2008年7月 8日

戦略的グズ克服術

senryakuteki_guzu_kokufukujyutu.jpg

完璧主義と
自己批判
グズには報酬がある

不安に対処するためグズになる?

集中して仕事、集中して遊ぶためのグズハックで、
今、はじめられることに集中できる能力を得て、
目に見えない判定にビクビクしながら暮らす生活、
グズの狡猾なサイクルから脱出!

下のような症状がある方は、反心理学を用いた本書で処方の必要アリ。

仕事に圧倒されてプレッシャーを感じることにはじまり、
グズグズして逃げ回ることで終わる、
このようなサイクルに囚われている限り、逃げ道はない。

余暇の時間を心おきなく楽しむことで、創造的な欲求を満たしたり、
気分転換をはかったりすることもできなくなる。

遊んでいても、仕事から逃げ回っているような気になり、
心から楽しめない。そのうち仕事をする意欲を失い、
ますますグズグズするようになり、それが習慣化する。

グズ警告のサイン この項目にあてはまるか?

  1. 人生を果たすことのできない義務の連続のように感じる
    • つねにこなしきれないほど長い「やるべきことリスト」をもっている
    • 自分自身に「・・・ねばならない」という言い方で語りかける
    • 選択の余地がなく無力に感じる
    • 動揺や圧力を感じ、グズの習慣に囚われることを絶えず恐れている
    • 不眠に苦しみ、夜(週末、休暇、実際に休暇を取るなら)に思いっきり
      羽を伸ばすことができない
  2. 時間感覚が希薄である
    • 作業をいつはじめるかに関し、「来週あたり」とか「秋に」といった
      漠然とした言い方をする
    • 自分がどのように時間を過ごしたか覚えていない
    • 仕事の予定を立てても、それに深く関わっているという
      明瞭な感覚がもてない
    • 細かな計画、暫定的な目標、期限などを書き込んでいない
      空疎な予定表をもっている
    • 会議や夕食にかならず送れる
    • 渋滞時に車で街を通り抜けるのにかかる時間を考慮できない
  3. 自分の目標や価値観があいまいである
    • 一人の人間や一つの計画に没頭するのが困難である
    • 自分が何をすべきかはっきり分かっているが、
      自分が本当に求めていることは分からない
    • つねに楽な方へと流されていく癖がある
    • 自分にとって何がもっとも大切で、何がそうでないかを
      識別する能力がない
  4. いつも欲求不満で、落ち込んでいる
    • 達成したことのない、あるいは試みたことさえない人生の目標をもっている
    • つねにグズ人間であることを恐れている
    • 自分で達成したことに決して満足しないことを知っている
    • 楽しみを奪われている感じがする
      いつも働いているか、働かないことにうしろめたさを感じている
    • 「なぜあんなことをしたのだろう?」とか
      「わたしのどこが悪いの?」と絶えず悩んでいる
  5. 優柔不断で、間違えるのが怖い
    • 完璧を期そうとするあまり、プロジェクトの完成を遅らせてしまう
    • 決定に責任を負うのが怖い。何かが悪い方向へいった場合、
      責められるのが怖いから
    • 仕事に完璧を求める
    • 絶対にあやまちをおかさず、批判されないことを自分に期待する
    • 「もし・・・したら」と考え、延々と思い悩む
  6. 自信のなさや自己主張の弱さが生産的になるのを妨げている
    • 自分の失敗を外部の出来事のせいにする。
      自分の欠点を認めるのが怖いから
    • 自分の価値は、何ができるかによって決まると考えている
    • 自分の人生をうまく制御できていないと感じている
    • 判定されることや、欠点を見抜かれることが怖い

