年2月13日

Associe 良い勉強法 危ない勉強法

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 Associe 良い勉強法 危ない勉強法 材料の書き方

アソシエって、常連さんが胡散臭い。
それなのに、なぜ購入したかというと、
『日本語てにをはルール』『文章は接続詞で決まる』
著者、石黒圭さんが出ていたから。
ココだけは実に面白そう。

P.68の曖昧さを排除する文章クイズでは、
間違えやすい日本語表現を教えてもらえるので、是非ご確認を。

「~のように~ない」という表記には、罠がイッパイ。
意外に使っている人は多いのでは?

要素の並び替え、句読点の打ち方、接続詞の選び方。
現在形と過去形をミックスした文章法も活用できる。

文体を単調にしたくない場合、
「です・ます」調と、「だ・である」調を混在させる時がありますが、
その時に気をつける基本ルールも学べる。

自分の判断や主張を述べる時は丁寧形の「です・ます」、
事実や事柄を述べる時は普通形の「だ・である」を使う

今まで、感覚的に使っていたので、目から鱗。
これで立体感のある文章に近づきそうな気がする。

チーム内外で情報共有の必要性がある。そんな立場の人は、
P.76のユニ・チャームの報告書「1Pローリング」が、参考になるだろう。

自分が直轄している、複数のチームの内情を、
報告書というカタチで把握する方法が掲載されている。

管理しているとはいえ、全てのチームの打ち合わせや、作業の場に
同席するワケにはいかない方が大半。

この「1Pローリング」、記載は細かいが、シンプルな作り。
これがあれば、チーム内の雰囲気や人間関係が瞬時に理解できるハズだ。

ビジネス表現力を鍛える、材料の書き方をまとめると。

  • "上司の上司"の立場になって書く
  • 1枚目に概要をつける
  • 現在→未来→過去 の順番で表記
  • 企画書や申請書は、目的>方法>手順 の優先度を理解する

勉強マニアの
落とし穴

勉強や、よくわからないセミナーに出席する頻度が高すぎる人々。
講師側から見てみると・・・

言うことは大きいが、内実が伴っていないケースが大半

本当は自分に自信がなく、
積極的な振る舞いによって注目されることで、
不安を解消しているように見える

ドキっとしたら、要注意。

遊びから、人生と人間模様の縮図を経験できるか、どうかの特集。
これで、あなたの趣味にも大義名分が添付できるかも。

  • 麻雀
  • 酒場
  • マンガ
  • テレビゲーム
  • ファッション

当然、ハマり過ぎると、身を滅ぼすのは言うまでもない。

2009年1月26日

書き方のコツ、話し方のワザ

書き方のコツ、話し方のワザ 聴いてくれない
読んでくれない

■お薦めしたい対象者

  • 影響力が無い
  • 説得力も無い

外からの意見やアドバイスは聞いているようで、
 (聞いている側の感情の起伏も発生し)
実際のところは受け流しているはず。

仕事だろうが遊びの誘いだろうが、
利害関係があろうと、なかろうと、
相手の興味を刺激しないと物事は始まらないし、楽しくない。

では、相手のハートに届かせるためには、どうすれば効果的なのか?

  • 超主観的意見
  • 立ち位置のオリジナリティ
  • 個人的経験の使いどころを意識
  • ときには感情を脇に置く

何かを伝える際に、文字にする機会が増えてます。
そこで、"読みたくなる"文章を書くコツ。

  • 相手が目の前にいるつもりで
  • 書きたいことを全て盛り込まない
  • 縦書きと横書きを使い分ける
  • 嬉しさのブレークポイントを突く
  • 自分の軸を固定する
  • 一歩踏み出して宣言する
  • 短く、シャープに
  • 相手の欲望をえぐり出す

