2010年5月18日

経験を盗め 文化を楽しむ編

経験を盗め 文化を楽しむ編

当然、楽しむ

著者の糸井重里さんと、
楽しんで物事に取り組んでいる人々の談話集。

酒の席で聞けるような、四方山話が多く、
盗むというほど強いエキスは出ていない・・・

と思っていたら、続編の存在を知った。
即効性がバキっと効くような内容は、
コッチで語られているような気がする。

2010年4月30日

住まいの解剖図鑑

住まいの解剖図鑑 増田奏 画像

行動と合致した
部屋創り

心地よい住宅を設計する仕組み

著者は、建築家の増田奏さん。

人の気持ちと連動する、家(部屋)の役割。
人それぞれの組み合わせパターンと、機能盛り込みの罠を解説。

家を建てようと考えている人に必読の書であり、
部屋の掃除や模様替えを予定している人にもオススメ。

2010年3月 9日

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ 水野敬也 表紙画像

他人が
自分を成長させる

著者は、水野敬也さん。

世界の偉人、有名人のエピソードを物語の中で学べる。
自己啓発本を読んだことがない、超絶入門者向け。

自分を変えるコトは、自分しかできず、
それと同時に、他人が才能を引き出してくれるもの。

自分以外の人の存在がなければ、成長もない。

2010年3月 3日

pen 世界でいちばん好きな場所

pen 2010年2/15号No.261 表紙画像

世界を旅する
時間が無いのなら

世界でいちばん好きな場所
過去の写真も交えて紹介していたりする。

世界中を旅する機会が無い人にとって、最適な内容。
各種多様な、とっておきの場所が垣間見える。

2009年12月17日

やればできる

やればできる 勝間和代 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

ミンナで頑張る

勝間和代さんの自分史を例に出していて、
PR本としての要素も強い。

周囲のみんなと協力してガンバル!
というコトを伝えているだけ・・・

2009年12月 9日

超★ライフハック聖典

超★ライフハック聖典 迷えるアダルトのための最終 自己啓発バイブル ココロ社

ゆるゆる
ライフハック

迷えるアダルトのための最終☆自己啓発バイブル
著者は、ココロ社さん。

ビジネス向けの流行ライフハック術とは、まったく異なったベクトルであり、
完全に笑いを狙った内容。

3つの諺にまとめる試みがされているが、多くの箇所で滑っているのが悲しい。

緩過ぎライフハックの本なので、
生真面目な人には向かない

2009年11月21日

BRUTUS 泣ける映画

BRUTUS 泣ける映画 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

泣ける映画
相関図

思わず涙してしまう映画を、
同じジャンルや似たような設定にまとめ、
紐付けした相関図が興味を惹く。

泣ける映画数珠繋ぎって感じ。

反対に、笑える映画のオススメ処方箋もあるので、
映画鑑賞の幅を広げられる。

2009年10月30日

リリー・フランキーの人生相談

リリー・フランキーの人生相談  横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

結果、
面白ければ
イイじゃない

雑誌(週刊プレイボーイ)の相談コーナーだが、
他と違う点は、実際に相談者(質問者)に面会しているところ。 ここが凄い。

人生や仕事の苦しみ、楽しみ、
男女の夜の現場での話が繰り広げられる。

リリーさんの返し方や語彙の豊富さは、様々な意味で勉強になるが・・・
悩みの解決方法がマンネリ化してくるのが、ツマラナイ。

巻末に出演する田代まさしには、
クスリと刑務所での人脈について聞き出し、
堀江貴文(ホリエモン)に対しては、富豪の遊び方を語る。

指南書ともとれるし、単なる雑談にも見える。
全体的な人選は、ネタか? と思えるほど、ダメダメ感が満載

そのお陰で、元気が無い時に読むと、どこからか生きる希望が湧いてくる。

2009年9月15日

まずはフツーをきわめなさい

まずはフツーをきわめなさい 伊達 直太 人生戦略会議 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

普通なんてない

日々、コツコツと積み上げる大切さと、
世間からの普通視線を解き明かし、
常識という幻影に騙されない方法を提示する。

2009年9月 6日

ハイブリッド・ワーカー

ハイブリッド・ワーカー ヨシナガ 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

制約の中で
質を求める

何故、兼業なのか?
何故、副業ではなく、ハイブリッド・ワークという
概念なのか?

マルチな作家、荒俣宏さんも、「自分の中に、小さな河をいくつか持て、
そのどれかが、いつか大きな流れになるかもしれない」
ってなことを言っていましたが・・・

副業が足し算だとすると、
ハイブリッド・ワークには、かけ算になる可能性が含まれている様子

ハイブリッドならではの、メリット、デメリットを
自身も同じ環境の著者、ヨシナガさんがインタビューにより炙り出します。

  1. 田中圭一  サラリーマン 兼 漫画家
  2. 津村記久子  会社員 兼 芥川賞作家
  3. sachi  OL 兼 ヴォーカリスト
  4. 太田靖彦  芸能マネージャー 兼 農業家
  5. うーら  OL 兼 料理研究家
  6. RYO  ミュージシャン(ケツメイシ) 兼 薬剤師

皆さん、異なる2種の仕事をしているようで・・・

何故、他業種なのか?
片方の仕事が、もう一方の仕事に対するストレス解消になっていたり。
本書には、違いを推測する楽しさがあります。

太田靖彦さんの、結果が見える仕事(農業)に感動した話、
身体で感じる、仕事の結果については、
先の見えない仕事をしている人なら、うなずける部分も多いでしょう。

うーらさんからは、サイトやブログのアクセス数向上ではなく、
差別化して人気を出す秘訣を学べます。
インタビューは肩肘張らず、実に自然体です。
そこがブログの読者にも共感を得るポイントなのかもしれません。

生きるか? 死ぬか? の病気を体験しているだけあって、
言葉に深みがあります。

お仕事も人との出会いも、すべて縁だと思うので、
目の前にきたことには全力
で取り組みたい。

よく、友達の相談で、「相手にこうしてほしい」とか、
「相手がこうしてくれない」とか聞くんですけど、贅沢だなぁと(笑)。

一緒にいるんだし十分じゃん、って。

なんかそれよりも、相手がどうされたほうが
うれしいのかなとか。

ケツメイシ、RYOさんの話は、音楽で喰っていこうとする人だけではなく、
背水の陣でモノ創りをする強さと切迫感について。

今なら笑える話も、当事者になることを想像してみると、
背筋に冷たいものを感じます。

自分の基本性能(スペック)が高くないことを知った著者、ヨシナガさん

それでも、やめる前にやれることは全てやっておきたかった。

             (~中略~)

やるだけやってダメなら、それでしかたない。 納得もいく。

けれど、全力でやらずにやめることは、
勝てる可能性も、挑戦した時間も
共に捨ててしまうという、
最も選んではいけない中途半端な道なんじゃないか、と。

超音速旅客機、コンコルドの失敗は、開発の中断を決断できなかったこと。
それまでの開発期間を無駄にしたくなかったから、
という如何にも人間味溢れる動機でしたが・・・

続けるか? 捨てるか?
結局のところ、最後までやってみるしか、結果のわかりようがない。
と痛切に感じました。

ハイブリッド・ワーカーって、2つの仕事が薄まってるんじゃない?
という初見もあると思いますが、
本書を読んでみると、各仕事や作業に対する細かさや熱意は、
専業でもやっていけるほど・・・

皆さん、無駄だと感じる日常生活の何か(ダラダラ遊びや飲み会、付き合い等)を
バッサリ切り捨ててます。

そうすることによって、
夢や、前からやりたかったコトに一歩近づける (可能性が高い)のでしょう。

2009年8月18日

仕事で「一皮むける」

仕事で「一皮むける」 金井壽宏 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

停滞しないために
やっておくコト

『働くひとのためのキャリア・デザイン』の著者、
金井壽宏さんが"一皮むけた"経験を44例を解説

経歴を見る限り、金井壽宏さんは根っからの学者で、
ビジネスの実務経験に乏しそうだ。
しかし、本書はバリバリの実務をこなしてきた方々のケーススタディを
まとめたものなので、お互いが補完されている。

そこでは、環境が自動的に自分自身を育ててくれるのではなく、
当然、感度の良いアンテナを張り巡らせている必要がある。

下記のように疑問を持ったり、振り返る切っ掛けになり、
節目や兆候に気付く、そのことに本書の価値はある。

  • 上司に対して この人は一皮むけているのだろうか?
  • 自分に対して 一皮むけた経験は、いつだったのだろうか?
  • 部下に対して コイツに一皮むける体験をさせるには、どうしたらよいか?