グズじゃない人には、理解できない苦しみ。

仕事が遅れることを絶えず不安に思い、
仕上げた仕事が完璧でないことに罪悪感を覚える

グズグズする理由を知りたくはありませんか?
原因を突きとめないと、どんなアドバイスやツールも意味がない。

優柔不断になりやすい人は、完璧を期すあまり、
批判や失敗を極度に恐れる傾向があり、
そうした恐れから逃れるため、グズという戦法に頼るのである。

人間の精神を肯定的にとらえ、
好奇心を刺激する切っ掛けを作らない場合、自分の人生は・・・

ブレーキをかけながらドライブをしている
ように感じるに違いない。

不安=批判、失敗、機会損失、過度な期待

あなたはもう忘れてしまったかもしれないが、
幼い頃の躾、社会に出てからの大失敗が足かせとなる。

ナウ・ハビットのプログラムリスト

  1. 安心できる状況を作る
  2. 肯定的な内的対話を通して、否定的な姿勢をプログラムし直す
  3. 症状を治癒の引き金として活用する
  4. うしろめたさのない遊び
  5. 三次元思考と逆向き予定表
  6. 心配を逆手に取る
  7. すきま時間予定表
  8. 現実的な目標設定
  9. フロー状態で働く
  10. 失敗の制御

グズの定義

神経症的な自己防衛の形態

やるべきことがすべて順調で、実際に完璧だったと思い、
周囲からも歓迎されていたのはいつまでか?
子育ての残忍性と暴力性、この「有害な教育」を受けていないか?

子どもの中に自尊心を育もうとせず、
物事を否定的に捉える態度を身につけさせる教育

「グズによって自分を守ること」のプロセスを分解する

  • 完璧主義的な要求
  • →失敗への恐れ
  • →グズ
  • →自己批判
  • →不安と憂鬱
  • →自信の喪失
  • →より大きな失敗への恐れ
  • →より強いグズへの欲求

グズの矛先は、上司であるあなたへも向けられる

権威をもった者からのプレッシャーに対抗する間接的手段

意外にもこんなところへも影響が

成功への恐れに対する抵抗手段

成功はしたいが、失敗はしたくない。

心理学者、パトリシア・W・リンビルの研究結果

自己感覚が複雑で多様性に富んでいればいるほど、
一つのことでのストレスで落ち込む可能性が低くなることを発見した。

なぜなら、「他の領域が緩衝装置として働く」からだ。

グズとストレス

ストレスの多い世界で最大の実績を上げるには、
自分は価値があるのだという疑う余地のない感覚を
身につけなければならない。

どのようにして
グズになるのか?

人生で起こっている大半は優先順位の高い仕事と
直接かかわりのない物事である

ほとんどの場合、人はただ単に仕事をやることと、
自分の価値を試すこととを混同する

自分を説得する

建設的な何かに効率良く向きを変えさせ、
自分の中の犠牲者や反抗者の言葉は無視する。

人を意欲的な行動に駆り立てるのは、鍛錬でも、
意志力でも、他人からのプレッシャーでもない。

複数の選択肢から行動を選択する自由、
ある種の使命感、自分の決定の結果にいさぎよく責任を負う
姿勢などが意志を強化し、精神を鼓舞するのだ。

生産的人間 vs グズ人間

「選択」を重視するところにある。
「わたしが選ぶ」「わたしが決める」「わたしが・・・したい」
というメッセージはエネルギーを一つの目標に向かわせ、
その結果に明確な責任をもたせる。

過去を手放すことを学ぶ

「それはもう過去のことだ。
残念だが、今はもうどうすることもできない。
自分に今できるのは何だろう?」

著者、ネイル・A・フィオーレが空挺師団に所属していた時、
命がけで得た教訓

抵抗するのをやめ、本気になる

出来事との関係性

物事を楽しめるかどうかは、
しっかりと関われるかどうかにかかっている

大規模な案件を抱えている方への注意点

事業が大型で、圧倒的なものであればあるほど、
あなたがグズになる確率は高くなる。

不安が、自然に湧いてくるはずのモチベーションや
好奇心に取って代わるからだ。

巨大事業に押しつぶされそうになったら

「わたしは小さな一歩を踏み出すことができる。
小さな一歩とは、一枚のラフなプラン
一枚の不完全なスケッチ
些細な挨拶などである。
それが現在、する必要があることのすべてだ」

家を建てるとき、一度に建てることなどできない。
まず、コンクリートで基礎を築かなければならない。
それから柱を立て、一本一本釘を打って、壁を作る必要がある。
そうやって、小さな一歩を積み重ねていくしかないのだ。