萩野貞樹さんが解説する、恥をかかない敬語の使い方。
広辞苑も過信しない。
文法的な見た目は正しいが、使うとNGな表現は禁止で。

  1. 「れる・られる」をやめる
  2. 「動詞+です」「形容詞+です」をやめる(「名詞+です」を使う)
  3. 「ている」をやめる
  4. 「てございます」をやめる
  5. 「いただく」をやめる
  6. 「名詞+でいらっしゃる」「形容詞+くていらっしゃる」と覚える
  7. 「させていただく」をやめる
  8. 「和語には"お"」「漢語には"ご"」と覚える

仕事でありがちな文章例。ダメな部分と、改善点を比較。

  • 添付するポストイットの書き方
  • お礼状
  • 商品提案書
  • ホームページ
  • 営業日報
  • メール
  • 企画書
  • 詫び状
  • 値上げ依頼
  • 断り状

珠玉の名言集

  • 「成功は運のせいだが、失敗は自分のせいだ」(松下幸之助)
  • 「選択肢を前にした若者が答えるべき問題は、
    正確には、何をしたらよいかではなく、
    自分を使って何をしたいかである」
    (ピーター・ドラッカー)

これ以外にも、タイプ別の褒め言葉、禁句など
実際に使えるパターンが収載されていて、かなり実用的な一冊。

2009年1月 3日

ホンモノの文章力

ホンモノの文章力 自己演出のための
文章表現

あなたは社会人になってから、
作文を書いただろうか?

"書く"という行為について、
どこかで特別な訓練を受けただろうか?

毎日誰かの評価にさらされているのに、
いつもの文章を書いていて良いのだろうか?

辻褄の合う文章を書きたいならば、お薦めしたい。

著者の樋口裕一さんから学べるのは、身も蓋も無い言い方をすると、
"自分自身を売り込む技術"の一点である。

それは、ただ単に押しの強いアピールをするのではなく、
自己思考の否定、表現方法の模索を通して、
文章に深みを出すためのテクニックなのだ。

  • "良い子"になるな
  • 言葉を楽しむ
  • 理念を答える

反対と賛成、ディベートのように両方の立場を
書き分けられる練習問題もあり、
「こんな小論文・レポートは失敗だ」という側面から見た
ダメな文章の具体例も掲載されている。

ある意見に反対している例文を読み、
その文章は、どのような意見に反対しているかを推測するクイズは、
まるで作文のリバースエンジニアリングである。
掲示板などでお目にかかる、まるで理解できないような殴り書き、
その意図を、推測する作業に近い。

文章の書き出しの型や、
自分の考えを再確認するための文章を勉強できる。

P.137
人に文章を読んでもらうということは、
場合によっては押しつけがましい
ことだということは、認識しておく必要がある。

文章を書く様々なシチュエーションを考慮されているので便利。
そして単なる実用書では終わらず、"正解の無いものを創る"
という行為がいかに自己形成に繋がり、
社会にも影響があるか、教育的側面から考察されている。

2008年9月18日

考えるシート

考えるシート 心に火を点ける文

自分の気持ちを、
相手に伝えきれていますか?
言いたいコトを言えていますか?

優しい語り口調で、
文章の基礎となる問いの立て方、
心の火種が明るくなる問いの構造を教えてくれる。

2005年発売の本書が文庫化。
山田ズーニーさんの名著『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
さらにわかりやすくシンプルにしたようなもの。

ステージA 相手とつながる

  1. 「おわび」をする
  2. 「お願い」をする
  3. 「ありがとう」の気持ちを伝える
  4. へこんでる人を「励ます」

ステージB 自分とつながる

  1. 自己紹介をする
  2. 自分を社会にデビューさせる企画書をつくる
  3. 自分の「悩み」をはっきりさせる

ステージC 他者・外・社会とつながる

  1. 志望理由書を書く
  2. レポートを書く
  3. 小論文を書く
  4. 会議を自分でしきる
  5. みんなの前で話す

相手と繋がる原則。

P.15
つながるコミュニケーションには、
自分が言いたいことだけを言い散らかすのではなく、
「相手が感心ある問い」が、「相手が納得いく順番」で
並んでいる、ということです。