両方兼ねる人材がいるなら幸せですが、
どちらか一方に偏っているのが、自然なのかな・・・
というワケで、ミスマッチがないように、セッティングしてあげることが大切

戦略的自律性
テーマは自分で決めたいが、アプローチ方法は指示して欲しい

戦術的自律性
どんなテーマでもこなせるが、アプローチ方法は自分で決めたい

何を言うかではなく、"誰が言うか"だが、
本書を読んでも、"理想の誰か"になれるわけではない、
その成長過程は、結局現場にしかないのだから。

2009年7月23日

もう一度「捨てる!」技術

もう一度「捨てる!」技術 辰巳渚  横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

ストックしない
メリット

著者は、辰巳渚さん。 もう内容に期待できないけど、
今回はメンテナンスの方法。

手入れに喜びを感じることができれば、
なんとかなるんじゃないか? というのが本書の趣旨

周囲のモノが不調サインを出している、
そのことを感知する自分の能力に酔ったり、
敢えてストックしないことで、"より生活している"んだな、
と強く認識する。 そんな話でした。

2009年7月22日

「暮らす!」技術

「暮らす!」技術 辰巳渚 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

足るを知る

著者は、辰巳渚さん。
最初に読んだ本の印象が悪かった。
その続編だが、今回はどうか?

まとめると、こんな感じ。

  1. 氾濫する情報(生きる上で必要の無いもの)は
    横目でチラ見するだけにしておく
  2. 誰かの"押し売り生活モデル"にハメられないように注意する
  3. モノへの最期は、自分で始末をつける

分相応の暮らしを楽しむ、という当たり前だけど、
見失いがちなことが書かれていますが、だったら、
『新・資本論 僕はお金の正体がわかった』のほうが説得力がある。

2009年7月21日

「捨てる!」技術

「捨てる!」技術 辰巳渚 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

即決せよ

著者、辰巳渚さんによる、 捨てるための考え方十箇条と
捨てるテクニック×10

整理術や、モノを捨てる関係の本を読んだことが無い人向け。

使ってない理由がきっとある
とはいうものの、読者に捨てる行為をさせるには、ちょっと弱い。

どうせなら、風水的にどうとか、悪霊が取り憑くとか、
そっち系にして脅さないと、動きませんよ。

こっちのほーが実用的
『ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門』

(風水の根源的な発想は好きだけど、まったく信じてないからっ!)

2009年6月30日

ヤクザに学ぶ できる男の条件

ヤクザに学ぶ できる男の条件 山平重樹 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

デキる人も
デキない人も
気をつけるべき
落とし穴

著者は山平重樹さん。

義理や仕事を果たす、といった人間の器量や、
組織の長としての気構えを、様々な事例で紹介

飲む、打つ、買う(酒、博打、色恋遊び)の全てに
入れ込んでいると、足元をすくわれるという。
(どれか2つまでならOKとゆーのが、本書の良いところだっ!)

身を持ち崩す理由は、どの世界でも同じ・・・

  • ギャンブル
  • 借金
  • クスリ

組織を治める人に必要な3つの力

P.185
リーダーに大事なのは 目配り 気配り カネ配り

3番目は、疎かになりがちですよね。 よくわかります。

青幇(ちんぱん)の杜月笙(とげつしょう)さんを取り上げた話の流れで、
悪事を容認する言い訳にもなりそうな文章だが、
すくい取るべきなのは、何事にも自分自身の判断基準を持つべきだ、ということ。

P.226
悪は闇の社会にあるのではなく、
老いた祖母と親のない子どもを飢えさせる貧しさのなかにある。

善悪の判断は世の中の倫理道徳にあるのではなく、
自分自身の胸の中にある。

2009年6月27日

4時間半熟睡法

4時間半熟睡法 遠藤拓郎 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

4時間30分
寝れば大丈夫

6~7時間あたりの睡眠時間が平均みたいですが、
残り少ない人生、寝て過ごすのもなんですよネ?

著者は遠藤拓郎さん。 タイトルそのままがアンサー

1時間半単位(90分の倍数)で寝ると、
脳にも目覚めにもイイと聞きますが、
何故、3時間睡眠じゃダメなのか? その理由も列挙。

どーして眠くなるの? といった身体のメカニズム解説と、
仮眠のタイミング、夜勤が多い方向けに、睡眠時間の調整法まで
載っているのも嬉しい。

2009年6月21日

Power up Your Life

パワー・アップ・ユア・ライフ 力強く生きるためにブッダが説いたカルマの法則 アルボムッレ・スマナサーラ 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

自分で操縦する

  • パワー・アップ・ユア・ライフ
  • 力強く生きるためにブッダが説いたカルマの法則
  • 著者:アルボムッレ・スマナサーラ

「何故?」に対する回答が曖昧なので、信憑性は低いが、
精神エネルギーを浪費しない過ごし方が、身に付くかもしれない・・・

行為や、存在そのものを愉しむために。
行為と結果の因果関係を、スマナサーラおじさんが解説

積み重なる粒子のカルマ、蓄積されたエネルギーは
どのようなカタチになって、発散されてゆくのか?

自立するということ。

P.111
どうでもいい感じで流されるままに生きることを、
ブッダは厳しく戒めます。

「一つひとつの行為に慎重に責任を持って、
判断して行動するように」と言われます。

そうすると頭がいつでも明晰で理性を保てます。

常にものごとを判断して
「これはこういうわけでやります」
「こういうわけでやりません」と言える。

理性的な生き方を推薦しています。

「生かされている」というフレーズは人気があります。
そのような実感もあります。 しかし、仏教では
「生きている」と言えるようにと薦めます。

肉体という器の状態。

P.116
身体という物体はかわいそうで、
心にいじめられて苦しんでいます。

ですから、唯物論に洗脳されている状態を
少しの間でも休息して、客観的にものごとと命を観察すると、
「身体」と「心」は別なシステムであることも、
「心」が優先であることも、簡単に理解できるのです。

自分や他人へのお節介が、こんなことに・・・

P.159
人間はよかれと思って悪いことばかりをして、
せっかくの人間生を棒に振るのです。

精神と貴重な時間を、何に使えば良いか?

P.166
幸福で生きるために、怒り、憎しみ、競争、争い、攻撃、差別、搾取などの
よけいなことを導入して
よけいな問題をつくって、よけいに苦しんでいるのです。

未来に対する、都合のイイ勘違い。

P.259
我々は将来を予測するのではなく、
将来はこうあってほしいという自分の希望、期待を
将来の予測だと勘違いしています。

一瞬を大事にしつつ手放す。 その例え

P.286
シャボン玉はきれいであろうとも、
大きくても、小さくても、瞬間の命です。

壊れても誰も悩まないのです。
美しさに惹かれて家に持っていって
置物として飾っておこうと思わないのです。

一度、一回だから、別にどうってことはないのです。
煩悩、感情をつくって不善行為をして苦しむことはなくなるのです。

若い頃には、無限の時間と命があると思っていても、
時間が経つと、そうではないことに気付かされます。
それは、大人になるってコトの一要素なのでしょう。

手持ちのカルマを無駄にせず、人に迷惑をかけず、
楽しく生きてゆきたいものです。

2009年6月10日

だましだまし人生を生きよう

だましだまし人生を生きよう 池田清彦 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

自分の趣味で
泣いたことが
あるか?

小さい頃から虫が好きで、昆虫採集に没頭してゆく著者、
池田清彦さんの自伝『生物学者』を改題したもの。

人との出逢い、虫との巡り逢い、そして、別れ・・・

自分が入れ込んだ趣味やライフワークがあるとして、
それは、楽しいから、面白いから、興味があるからという、
なんとも理屈では説明できない感情で接しているし、接していたと思う。

後でやろうと思っていたコト、心底挑戦してみたかったこと、
先延ばしにしておいた愉しみ、本当に好きだったモノ・・・

本書を読むと、それらを、今スグに始めたくなる。

科学者を例に出し、タコツボ化を危惧するが、
これは、専門職に置き換えられる話でもある。

ジャンルを越えた繋がりを持つことや、自己PRが必要なことも。

文中に、頻繁に出てくる言葉。

人生は短い。
忙しくしているヒマはない

仕事が忙しいのはイイことじゃない? 多忙って、なんか格好良くない?