心おきなく遊び、
仕事の質を高める

グズのもっとも破壊的な効果は、
人生を先延ばしにすること。
一つの仕事をやり遂げても、その報酬を味わうことや、
遊びを思う存分楽しむことを後回しにするのだ。

グズの習慣は重要な仕事の妨げになるだけではなく、
過食やテレビの見過ぎといった癖につながりやすい。

グズの人はまた、一つの趣味に集中することができず、
趣味をコロコロ変える傾向がある。

そんなことを繰り返しているうちに自分自身に嫌気がさし、
自分を敬う気持ちが失せてしまうのだ。

仕事の虫と、グズ人間の共通点

  • いつも仕事が中途半端だという感覚を抱いている。
    四六時中、仕事をしているにもかかわらず、
    休むに値しないと自分のことをみなしている
  • 自分の人生を「保留状態」と考え、いつの日か、
    成功して人生を楽しめるようになるだろうという
    かすかな希望にしがみついている
  • 人間を怠け者とみなし、プレッシャーやモチベーションを
    生み出すための鍛錬が必要だと考える。
    両者とも否定的な語りかけや脅しを用いるが、
    仕事中毒の人は絶えず忙しくすることでそのプレッシャーに応え、
    グズの人は不安に圧倒され、身動きできなくなる
  • 仕事に対して否定的な態度を取りつづける。
    仕事を際限のないものとみなし、犠牲がつきものだと考える。
    仕事の虫は、仕事の時間を確保するためにしばしば人とのつき合いを避ける。
    グズの人は犠牲を大げさに考え、二度と遊べなくなるのではないかという
    恐れから、中途半端な遊びに逃げ込む

渋々、背中を押し続けるのか?

自分の仕事が「本当は仕事じゃない」という人は、
仕事に行くのに、自分で自分の背中を押す必要がない人だ。

子ども時代を振り返る

学習するときのわくわくした気持ちは、
いかに周囲の期待に合わせるかを教えられる段階で、
失われてしまう。

障害の克服

悪いところや足りないところを責めてばかりいる
親に育てられたグズの場合

脅して育てられた人のもっともありふれた解決法は、
自分自身を脅して、自分を批判する人たちに同化
することによって、承認を得ようとすることだ。

科学の教師、ローラがフル・マラソンから学んだコト

走るのがつらい。ただ立っているのさえつらい。
歩くと痛いし、横たわっても痛いだろう。
何をしても痛いのだ。
だから、走って、できるだけ早く、走り終えた方がいい

ウェブ担当も準備好きです。

仕事に必要な情報をすべて集めたことに気を良くするが、
自分のアイデアを実行に移す前に、もっと準備をする必要が
あると感じる。 より確かな自信をもちたいからだ。

   (~中略~)

こうした傾向を乗り越えるには、
社長に忠告を求めたり、本に解決を求めたりする傾向を
すべてグズとみなす必要がある。

あなたがその仕事でどれだけのことをしたかは、
忠告を集めたり、準備したりすることではなく、
仕事の完成にあなた自身がどれだけ貢献したかによって
決まるのだ。

自己批判的な完璧主義者は、自分が目的に向かって達成してきたことを
自分の手柄としてなかなか認めようとしない。

もう少し時間が欲しいか

営業部はあなたの作った製品を売り出す準備ができている。
しかし、あなたはミスをチェックして磨きをかける時間が
もっと必要だと訴える。

あなたは社長やクライアントの要望に応えるすばらしい仕事をするが、
それが完璧でミスのないものであることを確かめるまでは、
完成品とはみなさない。

他人があなたの製品を見てもう十分だといくら言い張っても、
あなたはそれを自分の手から離さない。

あなたは自分の仕事が完璧でないことが分かっていても、
それを終わらせる不安とリスクに耐えることを学ばなければならない。

スキマ時間の活用

作者が追い求めた実用的なシステム
いつまでもデブと思うなよ』で提唱されている
レコーディング・ダイエットのような仕組み
特徴は、遊びや余暇、趣味の時間から確保しはじめるコト

30分間集中して仕事をした時間を残らず記録しはじめた。
   (~中略~)
集中して仕事をした時間を記録するだけではなく、
休憩時間に期待できる報酬を、すきま時間予定表の中に
前もってリストアップしはじめるようになった。
   (~中略~)
30分という仕事の時間は短いのであまり負担にならない。
それゆえ、気軽に仕事に入っていけるのだ。
   (~中略~)
普通、グズを克服するための典型的なプログラムは仕事の予定を
組むことからはじめる。しかし、そのような予定の立て方をすると、
人生に楽しみや自由が欠けているという気持ちになりやすい。