お詫びの問いの構造を理解し、
順序立てて対応することで、心から謝ることができる。

P.20

  1. 相手の立場からこの一件を見るとどうか? 相手理解
  2. 自分の非はどこにあるか? 罪の認識
  3. ここで相手に謝る 謝罪
  4. なぜ、このようなことが起きたか? 原因究明
  5. 二度としないためにどうするか? 今後の対策
  6. かけた迷惑に対してどう償っていくか? 償い

アドバイスする側に回った時の立ち位置

P.58
「変われ」と押しつけるだけで、相手は変われるか?
へこんでいるときに、
「変われ」と言われて元気がでるか?

理想の自分と、現実の自分には必ずズレがある。
だから、自分に問いかける。

P.69
自己紹介が苦痛なのは、多くの人が、ふだんから、
「自分と自分の通じ」がよくないからではないかと思います。
自分のことが自分でよくわかっていない。
もっと言えば、自分に「幻想」がある
からではないでしょうか?

             (~中略~)

「自分探し」を、「自分をいかに他人によく見せようか?」と
いう問いでやってしまうと、客観的な分析を欠き、
「自分には人に自慢できるようなところが一つもない」
と落ち込んだり、実像以上に自分を飾って見せたりしがちです。

がっちりとした自己紹介構築の手順と、
自分を知るためのインタビュー・フォーマットが付属。
他人に影響されない自己評価を手にすることができれば、
就職活動中の学生や、転職を考えてる方は恐いモノ無し。
これで自分探しの旅に出なくっても大丈夫そうだネ!

P.72

  1. 自分の主旋律を浮かび上がらせる
  2. 人や社会との関係から自分の存在を浮かび上がらせる

ズーニーさん自身がしっくりこなかったため、
悩みについても分解して組み直してみた。

P.109
「悩みの現状把握→ビジョンを描く→道を考える」
という下じきを提供します。

これには、違和感を持つ人も多いと思います。多くの人が
「悩みの現状把握→悩みの原因を探す→自分の欠点など悩みの原因を発見
→自分を変えるなどして原因を除去」ということで、
悩みを解決しようとするからです。

             (~中略~)

まず批判ありき、まず欠点探しのダメ出しは、
私を育てませんでした。

「職業名」×「テーマ」×「?」
誰もが通る道を、わかりやすく講義。

P.127
私自身、この問いにぶつかったことがあります。
33歳、編集者になって10年過ぎたころでした。
仕事人生の陣痛という感じで、非常にせっぱ詰まっていて、
ここで編集者として突き抜けなかったら、
自分は一生負け犬になる。
そんな気持ちがしていたのです。

それまで、「職業名」×「テーマ」=「編集者」×「教育」で
10年仕事をやってきていました。仕事は面白く、常に全力投球でした。
でも、どっかで、「自分の本当の居場所は、ここではない、
どこかよそにあるのでは?」という気持ちがよぎるのです。

特に、自分でいいと思ったことが、
思うようにまわりに評価されないようなときに。

私に本当にふさわしいのは、「編集者」×「ファッション」かもしれないとか、
「テレビのディレクター」×「教育」かもしれない、とか。

しかし、33歳の秋、長い仕事の陣痛の果てに、
自分の中のマグマを仕事でひとつの形にすることができました。
それが、一発で、まわりの人に通じたときに、ものすごい感動がありました。
自分の居場所はここ以外にないことに、初めて確信を持てたのです。

そのときの「マグマ」がなんだったかというと、
自分が実現したい教育の「世界観」
ではなかったかと思います。

小説とレポートの違い。同じようで目的が全然違う。

P.137

  • 意見+論拠→ゴールは説得(小論文)
  • 事実+考察→ゴールは報告(レポート)