そーじゃない。 "忙しい"という字が、
"心を亡くす"と書かれているように、
忙殺されている時間など、微塵も無いんだよ! ということ。

2009年6月 5日

脳から変えるダメな自分

脳から変えるダメな自分 築山節 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

脳を
ボンヤリさせない

『フリーズする脳』が面白かった
築山節(つきやま たかし)さんの最新作

もう少し、タイトルが脳科学っぽく知的な感じだったら、
書店のレジ(ギャル2人)の思考を勘繰らずに済んだのだろう・・・

脳のバイオリズムを把握してコントロールし、
やる気、集中力、抑制力などを高める。

より合理的に脳を使い倒す原理を学ぶ。

  • 砂時計で物理的な時間量を把握する
  • 誰かの脳に依存していないか?
  • ネガティブ思考克服
  • 同じ失敗を繰り返さないための、客観的自己分析法

このあたりは興味を持って読めたが・・・

小分けにされているので読みやすい反面、
流れるようなダイナミックさが途切れ、物足りなかった。

2009年5月26日

適当教典

適当教典 高田純次 横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍

ナウッ!

高田純次さんが、まったくの他人事として、
テキトーで、いかがわしいアドバイスを展開

今の瞬間を生きる、適当に生きるという大事さに
気付かされる・・・ とかいうのは、きっと思い込み。
そんなあなたは疲れてる。

しかし、疲弊している人にこそ息抜きして欲しい。

『戦略的グズ克服術 ナウ・ハビット』を、かなり不真面目にした感じ。
だって高田純次だもん!

一問一答形式ですが、本題とは外れたところに
想い入れの深すぎるアイテム
紹介のコラムがあり、この部分は、秀逸な内容です。

2009年2月 8日

SPA 勝負脳

横浜関内伊勢佐木町のカフェバー 音楽好きが集まる洒落た飲み屋 ウェブ担当がオススメする書籍 SPA 勝負脳 勝負脳になる

北京オリンピックの競泳日本代表チームや、
北島康介選手がらみを商売の種にしている
林成之さんのインタビューが載っていた。

下記の著書は、まだ読んでいないのだが、
自分の力をフルに発揮する手法について、考えてみた。

達観する、とか、無の境地とか、
昔から語り継がれていることだが、指し示す現象は同じだろう。

勝負ごとも、ビジネスも、商売も、日々の生活でも、
アクセル全開でフルパワーになれれば、嬉しい結果が待っていそうだ。

では、自我から解放された時の落ち着きや、自分のリミッターを外して、
火事場の馬鹿力を出すには、どうするか?

キーワードは、自分を捨てる

ここでの自分とは、強欲な欲望のカタマリであったり、思考、
基盤となる性格そのもののコトだ。

捨てるといっても、献身的な行動を差しているわけではない。
献身的な行為をしている最中は、"献身的な自分"に酔って
悦に浸っているかもしれないが、その煩悩すら捨て去るのだ。

経験豊富、と自分では思っていても、所詮、限られた範囲でのこと。

その思考のエリアをブチ破ることができたら、
自己の器も広がってゆくのだろう。

器が大きくなれば、内外を含めた評価、人間関係の潤滑剤に
大きく貢献できるはずだ。

2009年1月13日

悩む力

悩む力 時代を引き受ける

討論番組やニュースと同じように、
話が長く最終的に何が言いたいのか、よくわからない姜尚中さん。
(声質は色っぽくて好きなんだけどね・・・)

夏目漱石とマックス・ウェーバーを題材にしていても、
結局、本書を一言でいうと何なのか?

読後にモヤモヤ感が残留しているものの、
辛い時期は、時代の激流という波に乗り
遊んでみることや、物事の本質を見抜いて、趣味的に悦にひたることが
自分を慰めてくれるんじゃないか、と思いました。

2008年10月22日

THE21 1日30分の成功習慣

THE21 1日30分の成功習慣 1日が
あっという間に
終わってゆく

ジェットコースターのように
目まぐるしく1日が過ぎ去ってませんか?

毎日、10分のイメトレと、10分の振り返り、
やっぱり朝型生活がイイらしい。

日本の街ごと創りなおす話や、
“カワイイ市場”についての情報を掲載。

柳生博とグルになって、マルチの広告を載せているところがたまにキズ。

日本の英語環境、
丁度良い湯加減にしてもらっているコトを忘れずに。
その環境を意識することで、得られる、変われる何かがきっとある。

P.66 茂木健一郎さん
世界とは多言語な場であり、そのための
公用語として英語が選ばれ、存在しているということ。

そして日本は、そのような事実を
つい忘れさせてしまう環境が整っている国だということ。
これらの事実に、僕たちはもっと敏感になってもいいのではないでしょうか。

子供が母国語を覚える過程から、
語学習得の本質を探る。

P.67 茂木健一郎さん
最初は口真似です。
言葉の意味はわからなくても、それは「音」として脳の中に入ってくる。
そして反復する。意味を知る。

つまり、世界中のどこを見回しても、
単語の意味を前もって辞書で調べてから
会話に使った、という幼児はいないのです。

1985年を境目に、それまでの「実体経済」に下記の3つが
加わって合計4つ。経済が複雑化したという。

P.70 大前研一さん

  1. ボーダレス経済 金や情報が国境を越えて自由に流通
  2. サイバー経済 インターネットを媒体としたもの
  3. マルチプル経済 自己資金の百倍、千倍の資金が動く

日本経済が閉塞感に覆われている原因となった三拍子。

P.71 大前研一さん

  1. 「新しい経済」のわからない政府
  2. 改革意欲のない(逃げ切り世代の)高齢者
  3. やる気の欠如した若者

閉塞感を打ち破るための策は、
北京政府のコントロールすら及ばない、中国での
街単位の産業政策を見習い、日本各地域の独立採算制を
取り入れることだと言う。
中央政権から脱出し、地方に権限を与えることで、生き残ることができる、と。

ただし、大前さんの策の中で、高層ビル建てまくる話には、
突っ込みドコロがある。大地震があったらどうするの?
過去に何度も震災でヒドイ目にあっているコトを
忘れたわけではあるまい。

先行き不安の世の中だからこそ、自分を信じる。
成功か失敗かの二分法で切り分けない意欲。
心臓外科医からのアドバイス。

P.85 須磨久善氏
自身をもつには、成功体験を重ねていく以外にありません。
しかし、
多くの人がここを勘違い
しているのですが、この世には、
完全な成功も完全な失敗もないのです。

6対4で失敗だったとすれば、4つは成功しているわけです。
そこを術後に自問自答しながら、
きちんと評価してやる
失敗したから俺はダメだと投げてしまうのではなく、
結果は失敗でも、この部分は成功しているということを
きちんと拾い出してやる。
そうやって、自力で自信をつくり上げていくのです。

自信を過信しない。

P.85 須磨久善氏
起こり得る事態をすべて洗い出し、それに対する対策をすべて考える。
停電が起きたらどうするか?
地震が起きたらどうするか?
看護師が機械台をひっくり返してしまったらどうするか?
ありとあらゆるアクシデントを想定して、
それに対するオプションを考えておくのです。

心臓外科医は自信をもつことが大切だといいましたが、
状況判断のオプション
をどれだけもっているかも、非常に重要です。

よく、手先が器用だから手術がうまいのだといわれますが、
手先の器用さよりも、もっているオプションの数を増やすほうが
はるかに重要です。

オプションが自信を支えてくれるんはわかったが、
それで慢心しないのか?

P.85 須磨久善氏
自分が一番だと思うことは大切ですが、
自分は100点満点だと思ってしまった瞬間に
成長は止まってしまう。

ですから、自信をもつと同時に、
自分に100点満点をつけない
ことが大切です。

様々な人が教えてくれる30分の習慣特集でしたが、
たがか30分と思っている人は、後になってから気がつくでしょう。
どれだけ差が開いてしまったか、ということに・・・

無料で本書をプレゼント

2008年10月21日

PLAY JOB

PLAY JOB (プレイ・ジョブ) 他人の言いなりに
なってる
暇なんてない!

ルールに縛られる仕事、生活。
それらは、あなたが大人と呼ばれる立ち位置につく前、
本当に求めていたものか?