抵抗感を生産エネルギーに変換する

グズの主要な原因の一つは、厳密なスケジュールや
権威に対する自然な抵抗感である。

はじめるという姿勢

たったの30分間、仕事を終わらせるというのではなく、
はじめることを目指す

続けた結果、こんなことを思うかもしれない

「自由時間ができた。しめた、働けるぞ!」

フロー状態で働く

映画評論家という仕事をわたしはうらやましいと思わない。
物語に浸りながら、片方でシナリオ、演技、音楽、カメラアングルなどを
絶えず批判的に見ていなければならないからだ。

失敗することや評判を失うことを恐れるグズの精神状態は、
創造性をせき止め、脳の新皮質がもつより高度な機能に
アクセスするのを妨げる。
そのため人は創造的な喜びを奪われ、欲求不満におちいるのだ。

挫折

自分を失敗者とみなす人々は、一度失敗すると、
そこで立ち往生してしまう。
「失敗者」は計画に取り組む前に、すべてが何の問題もなく
完璧にいく保証を欲しがる

一方、成功者は妥当なリスクを喜んで負う。
まずくなる要素があれば、まずくなるだろう」
というマーフィーの法則以外、何の保証もないのを知っているのだ。

あなたは自分の身に起こることには責任がないかもしれないが、
それを修正するために何をするかには責任を負っている

大学教授、スザンヌ・コバサが突きとめた
「たくましさ」の根本

  • コミットメント(物事に没頭する能力)
  • コントロール(出来事を制御する能力)
  • 旺盛なチャレンジ精神

とりあえず書き出してみることも重要だが

人を成功した生産的人間にする秘密の一つは、
達成できない目標や近々着手できない仕事を手放す能力だ。

現実的な目標とは、それに向かって積極的に歩み、
今、はじめるために必要な時間とエネルギーを惜しみなく
注ぐことができるものである。

もし目標に向かって踏み出す時間ややる気を見出せなかったら、
それは手放した方がいい。

そうでないと、何か重要なことをし忘れているという感覚となって
あなたにいつまでもつきまとうだろう。

わたしたちが目標を設定することにためらいを覚えるのは、
目標を決めると、耐えがたい挫折や要求に遭遇する危険があることを
知っているからだ。

目標を設定すると、ある期間、一定の方向に向かって歩むことを求められ、
自分の限界や弱さが露呈される可能性がある。

人生に、まったく努力のいらない道などない

仕事をするにも、仕事から逃れようとするにもコストがかかる
ことを心に銘記し、目標の達成にいそしむ準備をしてもらいたい。

選択は、働くか、働かないかではなく、
どんな働き方をするかである。

周りにいるグズ

かれらのために何かを決めようとしたり、
かれらの倫理性を批判したりしてはならない

オークランド・レイダーズの元コーチ、
ジョン・マデンの言葉

ある選手たちは、口で言えばすぐに分かってくれる。
そうかと言えば、図を描いて説明してやらないと、
自分のすべきことのイメージがつかめない選手もいる。

それだけじゃない。目で見たり、耳で聞いたりするだけではなく、
実際に身体を使ってプレイしてみるまで、分からない選手もいるんだ。

グズを持った上司は、どこからはじめればイイかを
ハッキリさせてあげるとともに

有能なコーチは兵士や社員のモチベーションや恐れ、
自分なりの逃げ方を理解しているのだ。
だから、かれらとコミュニケーションするときには、
かれらの恐れや欲求に気を配り、グズの習慣に逃げ込まないような
対策を講じる。

経営者の焦点は、命令したり、責めたりすることにあるのではなく、
いかにすれば目標を達成できるかを教えることにあることなどを
再確認させた方がいいのだ。

懇願と脅しの間で

口やかましくいう立場に置かれるのは、
口やかましく言われるのと同じぐらいつらいことである。
口やかましく言っても両者に恨みが溜まるだけにすぎない。

ある夫婦に与えた試練

かれらにあたえた最初の課題は、実際より簡単に思えることだった。
口やかましく言ったり、アドバイスをしたり、相手がする必要のあることを
思い出させたりするのを慎むよう言ったのだ。

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。