小論文の開放感。

P.138
正解なんてありません。どこかに模範解答があるだろうと思って、
一般論を書くと、人と同じになってつまらない小論文になってしまいます。
「答えは自分の中にある」、人と違っていていいのです。
むしろ独創的な意見ほどいい
自分の頭で自由に考え、自由に自分の意見を打ち出せる。それが小論文です。

レポートの楽しみ方。

P.138
どんなところに目をつけ、どんな調査方法で、
どんな事実をとってくるか、そこが腕の見せ所です。

ビジネスシーンでも使える、改まったレポート。

P.143

  1. テーマ「今回与えられたテーマは○○でした」
  2. 問い「そこから私が絞り込んだ問いは、○○です」
  3. 動機「なぜ、その問いをとり上げたかというと、このような動機からです」
  4. 調査方法「この問いについて、私は、このようなところに目をつけ、
    このような方法で調べていきました」
  5. 事実「調べたところ、このような事実がわかりました」
  6. 考察「得た事実から、このようなことが言えます」
  7. 意見「そこから、私自身の意見としてはこうです」
    ※意見は、あっても、なくてもレポートと呼ぶ。
  8. 出典一覧など

みんなに関係大アリな小論文

P.146
あなたは、自分の「意見」を思う存分
言ったことがありますか?「意見」はあなたの中にあります。

でも、それを出したことがない、出し方を知らない人は多いのです。
子どものころはおとなに意見しては叱られ、社会に出るまで全然、
自分の意見なんか聞いてももらえず、仕事をするよになると急に
「意見を出せ、出せ」と言われるようになり。

でも、会議の発言を聞いていると、どこまでがその人の意見で、
どこからがウケウリか? 実は、自分の意見を言っていない。
出前をとるように
人の意見で済ませている人

も多いのです。

意見の痛快さ。

P.147
「意見」とは何か? ある「問い」に対して、あなた自身が、
考えて打ち出した「答え」です。
これは、すっごいことです。
あなたの答えを、あなたが自由に決めていいんです。

「市町村合併は幸福か?」
「お父さんは単身赴任をするべきか?」
「子どものときにしかできないことは何か?」

など、答がない問題に、独自の答えを出していいのです。
論拠のところで読み手を「説得」することができれば。

小論文の軸となる、大事な論点。

P.149
テーマからはっきりした自分の「問い」を絞り込んでください。
自分がぜひ考えたい、常日ごろ考えずにはいられない、
考え出したら夜も眠れなくなる
ような問いが、「切実」な問いです。

「問い」が具体的であるかどうか、自分に「切実」であるかどうかが、
小論文の出来を左右します。

長年「結論」ってものを勘違いしてきた?

P.150
「本当に言いたいこと」とは、
「結論」だと思っている人が多い。
だから、ときどき結論という石をぶつけあうように、
意見を言い合ったりもします。

でも、本当に人にわかってもらいたいのは、
結論という「断片」ではなくて
もっと、その人のもつ「世界」だったりしないでしょうか。
テーマに対するその人の「世界観」とでも言うのかな。

テーマについて自分は、どこに、どんな問題意識をもったかとか、
そこから、何を思い、どう考えていったかとか、最終的に、何を大切に、
どう判断したか、それは、なぜかとか。

むしろ、結論にいくまでの「脈絡」こそが
人にわかってもらいたいことだったりします。
人は、脈絡をもった、まとまりあるひとつの世界として、
自分を伝えたいし、他人にも理解されたいのではないでしょうか。

資料小論文を書かなきゃならない大人の方へ。

P.161

  1. 資料読解=資料から読み取ったこと
  2. 論点=設問、または設問からあなたが絞り込んだ問い
  3. 具体例=論拠を書くための事実や体験
  4. 考察=論拠を書くためのあなたの分析
  5. 意見=あなたの意見

格好良く会議を仕切る。
「会議の準備ができるシート」
「議事録が書けるシート」があるので安心便利!