人の言うことを聞かない、
ロックな人生についての物語。

肉体的にも精神的にも疲れている、最近なんだが元気がない。
そう思った時に一読すると、本書の価値はハネ上がる。

2008年10月19日

勝間和代の日本を変えよう

勝間和代の日本を変えよう 小洒落た世間話

活力ある日本を切り口にした、勝間和代さん。
女性が接するテーマが多いので、ワーキングマザーにもオススメ。

今回の対談で初めて、雨宮処凜さんの活動内容を知った。
アクティブで興味が湧く。

日本の金銭的下層の世界を知るには、その現場に飛び込むのが手っ取り早いが、
そうも状況が許さない立場の人が、最下層近辺の現状を撫でるにはちょうどいい。

雨宮処凜さんは、自分に都合のイイ言い訳をして自己防衛する
下層貧民群のコトを、現状を受け入れたくないのでは?
と分析し、その心理描写を、鋭い言い回しを使って説明する。

ワーキングプアに対して、自業自得と言う人もいるだろうけど、
それって競争主義者の視点であって、ハナっから競い合いたくない人へ向けた、
選択権としてのセイフティーネットの必要性も知っておかなければならない。

最低限の生活環境じゃ納得できない、上昇志向の人と、
最低限の生活で、上手くやり繰りして楽しく過ごせる人に善悪の隔てはない。

健全な競争は良いと思うが、競争させたくない人まで強制的にラットレースに参加させる
ことはアメリカの二の舞にならないのか? そういった視点が掴めます。

NYの都市整備って、意外とガタガタなんですね。
イメージと乖離していたので新鮮。
アメリカ型経済が胡散臭いことを再確認。
日本も後追いするとなるとゾッとする。

日本のバブル崩壊から、今のアメリカが学ぶべきコトもあるだろうし、
アメリカ社会の容赦ない格差から、日本が学ぶべきコトもある。

“高度な世間話”で終わるか、
変革のための小さな一歩を踏み出せるかは、読み手次第。

2008年8月14日

イヤなことは1週間で終わらせるコツ

iyanakoto_ha_1shuukan_de_owaraseru.jpg 考えすぎない
引きずらない

「万年ブルー」を封じ込めろ!
ストレスフリー体質に変身するため、
自分の考え方のクセを知る。

他人の言動にイライラしないで済むように

「この人は、こういう人なんだ」と割り切る

絶妙な距離感をキープする

敵も味方も作らない

イヤなことに煩わされないための心得

願望への執着を手放す

思考のパターンをプラス方向に変える

「とはいえ、あのときは自分なりにせいいっぱいやった。次回に活かそう」とか、
「トラブルは、どんなに注意しても起きるときは起きる。
ちゃんと解決できたんだから上出来」といった、自分を肯定する言葉です。

悩みを切り上げる

「よし、悩むのは今日で終わりにしよう」
「とにかく来週には持ち越さないようにしよう」
などと自分に言い聞かせてみてください。

こうやって悩む期間を設定することが、
締め切り後のことを考え出すきっかけになります。
「締切後はどうすればいいんだ?」と、
気持ちが未来へと向かい始めるのです。

すると、この悩みを解消するにはとにかく
行動するしかない
という現実を思い出せるかもしれません。

「悩まない」というより
「考えない」「思い出さない」

もう、先送りしない。

やらなければならないことを先送りしている状態が、
イヤな気分の正体であることは、
とても多いもの。
そうやってストレスを抱え続けることは、
重い荷物をずっと持ち続けているのと同じです。

この考えに追われる。

「正解を導き出さなければ」の強迫観念

       (~中略~)

悩みごとや考えごとの大半は、
「引きずり続けてもどうにもならないこと」
「考えても必ずしも今以上の解決策は見つからないこと」
ばかりだったりします。

ここでちょっと、自分に問いかけてみてください。
「それをずっと悩み続けて、どうにかなるのか?」
「他に何かいい方法があるのか?」と。

悩みから抜け出すということ。

悩まないようになるというのは、
問題を解決することではなく、
「問題と距離を置く」
ことだと言えるかもしれません。

事象は自分次第。

世の中には、
「イヤなこと」というものは存在しません
単に「出来事」があるだけなのです。

その出来事を受けとめる本人が「イヤなことだ」という
意味づけをしているのです。

イヤな気持ちは自分が作り出している。
自分をイヤな気持ちにさせているのは、
出来事ではなく自分自身である――。

己の感情に責任を持つ

振り回されている状態は、人生で起こるさまざまな出来事に対して
受け身になっているとも言えます。
それは、自分に与えられた権利を放棄しているようなものです。

自分で自分の感情をコントロールできるのに、
自分以外のものに感情をコントロールする
権利を明け渡しているのです。

自分への願望にも、他人への願望にも、執着しない。

「こうあってほしい」「こうあるべきだ」
という願望を手放せないと、現実をなかなか受け入れることができません。

そして、その現実とのギャップに落ち込んだり
苛立ちを覚え、イヤな気分にさらされるのです。

一方、願望に執着していなければ、起きてしまった現実を現実として
そのまま受けとめることができます。
結果、「イヤなことだ」という意味づけをすることもなく、
イヤな気持ちになることもないのです。

他人への願望に執着するのは、
自分の願望を他人に押しつけている
とも言えます。

つまり、他人の言動が原因でイヤな気持ちになっていると
思い込んでいたのも、じつはそれを「思い通りにいかない」と感じる、
自分の見方に原因があったということです。

自分をイヤな気持ちにしているのは、他人でも出来事でもなく、
ほかならない自分自身だったのです。

もし、今、負けていたら・・・

「今は負けているのだから、自分がすべきことはひとつしかない。
自分にできることをコツコツ
とやるだけだ」

同じ頑張るにしても、焦りながら頑張るのと、地に足をつけながら
コツコツ頑張るのとでは、心の穏やかさが違ってきます。
もちろん、後者のほうが結果的にはうまくいくものです。

人間関係に苦しむ原因

「あの人はむかつく」「あの人にはイライラする」と考えるとき、
ここにあるのは「もっとちゃんとやってほしい」という、
相手への願望です。

なぜ「もっとちゃんとやってほしい」のか。
それは、心のどこかで「私に迷惑をかけないでほしい」とか、
「私にイヤな思いをさせないでほしい」と
考えているからではないかと思います。

       (~中略~)

「過去と他人は変えられない」
という言葉があります。
他人を変えることは決してできません。

変わるきっかけを与えられたとしても、
最終的に変わるのは本人の意志です。

想像力が、人間関係を救う。

自分にできること。それは、相手の立場を理解しようとすることです。

「上司は上司で、現場経験がない中で、この部署を仕切らなければならない。
上にはちゃんと成果を見せなければならないし、大変な思いをしているのだろう」

「部下も部下で、別に好きでミスをしているわけじゃないだろう。
自分でもきっと、マズいと思っているにちがいない」

そんなふうに、相手の立場を理解できると、
不思議と「まあ仕方ないな」とイライラが少しずつ収まってくるものです。

ワガママし放題が身近にいる場合

自己主張が激しい人、自分のやりたいようにやらないと絶対に気が済まない人、
空気が読めない人、気分屋と呼ばれる人たちです。

彼らは、自分中心で世界が回っていると思っていますので、
自分が変わる必要などないと確信しています。
もちろんそういう自覚があるわけではなく、
無意識レベルで固くそう信じているということです。

他人が変えることはおろか、本人が「変わろう」と思うことすら、
まったくといっていいほど期待できません
こうした人たちが周りにいる場合、どのように対処すればいいでしょうか。

自分中心の人たちは、
精神レベルが子どもだと考えることができます。
わがまま子どものように、周りのことは考えられずに自分のことしか考えない。
まるで子どもが自分の欲求をコントロールできないのと同じです。

普通であれば、成長していく過程で自制心や他人を思いやる心を身につけて
いくのですが、残念ながら、彼らはその
機会に恵まれないまま大人になって
きました。

たとえば、何でも自分の思い通りになるように周りからチヤホヤされて
育てられたために、他人は自分のために存在していると思うようになった。

逆に、自分の意志とは関係なく周りの言いなりになるように
締めつけられて育てられたために、その反動で自分も同じように
他人を言いなりにしようと考えるようになった・・・・・・
といった境遇で育ってきたことが、心が成熟しないまま大人になってしまった
原因だと考えることができます。