P.165
まず、会のはじめに「本日のゴールを明確にする」こと。
本日2時間なら2時間の会議の出口で、だれがどうなったらいいのか?
参加した人が、何かを共有できれば、それでいいのか?
何かを決めるのか? 何か知的生産をするのか?
そして、それは、どのレベルまでいったらいいのか?

もしも、ゴールとして何かのアウトプット物をあげるのなら、
あらかじめ、その見本を作って配っておくと、参加者が全員、
一発でゴールを共有でき、ブレません。

大学の授業で、学生にスピーチさせてみると・・・

P.177
彼らは、これまでの人生、大学でもほとんどを、
インプットに費やしているのです。
知識や情報を取り入れる、取り入れる・・・、
出口なく、容量オーバーのフロッピーに書き込みだけを続ければ、
いずれパンクします。パンク状態になっても、
なおも情報を書き込みつづけている。

それは、学生だけではありません。私たちも同じ。
私たちは、インプットとアウトプットの、アンバランスを生きています。

小さいころから、洗練された情報を次から次へと、
インプットされて育ってきた私たちは、一方で、その情報を
アウトプットする道がない

内面を形にして、相手の胸元に届ける。

P.180
表現しなければ、だれにも理解されなかった、
私も決して気づくことができなかった
であろう、その人の想い。
あるのに、ない、と扱われている
その人の想い、人それぞれの内面に宿るかけがえのないものを思うと、
たまらない気持ちになります。

人前で話す機会がもし訪れたら、逃げないで、本当に思っていることを
表現してみてください。きっと、予想以上に気持ちいいはずです。

何から始めたらいいか、どう始めたらいいかわからない人は、
とりあえず、「自分でも、自分が本当に思っていることが言えたと思う」
というところを、ゴールに置いて話してみてください。

自分が本当に思っていることが言えたと実感する、
ここからしか表現は始まらないのです。
「面白い話」をしようとする必要はありません。
本当のことが言えれば面白いのです。

文章の書き方を通して、
自分自身を表現するところまで昇華する、
泥臭い経験を積んできたであろう、山田ズーニーさんのこれまた良書。

2008年6月24日

週間アスキー 梅田望夫氏

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先週発売の週アスですが・・・
梅田望夫氏の対談があったので。

コンサルならではの
フェルミ推定を使った数字表現の必要性や。

読者同士のディスカッションを促進するための
プラットフォームとして、文章を書くコツ

僕が意識しているのは、
曖昧に書かないということなんです。
とにかく、物事を定義する

グーグルに財産目録を渡してもイイのか? について

そこに置いておかないと、だれも見に来ない

口では言ってるが、体現できていない
ダメな大人に活を入れるための、大人の流儀

日本には決定的に欠落しているものがある。
それは、大人の若い人に対する接しかただと思ったわけです。

上記も含めた、日本の強さとシリコンバレーの強さを融合する方法は
ウェブ進化論』『ウェブ時代をゆく』『ウェブ時代 5つの定理
に詳しく書いてあるので参考に。

2008年5月15日

読まれる文書、バカにされる文書

president_2008_0602.jpg

バカにされる文書を書くと
切ないばかりか、
コミュニケーションの妨げになる。

新社会人の皆さんも
そろそろ、社内メールや書類を書き始める時期だと
思うので、文書術や敬語の使い方をバカにされない
ようにケアしておこう。

状況別に添削例が載っているので
これ一冊でビジネス書式の概要が掴めます。
業務での使用頻度が高い文章は、専門書を参考に掘り下げればOK

齋藤孝さんのスラスラ書く技術
「普通の人が目にしないような場所や媒体から、いかに人と違う情報を
引っ張ってこられるか」
という、個人のアンテナ感覚がポイントであると説く