こうした人は一生変わらずに生きていくのかというと、
答えはイエスです。
よほどのことがないかぎり変わることはありません。

ですから、同じ大人だと思って「お互いにわかり合えるだろう」と期待すると、
振り回されたりイライラさせられたり
することになります。

彼らは、他人がイヤな気持ちを持っていることに
気づきもしなければ
自分の態度をあらためる必要性に
気づくこともありません

過去を引きずる、思い込み。

実際には、そのときなりの事情があって
できなかったにもかかわらず、現在の自分ができたはずだと思い込んでいる
ところに、後悔を引きずる本質があります。

他人ルールを、自分ルールに採用しない。

輝かしい業績を上げても上げなくても、自分は自分。
頑張れていても、落ち込んでいても自分が自分であることに変わりがない。

結果や行動と自分の価値を結びつけない
ということです。


2008年8月 8日

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

now_discover_your_strengths.jpg 才能の痕跡を
発掘する

強みを磨き、違いを活かす。
弱点の克服は成長に繋がらない。
ダメージコントロールに無駄なエネルギーを使わない。
弱点を隠しても何の役にも立たない。

脳のシナプスは、日々、瞬時に決定を下している。
そのシナプスのラインが太くなっている部分が
自分自身の個性であり、才能である、と。

ニューロン同士の結合の話も含めて、
脳医学からのアプローチがあるところが、たんなる自己啓発書と異なる。

「強み革命」によって「偽りの切望」を炙り出す。

人材採用側の募集要項の書き方、
管理職のパフォーマンス管理システムの構築など、
組織として活用する方法も掲載されている。

本一冊一冊にIDが付いていて、ネットを使って自己診断ができる。
それによって判定される34のタイプ、各タイプ別の使いどころガイドもあるので安心。

(ただし、診断は一度だけしか行えない。
2つの設問の答「どちらでもない」は、両方にあてはまらない場合に選ぶものであって、
「どっちもあてはまる」ではないので注意すること)

先に本書に目を通して、自己診断してみると二度美味しい。
ウェブ担当は、回復思考、規律性、内省、分析思考、ポジティブの
5つを重視しているかと思いきや・・・

(他にもあてはまりそうだったのは、学習欲、コミュニケーション、
自我、社交性、慎重さ、責任感、調和性)

個別化、戦略性、学習欲、達成欲、原点思考の5つが
ストレングス・ファインダーによって判定された。

この34の資質は、ピアノの88の鍵盤に似ている。
鍵盤を一つずつたたいているだけでは、弾ける曲はかぎられるが、
いくつもの鍵盤を組み合わせれば、モーツァルトからマドンナまで、
あらゆるジャンルの曲を演奏することができる。

34の資質もそれと同じだ。この資質を踏まえたうえで、人を観察し、理解すれば、
その人が奏でる独自の旋律
聞きとることができるはずだ。

投資家ウォーレン・バフェットの才能

彼が特別な人間になりえたのはその行動パターンのおかげだが、
まず最初に、彼は自分にはそうした行動パターンがあることに気づいた
(ここが大切なところで、われわれはこの最初の段階にも達しないことが多い)。

次に彼は、(ここがもっと大切なところだ)弱点を克服することに重きを
置かなかった。それどころか、彼がやったのは正反対のことだった。

最も強力な自らの特徴を特定し、教育と経験によってその特徴を補強し、
それを今日だれもが認める最も大きな強みに成長させたのである。

日頃、ゴチャ混ぜにしてしまっているが。

  • 才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンである
  • 知識とは、学習と経験によって知り得た心理と教訓である
  • 技術とは、行動のための手段である

3つの革命ツール

  1. 「才能」と「経験によって身についた能力」
    区別する
  2. 才能を特定する
  3. 才能をことばで表す

使われなくなった回路によって
選ればれた回線がより強調される。

自らの永続的な独自性をなかなか信じようとしない人は存外多い。
才能は実に簡単に手に入るものである。

だから、みんなも私と同じように世界を見てるんじゃないのか、
みんなもこのプロジェクトを立ち上げたいと思ってるんじゃないのか、
みんなも衝突を避け、共通基盤を見つけたいと思ってるんじゃないのか、
今のまま進むと障害が待ち受けていることぐらいだれだってわかってるんじゃ
ないのか、などと誤った安心感を持ってしまうのだ。

才能というものはあまりにも身近にありすぎるので、
あたかもそれが常識であるかのように思ってしまうのである。
ほかの人々も自分と同じ意識を持っているものと信じたほうが、
ある一定のレベルでは確かに安心なことではあるが。

しかし、実際には、われわれの意識はみな一人ひとり異なっている。
だから、世の中の事象に対する考え方、感じ方も当然一人ひとり異なってくる。
それは、われわれの意識――繰り返し現れる思考、感情および行動パターン――
がその人独自の脳内回路によって生み出されるものだからだ。
脳内回路がフィルターの役割を果たし、
日々出会う出来事をふるいにかけ
集中すべき対象と切り捨てるべき対象を分類しているのである。

才能が発揮される具体例

六人の仲間がお気に入りのレストランで夕食をとっているとしよう。

このような場面で、共感性にすぐれた人は脳内フィルターの作用によって、
ほかのみんなはその夜の会食をどのように感じているか考え、
一人ひとりに笑みを向け、問いかけ、本能的に脳内回路の周波数を
相手に合わせ、相手から発信されるシグナルを正確に受け取ろうとする。

そして、全員がだいたい同じ気持ちでいることがわかると、
自分も愉しい気分になれる。ありていに言えば、この人はそうして
安心感を得るのである。

しかし、もちろん
全員が同じ気分でいることなどありえない
なかに一人遅れてきた人がいたとしよう。
その人はそのことを気にかけ、食事代を持つことで埋め合わせをしようかと
考えている。くわしくは後述するが、これは<責任感>という才能のなせるわざだ。

また別の人はみんなが何を注文するか考えている。
これは<個別化>という才能による。ある人は一番親しい人の横にすわり、
その人の「近況をどうしても知りたい」と思っている。
これは親密な人間関係を築こうとする<親密性>という才能。

また別の人は同席している二人が、前回同じ顔ぶれで食事をしたときのように
口論を始めないかと心配し、二人が激しやすい話題にならないよう気を配っている。
これは<調和性>という才能だ。

残る一人はまわりのことなど眼中にない。
食事のあとでみんなに披露しようと思っている、ジョークを心の中でただひたすら
練習している。これはことばでドラマをつくり上げようとする
<コミュニケーション>の才能である。

劇的に異なるフィルターを理解して、仕事に活かす。

みなさんにはこんな経験はないだろうか。
わかりやすい簡単なことばで説明して、自分の考えをできるかぎり明確に伝えた
つもりなのに、まったく理解してもらえていなかったという経験だ。

どのように仕事を進めるべきか、順序立てて懇切丁寧に説明したにもかかわらず、
自分が伝えたのとは異なるやり方で、まったく別のことをされてしまった。

こういうときにはだれしもいらだってしまう。
ちゃんと話を聞いていたのか。承諾できなければ、どうしてそう言わなかったのか。
どうして何度も同じやりとりを繰り返さなければならないのか。

しかし、フィルターは一人ひとり劇的に異なるということを心得ていれば、
相手が話を聞いていなかったわけでも、故意に別のことをしたわけでもなく、
ただ、指示を与えた人間の考えが読み取れなかっただけなのだということが
わかるはずだ。要するに、問題はフィルターの相違ということである。
ことばの意味は理解できても、
そこに込められた意図

くみとれなかったのである。

色覚障害のある人に、紫色をことばで説明しようとするとどうなるか。
もうおわかりだろう。どれほどことばを尽くそうと、
その人が紫色を見ることはないのである。

才能の愉悦

才能は持ち主に、その才能を「活かしたい」と思わせる力だけでなく、
活かして「愉しい」と思わせる力も備えている。
どういうわけか、最強の脳内回路は、この「活かしたい」と「愉しい」と
いう二つのシグナルがズムーズに流れるようにできているのである。

才能をどうやって特定するのか?

才能はあなたが下す決定すべてに影響を与えている。
ということは、あなたはすでに才能と親しくつきあっているということである。
確かに、才能は人生という布地にあまりにしっかりと織り込まれ、
あまりに絶大な影響力を持つので、一つひとつのパターンを認識するのは
案外むずかしい。しかも才能というやつは
自己主張をしない。目立たないやつだ

それでも、必ずどこかに痕跡を残している。
その痕跡を見つけ、才能を突き止めるには、われわれはみな
自分自身を見つめ直す必要がある。

無意識の反応でも才能の源泉は探れるが、
それ以外にも三つの手がかりがある。

  • 切望
  • 修得の速さ
  • 満足感

ジョブズのスピーチでもあったような「切望」

どんな人にも長いあいだ胸に秘めた願望があるはずだ。
切望というのは、脳内回路の中でもとりわけ強力な回路が
引き起こす自然現象である。

だから、外界からどれほど抑圧されていても、その強力な回路は
その人に気づいてもらえるよう常に訴えつづけている。
自分の才能を本気で見つけたいなら、
耳をすましてその声をとらえてほしい。

どうやって「修得の速さ」を体感するか。

新たな職務のためにしろ、新たな目標のためにしろ、
新たな職場のためにしろ、動機はなんであれ、
新たな技術を学びはじめたとたん、配電盤のスイッチが
すべてオンになったかのように、まさに脳の中で光がともったかのような
経験をした人は、みなさんの中にもいるはずだ。

そうした技術は、新たに開かれた脳内回路を通してあまりにすばやく伝わるので、
技術を習得する段階そのものが消えてしまう。
初心者特有のぎこちなさはあっというまになくなり、
巨匠の優雅ささえすぐに漂うようになる。
そして気がつくと、勉強仲間を引き離し、教わらなくとも次にやるべきことを
やろうとし、鋭い洞察力で次々に質問を投げかけるものだから、
場合によっては、指導者に快く思われなくなってしまうこともあるかもしれない。

しかし、あなた自身はそんなことはまったく気にならない。
新たな技術のほうからあなたに手を差しのべているのである。
それを修得しない手はない。

「満足感」を手繰る

自分はどのような状況で満足を覚えるか、それを仔細に観察してほしい
ということだ。それがわかれば、才能のありかを必ず突き止められる。

       (~中略~)

とりすまして言えば、
「感じているか、感じていないか」
ということだろう。

どの時制を意識してるか。

「これはいつ終わるか」と考えているようなら、
おそらくそれは才能を活かしていないからだと思う。

一方、将来を見据え、「いつまたこれができるか」
考えているようなら、あなたはそれを愉しみ、
なんらかの才能を活かしていると考えてほぼまちがいないはずだ。

客観視の困難具合

われわれはあまりにも忙しすぎ、客観的になるには
自分という対象はあまりに自分に近すぎる

弱点、失敗に対する恐怖、
批判に対抗するカール・ユングの言葉

批判は何かを破壊したり、打破したり、屈服させたりするときには
有益な力を持つが、何かを築こうとするときには害にしかならない

人の不幸は密の味

断言してもいい。自信満々の人が失敗するのを見て、
少しも喜びを感じないと言いきれる人はまずいまい。

人間の性とでも言おうか、われわれはだれしも多かれ少なかれ
他人の不幸を喜ぶ卑しさを持っている。

そして、その喜びは失敗した人の自己主張の強さに正比例する。
つまり、失敗した人間が自信家であればあるほど、まわりの人の
喜びは大きくなるのである。

自暴自棄にも物笑いの種なってしまうこと。
この二つを恐れるあまり、自らの強みをあえて前面に押し出そうと
しない人は多く、そういう人たちはただひたすら弱点を繕う作業に没頭する。
そうしていれば、まわりは勤勉で謙虚な人と評価してくれる。

しかし、残念ながら、弱点を繕うだけでは、めざましい成果は決して得られない。

「感じる」ことを疎かにしていると・・・

錯覚と拒絶のために感覚が鈍ると、真の強みを探す気力も失せ、
結局のところ、だれかの二番煎じのような人生しか生きられなくなる。

世界クラスの人生ではなく、どこにでもある月並みな人生しか
送れなくなるのがせいぜいだろう。

本書の才能診断、その必要性
場面にあわせて「意識的に有能になる」

だれしも成功を収め、達成感を得た瞬間が人生に少なくとも一度はあると思う。
強固な人生を築けるかどうかは、
そのときの瞬間が再生できるかどうか
にかかっている。

おまけ

顧客をどのような気持ちにさせたいのか?
大規模調査から得た質問

  1. 全体的に見て、期待どおりのサービスが受けられたと思いますか?
    それは期待をはるかに上まわるものでしたか・・・・・・
    期待をはるかに下まわるものでしたか?
  2. このたびの製品またはサービスをほかの方にも勧めたいと思いますか?
    ぜひ勧めたいですか・・・・・・絶対に勧めたくないですか?
  3. このたびの製品またはサービスを今後も継続して利用したいと思いますか?
    ぜひ利用したいと思いますか・・・・・・二度と利用したくないと思いますか?

スタッフにぶつける質問

  1. 今後三ヶ月、何に一番力を入れるつもりか?
  2. 何を発見しようと(学ぼうと)しているのか?
  3. どのような(協力)関係を築きたいと思っているのか?

2008年7月15日

フリーズする脳

freeze_suru_nou.jpg 意識して脳の
フォーメーションを
変える

細かい作業に集中しているとヤバい。
脳は簡単にボケるようなので、下記の症状が出たら要注意。

  • 同じモノを何度も買ってしまう
  • 一日中パソコンに向かっている
  • 物をよくなくす 探し物がみつからない
  • イヤホンを付けて音楽にドップリ浸っている
  • 生活が単純化していると感じる
  • 予定を立てるのが苦手 上手く時間を使えない
  • 全体を考えることが苦手になり、細部に固執する
  • 融通が利かない
  • 流行や時事的なことに疎い
  • 「お気に入り」に追加して終わり
  • 感情が抑えられない
  • 雑用をしなくなった

ボケ予備軍としての「フリーズ脳」。
失われた脳ネットワークの再構築と、
ボケる人、ボケない人の分岐点を探る。

普通の人がボケてゆく

脳の使い方が偏っている面がある。
本人も気づかないうちに「何か」をしなくなっている。

現代はボケが発生しやすい時代です。
もともと個別化社会の進展や職業の細分化など、
脳の使い方を偏らせる要素があったところに、
さらに偏らせる道具が爆破的に普及した。
また、厳しい競争社会は、私たちが何かをしなくなって
いることを見逃させ、周りの人がおかしくなっていても
指摘しない風潮をつくり出しています。

では、いったい何をしなくなっているのか?

相手の話に対して、臨機応変に自分の考えをまとめ、
記憶や言葉を組み立てて返答するということ

(それをするためには、相手の思考や感情を読み、
一方では自分の感情も抑えていなければいけないという、
高度で多面的な脳の働きが求められます)

日頃マニュアル的な対応やほとんど単語レベルの対応に
終始していたり、時間を置いて返答すればいいメールなどに
頼りすぎていたりすると、その訓練の機会を失っていることがあります。

最初は忙しいからやらないつもりでいても、
いつの間にか苦手になり、苦手になるとますますやらなくなり、
やらなくなるとできなくなるという、その悪循環の先にあるのが、
じつはボケ症状です。

前頭葉を使い倒せ!
その大事な領域では、何がおこなわれているのか?

  • 理解する
  • 考えをまとめる
  • 相手の思考や感情を読む
  • 感情を抑える
  • 自分の行動を決める
  • それを意志的・計画的に行う

高次脳機能を高めるメリット

状況を冷静に分析し、的確な行動をより速く決めることが
できるようになる。分かりやすく言えば、話を組み立てるのも、
手順を考えるのも上手くなります。

著者、築山 節さんは、 上司でいることのデメリットもあぶり出す。

上司になると、別の仕事があることを理由に、
面倒なことを部下に任せ、自分は反射的・パターン的な組み立てで
対応できる世界に逃げ込んでいくことがあります。

脳は基本的に安定した状態を望むもので、
本当はフェイントなどかけられたくない。

型にハマる生活の危険性

誰かが自分の代わりに脳を使ってくれたら、
その人はある面で脳を使わなくて済みます。

       (~中略~)

会社の他部門に任せたり、スケジュール管理を秘書に任せたり、
家庭内の些末事をすべて奥さんに任せたりと、
私たちはあの手、この手で、脳の仕事を偏らせようとしている
ところがあります。

そこにパソコン任せ、インターネット任せ、モバイル任せ、
カーナビ任せなどが加わったのが、現代人の脳を取り巻く
環境の一面ではないでしょうか。

出来上がった情報を怪電波にのせて飛ばし続ける、
危険物としてのテレビ

視覚が捉えるもの、聴覚が捉えるもの、嗅覚が捉えるもの、
触覚が捉えるもの、味覚が捉えるもの、つまり五感が捉えるもの
すべてが情報です。

その整理されていない、しかも刻々と移り変わっていく多面的な
情報を自分の意志で捉えて状況判断をする。

それを行動に結びつけていく。
そういう不断の活動が脳機能全体を維持するためには不可欠です。

一日中同じ部屋でテレビを見ているような環境に置かれていると、
その機会が致命的になくなってしまう。
高齢者のボケ症状は、多くの場合、そうやって発生します。

ボケ人口が増加する!
一日中パソコンに向かっているという仕事。
PCをカスタマイズしているつもりが、
逆に脳をカスタマイズされている恐怖。

特に一部のシステムエンジニアやプログラマーの人たちは、
非常に過酷な環境で働かされています。
常にギリギリでしか達成できないようなノルマを与えられ、
長時間パソコンの画面に集中させられている。