ビジネス現場を戦場に例え、ゲリラ兵士と大規模部隊に所属する兵士、
どちらら優秀であるか? も教えてくれます。

小論文の添削指導でお馴染み、樋口裕一さんの「書く」というコトについて。
「自分なりのフレームに沿って、他の価値観を切り捨てる
ことです。これは生きるという行為そのものでもあります」

住友信託銀行会長の高橋温さん、断り状に関しては、
「断らざるをえないような依頼は、そもそもその誤解が出発点
であることが多い」
先方の依頼が真剣なのか、ダメもとなのか、保険をかけているだけなのか
見極めが重要であると。

無駄に動いて損したくない方は、
案件を頼まれる瞬間に、相手に確認しておきたいところ。

起訴休職外務事務官の肩書きを持ち、作家でもある佐藤優氏は
日本と諸外国の秘密情報保持体制の違いを、
性善説と性悪説にわけて比較する。

ここだけの話が、ここだけでは済まない理由と、
情報を聞き出したい相手を挑発し、リークさせる
ワルの殺し文句とは?

ひねくれた政治家や、陰険な官僚が使う、
表面的なフレーズが面白い。額面通りに受け取るとヒドイ仕打ちが・・・

常用漢字に新候補218字が追加されましたが、
敗戦直後、当用漢字と呼ばれていた時代まで遡って、
高島俊男さんにウンチクを教えてもらおう。

ローレン・ケラー・ジョンソン氏が、弱点を叩くより
長所を強化して高パフォーマンスをブチあげろ!と叱咤激励
自分の特性を見いだすことの痛快さをススメてくれる。

司馬遼太郎先生の代表作、『竜馬がゆく』に登場する言葉
「志士不忘在溝壑」を、書道家である、婁 正綱(Zhenggang Lou)さんが画く。
坂本龍馬が好きなら、目につくトコロに貼っちゃうかも。

2008年4月 3日

日記の魔術

nikki_no_majyutu.jpg

あなたは日記を書く方法を
どこかで学んだコトがあるだろうか?

どうやら、思ったこと、感じたことの感想を
羅列するのではなく、
どう生きてきたのか、生きているのか
生きてゆくのかを記録する使い方もあるらしい

自分の虚像と向き合うための日記術

毎日面倒くさい、ネット上に無駄なトラフィックが増えるのが許せない。
理由は多々あり。日記やブログを書かない人も多いだろう
どうか、今までの思考を一度脇に置いて、読んでもらいたい。

日記の活用法として、人生の航海日誌と表現
「日々の忙しさの中に、自分が消えていく恐怖」を
解決するための指針、方位磁針

その日あった出来事や感想は、いらない
行動記録のみ。つまりは、行動日記を推奨する作者

自分自身をコントロールする目的だが、
そんなのとっくにできてるよ。と、バランスの取れている方も、
是非、行動日記を公開して欲しい

日記(特にブログ)をつけると、日々の瞬間瞬間が
深く、濃く、より楽しくなる。

「人間の一生は問いのレベルで決まるといってもいい」
人間のレベルがあるとすると、それを示す一因は
あなたが持つ問いの内容であるかもしれない。

「セルフイメージ(自己像)と、事実上の自分の間には、大きな落差がある」

「あなた自身が思っている自分、
それは真実のあなたではない
この差が開いている人ほど、格好悪いものはない

最近の殺傷事件の犯人や、それこそ若者に限らず、
漠然と歳を重ねただけの年配者にも、このような中二病のような症例は見られる。

間違った方向に行動を起こし過ぎる問題、と
行動すら起こさない問題はイコールであろう。

「何の根拠もないのに、本当の自分はスゴイ人間なんだと思い込んでいるので、
自分の弱さや欠点を指摘されても、なかなか認めることができない。」
この落差により、ストレスが発生し、
幸せと思える人生を手に入れることが難しくなる。

実際には何もしてきていないし、
これからも何もできない

「過去の思い出ではなく、未来をつくるために書く」

「日記は、日々を克明に意識する試みである」