しかも、そういう環境に限って会話がなく、
業務上の連絡もメールで行われていたりする。

いわば強制的に脳の入力と出力を制限されているような環境で、
こういうお仕事を何年も続けて、脳のバランスを回復させる
努力もしていなかったら、どう考えてもボケてしまいます。

散歩して、目のフォーカス機能を使う。

身体論的には、「内面的身体がそこまで伸びている
という言い方をしたりしますが、要するに、
体全体の注意の向け方がそうなっている。

脳の、外界の情報を捉えようとするときのフォーメーション全体が
変わっているということです。それだけ脳がダイナミックに動いています。

脳のフォーメーションを切り替えずに
寝てしまう習慣の弊害

お休みの状態にしておいた脳機能がそのまま眠った状態になってしまう。
要するに、長時間使われていなかった神経細胞のネットワークが衰退し、
スイッチを切った状態からスイッチを入れられない状態
になってくる。

「知っている」の概念変化

最近、若者たちと接していて、「知っている」ということの概念が
変わりつつあるのではないかと感じることがあります。

知っているというのは、基本的にそのことについて自分なりに理解し、
説明ができるということ。
少なくとも、人に対して「知っている」と言えるのはそういうことでしょう。

ところが、最近の若者たちの間では「ネットで調べればすぐに分かるはず」
という程度のことが「知っている」ことの中に含まれている傾向が
強くなっている気がします。

「何で説明する必要があるの?」と思っている患者と、
「知っていることなら何かしらの説明ができるはず」と考える人間とのズレ具合。
物忘れが激しく、長い話ができない20歳の患者の例

患者:「先生、こういう話があるの知ってる?」
築山氏:「どんな話ですか?」
患者:「いや、説明するのは無理」
築山氏:「難しい?」
患者:「いや、ネットで○○というキーワードで調べればすぐ分かるよ」

記憶力が低下しても、検索して調べればイイじゃないか、という疑問

脳の機能は階層的になっていて、基礎の部分がしっかりしていて、
初めてより高度な活動ができるものです。

暗算のできない人が、計算機を使えるからといって、
高度な数学的思考ができるわけではないように、
記憶力が低下している人が、インターネットを使えば情報が調べられる
からといって、面白いアイデアがどんどん湧いてくる、
創造的なお仕事ができるということもあり得ません。

ネット依存という落とし穴のメカニズム

感情系の快を求めているわけです。
趣味の情報だけでなく、仕事でも自分にとってプラスになる情報は
快だと考えられます。

インターネットはそれがあまりにも簡単に得られる。
しかも、周囲の情報を多面的に捉えようとする脳機能は次第にお休みの
状態になっていきますから、現実の面倒なことは忘れていられる。

そこにはまってくると、最初は思考系の活動として始めたことでも、
感情系が優位になってやめられなくなってきます。

この習慣は・・・ あるある。

朝起きるとまずネットに接続することが習慣になっていて、
出社するギリギリの時間までネットサーフィンをしている。
会社でも、席に着くとまずメールをチェックし、
そのままインターネットのニュースを閲覧することがパターン化された
行動になっています。

めぼしいニュースを読んだ後は、そのリンク先を辿ったり、
気になる言葉を検索したりしているうちに、時間が過ぎていく。

必要があって調べ物をしている場合も少なからずありますが、
たいていの場合は、仕事をしているように見えるだけで、
実際には生産的なことは何もしていません

ネットや周囲に助けられすぎない。自分のコトは自分で。

大切なのは、目標を持って自立するということです。
人間は成人し、親元から離れて独立してからずっと自立している
かのように思われがちですが、じつはそうではありません。

結婚して家族ができ、会社でも立場が上がってくると、
周りに依存する世界に逆戻りしている場合があります。

アイデアを拾う場所

現代のような情報化社会では、椅子に座っていて得られる情報と
いうのは、基本的に誰でも入手できるものだと思います。
それを組み合わせることも、ある程度の能力があれば誰でもできる。

しかし個々人が自ら動いて接している情報というのは、その人にしか
得られないものです。それをベースとなる情報と組み合わせていくから、
他の人には思いつかない変化が生まれる。

極端なことを言えば、アイデアを出すときに重要なのは、
ゴミをいかに多く拾っているかということではないでしょうか。

誰もが注目するような情報ではなく、本業からすると一見無価値に
見える情報をたくさん拾っておいて、アイデアを求められたときに
パッと組み合わせてみる。

環境の忙しさで、脳をボアアップ

脳には「基本回転数」とでも呼ぶべきものがあります。
単純に頭の回転の速さと解釈していただいてもかまいませんが、
この基本回転数を決めているのは、基本的に
本人の意志ではなく環境です。

脳をマルチに。

仕事と趣味を両方熱心にやってきた人が、
仕事を辞めて趣味に専念できる環境をつくったら、
その趣味に以前ほど魅力を感じなくなってしまったということがあるように、
活動をシンプルにすると、その方向に向かうベクトルがどんどん小さくなって
しまうということが起こります。

二つ以上のベクトルを持っていると、ある方向に向かう活動の中で受けた
感情系の刺激が、別の方向に向かうやる気を増幅させて、
そちらのベクトルで前に進むということが起こる。

ところが、その片方をなくしてしまうと、やる気を維持するのが
難しくなってしまいます。

その他にも、キレイすぎる生活に潜む罠、
「何でも屋」になることのススメ、
「逃げたい心」が思考を止める理屈などが解説されています。

2008年6月26日

もう殺さない

mou_korosanai.jpg

『もう殺さない ブッダとテロリスト』
加島牧史さん訳

銀座へ行った時には「ギャラリーバー・カジマ」へ
寄るようにしています。

なんだか少しだけ大人の仲間入りができたような
素敵なお店ですが、かといって変に敷居が高いワケでもなく
居心地の良い空間

牧史さんからは、毎月のように次回のギャラリーのお知らせ
ハガキをいただいているのですが、そのマメさを吸収しようと
いう欲にまみれた思惑も内包しつつ、たずねてみた。

ハガキには、毎回アーティストの紹介文があって、
その内容を書くコツも盗みに向かったんだけど、
特に文章を構成して、考えて書いているのではなく、
その時々、思い付いた流れに沿って、サラっとかき出しているよ。
とのコト。

センテンスとセンテンスを無理に繋げようとしない、
あのハガキと同じような文体で紡がれる本書

心と人生が取り散らかっている人が
立ち止まって、一息つく時間を持つためにも。

シタール(インドの民族楽器)の弾き方を例に出し
強すぎず、弱すぎず。

心もまったく同じこと。
バランスが取れるように、ゆっくりと放してやるのです。
いっぽうに片寄ることなく、真ん中の道を探すのです。

集中するために、心をかたくしすぎてもいけないし、
心をまったく野放図に手放してもいけないのです。

悩みゴトの原因

あなたたち、生きとし生けるものが
悩み苦しんでいるその原因そのものが、
自我と執着にあることを直視しなさい。

悩みの解決へ向けて

なぜ、あなたは自分の苦しみ、その苦しみの元凶となるもの、
苦しみの停止を、苦しみに終止符を打つ道を
見つけようとしないのでしょうか

真実を探求することの無意味さ、まずは美徳の優位性

真実は、数多くの美徳のひとつにすぎない。

哀れむ心、愛する心、他人に寛容であること、
ともに感じ合うこと、一緒に喜ぶ気持ち、
それらを求めることが大切なのです。

知識と知恵も区別しなければならないが、
知恵の定義とは?

知恵は、ことばではなく、考えでもなく、論理でもない。
それはあなたのなかで体験し、そして発見されるものなのです。

結局のところ、やるか、やらないか。それだけ

何が正しくて、何が正しくないのか?

苦しみを減らすすべてのことは正しく、
苦しみを増すすべてのことは間違っている。

答は、いつもあなたのなかにあります。

「ものや財産の管理人、番人」から脱却し、
解放された自由を得る切っ掛けに。

いま、ブッダはまったく節度ある生活を送っているというのに、
このわたしは所有したものに
時間もエネルギーも奪われ
ものに所有されているのだ。

ジッとしていられない性分なので
まったくといってイイほど、瞑想はしていませんが、
少しでも瞑想タイムをやり繰りしてみようかな、と思わせる一文。

瞑想をするには、まず耳をすまし、
呼吸に、そして姿勢、
すわっている感覚、知覚の動き、
湧き出る思いに注意をはらいます。

すべてが、心のなかを通り過ぎてゆきます。
そして、心そのものも手放すのです。

あなたの内から湧き出る思いと、
この宇宙全体から湧き起こるすべてのものを手放し、
通り過ぎてゆかせるのです。

瞑想とは、ただここに一時間、あそこに一時間
すわっているということではありません。

生き方そのものなのです。
生活のなかで、行(ぎょう)じてゆくものなのです。

日常の生活と、瞑想することにちがいはありません。

過去と未来の因果のなかに生きているときも、
いまここに、精一杯、真実のなかに生きているときも、
瞑想そのものなのです。

瞑想を通じて、自分の正しさと道標を
発見できそうな気がする・・・

2008年5月 8日

大富豪のマネー習慣

president_2008_0519.jpg

セブン&アイ・ホールディングス、会長
(平たく言うとセブンイレブンの偉い人)
鈴木敏文さんは、先進国の中でも消費が飽和してしまい、
未知の領域に突入している日本では・・・

景気が回復したと言われようが、言われまいが、
消費(サービス関連への消費は増えているらしい)は
振るわないとおっしゃる。

さらに、「ガソリン1リットルあたり150円を超えた時、
多くの消費者が車の中で一本150円のミネラルウォーターを飲んでいた。
水道水に戻そう(飲もう)と考えた消費者がどれだけいたか」
と、価値の歪みを指摘

タダ同然の水やお茶が、ペットボトルや缶に詰められて
売られるようになった直後は、見向きもしなかったんだぜ
(当時としては衝撃。そして絶対に売れないな、とも思った)

ビル・ゲイツをブチ抜いて
世界一の金持ちとされるウォーレン・バフェットおじさん。
(余談ですが、チェリーコークを一日に6本飲むらしい・・・)

その堅実な投資方法を
レンタカーを洗車する人なんて、いるでしょうか?」
と問い返し、語る

ちなみに、ゲイツ氏はマクドナルド大好きっ子。
ジャンクフードを食していれば、世界一、二を争う大富豪になれそうだ

同じ雑誌内で、石原慎太郎のコラム(歴史雑文)があるのに、
新銀行東京のP/L(損益計算書)を、
「このようなP/Lには、100年に一度お目にかかれるかどうか」
と、言い放つ柴山政行さん。
当然悪い意味で、皮肉を込めた会計考現学が熱い

年収116万円の人が、500万円分、飲み食いしているのと同じコト。だって。
都民の方々はお気の毒。とか言ってる場合じゃないみたい

エリザベス・コリンズの、「自分の師匠」の探し方や、
師匠が不用になった時の、フォロー手順とか。一読の価値あり。
「あなたのキャリア開発に積極的に関心を
寄せてくれる5~6人のネットワークを築こう」
って。現実的な数値ですネ

2008年3月24日

贅沢のすすめ

zeitaku_no_susume.jpg

本屋には魔物が住んでいる
魔物とゆーと大げさだけど、
小魔物か小悪魔のたぐいが生息しているに違いない

大型書店で、店内が広く、
新しい内装だったりすると、尚更。

置いてある全てが、面白そうに見える。
一冊一冊は大したコトなかったりするんだけど、
それに気がつくのは、もう少し後になってから

帯を見落としていた・・・
「極上の人生が手に入る」とか、すげぇ胡散臭ぇ

読み終わってから、何に惹かれたのか
まったくもって理解しかねるが、その中でも
頑張って気になった言葉が2点

成金のライフスタイルに突入した瞬間、自らを戒める時に使いたい。

「金さえあれば、誰にでもできることであって、
それだけに芸のない贅沢である」

消費単位に成り下がらないように気をつけながら、充実した時間を過ごすために。

「偽物を排し本物のみを相手にする。
商業主義の陰謀によって高価な値札をつけられた商品やサービスには
目もくれないで、自分にとって真に大切なものにのみ関心を抱いていく。

判断基準は世間の評判や豪華さ、それに価格などではなく、
人間にとって本質的に必要なものであるかどうかである。

そのような基本的な価値に対して、
ちょっとした味わいや高尚な遊びの要素
付加価値として加えるのが、人生の達人の才覚である。」

2008年3月12日

吉本隆明 カール・マルクス

karl_marx_yoshimoto.jpg

これまでのカール・マルクス本が
肌に合わないからと、吉本隆明自身が解説したモノ。

カール・マルクス入門書ではないので、
非常に読み難かった。

自分で喋っているコトが、自分でも理解できていない
哲学の先生が授業をしているような文章

抽象的過ぎる表現に追いつけなかったウェブ担当が悪いのか。
文章表現の迷宮に入り込んでしまった作者が悪いのか。

自ら資本を創り出せなかったマルクスに
経済学うんたらって言われたくねーわな・・・
(カール・マルクスについては不勉強でありますが、書きたかった)

「人間は社会的にと政治的にと二重に生活する。
社会的な生活では具体的に
私的に、他人を食ったり食われたり ~中略~
政治的な生活では、あたかも公的な
共同的な一員であるかのように生活する」

このコトは、後世のマーケティングやリサーチ結果でも明らかになりましたが、
個を探ると奥が深すぎるが、集団という単位で計測すると、あまり深さは無く
予測も容易であることを内包している。

「つまらぬ本を書いて、同類
箸にも棒にもかからぬ連中に褒めそやされても、
自惚れるべきではない。
批判に価しないから批判しないだけだ、
ということも、この世にはありうるのである。」

仕事にしても性格にしても、自分の不足分は、自分がよく知っているハズ。
まわりの言葉を鵜呑みにしないように心がけたい。

2008年3月10日

才能がある人の生活習慣

theory_sainou_ga_aruhito_seikatu.jpg

フランス料理のシェフ、岸田周三さんと
東京事変でお馴染みのベーシスト&プロデューサー
「師匠」こと、亀田誠治
ラグビーチームの清宮克幸監督
この方々のインタビューがあったので即買い

他にも

  • 流されないために、時間割を作る」
  • 効率の良さは、疑う
  • テレビ見ない、本読まない、他人から聞く」
  • 「その場で決断、後ろは見ない
  • 水曜日に線を引いて、考える」
  • 大型書店家電量販店をハシゴする」

など、魅力的なキーワードが満載

『生物と無生物のあいだ』でベストセラーになった生物学者、福岡伸一さんは、
最後に残るのはプロセスだと言い切る

現代人が食するものや、仕事の結果について
短期間に結果を出すことの弊害について疑問を投げかける
10年、20年、自分が死んだ後の100年、1億年の単位で考えると
個々の効率なんて、まったく意味がなくなってくると。

コンビニフードを例に出す。自分が絶対に入れないモノが入っているから
長持ちするわけで。棚の奥から一番新しいものを選ぼうが、そのぶん毒も新鮮

ボストン・コンサルティング・グループの日本代表の言葉
同社での採用基準は、2つ。
「一定程度賢いか?」、と
「その人と2週間、旅行をする気になるか?」

同じタイプでも飽きてしまうし、まったく合わないとチームが組めない。
最後に採用されるのは、人間力が高い人。
就職を狙う学生や、面接官に再度、振り返ってもらいたい事項ですね。

小山昇さんが言ったコトを再定義すると
「会社や店は、
そこの社長や代表の器でしか、成長しない
とゆーこと。

ゴージャスな空間デザインが得意の森田恭通さん(大地真央のダンナ)が
ある人に言われた言葉。「男は、フェラーリ磨くより、爪を磨け」

ここでの爪とは、ネイルサロンへでもいって、爪を磨いて美しくしろってこと。
最後に勝負できるのは、己の肉体です。

爪=自身のスキル って、捉えてもオッケーだと思います。使い勝手の良いお言葉。

2008年3月 6日

デキる女とダメな男の脳習慣

dekiru_onna_to_damena_otoko.jpg

本屋で新書をみかけると
3割増で面白そうに見えますね

何がダメかって、まず本書がダメ
憶測を断定してしまうモノの言い方

さらに、著者自身が未体験の出来事を
いきなり否定してしまうあたりも具合が悪い

名誉教授だかなんだか知らないケド、
ほとんどの参考データが他人のものってどうなのよ

デキる、デキない、ダメ、ダメじゃない以前に
もう少しまともな書き方をしてもらいたかった。
686円と、貴重な読書時間を浪費した感満載

文章の大部分を、我流の速読法で読み飛ばしてしまったよ